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オー、捨てないと!

隠れオタクな会社員の買い物や感じた事

ミッドナイトイーグル

2007-10-04 23:27:12 | 

高島哲夫 「ミッドナイトイーグル」
文春文庫 ISBN4-16-765660-4

今冬、映画化される作品とのことで書店で探したものの見つからず、ネット書店に注文した最初の小説となりました。
さて、あらすじを書いても仕方ありませんので感想をいくつか。

読んでいて気になってのは登場人物が会話として説明する部分が少なからずある部分。
台詞の前に「説明しよう!○○とは」と付け加えたくなります。
あと、週刊誌記者・松永慶子の「報道する義務が」「国民に知らせる義務が」といった感じの台詞まわしが個人の興味を正当化する定番の台詞に思えて少々不満に感じました。
こういった軍事関連のものを読むとマニアとしてはどうしてもツッコミを入れたくなりますが、そこは割愛。(でもイーグル名称はF-15系以外考えられません)
全体を通してみると、北アルプスのシーンと東京のシーンが交互に描写されており、そのテンポのよさは読みやすさを感じられます。

個人的に気に入ったシーンはクライマックスの伍島一等陸尉が着剣しながら
「きみに会えてよかった」
というところ。
でもラストはちょっと反則だと思います。

映画の公式ページはこちら
http://www.midnighteagle.jp/
内容が少なからずイジられているようですので不安も残りますが、
防衛省が協力していますので少なからず期待。
89式小銃のプロップは東京マルイの提供みたいです。

スタッフの一部が「ホワイトアウト」と共通なので冬山での撮影は慣れたものではなかったでしょうか?
今のうちから期待しておきたいです。

などとこの文を書いたのは7月の初め。
今では映画の公開日も来月末と迫っております。
楽しみですね。



 

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学園キノ2

2007-08-08 17:54:32 | 

学園キノ2
時雨沢 恵一 著
メディアワークス 電撃文庫
ISBN978-4-8402-3908-0

ライトノベルやらコミックの単行本の発売日に疎い私が店頭で見てビックリしてしまいました。
まさか続編が出るとは。
今回も暴走てんこもりの内容で、何度も笑ってしまったのは言うまでもない。
怪しいシャツネタも健在で、実際に欲しくなること請け合い。
どこか造ってくれないものか。
でも着てても元ネタ分かる人いないんだろうなぁ。

だが、それがいい。

また、相変わらずの銃器ネタも多数あり、銃器マニアな私としてはそのへんも楽しめます。
心拍数がM11並みって1200回/分は早すぎるだろうとか、
CAWのM79持ってるのか(私もいつか欲しいです)とか。
無論、マニアでなくともいつもの予想の斜め上を行く展開と、各所にちりばめられたパクりネタで楽しめること請け合いです。

そして今回のあとがきは・・・。
想定の範囲外!

ちなみに実銃の89式小銃の二脚は電動ガンのものほど重くはありません。
でも、使わないなら軽い方がいいよね。  

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武器と爆薬

2007-07-23 23:02:54 | 
小林源文 「武器と爆薬 悪夢のメカニズム図解」
大日本絵画 ISBN978-4-499-22934-0

戦争劇画の第一人者たる小林源文氏のイラスト、漫画とともに武器類の解説をするこの本、最初税別2500円という価格にビビって購入をためらっていましたが、近所の本屋で立ち読みしたら素晴らしい内容であると判明。
その日は手持ちが少なかったので後日購入、と思ったものの今度は売り切れ。
さらに後日、メロンブックスでご対面、購入と相成りました。

内容は主に大砲や迫撃砲、手榴弾に地雷など火砲がメインとなっていますが、
今まで知らなかった部分が多く書かれており、ひじょうによい資料となりました。
全く使いみちの無い知識ではあるのですが。

ただし少し気になったのは上田信氏の「世界の武器」との重複しているイラスト。
地雷の種類一覧とか同じ絵ってことは同じ資料を持っているんでしょうか?
絵の感じを見比べてみるのも一興かも。

今、ふと巻末を見てみたらなんと第二版でした。
かなり売れてるんですねぇ。
とにかく資料としてはオススメの一冊です。
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タバサの冒険

2007-07-16 18:06:51 | 

ヤマグチノボル 「ゼロの使い魔外伝 タバサの冒険」
メディアファクトリー MF文庫J 
ISBN4-8401-1726-8

「何を今さら」と思うかもしれませんが、先日私が読んだので感想を。

本のタイトルから分かるように、本編10巻で話の中心となっていたタバサが主人公となるのが今回の作品。
10巻で意外な正体が判明した風竜のシルフィードも大活躍です。
というか、普段しゃべらないタバサと違ってシルフィードがしゃべりまくっているシーンは微笑ましくもあります。

正直、「ゼロの使い魔」のヒロインの中ではツンデレのルイズにしか興味の向かなかった私ではありますが、それが大きな間違いであったと気付きました。
本編で時々消えるタバサがこんな困難な任務をこなしていたのかと思うと何ともいえない部分もあります。
最新の11巻をまだ購入していないので分かりませんが、彼女は幸せになれるんでしょうか?
いや、「必ずなれるよ、タバサなら――」

さて、アニメの第2期が始まったゼロ魔ですので、ここは是非タバサのフィギュア化も期待したいところ。
ていうか出してください。
なんて話を某所でしたら「長門を塗り替えたら?」との答えが返ってきました。
いや、長門持ってないし。
てか「むしろ綾波、長門、タバサのコンパチフィギュアを」ってのも無理ですよ~。

最後に一言。
第四話「タバサと魔法人形」のアネットのけなげさにも萌え。

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魔法の海兵隊員 ぴくせる☆まりたん

2007-07-09 22:39:52 | 

月刊アームズマガジン誌にて掲載されている英会話のコーナー(?)、
「ぴくせる☆まりたん」がノベライズ化されているのを本屋で発見。
たちどころに購入してきました。

L.B.ジョンソン 「魔法の海兵隊員ぴくせるまりたん」
ホビージャパンHJ文庫 ISBN978-4-89425-573-9

今回は流石に今回は英単語の紹介などはありませんが、
相変わらずの素敵な言葉の数々は通勤電車の中で読むには少なからず危険でした。
また、今まで聞いたことの無い設定(まりたんが12歳など)がありますが、これは本編と共通になるのでしょうか?
そうなるとじえいたんには兄が居ることになりますね。

内容として少々引っかかるのはまりたんがツンデレ属性になっている点。
私はかなり違和感を感じました。
何か違うんだよなぁ。

全体的に見て、イラストの量が多目なので、小説の類を読むのが苦手な人にもオススメです。



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ヨルムンガンド 2巻

2007-04-28 22:25:59 | 
高橋慶太郎 ヨルムンガンド 第2巻
小学館 サンデーGXコミックス
ISBN 978-4-09-157089-5

先日、書店に行った際に発見したので買ってきました。
いつもながらコミックスの発売日には疎いので出てみてビックリです。

さて、銃器マニア兼萌えヲタの私は「ガンスリンガー・ガール」や
「BLACK LAGOON」などの作品も読んでいるわけですが、
本作は武器商人が主人公なだけに狂気と血生臭さではダントツですね。
今回の2巻は殺し屋「オーケストラ」との戦いがメインになるわけですが、
このキャラクターの濃さはハンパじゃない。
詳しくは書きませんが、こんな2人組に狙われるのだけは色々な意味でゴメンですね。

さて、個人的に気に入ったのは街中で不意打ちを仕掛けた時のレームさんの台詞。
「銃撃戦なんてものは(中略)赤面しながらやるモンだろ。」
これにはシビれました。

あと、今回は登場の出番が無かったバルメさんのMK-3ナイフ、
何か由来がありそうな気がするんですがどうなんでしょう?
腰のところに水平に装着しているのもカッコイイです。
国内でも購入可能なナイフなので1本手に入れて気分に浸りたいものです。

はっきり言って絵にクセが強くて好き嫌い(というよりも許容できるかできないか)が分かれると思いますが、
ストーリーがきわめて面白いのでお勧めの作品です。
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今日の本 「無音潜航」

2007-02-22 22:22:22 | 

池上 司「無音潜航」
角川書店 ISBN 978-4-04-375703-9
注意:以下の内容にネタバレを含みます。
先日、書店で目に付いて、たまたま買ってきたのがこの小説でした。
帯の「日韓同時テロ勃発!」の文字と裏面のあらすじから、日本がテロに遭う話なのは容易に想像がつきましたが、それと潜水艦がどう絡むのかは想像がつかないまま買ってきましたが、結果から言うと正解でした。

物語の始まりは日本で起きるテロ事件。
テロの標的となる場所も方法も、「そうきたか」と唸ってしまうようなもので意外性があるとともに、
実際に起きたら、と考えると背筋が寒くなるようなものでしたが、
この作品のメインとなるのは海上自衛隊の潜水艦「さちしお」です。
「さちしお」が日本に無事帰還しようとする中を、さまざまな方向から行われる妨害(そして攻撃)の数々。
常に手に汗握る展開が待っています。
以前、かわぐちかいじ氏のコミック「沈黙の艦隊」にハマっていた私から見ると「さちしお」と「やまと」、藤井艦長と海江田艦長がそれぞれダブって見えてしまいましたが、とにかく面白かったです。

日本がテロに遭うとのことで「宣戦布告」の様な感じかと思っていましたが、いい意味で裏切られました。
テロ事件は話の「状況」をつくりだすための方法に過ぎなかったのですから・・・。 ちなみに著者の池上氏は軍事もの(?)の小説をいくつか書いておられる模様。
機会があったらこちらも読んでみたいです。

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