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五行日記

健康ニュースや日常の出来事、感想、意見など。

尋常性白斑

2020-10-02 19:48:45 | ご相談例
漢方薬が良く効いている方のご紹介です。

15歳 男性 左腕の皮膚に白い箇所が発生し医師からは「尋常性白斑」と診断されておりました。外用薬、紫外線治療などの治療をし、数ヶ月が過ぎたところで、ご相談にこられました。その他の 症状もございましたが、東洋医学・漢方医学的に観て「証」を見きわめたところ、ご本人の症状の特徴から気血の巡りを良くし皮膚症状を改善できる漢方薬で煎じ薬を選びました。服用一ヶ月後には白い箇所は減少し目立たない状態が続き紫外線治療の回数も減らせる状態となりました。3ヶ月後では外用薬を用いず紫外線治療をしなくても、発症してない状態となっています。順調ですが、もう少し経過を観てゆきましょう。生活上の注意点や食養生もアドバイスしたところお母様がとても良く理解して気をくばり頑張っておられる事がわかります。お母様の愛が体調を改善しているのに大きな力を持っていると感じました。漢方薬を的確に選ぶことも大切ですが、その力を大きく助けるものに、生活を踏まえた養生法にあります。そのお母様のお陰の力も忘れてはなりません、ご相談にくるお母様方は本当に偉いなあと思うと共に家族への愛を感じるときでもあります。私も少しでも応援できてとても嬉しく思います。

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目の周り、首の両側がガサガサに荒れていて痒い。瞼の腫れ。

2020-07-08 20:51:11 | ご相談例
漢方薬がとても良く効いている方のご紹介です。
50代 女性 目の周り、首の両側がガサガサに荒れていて痒い、瞼も腫れていることでのご相談です。腕、腰などにも湿疹があり、眠りも浅く、疲れやすい状態です。約4年6ヶ月前ぐらいから発症したとのことで、2年前には皮膚科、眼科を受診、アトピー性皮膚炎かもしれないとのことで、改善しないので長く苦しんでおられたご様子です。

東洋医学では、皮膚だけを観ることはなく、全ての臓器との関連を推測していきます。臓腑経絡弁証によって、目は肝臓系、眼球は肝腎、瞼は脾胃に関わり皮膚炎の場所が上方に集中していることや経絡にそった発症が特徴ですので、その他の症状も細かくチェックした上で臓腑のバランス不調を分析します。その方の「証」を読み取り、的確な漢方薬を選ぶことになります。慢性化しているので、煎じ薬を服用していただきました。

食養の指導はとても大切で、その方の症状を悪化させる食べ物は極力避けてもらい、良い食材を選ぶように指導します。症状が長引く場合は食習慣や生活環境からくる場合が多く、良く理解していただきました。ご本人のご理解、努力もあり、服用後2週間以内で目の周りの炎症などが軽減してきたので、思ったより早く軽減してきたと、驚かれておりました。現在、皮膚の状態も回復してきており、痒みがわずかに残っていますが、睡眠も良好のご様子です。 これもやはり、ご本人の受け取り姿勢、ご理解、努力によるものだと思います。私も嬉しく思います。この調子で一緒に頑張っていきましょう。


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毎年、冬から春の4、5月まで続く空咳

2020-05-01 16:26:02 | ご相談例
とても良く効いている患者様のご紹介です。
60代女性、毎年、冬から4月、5月まで空咳が続くという方です。昨年は秋から風邪を引いているわけではないのに空咳が始まったのでより心配でとのご相談です。
特徴として、胃腸が弱く、便秘傾向、腹部にガスがたまる、血圧も低い、フワフワ感のめまいなども時にあるという方です。
東洋医学では咳ということでも、空咳か?痰があるか?などでも分かれますが、気管支や「肺」の臓器のみではなく、高齢など年齢を考慮し「腎」を補うことや胃腸などの消化器系の働きも関連があるとして全体を考慮して各臓器の機能バランスを観ます。「肺と大腸」は「表裏」の関係という症状があることや、東洋医学の五行説でいう「土(脾・胃)→金(肺大・腸)→腎(精)」相生バランスを整えることになります。
相談に来られてすぐに空咳が始まったようなので、「土・金・水」を補う漢方薬を選び煎じ薬で服用して頂きました。服用後、空咳は軽減しほとんど咳はなくなりました。現在は体質の改善用としての漢方薬を服用しておりますが、経過がとても良いので服用を終了する予定です。
まだ、新型コロナウイルスの感染なども気になる時期でもあります。「肺」「脾」「腎」を補い免疫力を増す漢方薬を服用することは、このようなご時世・時期には有効ではないかと思います。
前回のブログでもお伝えている、予防と自己免疫力を高めておくことが大切かと思います。

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自家感作性皮膚炎・湿疹

2020-01-29 12:35:42 | ご相談例
70代、男性、自家感作性皮膚炎・湿疹のご相談例です。
西洋医学的な治療において長引いており、薬の作用に敏感であることを自覚なさっていることもあり、漢方薬で自家感作性皮膚炎・湿疹症状がなんとかならないかというご相談でした。その他高血圧症などもあり、他に数種類の薬を服薬中の方でした。
漢方薬を服用1ヶ月くらいすると症状の軽減がみられ、そのまま行けば改善がかなり早く進むと思っていましたが、感冒を受けたご様子から、症状がぶり返したとのことで、一時、お辛いご様子がありましたが、ご本人の努力もあり、食事指導などしっかりと守っていだいたこともあり、風邪の回復とともに改善がみられ、現在、痒みはほとんどなく、皮膚の修復も順調に整いつつあります。漢方薬を服用して、ご本人の思わぬ効き目として、以前より血圧が安定し、正常値を保ち続けているとのことです。風邪は風の邪と言うように、まるで風が舞うように湿疹などの場合は痒みが増し熱も放散してくることになります。漢方薬は熱を清め解毒に働くものと体質症状を全体的にみて選びますので、余分な熱が清まり、解毒が進むとともに、血圧が上行するものも下がる働きがでることがありますので、体質・症状に合ったものとして良い結果がついてきたものだと思います。さらには、本人の治したいという強い思いが食事など注意事項もしっかり守り努力なさったことが良い結果に結びついているものだと思います。

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慢性の咳

2019-12-19 20:47:17 | ご相談例
漢方薬が大変良く効いている方のご紹介です。

男性 60代 「3年間の慢性的な痰のからむ咳」のご相談です。レントゲンやMRIなどで検査しても気管支炎、肺炎になっているわけてはないとのことでのご相談です。
3年間もの慢性的な咳となると、ただの風邪による咳ではなく、「内傷の咳」という体内の疲労消耗など、その他の事情で長い間の影響が、最初は風邪をきっかけに咳きが発症したとしても回復する力が不足した状態が続いていました。

その他に肺に対し負担になっていることが数十年間のタバコの影響かもしれません。現在はタバコをやめていることはとても良い事だと思います。。

痰の絡みの時に発生することから、袪痰と平喘止咳の働きがあり、肺に元気を与える漢方薬(煎じ薬)を選びました。服用後、数日で咳はほとんど止り改善傾向があらわれました。現在、体力の回復を含み体質の改善へと進むことで服用を継続しておりますが、タバコをきっぱりとやめた意志の強さがある方だと思います。効果がある方の特徴に治そうとする本人の強い意志と素直に話しを聞き自分への受け取りの良い方達が多いという印象があります。
東洋医学的な考え方からくる健康にたいする新鮮な情報を自分のものにしていただけたなら、こんなに嬉しいことはございません。貴方の健康を心から祈りながらとりくんでいきたいと思っています。皆様の健康的になっていく姿をみれることが私の大きな喜びになっています。 

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肥満、便秘、疲労しやすい など

2019-11-01 19:21:06 | ご相談例

50代の女性の方です。ダイエットの希望であるのですが、便秘傾向があり、疲れやすいなどのある方です。西洋薬の便秘薬を服用して腹痛を起こしたなどの副作用の経験があり、漢方薬ではというご相談です。

細かくお話を伺っていくと、風邪を引きやすく、冷え症、手足の先端も冷えを感じるとのことで、更年期障害の経験以後、眠れなくなる日もあっるとのことです。神経過敏で不安感などもあるとのことです。

東洋医学・漢方医学的に肥満・ダイエットを考える時には、やはりその方の全体的な体調・症状を分析して「証」にあう漢方薬を選ぶ必要があります。ダイエットにはこれという物ではありません。健康的にダイエットしなけれは意味がありません。その他の症状も良くなるようにダイエットにつながる漢方薬を選ぶことが大切です。
そこで、不安感など精神的に敏感なところがあることや冷え症であるなど、情緒を安定させる働きがあり更年期障害にも有効で便秘と疲労などにも有効もな漢方薬ということになります。この方は煎じ薬は服用できないとのことだったので、粉の漢方薬を服用していだきました。

とても良いことが起こりました。ダイエットは少しずつ進んでおりますが、ご本人の精神的な安定感が増し、お話する声にとても元気があり、皮膚にもツヤがあり、明らかに健康を回復してきていることがわかるのです。素晴らしいのはご本人の意識が変ってきていることで、それまではとても肥満を気にしているご様子でしたが、それほど気にならす少しづつでも良いと考えられ、健康的になっていることの大切さを実感されているようです。

漢方的なカウンセリングの受け取りもとても良かったのだと思います。カウンセリングでの言葉を「魔法の言葉」と言ってくださいました。私はいつも思います。その方の自分で健康になろうとする気持ちがこの力を発揮したものだと感じるのです。
本当に嬉しいことです。これからもますます心身ともに健康で元気にしていきましょう。

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自家中毒症状の改善

2019-10-11 19:47:26 | ご相談例
とても良く改善されている方のご紹介です。

現在は9歳の男の子ですが、ご相談を受けたのは7歳の時です。吐き気、不安で気分がふさぐ、のど胸がスッキリしない不快感、胃腸が非常に弱く下痢しやすいなどがありました。医師からは自家中毒と診断をされており、症状を繰り返すことからご相談を受けました。漢方薬を服用後、症状の軽減はすぐに現れており、とても良く効いているようでしたが、お子様も成長期ですし、体質を改善することがとても大切ですので、しっかりと服用し続けていただきました。ご本人の気持ちの受け取りも良くとても素直で良い子だなという印象です。お母様の努力もあってしっかりと服用をしてきたことで、結果が良かったものだと思います。お母様は偉いですね。
最初は1日3回1包でのんでいた粉のくすりも、1日2回で充分効果があり、さらに1日1回の服用で良くなっている状態です。風邪にもかかりづらくなり、丈夫な体になっています。とても嬉しいことです。
漢方薬はこのように長く服用することで、ジワジワと体調を整え丈夫な体にしていくことができます。数年がかりですが、お母様が漢方薬の効き目を信じお子様に対する真剣な愛があってのこの結果に結びついているものだと思います。私もお子様の成長がとても楽しみです。その子と出会う中で、その子の笑顔と優しさは忘れられません、本当に嬉しいです。

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むくみ、頻尿、緊張感など

2019-08-29 18:13:36 | ご相談例
40代 女性 むくみ、頻尿、緊張感などに悩まれている方のご相談です。
漢方薬が良く効いている方です。この方の場合は、煎じ薬で服用した方です。

むくみに対しては服用後すぐに軽くなってきたという実感があるようです。頻尿なども軽減しており、普段から緊張するとすぐトイレに行きたくなり、そんなに排尿量があるわけではないのにトイレにいきたくなるなど悩まれておりましたが、体の重だるさが減り緊張感が緩和し頻尿も軽減しているとのことです。お話の声質を聞いても元気が戻ってきていることが解ります。

漢方薬でむくみ、頻尿をとらえる時には、むくみだからといって利尿作用のある生薬だけを使うことはなく、気・血・水の新陳代謝を高めてあげ精神的な情緒を安定させる働きがある生薬の配合した漢方薬を選びます。疲労がかさなり、けだるさとむくみの悪循環は精神的な情緒も不安定にさせ、さらに頻尿になることもあります。水分代謝の異常だというのは簡単な言い方ですが、必ず心身の全体的なバランス不調であることを考えて全体的に整えていくことが大切です。漢方薬がとても良く効いているのも、そのような働きだからだと思います。
その方が会うたびに元気になって、明るく張りのある声になってきていることがわかり、若返っているようにすら感じる時があります。こんなに嬉しいことはありません。その調子で元気にいきましょうね。

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五十肩の痛みと腕の運動制限

2019-08-09 15:47:16 | ご相談例
50代 女性の方です。4ヶ月位前から左側 五十肩の痛み、肩周囲の痛み 違和感 そのせいで睡眠が邪魔されることがあり、腕の運動も制限されておりとても辛い思いをしていた方です。 
とても漢方薬が効いている方のご紹介です。

こちらで漢方相談をする前は、市販の独活葛根湯のエキス細粒を服用し、湿布薬などや、マッサージをしたりして、しのいでいたようですが、痛みなどの改善がみられないので、ご相談にこられました。

症状、体質を確認し「証」に合わせて漢方薬を選びますが、この方の場合は「煎じ薬」の方が良いと思い服用していただきました。
服用後すぐに、痛みが軽減しており、痛みが「100」だったのに対し現在は「2」くらいになっているとのことです。左側 腕の運動制限も徐々に軽減されてきていますが、筋が完全に柔らかくなり伸びるようになってくるまでは、漢方薬を服用しつつ、ゆっくりとした運動と温めながらの柔らかいマッサージが良いかと思います。
 実は左側の筋を柔らかくするには、右側の筋を。上肢の手、腕、肩をやわらかくするには下肢の足をほぐすことも大切で、東洋医学では相対バランスを考えて改善する考え方もあるので、経過を観てお伝えしていきたいと思います。

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春の季節・耳鳴り、フワフワ感、めまい、顔や耳が赤くなる、のぼせなどを感じる。

2019-04-25 19:48:05 | ご相談例
病院などで検査したが特に異常はないということだが、症状がいろいろと現れているという、東洋医学では「未病」という段階の方達が多くおられます。
検査をしても異常はないのだが、耳鳴り、のぼせ、足のフワフワ感、めまいなどの症状が現れ強まってくるので悩まれる方。数ヶ月前から顔がほてる、顔や耳が赤くなるなどの症状で相談される方。などの相談も増えてきます。このような症状にはこの漢方薬がよいだろうということになりますが、必ず季節の気の特徴と体の変化も捉えて考えます。
春は陽気が増してきますし、五臓では「肝」の影響を強く受ける季節でもありますから、「肝」の不調な方はいろいろと不快な症状が現れてくるわけです。もちろん、五臓六腑全体の関わりとバランス状態も観ての上でのことなのですが、上記の症状もそのことをふまえた漢方薬を選んでいくことになります。そうすることによって良く効く漢方薬が与えられるわけです。

東洋医学では、「時候医学」と言い、四季や天候の変化などに心身も影響を受けることを考慮して体調を調節する考えかたがあります。体の五臓六腑の日々の時間的な影響も考慮します。そこで、気がつくのは、静まっていた冬の季節から全てが芽吹くように春は活発な変動が現れます。社会や生活環境でも卒業、入学、入社、引っ越し、風が空気の変化の象徴であるように、流れるようにあらゆるところにその変化が現れてきます。桜の花の開花や変化、寒かったり暖かかったり、そして中にいる人々の様。大自然をよーく観察すると全てがつながって連動し続けていることが解ります。今年も特にその特徴が現れています。まさに平成から令和へ、ゴールデンウィークの移動、入社後の緊張や疲労からくる気鬱など、漢方・東洋医学を学んでいる者なら、ああ、春の「気」がそよぐ風のように流れていると気づくものです。体調にも現れてくるのを感じます。変動で体が付いていけない感じがする方、疲労からくる体調不良にも特に注意をはらっていかなければなりません。「証」に合った漢方薬や漢方茶を飲むことで防げたりしますが、お気をつけてお過ごしください。

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