FBグループで、テンション高く紹介してる人がいて、のせられて読んでみた。
最初(序章)は、「あーちょっとダメかもー」って、思ったの。独身の30代くらいかと思われる女性が主役っぽくて、なんか、イヤな感じがしたのよ。好きじゃないというか、なんだろねー、なんかねー。序章は現代で。
でも、そこから、本章に入ったら、場面も時代も人物も違って、
さいっこーに面白かった!
主人公は俵屋宗達なんでしょうけど、狩野永徳と一緒に絵を描いた時の、弟子の菅次郎くんとか、原マルティノくんとか目線でも書かれていて、どの子もいい子!
俵屋宗達も、狩野派も、遣欧使節団のことも、さっぱりわからなかった私にとって(風神雷神図は知ってたんだけどさ)
序章は必要だった!
あの女の人じゃなくてもいいとは思うんだけどー、
序章がなかったら、どこがどう創作なのか、さっぱりわからないまま読み進めることになっちゃうとこだった。
まぁ、序章があっても、多少はそうだったんだけど、
でも、あ、コレは創作かもな?だよね?だって、序章でこういってたじゃん。って、思いながら読めたもんね。
だから、大部分が創作なんですな!
あと、その後の事の知識も序章で知れてたのも良かったのかなー。良かったなー?どうかなー?
日本に帰った後のことも知りたかったなー。
帰路に着くとこまでだった。
でも、この子たち、日本に帰ったら、キリスト教は禁止されてるし、信長は殺されてるし、死ぬまで乗り越えなくちゃいけない試練があったり、宗達はそうじゃないかもしれないけど、なんと、きびしい世の中で。
ってのをさ、考えながら読むわけですよ。
それがまた、よかったんじゃないでしょうか。