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治療不可乃會

この宇宙のBGMにはタンジェリン・ドリーム(初期)しかありません。
ポツリポツリと更新させてもらってます。

ミスター・ビッグ回顧(プログレ目線)

2009年06月17日 | ライブ評
ミスター・ビッグといえば、
90年代の猫も杓子も…的なバンドの代表格。
プログレ求道を始めた頃の私の中では、
「流行りモノ」にすぎない存在でした。

なので回顧とも言い難いのですが、
友人の付き添いで先日の来日公演へ。

客層は…あまりに健全。(場違い感に悩む。)


バラードナンバーを改めて聴くと、
トッド・ラングレンの影響(ポール・ギルバートが公言)も
認められなくはない美メロが結構ある。
今の流行曲なんかより、ずっといい。
(年々退化していってるのか、音楽シーンは?)

ヴォーカリストの歌唱力に感動することは
プログレのライブではあまりないが(表現力は過剰ですが )、
エリック・マーティンは
邦楽カヴァーを歌っている場合ではない
素晴らしい才能の持ち主だと思う。
(さすがに邦楽コーナーはなかったです

ポールのギターソロは…相変わらず品がない。
もっと叙情性を!!
(ファンの皆様、すいません)

ビリー・シーンのように、
「なんでもやりまっせ」的営業力のある
タフなアーティストは、アメリカ人らしくて好きです。
どう考えてもミスター・ビッグを
ミスター・ビッグたらしめたのは、
彼の力。(他のメンバーはキャラ薄めだし)
ティム・ボガードを敬愛してるのも好印象。

たぶん十年後も残っているのはビリーだけでは…。

知らない間に驚くほど老成していたドラムのパットは、
私の「枯れリスト」に追加することにしました。
(現在の登録者はリチャード・バルビエリとエディ・ジョブソン

余興(?)で演った
メンバーがパートを入れ替わっての
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は、
皆の(ビリー以外)おぼつかない感じが微笑ましくって!!
特にギター担当で余裕のないエリックがキュート

一曲目から断続的に泣いていた友人。
ミスター・ビッグの全盛期は
彼女の青春そのものだったようです。
(団塊ジュニア世代の例に漏れず、色々苦労したからなぁ…)


ところで私が最近涙したライブって??
 
アッ、ジューダスのノストラダムスのツアーか…


是非この秋も号泣させてほしい。
ロブ…



エディ様 with ガンちゃんと若いの 来日公演

2009年06月12日 | ライブ評
昨夜のUKZ来日公演は新生UKというよりか、
完全にエディ様・オン・ステージでした。

メタボとは無縁のステキな枯れ具合。
覇気も充分です。

トレイ・ガンはフリップ翁の肉体派ヴァージョンみたく
なってました。(個人的にこの先楽しみかも)

会場の皆さんはやはりUKという名のもとに
集まったんですよね?
プログレ関係であんなに大入りの
●ig Catさんは初めてでした…。

セットリストはエディ様のお時間、
そして「若いの」が頑張るコーナーと、
UKのベスト・オブ・ベスト。
(↑テキトーですいません。でも的は得ているかと。)

「太陽と戦慄」で一番盛り上がる失礼極まりない私。
久々に脳内麻薬が大量に出ました。
(ガンちゃんのスカート姿もフラッシュバックして
 帰宅後なかなか寝付けず

トコロテン流の継承者とされる
ギターの「若いの」(といっても三十代)は、
エディ様のサブ的ポジションではあったろうけど
やたら華がない(泣)。
ミュージシャンたるもの、
人間性でも観客を魅了してほしいんだよな…。

でも陽気なドイツ人ドラマーとガンちゃんとトリオで
何かいいものができそうな気がしたよ。

ついでに言うとヴォーカルはもっとプログレっぽい
叙情的な人がいなかったのかな…

ま、統一感はなかったけれど
エディ様のバイオリン乱れ弾きを堪能でき、
次世代の可能性もチラリと見えた貴重なライブでした。


(↑いつも書きたい放題ですいませんね…
  メンバーの皆さんの実名も出さないで重ね重ねすいません…)


さて来週は、友人の付き添いでミスター・ビッグ。
当日忘れないようにしないと。(笑)

エリックが邦楽カバーを歌い出したら、
個人的には即トイレ休憩の予定。

 ビリー・シーンは楽しみ♪





仙人降臨、そして…ふたりWHO

2008年11月16日 | ライブ評
なんとなく年の瀬感が高まってきた今日この頃ですが…

今週は、週の始めにウリ・ジョン・ロート、
半ばにザ・フーのライブがあったため、
かなり精神的に混乱した一週間でした。

それは両者のライブがあまりに対照的だったためで…。


ウリちゃんは「見納め?」くらいの軽い気持ちで
出かけたのですが、
もともと全盛期とか旬とかいう概念とは無縁な
ウリ流ロックに、完全にしてやられました。
彼の音楽は貪欲に現在進行形なんですね…。

新作ではクラウトロックの流れを極めた(?)といっていいでしょう。
(強い刺激の欲しい方は聴かれたし。)
男女のツインボーカルの登場等、
あのドイツ的な野暮ったさには心を打たれました。

ライブ後半では四十路泣かせの初期スコーピオンズ祭り
そしてシメはジミヘン弾き語り。
ラストに自分が崇拝する神様の曲を、
という誠実さがいいですね…。


ザ・フー(正確には危険人物抜きの「ふたりフー」)は
ロックのライブというよりか、すっかりショウでした。
近年のストーンズの来日公演のように、
老人力全開の完璧なエンターテイメントでした。

ロジャーもピートも予想以上に精力的に動いてくれたし
(フーにとってステージ上の動きは重要です)。
セットリストでは、‘Relay’なんてシブくてカッコよくて、
死んでしまうかと思いました。

観客も自分の若かりし日々を回想しつつ…
てな、いいムードが会場を包んでましたねえ。
私も17の歳に「トミー」を観た衝撃を思い出しつつ、
(その後は当分ロジャーとか言ってたなぁ)
ラストで♪し~み~ふぃ~るみ~♪と、周囲の方が引くほど絶叫。
青春を清算した感がありました。


…で両ライブを今振り返ってみると、
音楽もビジュアルも強烈にわが道を突き進む(※)
ウリちゃんほうが余韻が大きいのです、これが。
(※ビジュアルに関してはまさに悪夢を見ているような感じでした)

過去の栄光ゆえ今なお有難がられる骨董品と、
少数者にしかわからないけれども
妖しい光を放ち続ける骨董品との差、
といった所でしょうか…(若干意味不明)


そういう意味では
9月のジューダス・プリーストのライブは、
アーティストの表現としてパーフェクトでした。

彼らは音楽的にますます進化しているし、
ショウ的な要素も必要以上にパワーアップさせた
(ロブのお色直しがちょっと多いカナ~
本当に見事なライブでした。

私は今回なぜかK.K.の体育会的熱さに涙。
大人が熱くなるって、大変なことですよね…


年内の死に筋系ロックイベントが一通り終わってしまって
ちょっと脱力してますが、
年明けからも大変そうですから
最近相場の下がっている輸入CDでも買い込んで、
ちょっと休憩ですかね…


 ジェフ様…心から来日をお待ちしております


いまなぜタバコ・ロードなのか

2008年09月23日 | ライブ評
待ちわびた鋼鉄神(ジューダス・プリースト)来迎が、
いよいよ今週。
『ノストラダムス』があまりによかったので、
いつにもまして涙ながらのライブになりそうです。


私は相変わらず骨董ロックを細々と探究していますが、
先日はエドガー・ウィンターの来阪を
楽しんでまいりました。

テンションは往時のまま。
が、還暦過ぎたばかりのわりには足腰が弱っていて、
少し残念。
それでもYAMAHAショルキー(死語)状態で
「フランケンシュタイン」無事完奏。

バンドのギタリストがどう見てもスラッシュメタル系で
場違い感がありましたが、
最近はそういう状況も致し方ないか…と
思えるようになりました。
コミックバンドに見えなければよし、としてます。

しかし平成20年に「タバコ・ロード」を聴かされるとは…
(それを覚悟で行ったのだけれど)


エドガーともなると、
もはや新作の出来がどうとかはたいした問題ではありません。
存在そのものが貴重。
それはウリ・ジョン・ロート然り…

我々骨董ロックファンは秘仏の一般公開のように、
来日すれば参拝あるのみなんですね。
これが最後の御開帳なのか?と不安を抱きつつ…


とはいえエドガーのアルバムを聴きまくった予習期間は、
さすがに精神的に追い詰められました。
ウリちゃんの集中予習だけは避けたいものです。
(ジャンル的に相当近所迷惑ですネ)


それにしてもロブ・ハルフォード然り、
リッチー・ブラックモア然り、
年をとると中世モチーフにハマっていくのはどうしたことでしょう?
総ジェスロ・タル化とでももうしましょうか。

かくいう私も、近年歴史書を手にすることが増えました。
しかも若かりし頃は見向きもしなかった日本史。
魅惑の中世ですね…



 着れない柄のツアーTシャツは買わないようにしないと…



美中年の夏から鋼鉄神と仙人の秋へ

2008年08月14日 | ライブ評
アイザック・ヘイズ氏追悼!
『シャフト』ヘビロテ中です。
 合掌


さて、本ブログ休止中の身ではありますが、
先日の大人のサマソニ(個人的には納涼美中年祭り)参戦について、
軽く報告させて頂きます。


サマソニというものが年々三十路~五十路の皆様にとって、
居心地の悪い空間になりつつあることは確かでしょう。
会場の環境(舞洲会場のクーラーつき屋内ステージは一つ)も、
息子みたいな年齢の出演アーティストたちも。
洋楽の祭典なのに、
明らかに邦楽アーティスト会場のほうが盛り上がってるし。

それはそうと私の場合、
あらかじめ鑑賞するアーティストから食事の時間まで
タイムテーブルを組み、その通り動きました。(A型ならでは)
炎天下対策としては、皮膚の露出は鼻と口くらいの完全防備。
おかげで消耗は少なかったです。
その姿のためか、あの広大な会場で知人に見つけられましたが…。


さてさて、大阪2日目ご報告。

トリヴィアムはいにしえのメタルファンにも
必ずや理解されるであろう本格派若手バンドでした。
スラッシュもデスもメロディックパワーの要素もうまくまとめ上げ、
独自のグルーヴを作り出してます。
ギタリストが並んでの
連獅子(新春歌舞伎で演るやつ)パフォーマンスあり、
ヴォーカル&ギターのキイチ君もプリティーすぎ視覚的にも満足。

明らかに全盛期を過ぎてしまったバンドや
商業主義の再結成バンドを追っかけるくらいなら、
もうこっちに乗り換えたほうがおトクです。
アルバムも次作あたりが相当いいものになるのでは。


ザ・ヴァーヴは、
スタジオ(アルバム)まんまの音を
忠実にライヴで再現する様に驚愕。

このバンドは
いにしえのロックファンにとっては未だに意味不明の、
90年代に雨後のタケノコのように増殖したUKロックバンドとは
一線を画するクオリティあり。
首尾一貫した音世界を守りつつ、
大英帝国特産の「陰鬱な美メロ」の宿命も背負う。

顔面土砂崩れ気味ではあるがバンドの顔であるリチャード君の、
ヴォーカリストとしての表現力も相当高い。

レンタル屋にはたいてい代表作『アーバン・ヒムス』はあるので、
興味があれば聴かれたし。
たとえマノウォーの『バトル・ヒムス』の在庫はなくとも。


さて今回の私のメインイベントは、
美中年ポール・ウェラー様。
正直なんでこの年になって
どちらかといえば単純明快ロックのポール様LOVEなのか、
自分でもわけがわかりません…。

英国人としての必然か、
年齢と共にカンタベリー(トラッドフォーク系)に近づいてきた彼。
ていうか、よく考えりゃロバート・ワイアットのアルバムに
度々参加してるんだよな…。
ですが、ジャムもスタカンも全て年輪となり
今に生かされていることがライヴでよくわかりました。

さりげない着こなしはモッズっぽいし、
動作もナチュラルなんだけど
どこかキビキビしててパンクぽいんだよな~
バンドメンバーも半端じゃないくらい渋くて、毛量少ないぞ!

選曲はベストに加え新作から結構演ってくれ、
至福の時でした。
“22DREAMS”、泣けてくるほどいいんですよ…。
たとえて言うなら、学者が五十路になって
今までの研究の集大成の名論文を書くような感じです。
デヴィッド・ボウイの毎度の七変化も好きだけど、
ポールみたいに長年同じジャンルを追究する誠実さもたまりません。


あ、ポール様に集中すべくピストルズは完全に無視。
無理のない大人の夏フェス参戦はかくあるべきです。
(ただたんに怖くなった?)

ちなみにクーラーつきソニックステージで
涼みがてら二つの欧米若手バンドを鑑賞しましたが、
方向性とか何をどうしたいのか全くわからんサウンドで
吐き気がしました。でもアルバムはかなり売れてるとか。
若者の精神構造を垣間見た気が…

今後大人の聴き手として
どう若者バンドに歩み寄るかは難しい所ですが、
かのコールドプレイはブライアン・イーノがプロデュースしてるし、
そういうキッカケ探しですかね…。
イーノって、今も昔も短調系のバンドは俺に任せとけ!!
みたいなとこあるのかしら。(U2の前例あり)


さて盆休みに舞い込んだ
11月の仙人ウリ・ジョン・ロート来日情報。
これこそ骨董品を愛する
大人のための秋フェス(コアすぎますが)でしょう!!




ダンに泣く

2007年08月31日 | ライブ評
スティーリー・ダン大阪公演、
予想以上の近距離フェイゲン(3メートル弱)で
死にかけました…

ホールのライブではありえない
株主様から同伴出勤(?)までの多彩な客層に対応させてか、
選曲はベスト・オブ・ベストといった感じでした。

それでも楽しそうに照れくさそうに歌うミスター・フェイゲンを
目の前で目撃できて大満足です。
ライブだとロック度が増すし、ダンって。
シャウトもスゲー激しいし。

「ホーム・アット・ラスト」&「バビロン・シスターズ」は
私のダンのイメージそのものの曲なので、
ウルウル来るのをこらえられませんでした…。

「エイジャ」の間奏部分で
ギターリフ(モールス信号みたいな)が
繰り返される所がメチャ好きなんだけど、
ライブでも聴き所になってて、まさに冥土の土産

フェイゲンが
「ペグ」とか「キッド・シャルルマーニュ」とかで
ノッてる様子を見てたら、
哲学者みたいな風貌になってきたけど
やっぱりこの人、根はアメリカ人なんだな…と。

いい席取れたので、
始終そんなフェイゲンに文字通り釘付けでした。
ベッカーは常にフェイゲンを見守ってるので
彼を見つめる者同士視線が交錯してしまう(自意識過剰)てな、
至近距離ぶりでしたわ…

ついでに言うと、ギタリストとしてのベッカーについて
初めて(オイ!)考える機会になりました。
(終演後買った『エイジャ』のドキュメンタリーDVDで勉強します

ホーンセクションも素晴らしかった。
ジャジーなロックバンドとして、
株主様(※)にも大変ご満足頂けたかと思います。
(※ビルボードライブ大阪は阪神電鉄系列による経営です)

7月のロンドン公演は
あのハマースミス・オデオンだったというから、
こんな小さなハコでのライブは本当にゴージャス。
ロッキンな初期の曲も聴きたかったけど、
これ以上贅沢したらバチが当たる。

 ありがとう、フェイゲン…(終演後本人にもそう言った♪)

ロックンロール・ミュージアム拝見

2007年07月25日 | ライブ評
先日のソフト・マシーン・レガシーのライブ、
今年のマイ・ベスト・ライブになるかもしれません…。
(あれ、ヘヴン・アンド・ヘルは?

思い入れのあるバンドは
どんなに衰えてもいいですネ~。
(そんなにサウンド上は衰えてなかったけど)
今後も骨董品をこよなく愛していきたいと思います。

演奏前に「誰が書いた曲」とコメントしてくれるので、
 あ~この曲はbyヒュー様だったのか!
 マイク・ラトリッジ(カニ目タイプのサングラスがトラウマ)
 も相当名曲書いてるなあ…
と、妙に感心しながら拝聴できました。
普段から把握しとけよって…

さて、会場が心斎橋だったので
●ルコ内にできたロックグッズ専門店
「ロックンロール・ミュージアム」をチラ見。

さすがロック輸入大国日本ですね…
かなり笑えます。
在庫も多いので、大人こそ行くべきです。

思わずサンタナTシャツを買いそうになりましたが、
「ソフツのライブ前に(開場10分前)、サンタナはないだろう!」
と一人ツッコミを入れ、断念しました。
また盆休みにでも再訪したいです♪

余談ですが当日ノドがものすごく痛く、
ライブ会場って空調とかで咳き込むので
危機感を感じてました。

●ごう(百貨店)の中でせき止め飴を購入したら
これがクセがなくよく効いてヒット!
川崎大師のお土産品らしいです。

普段はスイスハーブ系のを愛用してますが、
やはり日本産に勝るものナシです。




柔らかい機械祭り

2007年07月24日 | ライブ評
カンタベリー・レジェンド、
ヒュー・ホッパー様を拝見してまいりました…
本当に素晴らしいライブでした。
久しぶりに童心に帰りました。(?)

関西のプログレ/ジャズロックファンは何してるんだ?
と思うくらい、入りの悪いBIGCATさん…。
にもかかわらずの熱演。

意外にも、3rdからも4thからも演って頂けました。
‘Kings And Queens’の名ベースラインを聴いた時は、
このまま死んでもいいかも…と一人震えたり。

サックスバリバリのジャズロック攻撃を予想してましたが、
プログレファンでも相当満足できる内容だったです。
新曲もプログレ色濃かったし。

アンコールでの‘Facelift’。
まさか3rdからの曲を団塊ジュニア世代の自分が
生で聴けるとは思いませんでした。

ヒュー様は山小屋の管理人みたいなビジュアル(私見)
になったことを除けば、2ndの頃と変わらない。
もうそれだけで感動。

若手テオ・トラヴィスのおかげで勢いアリ!!
(サックス奏者の吹くフルートはなんとパワーのある音色!)
ジョン・エスリッジも大熱演で、
こりゃ~アルバムを意識して聴き直さねば…と決意させられました。

初期のサイケ~プログレ期を除くと
全盛期とかあんま関係のないジャンルのバンドだと思うので、
「ソフト・マシーン」を名乗ったほうがわかりやすいのでは…
(やっぱり権利関係ですかね?)

ファン層は、ジャズから入った方(50才前後)が多い感じ。
なるほどなと納得しました。
センスのいい人はたどり着くだろうけど、
日本はジャズ・フュージョンとロックの棲み分けが根強いから
ソフツは中途半端な存在なんでしょうね…。

感動の反面、
レジェンドをいとも簡単に
目の当たりにしてしまっていいのかしら…と動揺があり、
今日も引きずってます。


ファイナル・カットで復習中

2007年06月03日 | ライブ評
二晩明けてもまだ頭の中が整理できない。
おじ~さんと孫の懐メロバンド…。

たぶんグラハムは、もうリタイアするでしょう。
あれで満足してるんなら、
痴呆症の兆候だとも思えるし。

ちなみに同行者M嬢は
十数年メタル畑から遠ざかっていたので、
DVD『ファイナル・カット』で予習をしてもらっていた。
「全曲ハイウェイ・スターに聞こえる…」
というありえないコメントは、
彼女のブランクの長さを思わせた。

もちろん会話も記憶の糸を辿るように。
M嬢 「クアトロってどれくらいの広さ?」
私 「モーダホールよりちょっと小さいくらいかなぁ」
M嬢 「モーダって、あの西九条の?」

サンダーヘッド(独)の美形ギタリスト、ヘンリク君に惚れ込み、
モーダホールでのライブに通って
ピック拾ってたのはあんたでしょう…

何が言いたいかというと、
そんな彼女ですら今回のライブはジョーリンの圧勝だと
わかったようです…。

ちなみに梶山章氏については
「体操の弘道おにいさん似だねぇ」と、
心温まる反応を見せてくれました。
(あ、私見では写真より明るいキャラでイイ男ですよ~)

帰り道、後期レインボーの全盛期を目撃できた
あの世代がうらやまし~という話になり、
私 「じゃあ私らの世代にとっての全盛期のバンドって…」
M嬢「ミスター・ビッグ?」

団塊ジュニアって、受験戦争や就職難に加えて
音楽面でも相当損してますよね…


朝練>モナムール

2007年06月02日 | ライブ評
いつも説明不足の不親切なブログで申し訳ないな~
と思いつつ、投稿しています。
「大阪虹祭り」とは、
アルカトラスvs.ジョー・リン・ターナー大阪公演のこと。
そしてタイトルの「朝練」は「アイ・サレンダー」、
「モナムール」は「ヒロシマ・モナムール」です。

アルカトラスやインペリテリのナンバーでの
異様な盛り上がりから察すると、
年齢層は40過ぎの方々が大半を占めていたようです。
(我々なぞは明らかに弱輩者。)

内容的には昨夜書いた通り、虹祭りそのもの。
そして私の軍配は…ジョーリン様に

やはり溺愛曲「アイ・サレンダー」イントロの瞬間には
飛び上がってしまいました。
虹系ナンバーは全て狂喜のあまり演奏中の記憶は微かです。

狭いステージでマイクスタンドをクルクル回して
全盛期を思い起こさせてくれるわ、
腐るほど歌いなれてるのに
「キャント・レット・ユー・ゴー」の前で
“Very Sad Song...”との曲紹介、等等…

いにしえのバンドを観る度「燃えカス」と残酷に論じる私ですが、
昨夜のジョーリンにそんな言葉は浮かびませんでした。
立派に現役のロックスターです。
(自分、変な脳内麻薬出てる?

新生アルカトラスは、
退役軍人が孫につくらせたバックバンドで歌う…
というイメージで結構です。
(そう思ってしまえば、ギターがスラッシュメタルふうで
 ドラムがパンクスみたいなのも気にならない。)

声が出てないので大阪が初日かと思ったら、
東京公演の後だったり。
でも本人がそれをさほど気にせず楽しんでいるあたりが
さすが大御所グラハム・ボネットですね。

一曲目から「アイズ・オブ・ザ・ワールド」なので
選曲が不安になりましたが、
そのうちイングウェイ仕込みの壮絶なメロディー
のみに。(アルカトラス1st全曲演奏状態)

中には「これって…まさかMSGのデザート・ソング?」
とありえない選曲が。
個人的に好きな2nd(ヴァイ仕込)からは2曲。
ギタリスト養成者としての功労は本当に素晴らしいですね…

そしてラストは「ロスト・イン・ハリウッド」。

結局このご両人は、
リッチーの呪いから脱け出られないまま30数年。てことですよね?



朝練に涙す

2007年06月01日 | ライブ評
「大阪虹祭り」に行って参りました…
それが…全く予想外に、
ジョーリンが超カッコよかったのです。

16年ぶりに見た彼は太って貫禄が増しただけではなく、
真のエンターテイナーとして
めざましく成長された気がしました。
ロッキン王子様的オーラも健在で、
80sのニオイがプンプンしてました。
(後期レインボーばかりの選曲だったのであたり前?)

つまり彼には未来形がありうるので、
ちょっと今後の活躍に期待です。
梶山氏(こちらはキモかっこいい系)との相性も良いようで。

実質「アルカトラス1st祭り」になった
グラハムも、もちろんよかったです。

が、見た目はジェンキンスさん状態だったりして
やはり還暦という年齢には勝てないのと、
もしかして日本観光…?的な雰囲気も
なくはなかったのです。

おちゃめなボヘミアン(?)という人柄はよくわかりました。
ああ、この人なら勢いで露出狂的行為をして
楽屋から逃走(MSG時代)するかも…
なんてマジで思えました。
絶叫の度にいわゆるノド●●コが何度も見えたり…
レインボーの曲が今の彼の声域に合ってて
歌いやすそうだった。(4曲演りました)
もしかして「孤独のナイト・ゲームス」がない??

予想通りインペリテリからMSGまでフルコースだったので、
相当混乱してます。
頭の中を整理して、また明日投稿します。

 ジョーリン様の“Street Of Dreams”を思い出しながら…

ホールズワース節堪能

2007年04月11日 | ライブ評
本日、A.ホールズワースの
大阪公演に行ってまいりました。
そもそもが去年のソフト・マシーン・レガシーの来日公演に
行けてないので、このままではイカン!と思い立ったもの。

それが、ゴングファンにもソフツファンにも
訴えかけてくるなかなかの内容でした。

客層が予想できなくてビビッてましたが、
どう見ても音楽を生業にしてる玄人さんが多い印象。
入りが悪いのは明らか。
関西地区の皆さん、なぜですか~

時間通りに、深~いシワのホールズワース登場。
バンドのメンバーは
その筋ではそこそこ有名な方たちのようですが、
個人的にはユリ・ゲラー似のドラマーが
気になって仕方なかったです。
(昨日のテレビ通販「ショップ・チャンネル」が一日中
 ユリ・ゲラーデザインのジュエリーを扱ってたので

還暦越えのアーティストは演奏に支障はないとはいえ、
その覇気のなさはどうしようもありません…。

ライブの始めは正直、
「大丈夫?」と若干思いました。
が、メンバーのテンション(特にベース)に支えられ
照明が熱いと文句を言い続けたり
水分補給を小まめにしながらも、
ソロパートでは全盛期の亡霊を見た気がしました。
(ていうか、一般的にいうホールズワースの全盛期っていつ?)

ジャズ/フュージョンは演奏さえできていれば
年齢やビジュアルはさして関係がないので、
こういう老い方もアリだな~と実感。

スターレス高嶋のように「どうなってるんだ?」と
速弾き時の手元には釘付けになりましたが、
さすがにあの小さいハコ(BIG CAT)では
双眼鏡は出さず仕舞い。
なんか掻きむしってるみたいな手の動きをしますね、
乾燥肌のおじいさんが体を…(ああ、また言い過ぎた

ともかく、
ホールズワース節(トコロテンギター)が腐るほど堪能でき、
これまた冥土の土産が一つ増えた次第です。



素晴らしき哉プログレ同窓会

2007年03月06日 | ライブ評
エイジア大阪公演から一夜明け、
朝からワイト島フェスティバル('70)のDVDを上映。
私が所有する唯一のカール・パーマーの映像である、
EL&Pのデビューパフォーマンスが収録されている。

二日酔いの朝に酒を飲んでいるようなもので、
もう狂気の沙汰である。

ともかくパーマーが37年間そのスタイルを
変えていないことがよくわかり、安心した。立派だ…。

セットリストは欧州ツアーと同じなので言うに
及びませんが、恒例のライブ私見を…

自然なツカミとしては最適のTime Againから始まる中、
ファッション&健康状態チェック。
ウェットンの体型カバーファッション(Tシャツにパーカーベスト)が、
一人アメリカンバンドみたくて微笑まししい。
老け込んではいない、ただ太っただけだった…。

唯一ロッカーらしきオーラを放つのはダウンズ。
若干若いし、世代の違いによるものなのか。
多少腹も出ているがシャツジャケットで自然にカバー。
こりゃウェットンよりもカッコよく見えるわ…と納得。
EL&P「庶民のファンファーレ」をどんな顔で演るのかと思いきや、
フツーでした。

席がハウ翁側ということもあり、一人大興奮。
ビジュアル的には昭和期の地方の高校の教頭状態で
軽く引いたが、プログレ職人に見た目は関係ないのである。
(昨日も書いた…)
微動だにせず坦々と確実にソロを奏でる姿に涙。
One Step Closerでの力強いコーラスには意表をつかれ感動。

中盤より‘若大将カット’パーマーの
「明るいプログレドラマー」としての存在が気になり出す。
都度ひょこっと前に出て次の曲を紹介する姿が
フットワークの軽さと人柄を感じさせる。
(私は自称プログレファンですがハマらなかったバンドの一つに
 EL&Pがあったりします…

アコースティックDon't Cryがなかなか良い感じ♪
アンコールで演った新曲(?)とやらもなかなか。

あ~去年のウェットン・ダウンズ来日、行ってもよかったなあ。
やっぱり「クリムゾン・キングの宮殿」は聴かなかったことにしよう。
こんなにVideo Killed The Radio Star!!と叫びまくったのは
最初で最後か…

などと様々な思いを抱きつつ、ライブ終了後は
相当自分の「気」が乱れているのを自覚する私でした。

 やっとのことで落ち着いてきた…


現エイジアもサイコーだよ…

2007年03月05日 | ライブ評
エイジア大阪公演、行ってまいりました。
1st、曲順は違えど全曲演奏…
なんだかわからないけど、
Without Youが頭の中をグルグルしてます。
(ウェットン節が堪能できるいわば「スターレス」相応曲)

相当動揺していたらしく、
ライブ終了後は駅までの道に迷い(前の職場の最寄駅なのに)、
地下鉄は反対方向に乗る。
双眼鏡の覗きすぎか(※10列目)、足下はフラつくし。

現エイジア、そりゃ~ツッコミ所はいっぱいです。
噂のウェットンの臨月状態のお腹も、
若大将みたいなパーマーも。

ハウ翁の弾く「クリムゾン・キングの宮殿」が
やっぱり違和感かなり強くて、発狂寸前の状態で鑑賞。
でもマンドリン&アコギプレイ含め、本当に素晴らしかった。
これが生ハウの最後の機会かもしれないと、
血眼で手元を拝見しました。

ダウンズが「ラジオスターの悲劇」で
いきなり金色のジャケットを羽織って‘胡散臭いスター化’したのは、
つい笑い泣き。
そういやHeat Of The Momentの導入部とよく似てる。
ダウンズ主導で書いた曲なのかしらん。

…全体として、
超ベテランとしての余裕が漂いながらも清々しいライブでした。
ホンモノは年をとっても関係ない、
とセイソク氏がコロシアムのライブのコメントをしてましたが、
まったくその通り。

だからプログレは基本、見た目はどうでもいいはずなんだよ!!
(ハウ翁だけはちょっと検討の余地があるような…)

客層は40歳前後(±5)を中心としたプログレ同窓会状態。
この世代ってノリもいいし、
メンバーを見る目がやたら温かいんだよな~
エイジアファンって公務員ふうの女性も結構いたりして、
善良な市民たちなのねと軽く泣き… 

 ひとまず今晩は寝て、頭の中を整理します…

恐れていたジャパン回帰

2006年11月30日 | ライブ評
全く不意の‘バルビエリ・スイッチ’オンにつき、
昨日からジャパンの3rd『クワイエット・ライフ』ばかり聴いている。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの
‘All Tomorrow's Parties’のカヴァーは、
ミック・カーンのセンスが冴える絶品のテクノポップヴァージョン。

元ジャパンのメンバー達は解散後四半世紀を経て、
音楽業界を陰ながらではあるが確固として支える存在になった。
ポーキュパイン・ツリーの長老、バルビエリの姿を見て
ジャパンファンの残党として本当に感慨深かった…。

昨年行った坂本龍一のコンサートには
スティーヴ・ジャンセンが参加。
途中、兄シルヴィアンの声の録音が流されるという
(代役は誰にも務まらなかったのだろう)ジュールな一幕もあったが。

ミック・カーンは最近では
マーティー・フリードマン(よくわからない人脈…)の
アルバムに参加してるし、ソロでの新譜もあり。

小学5年生の時にデヴィッド・シルヴィアンのソロ作品から逆行する形で
ジャパン道に入った自分は、今後も彼らを追い続けることになるだろう… 


さて一昔前(少なくとも十年前)のプログレ系のコンサートいえば、
それっぽい気合の入った人しかいなかったものである。
クラシックのコンサートの雰囲気に近いくらいだった。

ポーキュパインの公演は
四十路~五十路の往年のプログレファンを除けば、
いろんな層を呑み込んでいかないとプログレの生き残る道はないのか?
と思ったぐらい、
客層の分化がはなはだしかった。

強烈だったのが、パラパラ的ノリで盛り上がる女子大生や
疲れが溜まってるのか最初から最後まで寝てる人(何のために来たのか)。

あといつも思うことだけど、
携帯電話の普及に伴い(私の大学時代はポケベル全盛期)、
‘席を立ってはまた戻ってを繰り返す人’が登場した。
仕事が忙しいのはわかるけどかなり見苦しいし、
それを一列目とかでされたらアーティストにも失礼だわよ。

ついでに言うとワンドリンク制でビールを出すのはいいけど、
ライブが始まってるのに隣でグビグビ飲まれてもなあ。
おかげでトイレのために離席する人も増えたように思うし。
(私がストーンズのコンサートのキース登場で
 毎回離席を余儀なくされるのは、極端な冷え性のためです

一人でライブに行くと周囲をよく観察しすぎて
必要以上にオーディエンスの質の低下を憂えてしまうのです…

 音楽だけ楽しんでりゃいいものを…