BLUE HEAVEN

5月の那覇ステイ粟国&慶良間レポ再開  6月の大島ハンマーツアーレポ完結   

甲斐バンド BEATNIK2023 in 日比谷野外大音楽堂

2023-07-11 03:29:58 | LIVE LIVE LIVE!


2023/07/01

               【日時】2023年7月1日(土)
               【会場】日比谷野外音楽堂
               【座席】C-5列18番/11000円
               【開演】17:38
               【終演】19:40
               【観衆】3000人


発表されてからあっという間にやって来た、甲斐バンドBEATNIK2023日比谷野外音楽堂LIVE。
50周年の幕開けとなる一夜限りの公演、即日完売となったチケットは立見も機材開放席も出てSOLD OUTへ。
甲斐さん驚異の晴れ男パワーが見事に雨予報を覆し、朝からの雨も劇的な青空に変わり蝉も鳴き出したり。
数日前に佐藤剛さんがお亡くなりになり中盤ポツポツと悲しみの雨も、1985年国技館セトリが再現されます。
MCを抑えた全22曲2時間超えステージ、ツインドラム&ツインギターを軸にSAXも入り9人編成の重厚な音に。
野外ならではの開放感が最高、70歳になっても激しく唄う甲斐さんの声と姿に何度も涙が込み上げました♬








まさか本当に雨が止むとは。。しかも青空までも出てるでは。
天気予報の降水確率は午後70%、全ての時間帯に雨マークが付いてたけど甲斐さんパワー会恐るべし。
定期を生かして全てJRで有楽町へ、お堀を眺めながら日比谷公園へ入り緑と花々を楽しみ野外音楽堂へと。









どうあやら日比谷公園は120周年の様子、ここに来るといつもパワーを頂ける気分になります。








開場5分前16:40に野音に到着すると長蛇の列が、気温28℃&湿度96%なので熱帯雨林の様な気候に。









並んで10分後に会場内へと、入口には沢山の花が届きイイ香りが漂います。








立見エリアにも人が入りギッシリ超満員、マスクなしOKでのこの盛況ぶりが心の底から美しく感じます。






席に着くと何度も来る野音だけど更に小さく感じる、CブロックがBブロックかと思う程ステージが近いでは。
福井から遠征して来た友達と再会して席で談笑&記念写真を、WOWOW生中継がはいるのでカメラが多数見られます。
会場内にはポップな洋楽がかかり野外らしさたっぷり、あっという間にに定刻が近付き「甲斐ーーっ!!」の叫びが。
そして8分過ぎにSEが流れディズニーランドみたいな陽気なナンバーが、下手側からマックさんや岡沢さんが登場。
少し後から松藤さん白を基調にジャケット姿で現れ、最後に一郎が上下黒で黒ハットをかぶりスリムに見えカッコイイ!!
分厚い雲の合間には薄陽が見えて気分は最高潮に、一郎が下手側スタッフに何やら笑顔で確認した後にオープニング♪♪
予告通り国技館と同じで『野獣』のイントロだっ!!甲斐さんがステージ真ん中からサッと現れて歌い始めます。
忘れもしない1985年3月31日新両国国技館、20歳の僕は19歳だったかみさんとラッキーな事に狭いアリーナの最前列で。
当時は甲斐バンドファンクラブがなかったので、ディスクガレージのミュージックパーティでチケット取っていました。
アリーナ席は神聖なる国技館の中央部分で土俵がある位置、本来なら女性は立ち入る事が出来ない場所に入る事に。
そんな衝撃的だった国技館こけら落としLIVEから38年、まさか同セトリで70歳になった甲斐さんがステージに立つとは。
音響がイマイチでグイグイ来ないけど甲斐さんの歌いっぷりが引き込まれ、超満員となった観衆が早くも一つに♪♪
サビの部分では拳を突き上げる人が多くノリノリ、🎵ラーシュッ!部分では甲斐さんのパンチングパーフォマンスが!!
残念ながら超楽しみにしていた2曲目『ランデブー』の一郎ギターイントロも、音が響かずまるで生音みたいな感じ。
それでもバンドのグルーブが素晴らしくスピード感がGOOD、気が付けば自然と身体が飛び跳ねているでは!!!
大歓声の中フィニッシュすると、「サンキューありがとう!今夜も最後までめいいっぱい演ります」と甲斐さん。
『キラーストリート』が始まり2019年のツアーオープニングが甦ります、85年と雰囲気の違う最新の甲斐バンドで。
🎵まーだ終わぁっちゃいーなーいー!ベイビー!!黒ずくめな甲斐さんのシャウトがカッコ良くしっくり来ます。
3曲終わるとマイクスタンド交換され『ダイナマイトが150屯』へ!!!ツインドラムからのイントロがメチャ良い!!
最初にマイクスタンドを蹴り上げ終盤は旋回式パフォーマンスら!!野音でダイナマイトをまた味わえるとは感無量。
右隣2席は空いているので嬉しい事にスペース十分、ジャンピングしながら楽しみ終わると大歓声が沸き起こります。
薄陽は傾き場外では蝉が鳴き始める夏らしい情景に、5曲目の『ファアリー』の出たし音が美しく音響が良くなるでは
気持ち良さそうに唄う甲斐さんに対しバックのコーラスがお見事、〆のポーズもいつも通りであっという間に次へ。
この辺りからセトリの順番を忘れ『ボーイッシュガール』が始まりドキっ、高校時代の親友榎本憲靖君を思い出す曲。
アルバム『GOLD』が出た特に彼が展開部分を良く歌ってて、BIG GIGの時も熱唱してたし最も再会したい人です。
「榎ちゃん元気にしてますか、このblogから再会出来る日が来たらと心から願っています。」 
もちろん甲斐さんが🎵バイセクシャル〜部分をビシッと決めてくれると、自然と榎ちゃんを思い出しました♪♪
そして今回かなり楽しみにしていたナンバーが、「田中一郎が歌ってくれる」と甲斐さんが言い一郎が『悪夢』を!!
福井から来た友達がリハで「知らない曲を知らない人が歌ってた」とはこの曲でしょう、一郎は自分の場所で唄います。
思ったより声が出ていて良い感じ、独特なギター音を奏でてくれハッピーなひと時が野音に広がり嬉し過ぎ。
すると2番になると甲斐さんがドラム横から出て来てボーカルを奪還、全く異なる2人を声を楽しめ素敵な一幕に♪♪
ここで座席の横ライン延長線会場ド真ん中を見ると、ノースリーブ&黒髪ショートの美しい甲斐名都さんの姿が。
『ナイトウェイブ』のイントロが流れ体をユラユラ、お隣には娘さんも居て一緒に野外LIVEを楽しむ姿が素敵では。
もうすっかり雨の心配は飛んで野音ならではの開放感を満喫、甲斐さんもバンドの面々もとにかく気持ち良さそう。
見所は間奏のソロプレイで一音一音が胸に心に沁み、中でも高らかに響く一郎のギターが大森さんに届く勢いでした♪
しっとりとキーボード音から『荒野を下って』が始まると着席状態に、すっかり演る事を忘れていたので嬉しいぞ。
丁寧に噛み締めるように唄う甲斐さんが愛おしくなるシーンがいっぱい、まだ照明は色付かずシンプルに輝きます。
一旦下がったメンバーが入り再びフルバンド体制に、岡沢さんから紹介され稲葉さんへと続きマックさんに。
すると甲斐さんから「ヤクザなジェントルマン!マック清水オーイエー!!」と、何てカッコイイ紹介なのでしょう。
数日前に欠かせない存在だった佐藤剛さんがお亡くなりになったからか、松藤さんも一郎も紹介の際は笑顔は少なく。
そしてステージでは、甲斐さんが一番甲斐バンドの中で好きな曲と確か語った事がある『BLUE LETTER』が披露。
86年甲斐さんツアーPARTYで演った時と同じバージョン、当時ヒットスタジオでも唄ったシーンが甦って来ます。
間奏では甲斐さんがブルースハープ音色を響かせイイ感じ、佐藤剛さん追悼の悲しみの雨がポツポツ肌に当りながら。
『ラヴ・マイナス・ゼロ』が始まるとカッパを着始める方も、徐々に暗くなって来て照明が光りがより鮮明に美しい。
名曲は何だか今の甲斐さんにかなりしっくり来る感じで凄くイイ、見事なコーラス&ハーモニーにうっとり気分に。
そしてお楽しみは「サンキュー、じゃぁね」で部分で、よの夜は「ありかとう、最高さ、サンキュー」と甲斐さん。
ステージにはイケメンなSAXプレイヤーも加わり次の『Try』もスイング、いやー久々な曲なので楽しいでは♪♪
リラックスモードかつリズミカルに弾けサビの♬トラーイ!がGOOD、今後も甲斐バンドで演り続けて欲しい限り。
更に続くお楽しみタイムは『デッド・ライン』へ、突き抜ける演奏と甲斐さんの唄いっぷりと躍動感が堪りません!!
間奏マックさんのパーションがグイグイと来て最高、僕の中では85年国技館こけら落としを代表する曲と言えます。
絶妙なタイミングで14曲目は『冷血』が!!!ここで一気に照明に色が入り赤が!!!!!メチャ映えまくりに♪♪
赤レンガでは灼熱太陽の下での『冷血』だったけど、野音で真っ赤な照明に浮かび上がる『冷血』は最高では!!!
甲斐さんはしっかり高音が出て来て調子良さげ、中盤の縦エルボーを入れるアクションを一緒に決めて気持ちイイ♪
ここからは一気に王道コースへ入り『氷のくちびる』へ!!イントロが鳴るとググっと更にギアが入りより深く。
美しいライティングを楽しみながら、これぞTHE甲斐バンドスタンダードナンバーを存分に味わえて幸せいっぱい♪
注目は間奏の松藤さんリコーダーだけど見えず確認不可能、甲斐さん&一郎の決めポーズに鳥肌ビンビン状態に♪♪
エンディング同時にマックさんパーカッションが、あの頃と違うリズムを感じながら『ポップコーン』へ!!!!!
のっけから拳を突き上げ臨戦態勢へ、いつも手拍子リズム感が合わない野音オーディエンスだけど悪くないでは。
歌唱&歓声はマスク着用とのことでここからマスクを、会場全体見渡せるCブロックならではの見事な景観を堪能。
思わず「時間よ止まれ」と言いたくなる程の最高のひと時、甲斐バンドの中で一番好きな曲が炸裂し堪りません!!
サビ部分後方から着き放たれる恒例の強烈なライトが素晴らしい、皆さんが上げる拳が最高の絵となりウルウルに♪
そして『翼あるもの』が始まり覆わずジャンプ!ジャンプ!!会場内は物凄い一体感となり大合唱タイムとなります。
甲斐さんの唄い回しも理想的で文句なしな展開に、あっという間に後半のスピードアップ展開に入りより激しく!!
マイクスタンドを倒し躍動して、ラストはもちろん両手を組み人差し指を突き上げポーズでフィニッシュへ!!!
次の曲へ雪崩れ込むかと思いきやここでメッセージが、「世界中ゴーストタウンとなった時期をみんな乗り切ってね」
「だから今夜は楽しんで行って良いんだよ、最後まで楽しんで行って下さい!やるよ~オーメン!!」と甲斐さん。
満を持しての本編ラスト『アウトロー』へ!!!甲斐さんがシャウト!松藤さん懸命に叩き&一郎の間奏が高らかに。
〆は♬ベイビ・ベイビ・ベイビ・べ・べ・・!!!!と叫びエンディング、ビシッと決めてくれアンコールへと。
どんな『きんぽうげ』と来るかと思いきやライブハウスツアーバージョンで、期待していたので嬉しい限りでは♪♪
ジャケットは脱ぎ黒&白柄の半袖で登場する甲斐さん、サイドキック式でマイクスタンドを蹴り上げスタート!!
盛上る野音!皆さん楽しそうだ!!一郎のギター音がクリアに響いてナイス!甲斐さんの声もしっかり伝わります♬
「サンキュー!サンキュー!!サンキュー!!!」と甲斐さんがノリノリ、すぐさま『無法者の愛』が爽やかに!!
待ち望んでいた大好物なナンバーがここで、美しいコーラスが心地良くSAXも見事に加わり素晴らしい演奏が披露。
ここでもう1度メンバー紹介が行われ、「最後の汗を振絞って俺たちはクライマックスへ向かう」と甲斐さん。
そして「その瞬間を皆と分かち合う、それが俺たちのライヴです」と、更にディナーショーでも行ったあの言葉が。
「みんな最後に!老いぼれるなよ!みんな!!老いぼれるなよ!!まだナンも終わっちゃいないんだから!!」と。
『観覧車 '82』が始まりレインボーカラーのライティング超美しいぞ、甲斐さん高音が余裕で出ていて好調が持続♪
SAXが間奏からエンディングまでたっぷり入りGOOD、♬ウォーウォーウォウォーの掛け合いも行われナイス!!
遂に最後の最後の曲『破れたハートを売り物に』がGO、マイクスタンドはトライアングル配置でのバージョンで。
やはり甲斐さんのボーカルは湿気が多いのも味方してるのか見事、一郎の歌声もよく聴こえ松藤さん裏声も絶好調♪♪
ラストは松藤さんがドラムに戻ってダーンっと叩きフィニッシュ!そして満足気な甲斐さんの元に集まるメンバー。
9人が横並びになり挨拶&最後は甲斐バンド3人が残り固い握手を交わし終演へ、WOW WOW生中継見事成功!!
雨の心配も吹っ飛びホント良かった!ステージは綺麗なライティングが浮かび皆さん撮影を楽しむ姿が幸せそう♪♪、





僕の座席からの終演直後ステージ、最高のライヴを楽しめ充実感いっぱいでした。





【セットリスト】

M01.野獣
M02.ランデブー
M03.キラーストリート
M04.ダイナマイトが150屯
M05.フェアリー
M06.ボーイッシュ・ガール
M07.悪夢
M08.ナイト・ウエイブ
M09.荒野を下って
M10.BLUE LETTER
M11.ラヴ・マイナス・ゼロ
M12.Try
M13.デッド・ライン
M14.冷血 - COLD BLOOD -
M15.氷のくちびる
M16.ポップコーンをほおばって
M17.翼あるもの
M18.漂泊者(アウトロー)

E01.きんぽうげ
E02.無法者の愛
E03.観覧車 '82
E04.破れたハートを売り物に





【バンドメンバー】

Vo:甲斐よしひろ
Gt:田中一郎
Dr:松藤英男
Per:Mac清水
Key:前野知常
Ba:岡沢茂
Dr:佐藤強一
Gt:稲葉政裕
Sax:丹澤誠二



日比谷公園の噴水を通りJR有楽町駅へ、定期を生かして帰宅です。