不思議な出来事

警察官だったどんぐりまん。

その日もいつものように、受け持ち区域をパトロールしていました。

昔お城があった場所。

今は大きな公園になっています。

広い通りから一本入った通りを歩いていました。

あまりひと気がないその通りを向こうから女の人が歩いてきました。

どこにでもいるような、主婦。

買い物帰りのような感じです。

だんだん近づいてきました。

その時気付いたのです。

顔がない！

のっぺらぼー！！！

警察官である以上は、

不審者

を黙って見過ごすわけにはいきません。

が・・・

のっぺらぼーに対する職務質問のしかたは

警察学校で習わなかったなあ。

大体何を職質するんだ？

「顔どうしました？」

・・・主婦に対して失礼か？

その前に主婦か？

「私の顔がどうかしましたか？」

と言ってきたら、どう返す？

困った！

そして恐くもある。

こんな昼ひなか、まさか主婦ののっぺらぼーが歩いているはずがないじゃないですか。

へたに声をかけて、取り付かれたらどうする。

見てみぬふりをするか・・・

いやいや警察官としてそれはまずいんじゃないか？

しかしそこまで俺は責任持てないぞ。

想定外の出来事です。

自問自答しているうちに、その人？はもうそこまで来ています。

何度見てもやっぱりのっぺらぼーです。

もしかすると、病気や事故でのっぺらぼー？

まさか？

ドッキリカメラで～す。なんて特殊メイクか？

頭の中もう色んな考えがめぐっています。

顔がのっぺらぼーでも、ちゃんとまっすぐ道路を歩いているのです。

一旦やりすごして、尾行するか。

何事もなくすれ違って角を曲がったとき

私は後をつけました。

ところが！！！

もういないのです。

なんだったんだーーー

そこのあなた！

信じますか？

窯焚き中

午前9時40分に点火。

写真は色絵コーヒーカップです。

粘土の粗さもいろいろありまして

きめ細かなものから石が入っているものまで様々です。

場合によっては、素焼きの粉とか籾ガラとか混ぜることもあります。

粗い方が、私は好きなのですが

器として洗ったりする時の事を考えるとあまり粗いと使いにくいと思います。

妻がそう言ってます。

それから土物は吸水性がありますから、扱いによってシミが出来たり

カビが生えたりすることがあります。

その辺も悩みどころでして、作りたい・好みのものと

実用性を兼ね備えた作品作りは大きなテーマです。

益子陶器市コミュもよろしく。






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