今日は「成人の日」ですね。今朝7時過ぎに仕事へ向かうため駅へ向かって歩いていましたが、途中にある美容室では多くの若い女性が振袖の着付やをヘアセットをしていました。
今日1日で子供から大人にガラッと変る訳でもないでしょうが、本当の意味での大人になって貰いたい、何処かの総理大臣の言葉ではないですが・・・「美しい国ニッポン」を担って貰いたいと思いました。
さて、今日も昨日に続き「脳」のお話です。
人は 「笑う事で脳が活性化される」とか「よく笑うとNK細胞が活性化されストレスが解消される、ガンが予防できる」などという事を聞いた事があると思います。
昨年末に、ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ認知神経科学研究所の教授であるScott博士が「『笑えば人は共に笑う(laugh and the whole world laughs with you)』ということわざは間違いなく本当のようである」という報告を『Journal of Neuroscience』12月13日号で発表しました。
この研究では、良好な聴力を有する20名の健康な人々(平均年齢:32歳)にヘッドホンを通して笑い声を聞かせ、この間、被験者の機能的磁気共鳴画像(fMRI)を用いた脳スキャンを調べ、微笑んだり笑ったりするときに使う顔面筋をコントロールする脳領域の活性を探りました。
ずっと笑い声を聞かせ続けて脳を刺激し、笑ったり微笑んだりする準備をさせたということです。その後被験者に「人々が歓声を上げているテープ」を聞かせた時には笑い声を聞いている時と同様の脳の活性を示しましたたが、「恐怖または嫌悪による叫び声」を聞かせた後はそうではなかったとのことです。
この実験からScott博士は「我々が通常、笑い声や歓声のような好ましい感情に遭遇するのは、家族とコメディ番組を見ている時や友人とフットボールを見ている時のように、集団の中である」、また「脳において自動的に我々に微笑んだり笑ったりする準備をさせるこの反応が、他者の行動を反映する方法となり、我々が社会的に相互に影響し合う手助けをする」と述べています。
周囲の人がいつも笑っていたり、笑顔が絶えない環境に家庭や学校・職場、病院や老人ホーム、地域になっていれば自ずと脳の笑顔・笑いを掌る部分が活性され、自分自身の笑いにつながり、不幸な事件などは無くなるのではないでしょうか?
ちよっと、日本的ですが・・・ 「笑う門には福来る」 お正月、成人の日にピッタリですね。
私も今年1年、笑顔で過ごせる日を増やしたいと思います。