活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

『東京の交通100年博』を観て

2011-09-06 15:43:49 | 活版印刷のふるさと紀行
 前から気になっていましたから会期を5日残すのみの江戸東京博物館」の
「東京の交通100年博」をのぞいてきました。

 いまの都電が東京市電として走り出した1911(明治44)からちょうど
100年を記念してですが、都バスと都営地下鉄をプラスしての展覧会。
むかし、都電の運転台の横にかろうじて乗り込んで、「スゲーヤ、London製か
」とマジマジ見ていた都電のコントロラーと再会できました。

 同じく懐かしかったのは都電の行先板とか系統板とかで、とくによく利用した
系統は記憶の中の番号と展示の番号が合致して「われながら」でした。

 関東大震災と戦災をくぐりぬけてきているので無理からぬとは思いますが、
記念乗車券などの展示はほとんどが戦後のもの、ポスターなどはごく最近のもの、
おまけに、見にくいショーケースに鎮座していてじっくり鑑賞とはいきませんで
した。

 会場入り口に「円太郎バス」の実物が展示されておりました。関東大震災で市電
の車両が多数、燃えてしまったので、アメリカからTT型フォードのシャーシーを
輸入して1人乗りのバスに仕立てて走らせたというのです。

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