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日刊ドットコムマスター★

ドットコムマスターに合格するためのブログです。

第21回 第2部 第10問

2013-08-08 09:20:45 | 第2章

光ファイバの特徴として、誤っているものを1つ選びなさい。

a. 中継設備を介さずに、数十㎞を超える長距離の伝送が可能である。
b. 銅線に比べ、電磁波などのノイズの影響を受けやすい。
c. コアの素材にはガラスとプラスチックがある。
d. コアとクラッドの屈折率の違いを利用して、光を外部に漏れないようにしている。



コムたろう「光ファイバの問題だね!たしか通常の電話回線(アナログ回線)は銅線で出来ていて電磁波が出るものには弱いけど、光回線は影響は無かったはずだから選択肢bは違うよね!」


ドット先生「よく勉強しているね!光回線は電磁波の影響は受けにくいんだよ~。」


コムたろう「あと分かるところは『a』かなぁ。ADSLは中継設備の収容局というところを介する必要があるけど光は設備を介さずに数十kmを超える伝送が可能だよね!」

ドット先生「その通りだよ!」
「じゃあ、コアとクラッドは分かるかな?」


コムたろう「それはわからないや・・・。」


ドット先生「ではこの図を見てごらん。」


21210

コムたろう「もしかしてコアの部分って光信号が通る部分?」


ドット先生「そうだよ!その周りにあるクラッドは光をコア内に閉じ込める役割と強度を確保するためのものなんだ」
「コアやクラッドの素材として、ガラスだけでなく、プラスチック製のものも利用されているんだよ」


コムたろう「へ~そうなんだぁ。じゃあ『c』もあってるんだね。」
「・・・むむむ、『d』の屈折率っていうのは何かな??」

ドット先生「屈折率というのはレンズを思い浮かべてもうらと分かりやすいんだけど、、光が物質を通る時に曲がる割合だよ。」

コムたろう「ケーブルの中をまっすぐ進めば良いのに、屈折しちゃうの?」


ドット先生「光の性質に、屈折率が大きい物質から小さい物質に光が入るときに、その境界面ですべて反射する全反射という現象があるんだ。」
「コアの屈折率はクラッドより少し高くて、この現象を利用して光の信号が外にはみ出さないように反射しながら伝わっていくんだ。」


コムたろう「光にはそんな性質があるんだー?考えた人はすごい!」


ドット先生「そうだね!この性質を利用することによって光の信号が外部に漏れずに通信先までデータを届けているんだよ。」

コムたろう「てことはdも合っているから正解はbかぁ。」





【 第21回 第2部 第10問 解答&解説 】
[解答]b.
[解説]
a. 正しい。光ファイバは高速でかつ、長距離の伝送が可能である。
b. 誤り。光ファイバは銅線に比べて電磁波などのノイズの影響を受けにくいという特徴がある。
c. 正しい。コアの素材として、ガラスだけでなく、プラスチック製のものも構内等で利用されている。
d. 正しい。コアとクラットの屈折率の違いを利用して光信号を全反射させながら伝播している。


第24回 第2部 第10問

2013-08-07 09:45:13 | 第2章

下図の構成で、ADSLによるインターネット接続サービスを利用していたが、ADSLモデムのランプが異常を示し、PCからのインターネット接続やIP電話が使用できない状態になった。
下の選択肢のうち、トラブルの原因として最も可能性が高いものを1つ選びなさい。

24210

a. スプリッタのPHONEポートとADSLモデムの電話回線ポート間のモジュラケーブルが断線している。
b. ADSLモデムとPC間のLANケーブルが断線している。
c. ADSLモデムと電話機間のモジュラケーブルが断線している
d. スプリッタが故障している。
e. PCのNICが故障している。

コムたろう「大変だ!インターネットが使えないよ!」
「どうすれば良いの?」

ドット先生「こういう時はあわてずに原因の切り分けをしていって、問題個所を見つけて対処すれば良いんだよ。」

コムたろう「どうやれば切り分けられるの?」


ドット先生「モデムのランプがまず手がかりになるね。」


コムたろう「LANのランプ以外は全部異常になってるね。」


ドット先生「うむ、少なくともモデム-PC間は問題ないのが判るね。」


コムたろう「へぇ~、そうなんだ~。」


ドット先生「LANのランプが正常ならLAN内の通信はできてるって事だね。」


コムたろう「そっか~、だからモデムとPCの間の通信は問題なしなんだね。」


ドット先生「そういう事。」
「ここまでで選択肢を絞ってみると、『b』と『e』は無いね。」

コムたろう「あとはどうやって、切り分けるの?」


ドット先生「他のランプは全部異常かぁ。まぁLINKが異常な場合はモデムがちゃんとインターネットにつながってないっぽいね。」

コムたろう「モデムが故障してるの?」


ドット先生「ん~、まだモデムとは決めつけられないね。」
「あとは症状から推理する事になるんだけど、PCがネットに繋がらないのと、IP電話が使えないんだよね。」

コムたろう「うん、どっちもダメー。」


ドット先生「さて、残った選択肢を見てみると・・・。」
「コムたろうくん『a』の可能性はあると思うかい?」

コムたろう「『a』はIP電話が使えなくなりそうだね。」
「IP電話が使えないってのは症状に合うんだけど。」

ドット先生「まぁね~。でも『a』だけじゃ、PCの方がインターネットにつながらない原因が足りないね。」


コムたろう「あーそっか!じゃあ、『a』は半分正解?」


ドット先生「半分正解ってことは、試験的には不正解だよ。確実にそうとは言い切れないのは選んじゃいけないよ。」
「現実には『a、c』と『b、e』の組み合わせだったりなんてこともあるけど、1つだけ最も可能性の高いものを選ぶとなるとね・・・。」
「じゃあ『c』はどうかな?」

コムたろう「う~ん、これも『a』一緒でIP電話が使えないね。」
「IP電話が使えない原因にはなりそうだけど、PCがインターネットにつながらない原因にはならないんだよね。不正解だ!」

ドット先生「そうだね~。分かってきたね~。」
「残りが『d』だね。もうこれしかないんだけど説明すると、今回の選択肢でPCもIP電話も両方が使えなくなる可能性があるのはこれしかないんだ。」
「症状からは、モデムからインターネット側のどこかで故障が発生しているってことが推測できるんだけど、それに当てはまる選択肢は『d』のスプリッタだけだね。」

コムたろう「なるほどね~。こうやって切り分けていくのか~。」


ドット先生「そうそう、ちゃんと切り分けられるようになることを『分かる』っていうんだよ。」


コムたろう「そっかー、ちょっと分かったような気がするよ!」




【 第24回 第2部 第10問 解答&解説 】
[解答]d.
[解説]
a.IP電話は使えなくなるが、これだけではPCがインターネットに接続できなくなる事はない。
b.PCがインターネットに接続できなくなるが、IP電話が使えない原因にはならない。またモデムのLANのランプが正常なのでモデム-PC間には問題は発生していない。
c.aと同様。
d.スプリッタはモデムよりインターネット側に位置するので、これが故障するとネットもIP電話も使えなくなるし、PCとモデムの間は正常なままなのも当てはまる。
e.bと同様


第22回 第1部 第15問

2013-08-06 10:45:05 | 第1章

図に示すサーバとクライアントPCとの間で送受信されているパケットに、①と②の情報が含まれていた。この情報から、各パケットはどのような種類のものと判断できるか、下の選択肢からそれぞれ1つずつ選びなさい。

22115

a. クライアントPCからSMTPサーバヘ送信されるパケットである。
b. クライアントPCからPOPサーバヘ送信されるパケットである。
c. WebサーバからクライアントPCへ送信されるパケットである。
d. FTPサーバからクライアントPCへ送信されるパケットである。

ドット先生「この問題はポートが鍵だね。わかるかな?」


コムたろう「①が54672と110、②が80と55238だねー。」


ドット先生「以前にも説明したけどポートの中にはウェルノウンポートといってサーバー側でよく使われる番号があるんだよ。」

コムたろう「えっと、110がPOP、80がweb(http)だっけ?」


ドット先生「うん、その通り。有名なのは夢に出るくらいくりかえし覚えておいてね。」
「あとは宛先なのか送信元なのかで、クライアントからなのかサーバーからなのか方向を判断してね。」

コムたろう「だとすると①はPOPのウェルノウンポート宛てだからサーバーに向かうので『b』」
「②はwebのウェルノウンポートから来てるからサーバー→クライアントで『C』かな。」

ドット先生「正解!」
「ちなみにポート番号は0~65535まで、2の16乗個あるんだ。」

コムたろう「その中の1023までがウェルノウンポートで使うんだったよね。」


ドット先生「たまに選択肢にポート80000とか出てくるけど、そんなポートは存在しないからひっかからないでね。」



【 第22回 第1部 第15問 解答&解説 】

[解答]①-b,②-c. 
[解説]
サーバはウエルノウンポートを使用しており、Web(ポート番号80)、FTP(ポート番号20、21)、SMTP(ポート番号25)、POP(ポート番号110)のサービスを行っています。 

①. パケット①の宛先ポート番号が110なので、パケット①はクライアントPCからPOPサーバに送信していることが読み取れる。従って回答はb.
②. パケット②の送信元ポート番号が80なので、WebサーバからクライアントPCに送信したことが読み取れる。従って回答はc


第22回 第2部 第60問

2013-08-05 10:45:06 | 第4章

下図のようなCAPTCHA認証による効果が期待できないものを、下の選択肢から1つ選びなさい。

22260

a. コメントspamの防止
b. スニファリングによるパスワード漏洩の防止
c. プログラムによる自動ユーザ登録の防止
d. Web上でのアンケートヘの自動回答の防止

コムたろう「こういう図ってたまに見かけるけど、どんなときに使うの?」


ドット先生「たとえば、ブログのコメント欄にあきらかに場違いな宣伝とかみかけたことない?」


コムたろう「ああ!あるある。なんだこりゃ?って思うよねー。」


ドット先生「あれは業者がプログラムを使って自動であちこちに書き込んでいるんだよ。」


コムたろう「え!?そうなの?」


ドット先生「だから、書き込むときに人間がいないと書き込めないようにと考えられたものなんだ。」
「画像ってのは、コンピューターのプログラムにとっては色のついた点の集まりだから、文字として認識できないんだ。」

コムたろう「ふーん、そっか、コンピューターにとって文字っていうのは文字コードで表されるんだっけ。」

ドット先生「他にもフリーメールの申し込みの時にも使われているね。」


コムたろう「ははあ、悪い業者に千も二千もメールアカウントを作られたら大変だもんね。」
「ということは『a』『c』はあってるよね。」

ドット先生「あと、『d』もそうだね。」


コムたろう「ということは効果が期待できないのは『b』だね!」


ドット先生「そうだね。スニファリングはパケットの盗聴のことだからこれでは防げないね。」





【 第22回 第2部 第60問 解答&解説 】

[解答] b. 
[解説] 
 CAPTCHAは、人間でないと答えにくい質問を発して適切な答えが返った場合のみ処理を進める仕組みです。
コメントspamやトラックバックspamの防止、プログラムによる自動ユーザ登録の防止、Web上のアンケートへの自動回答防止などの有効です。

 スニファリングはネットワークに流れるパケットを盗聴することであり、CAPTCHA認証による効果は期待できません。(選択肢bが正解)


第23回 第2部 第34問

2013-08-02 10:13:15 | 第3章

田中さんは、次のように各宛先と送信元を指定してメールを送信した。
受信者の状況を記述した下の選択肢のうち、誤っているものを2つ選びなさい。

23234

a.山田さんは、メールの送信者が田中さんだとわかる。
b.山田さんは、同じメールが吉田部長に送信されていることがわかる。
c.中島さんは、同じメールが吉田部長に送信されていることがわからない。
d.吉田部長は、メールの送信者が田中さんだとわからない。
e.吉田部長は、同じメールが山田さんと中島さんに送信されていることがわかる。

コムたろう「メールの問題かぁ・・・メールは携帯とかでも使ってるから楽勝!楽勝!」


ドット先生「すごい自信だねぇ。」
「じゃあ、コムたろう君に説明してもらおうかな?」

コムたろう「まず、『To』は送信先(宛先)だね。」


ドット先生「ふんふん」


コムたろう「で、『From』は送信元だよね。」


ドット先生「ふんふん」


コムたろう「で、『Cc』は・・・送信先に送るメールと同じ内容を別の相手に送りたい場合に使うんだ~。」

ドット先生「うん、正解だね。」
「でも、同じ内容を送るんなら『To』でも良いんじゃないかな?」

コムたろう「あれ?えっとそれは・・・。」




ドット先生「ははは、『Cc』とは『カーボンコピー(Carbon Copy)』の略で、ある人とメールの内容について直接遣り取りする必要は無いんだけど、『情報共有はしたい』といった意味合いで使用するんだよ。」

コムたろう「なるほどぉ・・・。」
「でも、なんで『カーボン』なの?」

ドット先生「カーボン紙って知ってるかな?裏が真っ黒ヤツ。あの黒はカーボン=炭素=鉛筆の芯と似た材質なんだ。」
「カーボン紙を紙と紙に挟んで上の紙に普通に書くと、筆圧によって下の紙にカーボンが付着して、同じ内容の写しがもう1枚できるんだ。」


コムたろう「そっか~、それのイメージでカーボンコピーなんだね!」
「じゃあ、『Bcc』ってのは・・・?」

ドット先生「『Bcc』はね、スペルに『cc』とあるのでこれも『カーボンコピー(Carbon Copy)』の一種なんだけど、先頭に『B』がついてるところがミソなんだな。」

コムたろう「『Bcc』の『B』って、なんの『B』なの?」


ドット先生「『Bcc』の『B』はね、『ブラインド(Blind)』の『B』なんだよ。」


コムたろう「ブラインドって?」


ドット先生「そう、窓とかにつけるブラインドと同じスペルだね。」
「他にも『目隠しした』とか『盲目の』とかいった意味があるよ。」

コムたろう「と、いうことは・・・?」


ドット先生「つまり他の人から『Bcc』の欄に入れたアドレスに送信した事を見えないようにしたい場合に使用するんだよ。」

コムたろう「・・・メールを見えなくする???」


ドット先生「・・・というよりは、その人にメール送信した事を隠すんだよ。」


コムたろう「ぐわぁ~!イメージ掴めない!!!」




ドット先生「例えばねぇ。」
「メールの送信者Aさん、受信者Bさん、受信者Cさんの3人で説明してみよう。」
「BさんとCさんは面識がなくてお互いのメールアドレスを知らないとしておこう。」


コムたろう「ふむふむ。」


ドット先生「もしAさんがCcでBさんとCさん宛てにメールを送ったら、BさんとCさんにはお互いのメールアドレスが見えてしまうね。」

コムたろう「知らない人のメアドが宛先に入っているとちょっと「あれ?」って思うよね。」


ドット先生「場合によっちゃ個人情報の漏えいになるからね。配慮が必要だよ。」
「Aさんが送信する時に、BさんのアドレスもCさんのアドレスもBccに入れておくと、お互いのメアドが見えない。」
「見えないからBさん的にはAさんからCさんへメールが飛んでいる事がわからないし、CさんにもAさんからBさんへメールが飛んでいる事がわからない。」


コムたろう「BさんとCさんはお互いに知らない人のままなんだね。」
「もし、どっちかがCcに入っていた場合はどうなるの?」

ドット先生「CcでもToでも同じなんだけど、たとえばBさんがCcまたはTo、CさんがBccに入っていた場合は、BさんにはCさんのメアドが見えないし、AさんからCさんへメールが飛んだ事がわからない。」
「CさんにはBさんのメアドが見えて、AさんからBさんにメールが飛んだ事がわかるんだ。」


コムたろう「う~ん、自分の知らないところでメールが共有されている可能性があるってことかぁ・・・。」


ドット先生「ま、そういうことも有り得るということだね。」
「さて、ここまでの話を纏めると『To』と『Cc』は宛先に入っている人が全員確認出来るけど、『Bcc』は『To』と『Cc』からは見えないということになるね。」



コムたろう「じゃあ、選択肢をみると・・・。」
「aは、『To』の人にメールの送信者つまり『From』が見えるって説明だから・・・正解だね。」

ドット先生「はい、正解~!」


コムたろう「bは、『To』の人に『Bcc』の人が見えるって説明だけど、『To』から『Bcc』は見えないからこれは誤りだね!」

ドット先生「そうだね。『To』の人には『Bcc』の人の情報は見えません!」


コムたろう「じゃあ、次の選択肢は・・・『Cc』の人には『Bcc』の人は見えない・・・なのでこの説明は正解!」

ドット先生「うんうん、その調子。」


コムたろう「次は、『Bcc』の人には『From』の人が見えないって・・・『Bcc』の人は『To』も『Cc』も『From』も見えるから・・・この説明は誤りだね。」

ドット先生「『From』が見えないと、誰から送られて来たメールかわからなくて困るよね。」


コムたろう「そうだね。それじゃ不便だよね。」


ドット先生「じゃあ次、最後の選択肢は?」


コムたろう「えっ~と、『Bcc』は『To』と『Cc』が見えるから、この説明はあってるよね。」


ドット先生「そうだね。」
「まとめると『Bcc』の受信者は、『To』や『Cc』の受信者からは見えない。」
「また、自分以外の『Bcc』の受信者も見えない。ということを覚えておけば良いんだよ。」


コムたろう「わかりました~。」






【 第23回 第2部 第34問 解答&解説 】
[解答]b,d
[解説]
a.正。from:より送信者が田中さんだとわかる。
b.誤。吉田部長はbcc:に指定されているため、山田さんにはわからない。
c.正。吉田部長はbcc:に指定されているため、中島さんにはわからない。
d.誤。from:より送信者が田中さんだとわかる。
e.正。To:の指定と、cc:の指定により、吉田部長は、同じメールが山田さんと中島さんに送信されていることがわかる。