五行日記

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第49回 漢方薬で夏バテ解消 !

2012-08-24 10:32:17 | 「良薬、口にうまし」タウンニュース誌連載
写真上 補中益気湯の煎じ液
写真下 補中益気湯のエキス顆粒

良薬、口にうまし

漢方薬で夏ばて解消 ! 

 夏の厳しい暑さの影響で、食欲が低下、全身がだるい、息が切れる、立ちくらみ、下痢などの症状が増えています。そこで、夏ばて症状に効く漢方薬を紹介します。

おすすめ漢方5種

 
補中益気(ほちゅうえっきとう)」、別名「医王湯」といって、「医薬の王様」という意味をもつ漢方処方です。補中の「中」とはお腹を意味しており、食欲を増進し、全身の疲れを改善してくれます。微熱がでる、寝汗をかくなどの症状にもよく使用されます。「清暑益気湯(せいしょえっきとう)」は、夏の暑さで過剰に汗をかくことで、体液が不足し、熱がこもり手足がほてる、全身がだるい、元気がでないなどの症状に使用されます。その他にも、胃がつかえ、手足の冷えなどには「六君子湯(りっくんしとう)」、疲労困ぱいして手足が冷える、顔色が悪く、皮膚の乾燥があるなどには「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」、さらに不眠、動悸、不安、慢性の咳き、息切れなどがあれば「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」が効果的です。生薬のパワーを用いて、今の内に体調を整えて気持ちの良い涼しい秋を迎えられますよう願っています。