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深空(mi so ra)

忘れたくないこと、憶えておきたいこと、心に留めておきたいこと・・・
記憶の受け皿に少しずつ並べていく。

9月29日

2005-09-29 12:18:15 | 音楽
「渋星」 渋さ知らずオーケストラ
1. Images
2. Naadam
3. Quasar
4. PA!
5. Akkan
6. Space Is The Place
7. In The Image of Images
8. 本多工務店のテーマ

昨年「鈍獣」という舞台を観たときに、ラストに突然「Naadam」がかかった。
渋さ知らずの曲が使われたということが思いもかけなくて吃驚したが、「Naadam」がかかったことによって、あのラストがより際立って、強力に記憶に残った。
渋さ知らずオーケストラのライブを何度か観たことがあるが、「Naadam」ではいつも自然に涙が込み上げてきてしまう。何かに向って両手を大きく広げて叫びたくなる衝動に駆られる。何故こんな気持ちになるのか自分でもわからないけれど、高いところから真逆さまに落下していくような強烈なブラスの音で始まるイントロからそのまま気持ちをさらわれてしまうのだ。「鈍獣」を観るまでこのアルバムは持っていなかったので、頭に降ってきた音をもう一度音源で確かめたくて、終演後即効でこのアルバムを買った。CDで聴いても、やはり湧き上がってくる感情は同じもので、終日こればかり聴いていた日もある。インストゥルメンタルなのだけど、何か人間の叫びのようでもあり、大勢の人達が泣いている様でもあり、そして何かに向って突き進んでいくような疾走感に、いつも気持ちを鼓舞される。
Sun Ra Arkestraのメンバーとも共演しているこのアルバムはマグマのような熱が全編に迸っているように思う。
一曲目の「Images」(サン・ラのカバー)から二曲目「Naadam」への流れは途轍もない、地熱のような爆発力を感じさせるし、5曲目のダンドリスト(リーダー)不破大輔氏の作曲による「Akkan」は、イントロの太田恵資と勝井祐二の二つのバイオリンのコラボレーションがとても美しい、そしてスイングするだけでは終わらない、成る程これもジャズなのだ、と地表にしっかり根を生やした大木のようなスケールを感じさせる。5曲目のライブでのおなじみの「本多工務店のテーマ」もライブにそぐわない昂揚感を感じさせてくれる。
季節が秋に変わったから、というせいもあるかもしれない。最近、またこのアルバムを聴くようになった。そして一年前、「Naadam」を聴きながら電車の中で泣いたことを思いだしたりしている。

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8月30日

2005-08-30 18:14:21 | 音楽
「faster! premium night」 
MO’SOME TONEBENDER@渋谷クラブクアトロ 2005.8.24

ドラムの藤田勇の髪型が変わってた。持ってたビールは黒ラベル?百々の客席へのレスポンス、よかったなー。最後にダイヴしたのは見逃してしまったけど。
そして、ベースの武井氏がアンコール時にレスラーパンツ姿で出てきて、曲間で腕立て伏せやスクワットをやっていたのにはどうしても目が釘付けに。
・・・こういうことを書くと、知らない人にはどんなバンドだ!?と思われそうだけど、凄まじくてずっしり重いライヴだった。
武井氏のパフォーマンスもどこ吹く風で、ひたすら各々の演奏に没頭する他の二人も凄いと思うのだけど、それぞればらばらに好き勝手な方向を向いているように見えて、実は、ぴったり重なり合っている。そんな一瞬が垣間見えるとぞくぞくする。
ギター、ベース、ドラム、最小限のセットの中で、繰り出される何百何千の音の渦にどっぷり浸りこむ。
うまく言えないけど、ばしっと、音が太い手綱のようにつながったのが感じ取れる瞬間、至福に充たされる。今そこで鳴っている音だけに集中すればいい。真空管の中にいるかのように音だけを感じ取る。他は何も体に入り込んでこない。

新旧取り混ぜて2時間弱のライブ、あっという間だった。

中盤に繰り出された「GREEN&GOLD」。この日も聴いていて涙が止まらなくなる。
壮大なバラードナンバーに、フロアでは体を揺らしながら聴き入っているオーディエンスが多い。ファンも皆この曲が好きなのだな、と思う。
「GREEN&GOLD」で胸にずっしり楔を打ち込まれた日が今年の1月10日だった。あの日から半年以上経つけれど、何度聴いても何時聴いても、心に静かな揺さぶりをかけられる。この曲はきっと一生聴いていくことになるだろうな、と思う。またそんな曲に出会えて嬉しい。
1月10日にこの歌に出会えたこと。MO’SOME TONEBENDERの音に出会えたこと。そこに誘ってくれた“何か”に感謝したい。


追記
今回も、藤田勇のドラムには終始目が離せなかった。音を追っていっても行方が分からなくなるくらい音数が多い。でも、ベースと共に、根幹の音はしっかり刻まれている。そこに百々のうねりまくるギターとボーカルが重なって、あのバンドパワーが生まれるのだな、と思う。
藤田氏のドラムを“めためた叩く”と表現したミュージシャンがいたそうで。言い得て妙とは正にこのこと。目下“めためた”の語感が一番のお気に入りです(笑)


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8月22日

2005-08-24 23:08:19 | 音楽

約10ヶ月ぶりの大江慎也との邂逅。
8月24日発売のルースターズのラストステージを追ったドキュメントDVD「REBIRTHⅡ」の発売に先駆けたトークイベントに行ってきた。そこで大江の元気な姿を観ることができた。

イベントには、「REBIRTHⅡ」を監督した石井聰互監督も顔を見せ、「爆裂都市」の映像を観ながら当時のエピソードを聞いたりすることができた。
会場でも「REBIRTHⅡ」から何曲か上映してくれたのだけど、昨年のフジロックフェスティバルのラストライブの一曲目だった「FADE AWAY」は単純に涙腺が緩んでしまった。意識してないのに自然に涙が込み上げてくるのだ。映像は、冒頭のスマッシュの日高代表の挨拶から映し出され、登場SE「RADIO上海~WIPE OUT」がかかり、怒号のような歓声の洪水の中、メンバー4人が登場し、「FADE AWAY」のイントロのギターリフが刻まれる・・・
映像を観ることによってその時の記憶が再生される。一年前のあの場所での出来事を反芻するのと並行して、フラッシュバックのようにいろいろな想いがこみ上げてくる。最初にルースターズの音楽を聞いたときから20年余りの月日が流れているわけなのだが、ルースターズが現役であったあの頃、まさか、数十年後にこんな形でまたメンバーに会えるとは思ってもみなかった。ルースターズは確かに一度終止符を打ったバンドなのだが、バンドの存続関係無しに聴きたい歌はどれだけ時が経っても聴きつづけるもので、ルースターズというバンドの存在が消えてしまっても、折に触れてルースターズの音源を聴くことは多かった。音源は、それを作った人々の想いが形となって表れているものだから、音を聴くだけで、バンドが当時その音源を作った理由というか、ポテンシャルが明確に再生されて、そんな音はいつ聴いても色褪せることはない。音の記録が残るという部分でも音楽の持つ力はすごいものなのだと思う。歌は世につれとはよく言ったものだ。
ルースターズの邂逅から現在に至るまでに続いてきたもの。それは自分の生活であり、人生であり、”随分遠いところまで来てしまった”という感慨と共存した形で、歌を聴くたびに、数十年前の熱気、感動、傾けてきた情熱が一気に噴出してくる。まだまだ己の人生を振り返るような齢ではないかもしれないが、”遠いところでまた会えた奇蹟”というものが、人生においてはあり得るのだということを、実感できたように思う。
そして、普段はぎりぎりに縛られている自分の心の中の一部分が氷解して、それが涙という形で表れるのかもしれない。
時がどれだけ経っても、決して色褪せないもの。ルースターズの音楽は自分にとって、そんな一つなのだ。

「REBIRTHⅡ」のDVDを購入したら、また、映像を観ながら涙を流すことになるのかもしれない。でも、続いてきたものによって支えられるということ、また会えたこと。それは自分にとってはとても大きな出来事であり、サプライズでもあり、そこから前に歩いていく力、可能性を感じて、自分を鼓舞することができると思うのだ。
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8月16日

2005-08-16 18:18:16 | 音楽
「遠野」 姫神

盂蘭盆会

今日は送り盆の日。けれど仕事を休めなくて見送ることが叶わないので、せめて気持ちだけはと姫神の「遠野」を聴いた。
そうしたら涙が止まらなくなってしまった。


タイトルどおり柳田国男著作の「遠野物語」をモチーフに作られたこのアルバムは、電子楽器で音が創られているにも関わらず、郷愁や哀切や怖れといった複合された感情が楽曲の根底に流れていて、そして何より古の音が現代に甦ったような、いや、古の時代を知る由もないのに、そんな気持ちにさせられてしまう。

盆の慣習然り、自然と迎合して生きてきた先祖達が、霊を敬い、人間のみならず、牛や馬や、田畑の作物や、そこかしこに根を下ろしている生命に対して畏怖を内包した尊厳の感情を持ち、季節の節目節目に農耕儀礼や祖霊祭祀の行事を取り行いながら綿々と暮らしを営んできたのだろうと思う。「遠野物語」からもそれを感じる。
このアルバムのライナーノーツで遠野在住の詩人の方が「ヒトは怖れ・恐れなしには生きていけない」と書かれている。その通りだと思う。恐れの感情があるから、人間はどこかで傲慢で放埓な本質的感情を抑え、粛然とした気持ちで自然と共存しながら生きてくることが出来たのかもしれない。

ライナーノーツには次のことも書かれている。
「しかし今の子供たちは実体として見えないものへの<恐れ>を感受できるだろうか」
そして柳田氏は「遠野物語」の序文でこう書いている。
「願はくば之を語りて平地人を戦慄せしめよ」

人は恐れを忘れて強欲や放漫な感情に流されることもある。そんなときは目に見えない力でしっぺ返しを喰らう。口承伝達されてきた昔話りには、そんな、人間の行いに警鐘を鳴らす意味もこめられているのだろうと思う。
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7月26日

2005-07-26 12:20:26 | 音楽
フジロックフェスティバル2004

ドラゴンドラから眼下の会場を映したもの。会場内にはいくつかステージがあって、奥の白い屋根がホワイトステージで、手前が多分FIELD OF HEAVEN(間違ってたらすみません)。
今年は行けないけど、来年以降機会があったら是非また行ってみたい場所です。
青い空と濃い緑と澄んだ空気と水。そして心底音楽を楽しんでいる人々の嬌声。あちらこちらで音が鳴っていることの至福感。のんびりまったり、ステージからステージの移動で山道をてくてく歩くのも楽しい。心底寛げる空間です。
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7月20日

2005-07-20 18:01:04 | 音楽
「echo」 MO'SOME TONEBENDER


立て続けにMO’SOME TONEBENDERのライブを観る。どうしてもドラムの藤田勇に目が釘付けになってしまう。
スピーカーの前に立っていたら、ドラムが鳴り出した途端風圧でスピーカーから風が起こった。

いつも思うけど、何て叩き方をするんだろう。

圧倒とか、壮絶とか、強大とか、圧巻とか、重音とか、
そんな言葉を並べても、上滑りで上手く表現できない。5年前に初めて観たときから確信がどんどん強くなっている。
はーーと溜息を吐くのではなく、息を飲み込む感じ。
時間があっという間に過ぎていって、一瞬の手前がどんどん堆積されていく。もどかしいけど幸せも感じる。

「echo」のPVのアウトロで、彼は、メンバーのプレイを凝視しながら高みへ上っていき最後に爆発する。
脆さと痛みを伴った百々和宏の歌詞もとてもきれいで、「echo」は今ヘビーローテーションになっている。


「明日は最高の日」
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7月4日

2005-07-04 18:47:04 | 音楽
            「南米のエリザベス・テーラー」 菊地成孔



「情熱大陸」で初めて地上波で菊地成孔を観る。

「誰かに見られている気がするからいつも自分を晒している」という言葉が興味深かった。
そして、亡くなられた父君についてのくだりには涙が出そうになってしまった。
私も取り返しのつかないことをしてしまったんだろうか。。。
「情熱大陸」は何度も観たことがあるけど、今回は特に余韻を引き摺ってしまって、番組終了後、暫しぼんやりしてしまった。
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6月23日

2005-06-23 19:14:57 | 音楽
MUSICAL BATON

ブックマークさせて頂いているshitoさんからMUSICAL BATONのご指名いただきました。
音楽は好きなので、質問事項&回答を↓に書き出してみました。
・・・5曲選ぶって難しいですね。
でも、頭にぱっと浮かんだものは一生聴いていきたい曲と改めて確認できました。

①コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
 現在PCで音楽は聴いていないのでゼロ。

②今聞いている曲
 「ばちかぶれ!」MO’SOME TONEBENDER
 (ちなみにタイトル名は福岡出身の友人の話だと“無茶苦茶やろうぜ!”
   という意味らしい)

③最後に買った CD
  「faster!」MO’SOME TONEBENDER 6月21日に買ったばかり。
   ↑の曲も収録されてます。

④よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲
 
特別な思い入れのある曲は5曲ではおさまらないので、自分の望みを再確認
できる曲・・ということで選んでみました。

☆THE ROOSTERS 「SITTIN’ ON THE FENCE」(from「a- GO GO」)
 聴く度に“素敵な狂気”に憧れた。狂気を映像にしてみたいとも思った。
 今も8ミリフィルムのように浮かび上がる景色が見える。

☆ARB 「AFTER’45」(from「砂丘1945年」)
 心が疲弊しきっていた時に正気に戻らせてくれた曲。

☆THE MICHELLE GUN ELEPHANT 「DROP」(from「CASANOVA SNAKE」)
 「神の手はにじむピンク」これに尽きる。チバユウスケの詞はひりひり
  しているけれど、置き去りにされた心を取り戻してくれる。
  豊田利晃監督の「青い春」でこの曲がかかった時には固まってしまった。

☆DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN 「MIRROR BALLS」
(from「MUSICAL FROM CHAOS 2」)
  音の一つ一つから感じ取れるもの、それは哀切だったりするけれど、
  同時に生きる力を与えられる。それがDCPRG主宰者 菊地成孔氏が
  言うところの「憂鬱を官能に変える」ことなのかもしれない。

☆BUD POWELL 「チュニジアの夜」(from「ジャズ・アット・マッセイホール」)
  初めて聴いたときの衝撃。鍵盤はこんな風に鳴らすこともできるのか。
  12音を超えたもの。目の前が開けたようだった。

⑤バトンを渡す 5 名

    けろ姫さん、vanillaさん、blues manさん
コメント (2)
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6月11日

2005-06-13 12:20:58 | 音楽
「THE STORIES OF ADVENTURE」MO’SOME TONEBENDER

「ACIDMAN CINEMA VOL3」で、モーサムトーンベンダーを約半年ぶりに観た。
30分足らずの短いライブではあったけど、相変わらずのパワフルなステージに安堵する。
6月22日発売のアルバム「faster!」から何曲から披露され、その中の一曲には涙が出そうになってしまった。
モーサムの曲は、「見知らぬところ」「レノンレノン」「GREEN &GOLD」・・・そんな風に突然胸に込み上げてくるものが何曲もあって、だから彼らが好きなんだと思う。

モーサムトーンベンダーを知ったのは、何年前にライジングサンの特集をスペースシャワーかどこかでやったときに観たのが最初だったと思う。そこで、ギターの百々和宏や、ベースの武井靖典よりも、目をひいたのが、ドラムの藤田勇だった。楽器のことはよく分からないけど、前かがみになりながらスティックを叩きつける姿が強烈だった。ARBのキースや、R&Rジプシーズの池畑潤二や、元TMGEのクハラカズユキ、AJICOの椎野恭一等々、好きなドラマーのどれとも違う、その姿が印象的だった。

去年のフジロックフェスティバルでのレッドマーキーのステージは素晴らしかったというか、凄かったというか。へとへとになってもまだ走ることを止めない、どこまでも突き進んでいく3人に圧倒された。無指向型の放熱が巻き起こすカオス。ライブ中は自分でも分からなかったけど、終わってからじわじわとその余韻がこみ上げてきて、へたり込みながらも、もっともっと彼らの歌を聴きたいと思った。

12月のSHIBUYA AXのライブは観ることが叶わなかったけど、1月に横浜ブリッツでの「HEAL NIGATA」のイベントに、急遽出演が決まった彼らがオープニングで登場したときには、驚きながらも、物凄く嬉しかった。
そして、フジロックでも高らかに歌われた「GREEN & GOLD」。自分でも吃驚したのだが、この日、イントロを聴いた瞬間から突然涙が止まらなくなってしまった。2階席だったので、藤田勇のドラムも良く見える。その音一つ一つが、胸に楔を打ち込まれているかのように、身体に入り込んできて琴線と共鳴してしまったのかもしれない。百々のエモーショナルなギターや、力強い武井のベースも大好きだ。そして、百々のボーカルは、元の声質自体は柔らかいと思うのだが、そこに強靭さが加わって、それが楽曲で爆発する。だが「GREEN&GOLD」のような曲には、元々持っている声質、彼が備えている優しさや暖かさが表面に現われてくるから、襞一枚下のところを揺さぶられるのかもしれない。

「GREEN&GOLD」のPVにはメンバーは登場してこない。曲をバックに、海の中から湧き上がる水泡を映し出して、そこから、川の上を、岩山の上を、雲海の上を、草原の上を、そして大海の上を、飛んでいるかのように、画面がフラッシュバックしていく。この曲が収録されているアルバムのタイトル「THE STORIES OF ADVENTURE」を彷彿とさせるようなこのPVを観るたびに、力づけられるし、涙が出てしまう。新しいアルバムには「GREEN&GOLD」のライブverも収録されるらしい。22日の発売が待ち遠しい。

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5月最後の日

2005-05-31 12:12:57 | 音楽
「enClorox」 54-71

先日タワレコにかけつけたものの、お目当ての「All Songs Composed & Performed By 54-71」が無かったため、悩みながら、何枚か並べられたアルバムの中から、このアルバムを買った。
何しろ、モーサムのライブでのスカム氏のアクションが激しかったのでオルタナ系のハードな音を勝手に想像していたのだが、想像とは裏腹にメロディアスで、エレクトリックというよりも、アコースティックに近い、ミクスチャーな音作りだったのが意外だった。最初は違和感を感じたものの、何度か聴きかえすうちに、その独特な、ギター、ベース、ドラム、ボーカルそれぞれが際立ちながら共存している音の世界に虜になってしまった。自分にとっては、今まで聴いたことのなかったような「新しい予感」の音でもあり、新鮮な感動と一緒に良く聴いている。近いうちに入手できなかったアルバムも含めて、54-71の他のアルバムを聴いてみようと思う。

自分は、一つのことにのめりこむとそればかりヘビーローテーションになってしまい、音楽にしても、ありとあらゆるものを片っ端からがんがん聴いていくということができない。間口が狭くて凝り固まっていて、損しているなあ、と思う。54-71だって、もっと早く聴くことだってできたはずなのだ。
なかなか時間が取れないけれど、もし、休暇2日間まるまる自由に使えるとしたら、最初の一日はレコードショップ、もう一日は本屋に篭りたい。一番上のフロアから一番下のフロアまで、じっくり巡ってみたい。両方とも一日だけでは足りなくなるかもしれないけれど。。

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