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深空(mi so ra)

忘れたくないこと、憶えておきたいこと、心に留めておきたいこと・・・
記憶の受け皿に少しずつ並べていく。

2006.2.28Ⅲ

2006-02-28 22:10:41 | 音楽
「MSTB 2006 バイバイ世界Tour」 MO'SOME TONEBENDER

2006.2.17
CLUB SONIC IWAKI
2006.2.18
SENDAI MA.CA.NA

希望ってやつは 都合よく扱われて
踏みにじられて ぼろぼろになってしまった
今こそ この場所から飛び立つのさ
「奇跡の歌」 MO'SOME TONEBENDER



とにかく理屈無しに生音を聴きたい。
ただただ楽しい気持ち。ぞくぞくする気持ち。
充足感。解放感。
頭が真っ白になるような高揚感に浸って、時々内省的になりながら、
いっとき日常と隔絶された別の世界に入り込んでいく。
10代の頃ほど単純に昇華はできない。でも、音楽によって気持ちが救われたり、
生を漠然と意識したりする。そして奇蹟を信じたくなる。
数十分という短い時間の中に放たれる、音や言葉達。
それは尽きることなく押し寄せてくる波のようでもあり
すべてを照らし出す太陽の光にも似ている。
だから好きな音を何度でも聴きたくなってしまうんだろう。


MO'SOME TONEBENDERの音楽もそんな音の一つなのだ。




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2006年2月15日

2006-02-15 22:40:25 | 音楽
「FOR YOU」 山下達郎


”愛が深いとこんなにも悲しい” 「FUTARI」詞:吉田美奈子

最初にこのアルバムを聴いたとき、この詞がとても印象的で心に残った。
まだまだ子供だった自分は、言葉から歌詞の世界を頭に思い浮かべ、想像するしかなかったのだけど。久しぶりにこの言葉を反芻してみた。時を隔てた今でも解ったような解らないような(苦笑)。

一曲目の「SPARKLE」も大好きな曲だ。イントロからぞくぞくするような期待感、高揚感に溢れていて、当時見知らぬ南の島へ想いを馳せたのも、今となっては懐かしい。


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2006年2月9日

2006-02-09 09:01:46 | 音楽
2月8日 作曲家 伊福部昭氏 死去 享年91歳


ご冥福をお祈り致します。
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2006年2月7日

2006-02-07 22:30:21 | 音楽
「LOVEROCK」ギターウルフ


「UFO CLUB 10th Anniversary PARATY SPECIAL」
2006年1月31日 Shibuya AX

出演バンドはDMBQ、ギターウルフ、ゆらゆら帝国の3バンド。

トップのDMBQは残念ながら間に合わず、最後の7, 8分くらいしか観ることができなかった。DMBQのライブは初代ドラマーの吉村さんの頃に見たきりで、昨年アメリカツアー中に事故でなくなったChinaさんのことはほとんど知らない。今回も元キングブラザーズの和田シンジ氏の加入が決定してるとのことだったが、この日は増子さんがドラムを叩いており、メンバー3人のみだった。最後の最後しか観ることができなくて残念だったが、モニターを通して増子さんの表情を見ていたら胸に迫ってくるものがあった。

二番手は、ギターウルフ。こちらもライブを観るのは数年ぶり。昨年の春、ベースのビリーが急死したのは衝撃だった。亡くなる少し前にTVで3人の元気な姿を観ていたから尚更。ギターウルフはセイジ、ビリー、トオルという揺ぎ無い布陣があってこそと思っていたから、もしかしたら解散してしまうのでは・・とも思っていたのだが、その後約半年で後任のベースが決まり、後任メンバー決定後の音楽雑誌でのセイジのインタビューを読んだときに“続けていくことは当たり前”といった確固とした決意表明が伝わってきて、読みながら涙が出そうになったことがある。そして、新生ギターウルフのライブを早く観たいと思っていたので、この日のライブを心待ちにしていたのだった。

客電が落ちラモーンズが流れる中メンバーが登場。そして「仁義無き戦いのテーマ」をバックに、セイジ兄が缶ビールを一気呑みするパフォーマンスも以前と変わらずで嬉しくなる。思わず顔が綻んでしまう。轟音が鳴り響いてそこから先はまんまギターウルフの世界に突入。数年前と全く変わらないギターウルフのロックがそこにあった。ああ全然変わっていない。テンションはいつ観ても変わらない。金太郎飴と言ったら例えが変かもしれないが、どこを切ってもギターウルフなのだ。そこが彼らのロックバンドとしての存在証明であり、愛すべきバンドたる所以なのだ。そしてそんな普遍性に加え、何だろう、数年ぶりに観るせいかセイジ兄のギターがいい意味では前とはちょっと違う感じを受けた。ビリーのドラムも力強い。ファンだったという新メンバーのUGもこのバンドが好きなんだろうな、という気概が伝わってきた。とにかくギターウルフの全力投球な男気ロックに浸りきった数十分だった。

最後はゆらゆら帝国。ギターウルフですっかり大満足してしまった自分は(笑)、後ろのほうでまったり鑑賞とあいなった。音もそうだけど、坂本 慎太郎の歌詞はいつ聴いても面白いな、と聴き入ってしまう。

イベントをまるまる観られなかったのは残念だったが、ギターウルフとの再会が、ちょっとへたり気味だった自分の心に喝を入れてくれた。

またギターウルフのライブを観に行きたい。新生DMBQも機会があったらじっくり観てみたいと思う。
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2006年2月最初の日

2006-02-01 22:34:20 | 音楽
数ヶ月前、何気にTVをつけていたら、流れ出した音楽と映像に気持ちを一瞬で奪われてしまった。

それが、OASISの「STOP CRYING YOUR HEART OUT」。

2年前の作品なので何を今更と笑われてしまいそうだけど、今まで何度も耳にしたことのあるこの楽曲に何故かその時惹き付けられてしまった。

というわけで、遅まきながら「STOP CRYING YOUR HEART OUT」が収録されているアルバム「ヒーザンケミストリー」を買ったら、見事にはまってしまった。

実はOASISをじっくり聴くのはこのアルバムが初めてなのだけど、頭の中で想像してたものとちょっと違っていた。何か懐かしい感じにとらわれたりもするのだ。メンバーの音楽的ルーツがビートルズにあるということを友人に教えてもらい、ああだからなのか、と納得したのだけれど。
曲もメロディアスだけど、バラエティに富んでいてアルバムをトータルで聴いてもすごく心地よい。
OASISファンの友人のお薦めの旧譜を買おうと思いつつ、未だに買っていないのだけど、「STOP CRYING YOUR HEART OUT」のPVもまた観てみたい。


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2006年1月17日

2006-01-17 22:04:47 | 音楽
「シャロン」  ROSSO


“冬の星に生まれたら”


久しぶりにROSSOの1st「BIRD」を聴く。荒々しくて、感情の趣くままに掻き鳴らしているようなチバのギターはいいな、と改めて思う。

ファンの間でも人気の高い「シャロン」は自分にとってもやはり一番好きな曲で。刹那的で、この世界に対する軽い失望と、壊れたまま、でも走り続けることへの暗い情熱が交錯している。今生きているこの世界が自分の望んだ世界じゃないと思ったことが一度でもある人は、きっとこの曲に惹かれてしまうんじゃないだろうか。

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12月6日

2005-12-06 00:07:17 | 音楽
051127



轟音

薄い空気

上昇していく温度

熱を帯びたハコの中



彼のギターが大きくうねった瞬間

その身体に滞留していた汗が

飛沫のように鮮やかに舞い上がった

背面のライトがフラッシュのように

それを浮かび上がらせる

雨が一瞬で蒸発してしまったかのように



ああ何て綺麗なんだろうと

立ち尽くしたまま見惚れた


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10月21日

2005-10-21 12:25:00 | 音楽
「ペチカ」 MO'SOMETONEBENDER


最近、涙腺が脆い。季節が秋のせいなのかもしれない。秋は一番好きな季節でもあり、一番感傷的になる季節でもある。そして、今年ほど感傷的になる秋は初めてかもしれない。一年前の秋を、折に触れ思い出してしまう。去年までいた人が、今年はいないという現実。一年前の出来事がまるで昨日のことのように脳裏に浮かぶのである。
そんな季節に届けられたモーサムの新曲「ペチカ」。モーサムは今年、春にマキシシングル「ビートルバーナー」(映画「ヘアスタイル」の主題歌)、夏にミニアルバム「faster!」、そして秋の本シングルと間を余り置かずに新曲をリリースしている。今年は曲作りモードに入っているらしく、かなりの曲をスタジオに篭ってレコーディングしたらしい。おそらくこの新曲リリースの先には、フルアルバムのリリースが控えているだろうし、こんなに短いスパンで新しい曲と次々と聴けるのはファンとしては本当に嬉しいものである。

「モーサム史上、一番優しい曲」と言われている今回の「ペチカ」はありふれた日常が優しい眼差しでもって描かれている。今までも泣いてしまうような曲は数多くあったけれど、どこかエモーショナルな鋭さを内包していて、今回のように淡々としながらも温かみに溢れた曲は確かに初めてかもしれない。
PVも、イラストレーターのたにつえりこさんが1600枚も絵コンテを書いたという、鉛筆のようなタッチで書かれたシンプルなアニメーションが一つの物語を作っていて(どこかシルヴァスタインの「ぼくを探しに」を彷彿とさせる)、寂しさや切なさ、強がり、希望、優しさといったいろんな気持ちが其処かしこにちりばめられて、PVを観ていても涙が出てしまうし、音源を聴いているだけでもやはり涙が出てしまう。
人間は生きてきた分だけ刹那を抱えているのだと思う。普段は水面下でひっそりと眠っているそれらが、何かが引き金となって表層に現われて、突然へたり込んでしまいたくなったり、どこまでも走り続けたくなったり、または、自分の心の中に雨が降りだしたかのように涙をあふれさせてしまうのである。
生きてきた道程を否定もできないし、打ち消すこともできないけど、過ぎてきた時間を自分の内に抱え込みながら、何かに触れることによって、自分を浄化させていく。緩んでしまった琴線をまた一つずつ締め直していく。流れつづける時間の中で、一時だけ、そうやって自分を解放させる。そうやって生き続けていく。
今回の「ペチカ」は正にそんな機会を自分に与えてくれた。むやみに悲しくなったり、自分を憐れみたくなるときが時々あっても、こんな風に音楽に触れることで自分はまた生きていけるのだな、と思う。そういう音との邂逅によって、生きてきた甲斐があるなあ、と心から思えるし、モーサムに対しても感謝の念を持たずにいられない。
もうじきやってくる自分の誕生日には「ペチカ」を繰り返し聴くんだろうな。秋から冬にかけて、この曲は自分にずっと寄り添っていくような、そんな気がしている。


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10月19日

2005-10-19 12:20:29 | 音楽
「RESPECTABLE ROOSTERS→Za`GOGO LIVE」

ルースターズのトリビュート盤「RESPECTABLE ROOSTERS→Za`GOGO LIVE」を買った。これは1999年に出された「RESPECTABLE ROOSTERS」に続くもので、前回と違う曲が取り上げられており、参加アーティストも、今回はモーサムトーンベンダー、斎藤和義、勝手にしやがれ、HEAT WAVE、dip、RADIO CAROLINE、THE BACK HORN、グループ魂、bloodthirsty butchers、BAREBONES+アベフトシと、前回と違った布陣となっている(しかしながら、前回参加したミッシェルガンエレファントのウエノコウジがRADIO CAROLINEで、そしてアベフトシがそれぞれ違うバンドで参加しているのが何とも感慨深いものがある)。

トリビュート盤では、参加アーティストが自身の感性や解釈でもって、まったく新しいものにとって生まれ変わるという期待(ぞくぞく感)をいつも持ってしまう。大前提として、アーティストが畏敬の念でもってカバーをしても原曲に勝るものはないとは思っているのだが、でも、そんな期待をしながら聴くのがトリビュート盤の醍醐味であるとも思っている。咀嚼をとびこえて、全くオリジナルなものとして曲を生まれ変わらせたと思えるのが、前回のトリビュートでは、ミッシェルガンエレファントの「DO THE BOOGIE」だった。原曲のシンプルかつブラックで、間合いのあるものとは一変して、ゴリゴリのガレージロックに変わったのを聴いたときは、凄く格好良いと思った。ぞくぞくした。それと、THE GROOVERSの「sittin’ on the fence」もメロディアスな感じが凄く良くて、この二曲については、原曲と聴き比べてしまったほどだ。

今回も好きなバンドがいくつも参加しているので、何曲か感想を。

「新型セドリック」モーサムトーンベンダー
正直もっと違ったものになるのを期待していたのだけれど、これはこれでモーサムらしさが出ていていいな、と思った。藤田勇のドラムは相変わらず力強いし、最初から最後まで疾走感に充ちていて心地いい。

「撃沈魚雷」勝手にしやがれ
ブラスとドラムのインダストリアルな感じが、原曲とはまた違った鳴らし方ですごく格好良いな、と思った。

「テキーラ」BAREBONES+FUTOSHI ABE
アベのカッティングギターを久しぶりに聴いた。もう、それで、大満足。

「I'm Swayin' In The Air」Radio Caroline
ウエノコウジのピアノを聴くのはもしかしてこれがはじめてかも。でも、このピアノがとてもいい感じだった。ミディアムテンポから、中盤R&Rに変わっていくアレンジが面白かった。

「Je Suis Le Vent」dip
dipはこの曲と「She Broke My Heart's Edge」と二曲参加している。
dipが「Je Suis Le Vent」をカバーすると聴いたときから、かなり自分の中では期待が高まっていた。ヤマジカズヒデのうねるようなギターがこの曲にぴったりだと思ったからだ。聴いてみたら本当に期待通り。思わず胸が熱くなってしまった。アルバム「DIS」の最後に収録されているこの曲は、オリジナルでは、小鳥がさえずり、ボーカルの大江慎也がフランス語の歌詞を呟きのように歌う。dipバージョンでは、歌も効果音も無しで、ただひたすらギターが畳み込むようにメロディーを繰り返していく。それでも、オリジナルの根底に流れていた空気感が、dipによってまた違った形で体現されていると思えた。「Je Suis Le Vent」は元々大好きな曲だったので、今回のdipバージョンは、自分の描いていた世界観が損なわれることなく、別の音になっていたということで、本当にもう感無量なのである。


12月には今回の参加アーティストが集まって、トリビュートライブを行うとのこと。行って、生音で改めてじっくり聴いてみようと思う。




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10月6日

2005-10-06 19:09:40 | 音楽
ゴジラVSガイガン

某メーカーのCMで故黒澤明監督が出てくるものがあって、バックに伊福部昭の「怪獣大戦争マーチ」がかかり、黒澤監督やスタッフの映像とあいまって、映画作りに邁進していた夢にあふれた時代を彷彿とさせてくれる。
マーチは、苦手だった運動会や、戦時中兵士の士気を高めるために使われていた音楽といった極私的な思いこみがあって、あまり好きではないのだけど、ゴジラに係るマーチだけは別物。単純に、スクリーンで暴れまわる怪獣達に胸ときめかせていた子供の頃を思い出させてくれる。
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