陰陽太極図
良薬、口にうまし
漢方薬と見えない薬 ( 言葉の薬 )
西洋薬同様に漢方薬にも精神的な症状に働きがある多くの処方があります。漢方には生薬の複合的な働きで補う力があり抑制的に働きすぎないという利点があります。
見えない薬のパワー ( 言葉のパワーとモーション )
漢方カウンセリングを受けて、体がぽかぽかして体調が良くなった感じがすると言う人が時々います。これは不思議なことではなく、人は冷たい言葉で心が冷えたり、温かい言葉で心が温まったり、その影響が体にでることもあるのです。
そして、体の姿勢や動きも心と繋がっています。下を向き続けると自然に気持ちが落ち込みますが、両手を上に広げて、顔は上に向けてスキップすると自然と気持ちまで上向きになります。この姿勢や動きを利用してみましょう。お金のかからないもう一つの良薬といえます
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ブログ追記文
心理学をもちいた 感情コントロール法というものがあります。心と体には密接な相互関係がありますので、気持ちが落ち込むと顔や体の姿勢も下を向くようになり、気持ちが晴れ晴れしている時には、上向きになり前を向きの姿勢になるという作用です。これに、私達が日頃から使う言葉は誰よりも自分が多く聞いているということに気づくことで、自分への言葉の暗示力の影響を知ることができます。その力を上手にもちいれば、相当の体に対する良い影響を与えることが出来ます。一、体の姿勢。 二、言葉。三、解釈。によって感情をコントロールする方法があります。
「良薬口にうまし」は今回をもって終了いたします。長い間、有り難うございました。今後はホームページのブログにて更新をしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。タウンニュース誌の平成28年2月28日号から始まったこの連載も早いもので5年間56回目を数えました。一区切りとして一旦筆を置かせて頂きますが、今後も漢方の素晴らしさを様々な場面で伝え続けていきます。