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治療不可乃會

この宇宙のBGMにはタンジェリン・ドリーム(初期)しかありません。
ポツリポツリと更新させてもらってます。

ワイアットのスキャットに溺れて

2007年10月05日 | アルバム評
ここ数日でいにしえのロックファンを震撼させたのは、
やはり年明けの
「ザッパ・プレイズ・ザッパ」来日公演決定ですよね?

メンバー詳細は未確認ですが、
ザッパの息子とスティーヴ・ヴァイは間違いない。
(欧米の公演なら+テリー・ボジオなんだけど)
関西の会場はZepp Osaka。
もう年寄りしか来ないのがおわかりなのか、
指定席制なのがありがたいです。

年明け早々、
ザッパの後期名曲群が聴けるなんて~!!
(初期を演られると死んでしまうので想定外)
キャーキャー騒いでしまう自分が予見できます。


さてこの一週間というもの、先日中古で購入した
否応なしに心にしみ入るカンタベリー系
ロバート・ワイアットの『ロック・ボトム』('74)を、
朝に夕に聴いていました。
(※UFOのマイケルさんのリフが光るかの名曲とは無関係。
  だったら面白すぎるけど…)

実はワイアットの声質(世界一悲しい声)は
それほど好きじゃないのですが…
あ~でもこれまた名盤だわ~
マイク(オールドフィールド)もマイク節(なんじゃそれ)
奏でてるし!!

カンタベリー系の名盤判定は非常に甘い私。
もう完全にツボ直撃なんです…
(ていうかこの作品、今の所最高傑作なんですよね)

天才ホルガー・シューカイなら
短波ラジオの音をコラージュしてしまう所を、
ワイアットは自分の声でまかなってしまうという
まさに奇才ですね…
ワイアット式スキャットが堪能できる傑作です。

しかしここまで美学にブレがない
アーティストってほんとに素敵。
もうすぐ(10月下旬)発売されるニューアルバムが
楽しみだわ~♪

未確認だけど、初期デビシルって、
相当ワイアットの影響受けてないですか~?
「デヴィッド・シルヴィアンの初期」ってよくわからん表現ですが、
『輝ける樹木』(個人的トラウマ名盤)とか
まだよく歌ってた頃の話です。


 あんなにいい曲いっぱい書いたのに、
     今のデビはいったい…

たまには「孤独な影」を歌ってほしい

2007年08月25日 | アルバム評
先日触れたホルガー・シューカイの名盤、
“Movies”。
まさに気持ち悪いくらいの、天上の音楽です。
この素晴らしさは聴いてもらわんとわからん!!
…本当に聴く度に感動と動揺で吐きそうになります。

言うまでもなく、
YMOファンはホルガーを避けて通れませんネ。
(未聴の方はゼヒ…)

で、カンに聴き漏れがあるのが急に気になりだして、
なぜかレンタル屋にあった
“Tago Mago”('71)をレンタル。
この一発録りされたという初期アルバムは、
私の持っているカンのイメージそのもの。

呪詛の声、浮遊感、無間地獄のように繰り返されるビート。
ダモ鈴木は少なくとも“Tago Mago”においては
ヴォーカリストというよりも祈祷師。

本当の地獄の音楽
ブラック・サバスやデス・メタルとかじゃなくて、
プログレが生み出すのだとつくづく思います…。

そしてこの暗さは、
ドイツというファシズムと敗戦を経験した国でないと
表現しえないもの。(日本の昭和歌謡もメチャ暗いし…)
喩えが悪いけど、
このアルバムは特に「膿出し」みたいな感じがしますね…。

ちなみに私がカンの洗礼を受けたのは、
編集盤“Cannibalism”('80)を友人に借りたのがきっかけ。
「カンのカニバリズム」ってだけで、
充分女子高生がバカ受けするネタでした。

が、その5年後ぐらいに
突如ジャーマン・プログレに目覚め、
青ざめてアルバムを聴き漁るハメになろうとは…
ホルガーがシルヴィアンと組んだアルバムも
相当聴き込んだなあ。(今も聴いてますけど

そんなシルヴィアンの来日公演のチケットを
本日、予約完了。

チケットび●の電話が珍しくなかなかつながらないので
「ジャパンファンの残党、頑張るなぁ~!!」
と目頭を熱くしていたら、
ドラリオンや阪神戦と発売日が同じだった。

 デヴィッド・ドラリオン?


21世紀発表作品を聴く

2007年08月12日 | アルバム評
冷房病もスッキリしてきた盆休み真っ只中。

さて昨日、判断力低下につき
礼二似のホワイト・ストライプスをレンタルしてしまったと
書きました。(“Get Behind Me Satan”05')

これが…完全にベクトルがいにしえのロックに
向かってる好盤です。というか好バンドです。
ジミー・ペイジが可愛がるワケがよくわかりました。
デトロイトの姉弟、やるなあ~

しかしこんなロック原点回帰的サウンドが
若いリスナーにウケてるってのが、
イマイチ腑に落ちない。
ゼップとか聴いたコトなければ新鮮なのかも?

礼二(ジャック・ホワイトよりも言いやすい)作品に
甘んじることなく、
ルーツ巡りができるかが
リスナーとしての成長に重要な岐路になるでしょうが。

で、一緒に借りた
ジム・オルーク『インシグニフィカンス』('01)には驚愕。

万人受けしない好盤『ユリイカ』('99)の
延長線上にあると思ってたら別路線で、
ストレンジ・ポップの名盤!!
猟盤(マニア)系の人と思ってましたが、
これだけさりげなくストレンジな音を作れるのは天才肌。

シカゴ出身の人に
こんなの作られたら困るのよ~っていうくらい、
「カンタベリーツボ」(お持ちの方はわかりますよね)を
刺激されました。(ツボ地図的には「フォークゾーン」です)

あ、表面的にはソフト・ロック仕上げです。念の為。

上記2作品は、
紙ジャケを買い漁っている耳の肥えた諸先輩方にこそ
聴いて頂きたいと思い、筆を取り(?)ました。
レンタル屋に入ってますので、ゼヒそちらで!
(とうに新譜ではないのがポイントです


 たまには沼から出て21世紀モノも聴かにゃならんな…


21世紀のプログレ名盤誕生

2007年05月01日 | アルバム評
ポーキュパイン・ツリーの最新作は、予想以上にスゴかった。
好みかそうでないかはさておき、
ブリティッシュ・ロックの流れを立派に受け継ぐ
21世紀プログレ名盤だと思う。

輸入盤で買ったが歌詞にざっと目を通すと、
絶望的な気分になる。
X-boxが神という、
生のリアリティを失ってアパシーが常態化しているティーンの話。
当然親とはディスコミュニケーション。
解決策や展望が示されるわけでもなく、ただただ現状描写。

どの曲も旋律はやたら物悲しいが
楽曲としてはがっちり構築されているので、
威圧感が強い。(それがプログレってやつだが)
17分42秒の大作‘Anesthetize’は素晴らしい。

最近フーの『四重人格』('73)の歌詞を読んだ所だったので、
30数年もたつとこんなに人間のあり方って変わってしまうのかと
考えさせられた。
クスリまみれでもまだ社会と関わりがある点では、
ニートよりもモッズのほうが健全?
(しかしモッズ→ニートってスゲー飛躍…

何が原因かって…
テクノロジーの進化、人間関係の変容?
社会は便利になっても決していい方向には向かってないと、
少なからず皆さんお思いですよね…

子供は社会の鏡で、悪いものは全部映してしまう。
その視点を借りた、
スティーヴン・ウィルソン君流の社会批判なんでしょう…。

ちょっとGWのど真ん中に聴くには重い作品でした。
うう…。(この反動がコワいな)




独メタルにカンの亡霊

2007年04月09日 | アルバム評
相方経由で入手した最近のジャーマンメタルバンド、
ドルネンライヒの“Durch Den Traum”('06)を聴く。

相方いわく「ドイツ語ひそひそ声メタル」なので
こりゃもう完全にネタだな~と
気軽な気分で聴き始め、愕然とする。

こ、この陰気なアンビエント感…

カンに代表されるジャーマン・プログレの伝統が
現代のジャーマン・メタルにもしっかりと息づいていたのである!!
名盤“Soon Over Babaluma”('74)あたりの雰囲気が
そこら中に漂っているではないか…

ある意味ひそひそヴォーカルスタイルも、
カン的といばカン的。
(ちなみに上記アルバムのvo.はダモ鈴木氏ではない)
カンは明らかに呪詛の声だけど
ドルネンはまだ可愛げがある、独白的なウィスパー。

ドイツ人だったらメタル畑であっても
自国の文化遺産として膨大なプログレ作品は聴いておくのか。
(日本人ならどんなジャンルに属していてもYMOは聴きたいもの。)

ともかく最近のバンドは、
過去の音を消化して自分の音を作り出していることが
よ~くわかった。
だからロックスターというよりか、
音楽マニアみたいな風貌してるのか。
トゥールにせよポーキュパインにせよ…。

一方で、新しいものはもうどう頑張っても出ないのか?
というせつなさもある。
いにしえのロックファン=週末CD買出し系のお父さん方が、
相変わらず後ろ向きなのも結局そこでしょうな。
ま、実際、黎明期プログレほど面白いジャンルはないし♪

あ~ホルガー・シューカイのソロ作品を全部揃えたい…


今年こそツアーTシャツ死蔵不可

2007年04月08日 | アルバム評
花見がてら地元を数時間練り歩く。
足のだるさはともかく、日焼けのせいで疲れた。

ちなみに本年度ロック美容の目標は以下。

1. サマフェスでシミを作らない。
2. スティーヴ・ハリスのレベルまで髪を伸ばすため、
  暑いからといって衝動的にヘアーカットしない。
3. ブログ毎日更新に起因するエディ状態の目の下のクマを、
  マッサージ等で解消するかコンシーラー等で徹底的に隠す。
4. ロックTシャツをタウン着(死語)としてさりげなく着こなす。
  30代が頑張らねば誰がやる?ツアーTシャツ死蔵不可キャンペーン。

紫外線は目からも入り込むので今日も
ワンデー・アキュビュー(UVカット)+サングラスとで対応。

すいません、美容ブログではありません。
昨夜からマハヴィシュヌ・オーケストラの先日入手した、
『火の鳥』の次作品である『アポカリプス』('74)をヘビロテ。
深夜入眠時に聴いていると、吐き気がし出す。
夜食に食べたモノが悪かったのか、
マクラフリン酔いしたのかは、不明。

ロッキンな前作と比べると
落ち着いた現代音楽を思わせるサウンドにシフト。
それに破壊的なギターが絡む。
これぞ究極のプログレかもしれない…。

そして念願のブラック・ウィドウの1stは、
フルートといいギターといい、ジェスロ・タルそのもの!!
という曲が一部あり、思わず微笑む。
70年発表作品。罪な時代だ…

で、先に聴いた2ndの完成度が高いことも改めてわかる。
ブリティッシュ・ロック史でもう少し浮上してもいい名盤。
ツェッペリンの『イン・スルー・ジ・アウトドアー』を聴くぐらいなら、
俄然こっちだな。(あまり深い意味はない)

そしてA.ホールズワースの予習として、
わざわざ入手したソロのベスト盤よりも
ソフト・マシーンのライブばかり聴いている。
『フローティング・ワールド・ライヴ』('75)。
単なるジャズバンドのライブやん!と思う所も多々あるが、
もう圧倒的に好み。
こんな時期の曲を今さら演ることはないだろうけどさ…

 ビタミンC♪(ダモ鈴木ふうに)飲んで早く寝ます…


ボネットからボンドへ

2007年04月07日 | アルバム評
輸入CD屋でグラハム・ボネットのコーナーを
チェックするようになって、
グラハム・ボンドが気になりだした。
(同様にマイケル・マクドナルドを見ていると
 隣のマイケル・シェンカーが別の意味で気になって仕方がないが。)

ホワイト・ブルースが大好きだった学生時代に
聴きたい~と思いつつ月日は流れ、十数年。
今や1stと2ndがセットになったCDが…これは買いでしょう。
ジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーが在籍時のもの。

ああ、65年発表らしい音だな~てな
ベーシックなブルースサウンドで、
プログレ漬けの耳にはかなり箸休めに。
ブリティッシュ・ブルースの歴史が軽く体感できるので、
その筋がたまらん好きな方にはいいでしょう。

グラハム(こっちの)はジョン・マクラフリンからオカルト話を聞き
黒魔術人生が始まったらしいけど、
マクラフリンの人間的・音楽的影響力って
新型ウイルス並なのか。

同世代のアレクシス・コーナーも
ちゃんと聴きたいアーティスト。

「ブリティッシュ・ブルースの父」といわれる超ビッグ・ネームだが
そういう知識もないまま学生時代に聴いた
“A New Generation Of Blues ”('68)は、
こんなオシャレでセンスのいいブルースってアリなのか?
といたく衝撃を受けた作品。
今時のカフェでも流せるような普遍性があるのは、
ホンモノの証明だと思う。

もしや、60年代ブリティッシュ・ブルース探究は
プログレよりも茨の道…?
クリームとかのクラプトン絡みはいまだに人気あるけど、
ヨコ(時代)で聴いてる人口ってやっぱり少ないのかしら。



プログレ小休止

2007年03月21日 | アルバム評
毎晩のように(約一週間)
マクラフリンの『火の鳥』なんかを聴くものだから、
いいかげん耳が疲れてきた。

しかも朝や日中はアシュ・ラ・テンペルの
“Inventions For Electric Guitar”('75)を反復。
マニュエル・ゴッチングが微笑む選挙ポスターふうジャケは
長年不気味で仕方がなかったが、
実はギターによるミニマル名盤だった…。

ごく一部にゴッチングの
「ジャーマン・プログレ畑だけどサンタナ命なんだ!」
という主張が伝わってくる箇所が。

で、ワタシ的には学生時代に聴いた
スティーヴ・ライヒ+パット・メセニーの
“Electric Counterpoint”('87)以来の衝撃がありまして。
こりゃジャーマンの至宝だわ…

(↑)このように朝夕にプログレ、やりすぎました。

また美容面では先日購入した美顔器(吸引)を、
鼻用なのに調子こいて顔中に使いまくり
点々とアザ(紫斑)ができる。
3日できれいに消えたので安堵はしたが…

これを機に自分の強迫的性格について、かなり反省する。

そんなわけで今日は朝から、
レンタル屋で借りていたアンリ・サルバドールの
『サルバドールからの手紙』('00)で耳疲労を除去。

「どこかで聴いたようなカフェ音楽」的ジャズボサだが、
飽きさせないのは熟練技(オヤジエキス?)ゆえか。
休みの朝、ボッーとパンをかじる時に最適。
(ベーグルとかありゃあよかったんだけど、あいにくコープのパン。)

夜はこれまた先日レンタル屋にあった
ジャンゴ・ラインハルトの歴史的名盤『ジャンゴロジー』('49)を静聴。
ジェフ・ベック経由で(ジェフ様のフェイバリットらしい)
ついにジャズ・ギター史に入ったといいたいが、
これも耳休めの一環として。
ジェフ様も自分が生まれた頃の音楽がお好きなのね…

あ~フランス勢のおかげで、かなり耳と脳をリセットできた。
では再びプログレ沼に戻るとしよう♪
 ←住人


イーノの歌にうなされて

2007年03月18日 | アルバム評
今日は花粉が多いのかな…いやに鼻水が、
と思っていたら風邪の症状だった。
輸入CD屋徘徊をしようと思って駅まで行ったが、
引き返す。

真冬と同じ気候なのに
3月中旬というカレンダーに惑わされ
ついつい薄着をしたのが原因のようで。

とりあえず布団に入り、
ケヴィン・エアーズ等出演ライブ『悪魔の申し子たち』をかけると
ますます苦しくなり、意識が薄れる。

時代('74)と出演アーティストが好きでたまらんという人にしか
ススメられない、強烈なライブ。
ブライアン・イーノって、こんなに歌ヘタだったっけ??

ニコが歌うドアーズの「ジ・エンド」は
単なる朗読みたくていただけない。
確かに立派な詩なんだけど、演劇的に再現しないとダメ。
やっぱり作者ジム・モリソンでないと…と思います。

ケヴィンの代表曲‘May I?’の2番が
フランス語で歌われてるのが嬉しい。
ヤバいくらいアンニュイなメロディーのこの曲には
明らかにフランス語のほうマッチ。
90年代初頭に売られていたベスト盤には収録されていたっけな…。

歌詞のほうも、カフェでの
「ここ座っていいです?」てなありふれた日常の一コマが
描写されてるだけなんだけど、
現代日本人の感性ではなかなか書けないもの。

「恋人は現れては去るけど、友達探すのは難しいね~」
とあっけらかんと歌い上げる‘Shouting In A Bucket Blues’も、
「風来坊ケヴィン」らしくて好きな曲である。

やけにギターがきいてるなとライナーを見たら、
マイク・オールドフィールド参加。
パーカッションはロバート・ワイアット。
なるほど、悪魔の申し子の総決起集会だったんだ。

すっかりプログレ沼の住人になってしまった私…。



時代錯誤にもほどがある

2007年01月26日 | アルバム評
先日、コロシアム,バート・ヤンシュと一緒に購入したのが、
プリティー・シングスの『S.F.ソロウ』('67)。
(さすがにこの3枚をレジに持っていく時、
 自分の時代錯誤ぶりにあきれたが…

プリティー・シングスについては、
学生時代に質の悪いベスト盤を買って以来印象が悪く、
なおざりになっていた。

最近ふと、なんでデヴィッド・ボウイが
『ハンキー・ドリー』で‘Oh! You Pretty Things’(名曲)と歌い、
カバーアルバム『ピンナップス』では2曲も演ってるのかと思い
ふつふつと疑問がわいてきた。

『S.F.ソロウ』はコンセプトアルバムだから
(ライナーによると史上初のロックオペラらしい)、
ベスト盤とかでバラして聴いても無意味だった。
今回初めて目にしたジャケットがあまりにモード(死語)で、
死にそうになる。

60年代的勢いに溢れ楽曲も多彩な優秀アルバム。
メロディーもキャッチーだし
時代特有のサイケ感や破壊感もあるし、
フー等のブリティッシュ・ロック好きならたまらん音でしょう。
実際『トミー』にも甚大な影響を与えたそうで。

さて音楽に関しては開拓につぐ開拓の私だが、
それ以外の所では何事も「定番」が好きになってきた。

一例を挙げると、
ランチやお茶をする店とかが、悲しいくらい決まっている。
同じ場所に旅行したり、勝手がわかってる所が
妙に落ち着く…
あ~これって老化現象だよな~

 占いによると今年はあまり行動的でない一年だそうで。

2月はトラッド月間?

2007年01月25日 | アルバム評
朝の番組で紹介されていた、
東京にあるドライフルーツ専門店の名前が「プログレ」。

やっぱり時代はプログレだ!!と気をよくして
日中は軽く大人買い。

話題性のあるものをと、
来日直前コロシアムの“Valentine Suite”('69)。
相当私好みの大作系ジャズロック。

大阪公演がないのが泣けてくるが、
やったところで100人くらいしか集まらないかも。
ゲイリー・ムーアやドン・エイリー在籍の
コロシアムⅡ名義ならまだしも…

あとは『クラシック・ロック』誌最新号で
インタビューが掲載されていてちょっと気になっていた、
バート・ヤンシュ。
アコギ界のジミヘンと評されるほど、
60年代当時は革命的な存在だったとかで。

トラッド色バリバリの傑作3rd“Jack Orion”('66)。
渋い、素晴らしい、私好みの三拍子ですな。
収録曲「ブラック・ウォーター・サイド」は
ツェッペリン1stの「ブラック・マウンテン・サイド」に影響を与えたと
紙ジャケのオビにもあるけど、
これって影響どころかパクリのレベルじゃないですか…。

バートが在籍したペンタングルの代表作は
学生時代からメチャ好きレベルだけど、
60年代のソロ作品が
こんなにジミー・ペイジの元ネタのオンパレードとは…!!

これからオールドフィールド(マイク)道が開けようとしていたのに、
ヤンシュ道に足を踏み入れてしまったみたい

 ゼップのアコギ曲が好きなら必聴ですネ♪

今さらチューブラー・ベルズ

2007年01月11日 | アルバム評
最近の大人買いの中で
名盤だなあ~と思うアルバムには何枚も出会うが、
それが自分の趣味のストライク・ゾーンとは限らない…。

そのものズバリのアルバムに出会うと、
理解し尽くすまで憑かれたように聴く…ので、
すぐ自覚症状が現れる。
最近ではジョン・マクラフリンの『火の鳥』がヤバかった。

そして今日、ふと聴き出して混乱状態に陥ってしまったのが…
マイク・オールドフィールドの『チューブラー・ベルズ』('73)。
もう一日中コレばっかりです。

プログレ的要素、現代音楽的要素、ブリティッシュフォーク的要素が
絶妙に絡み合い、完全に私の好み中の好み。
一部が映画『エクソシスト』のサントラに使用されたのは、
一つのエピソードに過ぎないんですな。
(この箇所はとりわけ素晴らしい旋律です

メジャー名盤なんだから
なんでもっと早いうちに聴かなかったんだろう
…と悔やまれますが、
人にはそのアルバムを聴く時期ってのが
運命的に決められていると思います。(軽くオカルティズムだな)

20代はカンやらザッパやらを聴き込む運命になってて
(どんな運命の悪戯で年頃の娘がそんなん聴くねん!!と思うけど)、
30の大台に乗って『チューブラー…』をいいと思える耳を
養ってたんですな。

さてポーキュパイン・ツリーのスティーヴン・ウィルソン君は、
お父さんが『チューブラー…』を愛聴するような
家庭で育ったらしいです。
世の親御さんはあまり不用意に
家庭内でプログレを聴かないほうがいいようですね。


カルロスの秘密も握るザッパ先生

2006年12月20日 | アルバム評
ワタクシ事ですが、
来年ついにフランク・ザッパのアルバムを
全部揃えてしまおう!と思ってます。

とっとと全作品を聴いてしまうと人生の楽しみがなくなるため、
長年買い惜しみをしていましたが、
ザッパの息子もステキに成長したのでもういいかなぁ、と。
(なんのこっちゃ)
といっても、8割方(スタジオアルバム)はもう所有してたり…

さて膨大な作品群から雑派入門として2枚挙げるなら、
Hot Rats かZoot Alluresにしています。
前者は正統派フュージョン、
後者は気合の入ったロックアルバムでかなり聴きやすいのです。

それに付加するならどのアルバムか…というのは
やはり聴き手の趣味が重要かと。
私なら何を薦めるか、
ちょっと思いつくままにリストアップしてみました。

○ジャズ畑の人
→Shut Up'n Play Yer Guitar

○フュージョン畑の人
→One Size Fits All , Seik Yerbouti

○プログレ畑の人
→Jazz From Hell , The Grand Wazoo

○正統派HR/HM畑の人
→Them Or Us

○60~70sロックが好きな人
→Freak Out! , Chunga's Revenge

○ザッパという人間を読み解きたい人
→Joe's Garage , We Are Only In It For The Money

余談ですが、Shut Up'n Play Yer Guitarの邦題は
『黙ってギターを弾いてくれ』で、
この中に「カルロス・サンタナの秘密のコード進行ヴァリエーション」
という曲があります。
まさにヒゲ対決。ヒゲゲバとでもいいましょうか。

しかしザッパ道は深い。
アルバム全部聴いてやっと三合目くらいといったところか…


初冬の愛聴盤

2006年12月12日 | アルバム評
ここ数日、寝起きはマイルス・デイヴィスの
“In A Silent Way”('69)を流す。

体調悪いけどテンション上げなきゃというような朝は、
音量を抑えたトランペットの優しい音色が
音数を絞ったミニマルな展開の中で響き渡る、
このアルバムがふさわしい…。
一生モノのアルバムに早く(?)出会えて、
ピーター・バラカン氏に感謝。(『レコード・コレクターズ』誌の連載より)

確かに自分は純粋に音楽を聴くことはまれで、
気分や体調に左右されながら聴くものを選んでいるようで…。

そして風邪をひきながらもここ一週間ばかり
‘アーガス風呂’(ウィッシュボーン・アッシュ)を楽しむ。
初冬に似合うのはやっぱり『アーガス』('72)ですよ!

Expanded Editionのため70分超あるので、
風呂聴き上(妙な表現だ)、二日かけて一回しといった感じ。
(A型という病ゆえ、前日途中で終わった○曲目からちゃんと聴いたり)
聴けば聴くほどメイデンの『戦記』元ネタを実感…。
大人世代にはたまりませんが、
少し古びた音なので若い世代にはちょっとキツイでしょうね~。

就寝前はなぜかシン・リジー。
“Vagabonds Of The Western World”('72)にハマる。
いわゆる全盛期のリジー節と比べたら、
相当フォーキー&ブルージー。(それがたまらなくいい…
発表年が一緒の『アーガス』との音的共通項すら見出せます。

燃えカスロックに少し歩み寄ったのに、
またいにしえのロック・レガシーに戻ってしまったよ…
 ごめんよルドルフ

「100万ドルのギタリスト」ってやっぱり死語ですか

2006年08月23日 | アルバム評
先日、輸入CD屋のセールにて
ジョニー・ウィンターの名盤2枚組を購入。
Still Alive And Well('73) とCaptured Live('76)の
すばらしいカップリング♪
前者はジャガー/リチャードの「シルヴァー・トレイン」収録、
produced byリック・デリンジャー!!
後者のライブは「71年のアンド時代のより名盤」と知人からいわれ、
ちょっと気になっていた。

リック提供曲聴きたさに、おクスリ漬け復帰作『スティル…』から。
エッ?いきなりライブ音声が… 

なんと、2枚組の、CDに印字されてるコンテンツが逆転。
こんなことってアリなのか…イギリスのレコード会社制作なんだけど。
まあこの程度で返品交換には及ばず、
むしろシュールな感じがして、ちょっと面白い。

休みだった今日はこの2枚のせいで、一日中泣きっぱなしでしたわ…

『スティル…』は先日も取り上げたディスクガイドによれば、
「ジミやデュアンは逝きエリックやピーターは廃人同様、
 マイクやエルヴィンも精彩を欠いた頃の作品だ。心強い一枚。」
 (※↑全員フルネーム化可能な方は即私とソウルメイトになれます♪)
…とあるが、その通り。たまらん一枚ですわ。
 73年といえばリックも絶頂期ですものね~

『キャプチャード…』は76年という年代を反映してか
ハードでアグレッシヴ。こりゃスゴイわ。
アンド時代のライブが吹っ飛びそう。
でも生まれて初めて聴いたジョニーの音がアンド時代のライブだったから
(18才の時ゆえ「刷り込み」に近い)、
それを自分の中で超克することはなかなか難しいかも…。
ハードロックが好きな人に「ブルース洗脳用」として多用できる
ことは間違いないが。

ちなみに一緒に買ったジャーニーの3rd(Next '78)の
ケースのフタの接続部分がクラッシュ。
ヒマなら返品交換もアリだが(この程度でやったことはないけど)、
ジャケットのニール・ショーンの強烈アフロヘアー(元サンタナ♪)見て、
「これは精神的に(返品が)ちょっと無理…」と判断。

参考までに、「返品交換絶対無理(泣き寝入り)ライン」は、
マノウォー(全作品)です。

 マノウォー君ゴメンよ…