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日刊ドットコムマスター★

ドットコムマスターに合格するためのブログです。

第20回 第1部 第13問

2013-08-15 10:42:28 | 第1章

下図のようなネットワークでPCから①Webサーバ1、②Webサーバ2にアクセスしたい。
このとき、通信が可能であればPC側で指定する宛先IPアドレスa.~e.を、通信が不可能であればf.を下の選択肢から選びなさい。
なお、各機器のサービスは正常に動作しているものとする。

20113

a.192.168.1.1
b.192.168.1.2
c.192.168.1.3
d.61.120.153.88
e.60.32.5.176
f.通信不可

コムたろう「この設問はよく見かけるパターンだね。」


ドット先生「そうかな?よく見てみると順序がいつものクライアント → ルーター → インターネット → サーバーではなく、サーバー側にルーターがあるので注意する必要があるね。」

コムたろう「ホントだ!ルーターがサーバーとセットになってる。」


ドット先生「図のPCから①Webサーバ1と②Webサーバ2にアクセスするにはアドレスをどれに指定すればいいかな?」

コムたろう「まずは①にアクセスしたいんだけども・・・ インターネットを経由してルータを通り、①へアクセスする順だね。」

ドット先生「普通だったらサーバーのIPアドレスを指定する所だけど今回の①のIPアドレスは192.168~で始まっているよね。」
「このIPアドレスはなんていうんだったかな?」


コムたろう「この手の問題ではよくクライアントPCに付けられているアドレスだよね。プライベートIPアドレスってやつ?」

ドット先生「そのとおり。IPv4が主流の時代に、すべての端末がインターネットからアクセスできる必要はないという概念のもと、LAN内のコンピュータには一定の範囲のIPアドレスをプライベートIPアドレスとして割り当て、WAN(インターネット)と直接接続する機器にのみグローバルIPアドレスを割り当てる形が確立されたんだよ。」

コムたろう「そうなのか。わかってきたぞ!」


ドット先生「指定するべきは、インターネット側から見えるグローバルIPアドレスだね。と、いうことは?」


コムたろう「61.120.153.88 じゃ~!」


ドット先生「落ち着けぇ~。」


コムたろう「すみません・・・。」
「あ~、そっか。PCからルーターまでは良いとして、その先は①に行くのか②に行くのかどうやって決めれば良いんだろう?」


ドット先生「図の中のブロードバンドルーターの設定に書いてある、ポートフォワーディングってのが今回のポイントだよ。」

コムたろう「またなんだか難しそうな言葉が出てきたぞ???」


ドット先生「これはルーターの何番ポートに入ってきたパケットはLAN内のどのアドレスの何番のポートに転送するっていう設定をするものなんだ。」

コムたろう「設定を見てみると、パケットが80番ポートに入ってきたら・・・192.168.1.2ってことは①のWebサーバ1だね。Webサーバ1の80番ポートへ転送されるのかー。」

ドット先生「そのとおり。今回はどちらもWebサーバになっていてるから、アクセスするとしたらどちらにしても80番ポートを通過するのはわかるかい?」

コムたろう「先生。それは何度もやったから覚えたぜ!」


ドット先生「よし、いいぞ。だったら②Webサーバ2へのアクセスができるかな?」


コムたろう「80番ポートに入ってきたら①の方へ転送されちゃうから、このままじゃブロードバンドルータの設定を変更しないと無理だよ。」

ドット先生「そういうことになるね。」
「②Webサーバ2への通信は外からは繋がらないって事だ。」




【第20回 第1部 第13問 解答&解説】
[解答]①-d. ②-f.
[解説]
ルータのWAN側に設定されているグローバルIPアドレス(61.120.153.88)の80番ポートにアクセスした場合、ポートフォワーディングにより、192.168.1.2(Webサーバ1)の80番ポートへ転送される(d.)。
80番ポートでアクセスしてきたものはすべて、192.168.1.2へ転送されてしまうため、Webサーバ2へのアクセスは不可となる(f.)。


第21回 第2部 第9問

2013-08-14 10:33:43 | 第2章

FTTHの接続方式に関する記述として、誤っているものを1つ選びなさい。

a. シングルスター方式は、収容局から加入者宅まで光ファイバを分岐せずに専用で設置する方式である。
b. OLTは収容局側に設置され、加入者からのデータを判別する装置である。
c. 光スプリッタは、光信号と電気信号を変換するために、収容局と加入者の間に設置される装置である。
d. ONUは加入者側に設置される、光回線の終端装置である。

コムたろう「うわ~、分からない用語がたくさん出てきたぁ・・・。」


ドット先生「そうだね。まずは問題文のFTTHってのはわかるかな?」


コムたろう「うん!それはわかる。家庭用に引き込む光回線のことだよね?」


ドット先生「そうだよ。それじゃまずは以下の図をまず見てもらおうか。」


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ドット先生「FTTHの接続方式には、1つの光ファイバを1ユーザが占有できるシングルスター方式と、1本の光ファイバを複数のユーザが共有するダブルスター方式があるんだ。」
「さらに、ダブルスター方式は、アクティブとパッシブの2つがあるよ。」
「まずはシングルスターから説明するね。」


コムたろう「お願いしま~す。」


ドット先生「シングルスター方式は1つの光ファイバを1ユーザが占有できる。」
「つまり契約者以外が同じ光ファイバを使うことが無いのでセキュリティ面も安全だし、混雑して回線速度が落ちる事も無いんだ。」


コムたろう「専用回線なんだね!」


ドット先生「そうだよ。ただコストが高いと言うデメリットがあるんだ。」
「その点、アクティブダブルスター方式とパッシブダブルスター方式は、図にあるように1本の光ファイバを伝送路の途中まで複数の加入者で共用した後に分配するため、回線のコストを抑えることができるんだ。」

コムたろう「なるほど!お財布に優しいね!」
「ところで、アクティブダブルスター方式とパッシブダブルスター方式との違いってなんなの?」


ドット先生「図を見てほしいんだけど、加入者宅前での分岐点でアクティブダブルスター方式はRTで分岐、パッシブダブルスター方式は光スプリッタで分岐しているのは分かるかな?」

コムたろう「あ!本当だ!この二つはどう違うの?」


ドット先生「RTってのはリモートターミナルの略で、こいつは電源が必要で、信号の増幅なんかもしちゃう。」
「より長距離の伝送が可能だったり分岐数が増やせる装置なんだ。」


コムたろう「電源を使ってひと手間かけてるのがアクティブってこと?」


ドット先生「そうだね、アクティブは日本語でいうと能動的。より積極的に仕事をする装置の事なんだ。オーディオとか電子楽器の世界も同じ感じだから、興味があったら調べてみてね。」

コムたろう「じゃあ、光スプリッタはパッシブなの?」


ドット先生「なかなか勘が鋭いね。光スプリッタは受け取った信号を分岐するだけで、電源も要らない。その分故障のリスクが少なくメンテが楽なんだ。」

コムたろう「そういうのがパッシブなんだねー。」


ドット先生「パッシブを日本語でいうと受動的。自分からはアクションを起こさない受け身なヤツなのさ。」
「ちなみにダブルスター方式ではどちらもONUで光の信号を電気信号に変換して、集合住宅なんかの場合だと更にそこからVDSL宅内装置まで既存の電話線で引っ張っていくパターンがあるよ。」


コムたろう「へーなるほどー。」
「あと図にあるMCとかOLTってなに?」

ドット先生「MCはメディアコンバータといって先ほど出てきたONUやVDSLのようなもので局および加入者側で光信号と電気信号を変換する装置だよ。」
「OLTは1つの光ファイバに複数の加入者が接続しているので、局側はどの加入者からのデータかを仕分けなければいけなくて、その際にこの装置を利用するんだ。」


コムたろう「なるほどね~、よくわかったよ!答えは『c』のスプリッタは光信号の変換装置ではないからこれが正解だね~。」

ドット先生「はい!よくできました~。」




【 第21回 第2部 第9問 解答&解説 】
[解答]c.
[解説]
a. 正しい。シングルスター方式は、収容局から加入者宅に専用の光ファイバを設置する方式である。
b. 正しい。光ファイバを共用で利用するダブルスター方式では、複数の加入者からのデータを判別するためにOLTを収容局側に設置する。
c. 誤り。光スプリッタは複数の加入者の光信号を分配する装置であり、光信号と電気信号を変換するものではない。
d. 正しい。光ファイバを共用で利用するダブルスター方式では、加入者側に届いたデータを仕分けて電気化するONUを設置する。


第22回 第2部 第9問

2013-08-13 10:29:45 | 第2章

光ファイバケーブルに関する記述として、誤っているものを2つ選びなさい。

a. コア部分とクラッド、および保護層から構成される3層構造である。
b. 光信号の損失は、ケーブル長によって変わることはない。
c. プラスチック系の光ファイバケーブルは、ガラス系のものに比べ曲げや荷重に弱く破損しやすい。
d. 光ファイバケーブルでは、光はコア部分を通過する。
e. ガラス系の光ファイバケーブルは、一般的に大容量、長距離通信に多く用いられている。

コムたろう「最近は猫も杓子も光ファイバーだけど、メタルのケーブルよりもそんなに優れているのかなー?」


ドット先生「取り扱いはメタルケーブルの方が楽だけど、通信容量が圧倒的に光ファイバーの方が上だからね。」


コムたろう「どのくらい違うの?」


ドット先生「単純な比較はできないけど、約1000倍といわれているよ。」


コムたろう「そんなに!?他にも特長はあったりする?」


ドット先生「メタル線に比べるとはるかに損失が少ないという点と、外部からの電波等による干渉がないことだね。」
「だから、大容量のデータを送るのに便利なんだ。」


コムたろう「それでも損失がないわけじゃないんだね、じゃあ『b』はまちがいかな。」


ドット先生「そうだね、他には熱による膨張や収縮も小さいから熱が原因で断線する事も少ないし、軽くてかさばらない事も工事をするうえで重要なポイントなんだよ。」

コムたろう「良い事づくめだけど、何か弱点とか問題はないの?」


ドット先生「細いガラス又はプラスチックでできているから折れやすいし、繋ぐときは専門の工具がいるから一般の人では工事ができないってのがあるね。」

コムたろう「そうか、一般家庭だとONUを移動するだけでも一苦労だもんね!」


ドット先生「ガラスでできたファイバーの方が透明度が高いので高速大容量に向いているんだけど、屈曲や荷重には弱いんだ。」
「一方、プラスチックの方はガラスに比べ曲げに強いんだけど、ガラスほど長距離には向いていない。なので使いどころによって分けられているよ。」


コムたろう「じゃあ、『c』は逆だ!」


ドット先生「そう、回答はb、cだね」






【 第22回 第2部 第9問 解答&解説 】
[解答]b,c.
[解説] 
a.光ファイバは、コア部、クラッドおよび保護層の3層で構成されています。
b.光信号は、銅線と比べて長い距離でも損失が発生しにくいという特徴があります。ただし、まったく損失がないわけではありません。
c.プラスチック系の光ファイバは、ガラス系の光ファイバと比較して、曲げや荷重に強いという特徴があります。
d.光ファイバのコア部を光信号が通過します。
e.光ファイバの素材は、ガラスやプラスチックです。ガラス系の光ファイバは、プラスチック系に比べ、大容量通信・長距離通信に向いています。


第24回 第2部 第34問

2013-08-12 12:33:51 | インポート

Windows Liveメールのメールアカウントのプロパティを下図のように設定している。
2012年12月10日にメールクライアントでメールを受信した後、12月10日のメール以外でメールサーバに残っているメールを下の選択肢から2つ選びなさい。


24234_2





































a. 2012年12月1日に送信され、同日、メールクライアントで受信したメール

b. 2012年12月2日に送信され、同日、メールクライアントで受信したメール

c. 2012年12月6日に送信され、同日、メールクライアントで受信したメール

d. 2012年12月8日に送信され、同日、メールクライアントで受信したメール

e. 2012年12月9日に送信され、同日、メールクライアントで受信し、ごみ箱に入れてから削除したメール




コムたろう「うわ~、設定って苦手~。」



ドット先生「まぁ、数こなして慣れてしまえば、どこを見れば良いのかポイントも分かってくるから、そんなに難しくもないんだけどね。」



コムたろう「う~ん、どこを見れば良いの?」



ドット先生「ここでポイントになるのは、メールを受信したら普通はサーバーから削除されちゃうって事ね。」
「残したい場合は設定をしておく必要があるんだ。」



コムたろう「それが、今回の設定?」



ドット先生「そうだよ。図の下の方に『配信』って項目があるね。」
「サーバーにメッセージのコピーを置くってのが、受信したメールをサーバーから削除しないで残しておくって意味なんだ。」



コムたろう「そこにチェックが入っているってことは、受信してもまだメールがサーバーに残ってるってことになるんだね。」



ドット先生「そうだね。そして、更にその下。5日後には削除する事になってるね。あとゴミ箱を空にしたらやっぱり削除する設定になってるね。」



コムたろう「どういうこと???」



ドット先生「つまり、受信したメールをサーバーから削除しないで残すんだけども、受信後5日経過したらやっぱり削除するし、5日経過していなくてもゴミ箱に入れて空にしちゃえばすぐに削除されるんだ。」



コムたろう「ほほぉ~、そんな複雑な設定ができるんだねぇ。」



ドット先生「さて、この条件で12/10に残ってるのは選択肢でいうとどれかな?」



コムたろう「選択肢『a』の12/1に受信したメールは+5日で12/6には削除されるのかな。」



ドット先生「そうだね。という事は12/10にはもうとっくに消えちゃってるってことだね。」



コムたろう「おなじく12/2に受信したメールも12/7には削除されるから12/10には残ってないね。」



ドット先生「それぞれの日付を順番に見ていっても良いけど、逆に12/10から-5日しても良いよ。」



コムたろう「12/10の5日前は12/5だね。」
「あ、そっか。12/5までに受信したメールは12/10にはもう残ってないんだ。」
「という事は、12/6・12/8・12/9は残るね。」



ドット先生「おっと、答えを2つ選ぶ設問なのに3つ残ったぞ。」
「最後の選択肢『e』をよく見て。」



コムたろう「あ~、ゴミ箱に入れてから削除したって書いてあったね!」
「これは日付的には新しくてもゴミ箱に入れて空にしちゃったから削除されちゃうんだった。」



ドット先生「その通り。だから『e』は12/10には残ってないね。」



コムたろう「12/10に残ってるのは」『c』と『d』だね!



ドット先生「はい、正解~。」


第24回 第2部 第34問 解答&解説 】[解答]c,d.
[解説]
a.誤り。 削除される日は12月6日となり、サーバに残っていない。
b.誤り。 削除される日は12月7日となり、サーバに残っていない。
c.正しい。 削除される日は12月11日となり、サーバに残っている。
d.正しい。 削除される日は12月13日となり、サーバに残っている。
e.誤り。 12月9日にゴミ箱に入れてから削除した時点でサーバから削除されている。


第24回 第2部 第22問

2013-08-09 18:36:24 | 第3章

Webブラウザのポップアップブロック機能を利用することで、どのようなことが期待できるか。以下の選択肢から2つ選びなさい。

a. ユーザが望んでいない広告が新しいウィンドウで自動的に表示されるのを防ぐ。
b. Webページに仕組まれた不正プログラムを検知し、ユーザが閲覧するのを防ぐ。
c. 別のWebページにリダイレクトされるのを防ぐ。
d. ブラウザクラッシャの被害を防ぐ。







コムたろう「ポップアップブロックってどんな機能なんだろう?」



ドット先生「ポップアップをブロックする機能だよ。」
「ポップアップってのは、新たにウインドウが出てくる事だよ。」
「たとえば広告とか出てくるのを見たことないかな?」



コムたろう「あ~、あるある!」
「ああやってウインドウが出てくるのがポップアップかぁ。」



ドット先生「そうなんだよー。」
「だからポップアップブロックを有効にしておくと、そういったウインドウが出て来ないようにできるんだよ。」



コムたろう「じゃぁ、『a』は正解だね!」
「もう一つは・・・、わかんないや。」



ドット先生「知ってれば簡単なんだけどね。この機会に覚えてしまおうか。」
「実はね、ブラウザクラッシャーてのがポップアップを悪用するんだ。」



コムたろう「へぇ~、そうなんだ。」



ドット先生「ブラウザクラッシャー、略してブラクラの基本動作は、とにかくウインドウを次から次へと開いていくんだ。」



コムたろう「なんのウインドウを開くの?」



ドット先生「なんでもいいんだ。数が大事なんだ。」
「インターネットエクスプローラーなどで、webサイトを閲覧していて、怪しげなリンクをクリックしたら、次々とウインドウが勝手に開いていくんだ。」
「それによって、ブラウザの処理に負荷をかけていくんだ。」



コムたろう「するとどうなるの?」



ドット先生「最終的には、負荷に耐え切れなくなったブラウザがフリーズするんだ。」
「操作を受け付けなくなって、ウインドウの上の部分に『(応答なし)』って出たりね。」
「メモリを大量に消費させることで、ブラウザだけじゃなくOSの動作も不安定になるしね。」



コムたろう「それは困るねぇ・・・。」



ドット先生「で、ポップアップがブロックされていれば、次々とウインドウが開くことがないから、ブラクラの被害を防ぐ事も出来るってわけ。」



コムたろう「あ~、なるほどね!」







【 第24回 第x部 第x問 解答&解説 】
[解答]a,d.
[解説]
a.正しい。 ポップアップブロックを有効にすることでユーザが望んでいない広告が新しいウィンドウで自動的に表示されるのを防ぐ。
b.誤り。 ポップアップブロックを有効にしてもWebページに仕組まれた不正プログラムを検知し、ユーザが閲覧するのを防ぐことはできない。
c.誤り。 ポップアップブロックを有効にしても別のWebページにリダイレクトされるのを防ぐことはできない。
d.正しい。 ポップアップブロックを有効にすることでブラウザクラッシャの被害を防ぐことが可能である。