治療不可乃會

この宇宙のBGMにはタンジェリン・ドリーム(初期)しかありません。
ポツリポツリと更新させてもらってます。

ダンに泣く

2007年08月31日 | ライブ評
スティーリー・ダン大阪公演、
予想以上の近距離フェイゲン(3メートル弱)で
死にかけました…

ホールのライブではありえない
株主様から同伴出勤(?)までの多彩な客層に対応させてか、
選曲はベスト・オブ・ベストといった感じでした。

それでも楽しそうに照れくさそうに歌うミスター・フェイゲンを
目の前で目撃できて大満足です。
ライブだとロック度が増すし、ダンって。
シャウトもスゲー激しいし。

「ホーム・アット・ラスト」&「バビロン・シスターズ」は
私のダンのイメージそのものの曲なので、
ウルウル来るのをこらえられませんでした…。

「エイジャ」の間奏部分で
ギターリフ(モールス信号みたいな)が
繰り返される所がメチャ好きなんだけど、
ライブでも聴き所になってて、まさに冥土の土産

フェイゲンが
「ペグ」とか「キッド・シャルルマーニュ」とかで
ノッてる様子を見てたら、
哲学者みたいな風貌になってきたけど
やっぱりこの人、根はアメリカ人なんだな…と。

いい席取れたので、
始終そんなフェイゲンに文字通り釘付けでした。
ベッカーは常にフェイゲンを見守ってるので
彼を見つめる者同士視線が交錯してしまう(自意識過剰)てな、
至近距離ぶりでしたわ…

ついでに言うと、ギタリストとしてのベッカーについて
初めて(オイ!)考える機会になりました。
(終演後買った『エイジャ』のドキュメンタリーDVDで勉強します

ホーンセクションも素晴らしかった。
ジャジーなロックバンドとして、
株主様(※)にも大変ご満足頂けたかと思います。
(※ビルボードライブ大阪は阪神電鉄系列による経営です)

7月のロンドン公演は
あのハマースミス・オデオンだったというから、
こんな小さなハコでのライブは本当にゴージャス。
ロッキンな初期の曲も聴きたかったけど、
これ以上贅沢したらバチが当たる。

 ありがとう、フェイゲン…(終演後本人にもそう言った♪)

ダン迫る

2007年08月29日 | 日記モドキ
週明けから本格的に入った、
スティーリー・ダンのスイッチ。
仕事も落ち着き、普段の音楽ライフを取り戻す。

どの時期の音も好きだけど、
残暑に聴くには初期がロッキンでいい。
『プレツェル・ロジック』('74)なんか、最高!
最新作(『エブリシング・マスト・ゴー』)
よりはずっと好みだな…

学生時代にMTV回顧の一環として聴いた、
ドナルド・フェイゲンの『ナイトフライ』。
コレ、相当ヤバいな~とその流れで購入した
ダンの『ガウチョ』の衝撃は未だに忘れられない。

あまりに無駄のない音に、
ロックでありながら静寂を感じた。

 こりゃ~いったい…水琴窟か?

ワビサビの美学に魅せられ20年近くが過ぎたが、
どのアルバムを何度聴いてもいい。
が、『ガウチョ』&『エイジャ』だけは過度の聴きすぎで
今さら改めて聴くのは吐き気をもよおす。

なので、ギタリストのトリビュートもの
(“The Royal Dan A Tribute”)で
ここ数ヶ月やり過ごしてきた。
→程よくこなれててドライブなんかにいいですよ

そしてビルボードライブ大阪の公演は、¥21,000也。
最近のライブ料金のインフレぶりには泣きそう…。
(しかも旧ブルーノートだから演奏時間短いし)

ライブでアルコールを摂るのはキライだけど、
近距離フェイゲンの衝撃緩和策としてワインくらいは飲もう。
(追加料金…

←遠足前夜状態

たまには「孤独な影」を歌ってほしい

2007年08月25日 | アルバム評
先日触れたホルガー・シューカイの名盤、
“Movies”。
まさに気持ち悪いくらいの、天上の音楽です。
この素晴らしさは聴いてもらわんとわからん!!
…本当に聴く度に感動と動揺で吐きそうになります。

言うまでもなく、
YMOファンはホルガーを避けて通れませんネ。
(未聴の方はゼヒ…)

で、カンに聴き漏れがあるのが急に気になりだして、
なぜかレンタル屋にあった
“Tago Mago”('71)をレンタル。
この一発録りされたという初期アルバムは、
私の持っているカンのイメージそのもの。

呪詛の声、浮遊感、無間地獄のように繰り返されるビート。
ダモ鈴木は少なくとも“Tago Mago”においては
ヴォーカリストというよりも祈祷師。

本当の地獄の音楽
ブラック・サバスやデス・メタルとかじゃなくて、
プログレが生み出すのだとつくづく思います…。

そしてこの暗さは、
ドイツというファシズムと敗戦を経験した国でないと
表現しえないもの。(日本の昭和歌謡もメチャ暗いし…)
喩えが悪いけど、
このアルバムは特に「膿出し」みたいな感じがしますね…。

ちなみに私がカンの洗礼を受けたのは、
編集盤“Cannibalism”('80)を友人に借りたのがきっかけ。
「カンのカニバリズム」ってだけで、
充分女子高生がバカ受けするネタでした。

が、その5年後ぐらいに
突如ジャーマン・プログレに目覚め、
青ざめてアルバムを聴き漁るハメになろうとは…
ホルガーがシルヴィアンと組んだアルバムも
相当聴き込んだなあ。(今も聴いてますけど

そんなシルヴィアンの来日公演のチケットを
本日、予約完了。

チケットび●の電話が珍しくなかなかつながらないので
「ジャパンファンの残党、頑張るなぁ~!!」
と目頭を熱くしていたら、
ドラリオンや阪神戦と発売日が同じだった。

 デヴィッド・ドラリオン?


ワンダーワールドは夢幻劇と訳す

2007年08月23日 | 日記モドキ
仕事上繁忙期につき更新が滞っておりまして、
心苦しい限りです~

といいつつ、
どんな顔をしてハミル師を見つめればいいのかとか
私の少女期を狂わせたあの人は
「レッド・ギター」は歌うのかとか、
毎日妄想してニヤニヤしてます。

通勤途上では
来週に迫ったスティーリー・ダンの予習をしとりますが、
起床時と身支度する時に欠かせないのが
先日紙ジャケで購入したユーライア・ヒープの
『ワンダーワールド』('74 邦題『夢幻劇』)。

個人的には「兵馬俑ジャケット」と
親しみを込めて呼んでおります
ツッコミ所が多すぎて逆にツッコめない絵柄は、
全ロックファン必見です。

なんで夏バテやら寝不足やらで
心身ボロボロなのに、
朝から大英帝国の湿り気を吸い込まにゃならんのか…
と自問自答の毎日でしたが、
おかげでヒープの魅力の公式化に成功しました。

それは、
◎愁い+多幸感=ユーライア・ヒープ
…というものでありました。

ヒープのメロディーの持つ多幸感というか高揚感が、
低血圧女を覚醒させてくれるようなのです。
もちろんデヴィッド・バイロンの雄叫び
言うまでもなく…

ならば率直に「サンライズ」('72『魔の饗宴』所収)を
聴けばいいのでは、という声もありましょうが。
でもそこはやはり「ヒープの面目躍如たる一枚」(CDオビより)
ですから、『夢幻劇』は。

参考までに応用例を書き留めておきますと、
 ◎愁い+愁い=ジェスロ・タル 
 (やはり黄昏時に聴きたいですネ)
 ◎愁い+田園=マイク・オールドフィールド
…といった感じになります。

 結局プログレネタでシメてしまった…


ハミル先輩までも来日

2007年08月19日 | 日記モドキ
今秋のテリー・ボジオ来日対策として、
ザッパ作品を予習するのもなんだし
ジェフ・ベックの『ギター・ショップ』でも
CDで買い直そうかしら♪と思っていたら、
それを上回るプログレマスターの来日が…

11月にピーター・ハミル来日。ソロ名義です。

関西の公演は京都のラグらしいですが、
ラグってあのジャズ/フュージョン系ライブハウスの
RAGのこと?
あんな所でVDGGの曲歌われたら死んでしまう!!

兎にも角にもディッキンソン機長の高校の先輩(らしい)を
目撃する運命のような…。
いい機会だしソロ作品、ちゃんと聴いてみよう。

(↑)輸入CD屋内の書籍コーナーの立ち読みで発見し
相当動揺しましたが、
今日はとりあえず最優先課題である
ジェフ様の『ラフ・アンド・レディ』('71)をやっと購入。
コージー、やっぱり顔デカイよ…(ジャケ参照)

夏が来るとジェフ様の「オーバー・ザ・レインボー」を
思い出しせつない気分に。(昨年のウドーフェスにて)
還暦越えなのにあのカッコよさは大罪…


上記内容とあまり(いや全く)関係はないけれど、
投稿しつつ高橋幸宏『ニウロマンティック』('81)を聴く。
あ~やっぱり教授も細野さんも参加してる
テクノポップ名盤じゃないですか~!!

「YMOの『BGM』で突き詰めた世界を、
 自分の部分だけ引っ張り出した」とおっしゃる通り、
全曲「バレエ」な感じです。

全然世界標準クリアだし、
10年くらい前にウルトラヴォックスとか
聴いてた頃にちゃんと押さえとくべきだった…

皆さんも悔いのないように、
その時時で聴くべきものは聴いておかれたほうが
よいかと思います。(意味不明


 秋もプログレ亀は大忙し…

蠍団ひゅうまにてぃの謎

2007年08月16日 | 日記モドキ
ワタクシの盆休みは今日がラストです~。
結局毎日音楽漬けで、
日常生活的にはゴミの日間違えたりとかボケボケでした。

暑さで脳もやられてるので、
ここ2~3日の間思いを巡らせていたことについて雑記。

何ゆえ独逸製の骨董品が
突然異様な光を放ち出したのか?

…大人世代(自分)は単純化路線だと思い
平成生まれは「カッコイイ」という、
新譜♪ひゅうま~にてぃ~の謎(なんやねんそれ)を解くため、
90年代以降のスコーピオンズ作品と向き合う。

“Face The Heat”('93)をレンタルし聴く。
この時点で売れ筋アメリカン・ポップスとしか思えぬ曲も多数、
ひゅうまにてぃの萌芽が既に…

昨日唐突にトッド・ラングレンの『トッド』('74)もまた
良質のプログレアルバム(スペイシー系)であると認識。

ここの所移動中に
名盤『トッドのモダン・ポップ黄金狂時代』('82)を聴くことが多い。
車窓の風景と相性がいいので。

何度も書きますが、
超名盤『ミンク・ホロウの世捨て人』('78)は
アメリカ産メロウの境地だと思います。いつ聴いても泣けます。

ついにジム・オルーク関連から
ソニック・ユースに手を染める。どメジャー作『ダーティ』より。

大学時代(90年代初頭)の同期軽音部員って
大まかに分けて、
 ①いにしえ系(60~70年代ロック、HR/HMに心酔。自分も含む。)
 ②流行りメタル系(ガンズ2枚組でギター買ったような後発組。)
 ③ロッキング・オン系
…の3タイプが存在した。

②はそのポテンシャルからかろうじて存在価値を認めたが、
得体のしれない③の人たちと
積極的に共生しようとは思わなかった。

だってみんなやたら小奇麗で(部員が)、
ツアーTシャツも黒地じゃなくて白地!!
かろうじてビートルズは聴いてても
ストーンズはおろかDP、RB、LZまでも未聴!
日本の古典を中世無視して
江戸時代から読むようなものじゃないのか?

つまり当時はそんな人たちが好んでいた音楽だったんです、
ソニック・ユースといえば。
(※個人的なエピソードにすぎません

…まあそんなこんなで、
8月後半戦をまた明日から頑張りたいと思いま~す。



あるまじき大人買い

2007年08月14日 | 大人買い
暑いのはわかっていても、
輸入CD屋徘徊は欠かせない。
自己流ウォーキング(健康法)でもあるので。

昨夜、突如神の啓示
「ジェフ様(※)の『ラフ・アンド・レディ』を聴かねばならぬ!」
という衝動に駆られ、
今朝そのテンションのまま起床。
(※ジェフ・ベックです。略語が多くていつもすいません。)

果たして…某輸入CD屋は在庫切れ。
明日別の巨大店舗で探すとし、
収まりがつかないのでとりあえずの3枚。

○The Cars / The Cars ('78)
○Uriah Heep/ Wonderworld ('74)
○高橋幸宏 / 『ニウロマンティック』 ('81)

少なくとも、
「とりあえず」という性質のものではありませんネ。

もっと統一性のある買い方&聴き方ができればいいなと
いつも思うのですが…
(「多重人格」ならぬ「多重聴覚」ってくらい、辻褄合ってない。)

さてMTV世代の私にとって、
カッコいいバンドの代名詞はU2でもスタカンでもなく
見た目も音もめちゃソリッドなカーズでした。
(当時小学生なのにつくづく趣味いいよな…

現在はトッド・ラングレン加入でわけのわからんことに
なってますが、
個人的には一石二鳥なので来日を願ってます。
(トッドが歌う「ユー・マイト・シンク」…

ヒープは先日少し触れた「ロックアルバムベスト20」の
選出にはハズしたくないな…と思いつつ
(無論トラッド感溢れる“Demons And Wizards”です♪)、
ここの所諸作品を聴き返してました。
あのコワ~イ紙ジャケシリーズを
少しずつ揃えていく運命なのでしょうか?

それはさておき、大英帝国的湿り気と
ハードロックとのブレンドの妙という点では、
一番成功したバンドだと思います。(セールスではなく表現上)

そしてついにユキヒロ道へ入門!
ジャパンとの関わりからいえば
もっと早く聴いておくべきだったかも。作品が少ないのが救い?

 そういや「どらむ寿司」ってコントがあったな…

21世紀発表作品を聴く

2007年08月12日 | アルバム評
冷房病もスッキリしてきた盆休み真っ只中。

さて昨日、判断力低下につき
礼二似のホワイト・ストライプスをレンタルしてしまったと
書きました。(“Get Behind Me Satan”05')

これが…完全にベクトルがいにしえのロックに
向かってる好盤です。というか好バンドです。
ジミー・ペイジが可愛がるワケがよくわかりました。
デトロイトの姉弟、やるなあ~

しかしこんなロック原点回帰的サウンドが
若いリスナーにウケてるってのが、
イマイチ腑に落ちない。
ゼップとか聴いたコトなければ新鮮なのかも?

礼二(ジャック・ホワイトよりも言いやすい)作品に
甘んじることなく、
ルーツ巡りができるかが
リスナーとしての成長に重要な岐路になるでしょうが。

で、一緒に借りた
ジム・オルーク『インシグニフィカンス』('01)には驚愕。

万人受けしない好盤『ユリイカ』('99)の
延長線上にあると思ってたら別路線で、
ストレンジ・ポップの名盤!!
猟盤(マニア)系の人と思ってましたが、
これだけさりげなくストレンジな音を作れるのは天才肌。

シカゴ出身の人に
こんなの作られたら困るのよ~っていうくらい、
「カンタベリーツボ」(お持ちの方はわかりますよね)を
刺激されました。(ツボ地図的には「フォークゾーン」です)

あ、表面的にはソフト・ロック仕上げです。念の為。

上記2作品は、
紙ジャケを買い漁っている耳の肥えた諸先輩方にこそ
聴いて頂きたいと思い、筆を取り(?)ました。
レンタル屋に入ってますので、ゼヒそちらで!
(とうに新譜ではないのがポイントです


 たまには沼から出て21世紀モノも聴かにゃならんな…


邦楽探究前進中

2007年08月11日 | 日記モドキ
近所のレンタル屋に行っただけで
日焼けしてしまいました~何故…

天気予報(猛暑)からサマソニ参加は断念、
造顔マッサージ(※)のDVDを見て「お家リゾート」気分…
(※10年前の顔になれるそう。
  私はブートキャンプよりも俄然こっち!)

そうしていると
ラウドパーク(個人的にはアイオミパークだが)のチケットが
宅急便で到着。まずまずの席。

邦楽探究シリーズとしては、
昨日購入したティン・パン・アレー(『キャラメル・ママ』'75)
を聴く。

あらゆるジャンルがゴッタ煮にされ
統一感はないが楽曲のレベルが極上で、
聴き応えありすぎ…。
松任谷正隆の力量もよくわかった。しかもシャウトしてるし!
(いつもながらエラそうですいません

最近主に細野軸で70年代の邦楽を聴き直してるけど、
この時代のものはハマりだすとキリがない!!

一方、暑さのせいで判断力も低下し、
レンタルCD屋ではモトリー・クルーと
ホワイト・ストライプスを借りる。
(ジャック・ホワイトって中川家礼二に似てるので
 今まで聴く気にならなかった。)

6月のロンドン旅行中に行きそびれた
モトリーのハマースミス・オデオンでのライブが
『BURRN!』最新号でリポートされてますが、
ああ、行かなくてよかったぁ~と痛感しています…
(いろんな意味で)

モトリーのメンバー、
みんなフェースラインのたるみがつくづくすごい…。
美容の観点からHR/HMのアーティストを見るのは
間違ってるとは思うけど。
そもそも、ライブリポートで顔のたるみなんか
チェックしてる奴がいるかよって。

 わ~いアイオミパークだ~

知らなかったことにしたいデビシル来日

2007年08月10日 | 日記モドキ
世の中帰省ラッシュなのに
梅田界隈をウロウロするもんだから、
とっても疲れました…。

今日百貨店の入り口ですれ違った
二十代の女性の胸元を見てビックリ。
「ディオのTシャツにあんな派手なのあったのか!」

よく見たら、ディオール(Dior)だった。
ジャケットで「r」が隠れていた。
そもそも、白地に色柄物なんてありえないよな…

さて今日、できることなら知らずにいたかった
来日情報を見つけてしまいました…。
10月末にデヴィッド・シルヴィアン来日。

近年のデビは
「今はヴィジュアル・アートのほうに関心がある」などと、
80年代初頭に何万という日本の少女たちを狂わせた人間に
あるまじき発言をしている。

私は少なくとも、
デビの現在形に興味はない。(若干ウソ)
ジャパンのメンバーを同伴or再結成なら全く話は違うが…。

デビ来日を知ったからではないが、
今日のお買い物はホルガー・シューカイの名盤“Movies”。
なんとこのアルバム、12年くらい前に
当時京都の某住宅街にあったプログレ専門店に
「入荷したら連絡下さ~い」
と言ったきりになってたんである。

連絡があったのかもしれないが、
父親とかが電話とって(最悪)、
間違い電話と処理されたのかもしれない。
(まだ携帯はそうポピュラーではなかったのです)

ちなみにホルガー道に入ったのは、
一応デビ経由ではなくてカン経由。(重要
今年70歳のホルガーは、来日に意欲ありとのこと。
アンリ・サルバドールより20歳も若いから、
きっと大丈夫!!



若人に音楽教育

2007年08月09日 | 日記モドキ
日本全国お盆です~。
お盆には、若者に良質の音楽に触れてほしい。
てなわけで、日頃接する中高生に
ほぼ強制的(?)に名盤CDを貸し出す。

まずは中学生女子。
音楽一家の娘さんなので、耳質は極めて良い。
「家のどこかにあるだろうけど、探す手間が省けるから」
というわけのわからない論理で、
ケイト・ブッシュを2枚(1st&2nd)。

ついでに坂本龍一のサントラのベストを。
一昨年に教授のライブ対策として購入したベスト盤が、
今になって布教に役立っている。
(使えるなあ~。でも「子猫物語」の曲は不要だな。)

また高校生男子には、
「1stと2ndは2枚組と考えてもらって、差し支えない」
と、唐突かつ強引にMSGを2枚持って帰らせる。
彼はそもそもはっぴいえんどを借りるために
来訪したはずだが…

ちなみに別件で所持していた
シン・リジー『ブラック・ローズ』も付録として。
平成生まれもリジーの良さ(『脱獄』)がわかるというので、
ちょっとオドロキ。
10代にはゼップよりもリジーがよかろうという
私の無意識的判断にもちょっとオドロキ。(なんでだろう?)

このように、我々年寄りには
次世代を育てる義務があります。
たとえその教育方針が偏っていたとしても…。
もちろん、貸していいものとアカンものの
区別はつけています。自分なりに。

 プログレ沼に引きずり込むのはまだ早い…

タルで納涼

2007年08月06日 | 日記モドキ
 夏は、
平和について思いを馳せる季節でもあります。
今日は「ヒロシマ・モナムール」と
『ディファレント・トレインズ』(※)を聴いていました。
(※このアルバムコンセプトである「トレインズ」の一つは、
 ユダヤ人を強制収容所に送る列車の意もある。)
 
その後で聴いたのが、
なぜかジェスロ・タルの03年のモントルーでのライブ音源で
(『クラシック・ロック』誌最新号付録CDより)、
アクのなさというか変な小気味良さに寒気がした。
ある意味納涼だったが…。

さてさて、あと3日働けば、
盆休み突入♪
ゆっくりメイデンのDVDを観たりレンタル屋で大人借りしたり、
私的音楽行事が目白押し。

週末のサマソニは
「あまりの晴天ならば見送る…」ことに。
今年の新会場は埋立地(舞洲)開催なので、
暑さに弱い大人にとってはかなり厳しい。

つまり曇りか小雨であれば参戦。
去年と出場者がカブりすぎなのも難だし…。
レミーが来なけりゃ行こうとも思わなかったろう。

ちなみに昨日はCharの1stを聴いて
テンション高めに過ごす。
やっぱり英語の歌詞の曲よりも
日本語の歌詞の曲のほうが妙に印象に残ってしまう。
(「空模様のかげんが悪くなる前に」とか、上手い!)

この時期のCharの英語の発音が結構悪い
ってこともあるかも…

連日、ジャパニーズ・ロックを確立しようとする
様々な試みについて再考している(つもり)。
明らかに世界標準なのはストロベリー・パス。

 すいません、お気に入りについてはクドくて…


私的邦楽ルネッサンス

2007年08月04日 | 日記モドキ
昨夜NHKでやっていた
作詞家阿久悠さんの追悼番組
かなり見入ってしまいました。

昭和歌謡で印象的だったものの多くが
氏の手になるものだったので、オドロキつつ…
(ジュリーの「時の過ぎ行くままに」とか)

いい歌詞を書く人は
人間的にも魅力ある日本男児だったのかぁ~と
妙に納得できました。

個人的に、邦楽ルネッサンスな夏です。
といっても、一般的ではない方向に向かってますが。

ここ数日はジャパニーズ・クリームともいえる、
ストロベリー・パスを愛聴。

「メリー・ジェーン」は、
つのだひろ登場時のBGMというわけでは決してありません。
曲を通して聴いて頂ければわかるように、
ジャパニーズ・ブルースの名曲です。

今後は(↑脈絡ありませんが)高橋幸宏のソロ作品を
聴いてくのが課題です。
氏を「ユキヒロ」と呼ぶ権利は(あくまでファンとして)、
ワタクシのような団塊ジュニア世代にありますでしょうか?

YMO世代の方は、例えば二十代の学生なんかに
「アッコちゃんが…」とか言われると
ムカッと来ません?

私の場合、
「ハリー細野」あるいは「オミ」、あるいは「『観光』」(名著!)
とか軽々しく言われると、
もう何をしでかすかわかりません…。


 結構怒りっぽいかも。だからメタルも聴けるのかしら?

大人の夏課題

2007年08月01日 | 日記モドキ
今年もヤバイくらいの来日ラッシュです~。
秋には昨年逃したテリー・ボジオ、
そしてアル・クーパーまで…

全部行ってたら精神的にも経済的にも破綻しそうですが、
行ける時に行っとかないと!と思って
なんとか工面したいもの。

さて今日は週半にあえて休みを取って、
スティーヴ・ライヒ『砂漠の音楽』で起床(最近のお気に入り)、
UKの1stをかけながら掃除。

よくわからんが、
ウェットンに煽られるように効率的に進められた…
(特にクーラーのフィルター清掃)

一段落して
「そういや『クラシック・ロック』の最新号を買ってない!」
と愕然とし、梅田へ急行。

輸入CD屋にて『レコード・コレクターズ』誌が、
「あなたが選ぶ洋楽ロックアルバム・ベスト100」として
一般参加を呼びかけているチラシを発見。
1960-89に発表されたアルバムの
ベスト20を出して応募するというもの。

応募はともかくとして、
個人的に一度出してみたい気が。
なるべく客観性(人に薦められるという意味で)を持たせて
検討したいもんだが…
(こりゃひと夏かかってしまうナ。大人の宿題だ!

で、せっかくだし一枚くらい何か買って帰ろ~と、
久しぶりに邦楽コーナーをウロウロとし
なぜかストロベリー・パスを購入。
しかも逆輸入盤。

帰宅して『クラシック・ロック』を読んでたら、
コーンの新譜がストロベリー・パス様のカラス柄ジャケット。
オマージュでもなんでもないことは確かだが…。

 つのだひろ、暑苦しくていいネ!