虎(黄にゃんこ)と馬と猫

競馬とタイガースと時たまねこのお話

紙で聞く音

2005-12-05 10:39:38 | Weblog
昨日の夜はNHKホールでのN響のハイライトとやらを見ていた。
小澤征爾が指揮をしていたからだ。
これは今年の夏に新潮文庫で「ぼくの音楽武者修行」を読んだ影響。

昨日から今日にかけては「昴」(曽田正人)を読んでいた。
天才・バレエダンサーの話。クライマックス(?)のボレロのシーンでは、紙の上から音が迫ってくる。
ちなみに、この作品は本当に完結したかどうか分かりにくい。作者自身が天才肌で自分の興味に正直で困る。

ちょっと前にハマって継続中なのが「ピアノの森」(一色まこと)。
コンクールのシーン、路上パフォーマンスのシーン……確かに音が聞こえてくる。


「ピアノの森」では携帯メロディーサイトでアレンジ・クラシックを落としまくった。
今回の「昴」ではボレロのCD探しに行こうかな~とか考えている。
現実に波及する。


音楽に限らず、車の音が聞こえるシーン、野球場にいる気分になるシーン。
紙の上で再現される素晴らしい瞬間。やっぱり、いい漫画は好きだ。