活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

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2016-02-07 12:47:00 | 活版印刷のふるさと紀行

 2月5日、サンシャインシティ 文化会館のpage2016の最終日にかけこみました。

今年のテーマは「未来を創る」とあり、メディアビジネスの可能性を拡げるとありました。いずれもアタマに「印刷ビジネスの」を付け加えて主催者の真意をくみとるべきでしょうが正直いって「はたして?」と半信半疑で帰ってきたというのが正直なところです。

 たしか昨年のテーマが「変わるニーズ、変わるビジネス」でしたから印刷ビジネスで未来を創るためにはの処方箋を狙っているのでありましょう。会場は満員、どのブースでも熱心な質疑が交わされておりました。いつまでも活版印刷文化の郷愁にひたり、DTP時代の揺籃期に印刷ビジネスと縁がなくなった私には理解しがたいブースがたくさんありましたが、わかる範囲でいうならば今年もますます多様なフォント(文字書体)に接することができたのは収穫でした。

 もっともそれがwebフォントやデジタルパブリッシングをねらったものであったり、いろいろな業界での使用を考えたライセンンスものであったりするのが私にはさみしいのです。先日の日比谷の祖父江展で見たコズフィッシュの場合のような紙の上のフォント展開だとうれしくなるような旧印刷人では未来は創れそうにありません。やはり、怠けていないでJAGATのカンファレンス・セミナーをきくべきだったと反省しきりでした。


 


 


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