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治療不可乃會

この宇宙のBGMにはタンジェリン・ドリーム(初期)しかありません。
ポツリポツリと更新させてもらってます。

ダン復習

2007年09月01日 | DVD評
遅ればせながら、
『エイジャ』制作秘話ドキュメンタリーDVDを観る。

このシリーズってそういえば
『ブリティッシュ・スティール』もとっても楽しかったわ
と期待しつつ…。
(ダンとジューダス・プリーストが両立してしまう私です
エイジャさんはコリアン女性とかはさておき、
再考すべきは二人にアイディアを提供した
参加ミュージシャンの功績。

ラリー・カールトンを筆頭に、
ウェイン・ショーターまで参加してたとは!
輸入盤で購入することの功罪について
考えさせられるなぁ…。
(ライナー読むのがついなおざりになるので)

参加ミュージシャンの一人の
「(ベッカー&フェイゲンは)完璧を求めるよりも、
 何度でも聴ける音を目指した」
とのコメントに共感。
本当に飽きが来ないんだよ~、ダンのアルバムは!!

そして「エイジャ」は正確には、「組曲エイジャ」なんですな。
これであの曲のプログレっぽい側面が理解できました。

他には、その道にお詳しい方には興味深い
技術的な側面についてのレコーディング秘話が盛りだくさん。
マイケル・マクドナルドのコーラスだけ抽出して
ネタにするベッカー&フェイゲンは私的にツボでしたが…。

改めて思うのは、
ダンはジャズ・ロック(←ポップス寄りの)の
一つの金字塔であること。
また二人が50年代にNYで育ったという背景がないと、
なしえなかったスタイルだということも…。

自分は普段同じジャズ・ロックでも
向こう岸(カンタベリー系)ばっか聴いてますが。
フェイゲンがドラマ「トワイライトゾーン」
テーマ曲の思い出話をするあたり、
米英間の文化的な厚みの違いをつくづく感じました…
(かたや『カンタベリー物語』!読んだことないけど

さて蛇足ですが
『クラシック・ロック』誌最新号によると、
ジミー・ペイジは
ダンの「リーリング・イン・ジ・イヤーズ」が好きとのこと。
1st収録の、シン・リジーふう(そこが個人的にちょっと歯がゆい)
ロックナンバーですね…。

まっどうでもいいことですけど。



たいていはブルース派

2007年07月05日 | DVD評
暑い!
こんな時こそメイデン!!
と先日購入したDVD、
『ライヴ・アット・ロック・イン・リオ』を上映。
確かに以前よりは安くなったけど、
¥4,935が「廉価版」って正しい日本語なのか…?

25万人という、まずケタからして違うリオの観衆。
それだけでも見ごたえあり。
ブルースは『メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー』の中で
「一番後ろの席のやつにまで、オイオマエ!と歌いかける気持ち」
でいると言ってたけど、さすがにこれでは…

スティーヴによる編集のせいか、
ホームビデオ的温かみも感じられる映像の数々。
ニコ様を捉えたショットも多く感涙…

去年の来日時から兆候はあったけど、
突如ヤニック愛に目覚める。
ま、最近のメイデンがとりわけ好きな私にとっては、
たまらん内容でした♪

…ですが実の所、
中盤で眠気を感じて40分ほど寝てしまい(最近よくある)、
目が覚めたらアンコールの一曲手前の
「フィア・オブ・ザ・ダーク」。
寝起きの無防備な状態にいきなり
「アイアン・メイデン」や「サンクチュアリ」といった
定番のオンパレードが…

鑑賞後、私はブルース派だけど
(普通そうだがそうでない人もいるので一応)、
ポール・ディアノのパンキッシュな
「アイアン・メイデン」にノスタルジーを覚えた。

旅先で観たBBC制作のメタル・ドキュメンタリーでは、
ディアノによる同曲と「ランニング・フリー」のライブ映像が
週末+ゴールデンタイムのお茶の間に流れていた。
メタルは本国では日本での演歌ぐらいのポジションは
余裕であるってことか。(なんせ国営放送様)

あ~生まれる国を間違えたのか…


スパイナル・タップ鑑賞

2007年05月26日 | DVD評
GW中に観ようと思っていた
『スパイナル・タップ』('84)をやっと今日上映。

いわゆるロック業界のパロディ映画です。
が、オーバー30のロックファンなら
間違いなくツボに刺さります!!

イギリスの老舗ロックバンド「スパイナル・タップ」が、
時代に翻弄されるというよりも金儲けのために
全米ツアー中にバンドコンセプトを節操なく変えていく、
ドキュメンタリー撮影中という設定のストーリー。

ともかく全編、「70~80年代なら冗談抜きでありうる!」
てなネタが満載。
バックステージが迷路状態でステージにたどり着けない
っていうUFOの実話が借用されてるのは有名な話。

私が特に気に入ったのは、
繰り返されるメンバーへのインタビュー。
全く無意味な内容を真顔で語るんだけど
(ロックスターってこんなもんっていう風刺)、
ゴダールの映画のようにシュール。

ゼヒ各自ご鑑賞頂きたいので、
ストーリーを報告することはできるだけ控えたい。
…のですが、2点ほど。

ギタリストの脱退を受け
曲はほとんど彼の名義なので演奏できなくなり、
一時期フリージャズ化するのがツボ直撃…

ドラマーは常に変死、
メンバーチェンジも多く総計37名。
でもこれって、
超初期のメイデンとかMSGを思えばフツーだよな…。

 レンタル屋にあるかは不明ですが、買っても1800円です~

音楽人生さまざま

2007年04月22日 | DVD評
今日知りましたが、
ガンズもレッチリも公演延期だったとかで…。
ガンズなんて突然来日決まっていきなり延期って、
興行主も大変でしたでしょうに。
二つとも行く予定だった人って、やっぱり団塊ジュニア世代?
(ちなみに自分は両バンド共、昔から縁遠い…

喜ばしい話題は、8月にスティーリー・ダン来日決定!
ブルーノートがビルボードにリオープンする記念行事だとか。
あの小さなハコでドナルド・フェイゲンが…。
兎にも角にも行きますけど。

今夜は晩酌しながら
『メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー』の
日本語版ボーナス映像を鑑賞。
ラウドネスの二井原氏がいいオヤジさんになってて軽くショック。
私が高校生の頃は某大学の学生(ただし8回生)だった記憶が…

そしてサム・ダン監督はほぼ同い年ということが判明。
タメの割には相当違う音楽人生を歩んできたんだなぁ。
(どちらがより異常なのかは判断が難しい所)

監督はセパルトゥラの90'のツアーTシャツを自慢してたけど、
私が同年で持ってるのはストーンズの初来日Tシャツ。
彼もそうであるように、
私にとっては人生における一大事件だったし。
(こりゃサークルが同じでもしゃべらないかもな…

ま、大自然の国カナダでデスメタ&ブラック・メタルをひたすら
追究してきた人ですから。
でも、監督みたいな「いかにもなマニア」のせいで
メタルに対する偏見が生まれるんだよ…
と思ってしまったのは私だけ??

そんな熱狂的カナディアン・デス・メタラーに同意できるのは、
アーティストのTシャツを着ることはファンとしての主張と誇り
ということ。

今年こそは頑張って着まくります~。



北欧に気をつけろ

2007年04月14日 | DVD評
今日は初夏のような気温でちょっと面食らった。
昨日はマハヴィシュヌ・オーケストラを聴き込んで
やや耳疲労…。

バスタブに花粉症や鼻づまりに効き殺菌効果もある
ティーツリーオイルを垂らし、
名盤『ジョニー・ウィンター・アンド』('70)をBGMに
ジョニー風呂を決行すればスッキリ。

さて今日は相方より借りた
DVD『メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー』を
遅ればせながら鑑賞。
それが、メタルをかじりたての若人も我々世代も
笑えて考えさせられる優秀ドキュメンタリーでした。

人類学者でもあるサム・ダン監督は
四十路手前なんだろうけどいかにもなメタルファンで、
作り手もマイ・メタル・ヒストリーを熱く語る所に
この作品の面白さが。
(12歳の頃家の庭でメイデンの「ナンバー・オブ・ザ・ビースト」を
 25回聴いて飛び跳ねてたとか…

欧米のメタルファンが口にするのは、
メッセージ性の強さ。
スリップノット宛てに
「(メタルを聴いて)学校に行けるようになった」とメールが来たり、
アウトサイダー的傾向のある人を救済してるのは確かなよう。
ドイツのウッドストック状態のメタルフェスといい、
ファン同士のヨコの連帯感も全然違う。

やはり言語の壁でメッセージ性が弱まってしまい
しかもキリスト教の土壌もない
日本のメタルファンの特異性を思わずにはおれない…。
だって日本のファンって精神性よりも音楽性を求めてる人が
多い気がするし、やたら知的なんだもの。

それにしても、
ノルウェーがあんな大変なことになってるとは知らなかった!
教会焼き払って、
ブラック・メタルの世界を現実で実行してしまうという…
それだけ抑圧的な社会みたい。
ビジュアル面も、自分が築き上げた表現が先鋭化してると
アリス・クーパー先生が苦笑&絶賛。

続編の取材が「ロック・フジヤマ」に来てたから、
監督が日本のシーンをどう解釈したかにかなり期待~。


またしてもウッドストックで原点回帰

2007年02月28日 | DVD評
グラハム&ジョーリン先行予約完了。
6月まで3ヶ月もあるのにこの高まりはヤバい。

レインボーヒットメドレーの過剰な期待を冷ますためにも、
質の高いロックドキュメント
DVD『ヒストリー・オブ・ロックンロール』vol.3のエピソード6、
「ウッドストック・ジェネレーション」を鑑賞。

今さら感心することもなかろうと見出したんだけど、
すっかりいい年になった当事者たち(サンタナ含む)が
なんやかんや言いながらも結局は嬉しそうに語る
インタビューは面白い。
当時の社会現象(ビートニクとかのイベント)も絡めて編集。
ともかくジム・モリソンがカッコ良すぎ…!!

もともとステキ(太る前は)とは思ってたし
ドアーズの音もメチャメチャ好きだけど
(フェイバリットは『太陽を待ちながら』だな)、
LSD漬けでデロンデロン、
照明装置でサイケ演出をしてごまかすようなバンドとは
全くわけが違うのがよくわかった…。

あれは本当にロッカーのオーラじゃない、革命家か作家だよ!!
と、軽くモリソンスイッチが入る。

そんなクスリやらサイケやらで
大半はわけがわからなくなっていたアメリカン・ロック界において
「音楽の原点に帰ろう」としたのが、ザ・バンドだったと。

長年「安易なバンド名だし、音的にも取り柄がないなぁ~」
と思っててごめんよ~ これからはちゃんと聴くからね!!
社会的背景ってバンドの特質を考える上でも大事だ。

ジミヘンが「紳士的で聡明な男だった」と
同世代人に語られるのも、興味深い。
当時のインタビューに答える姿も収録されていたけど、
物静かで頭のキれる活動家みたいだったし。

今の若者(20代以下)は
いきなりウッドストック本編に挑むよりも、
こういう編集もので歴史的・社会的文脈を把握してから
観たほうが理解もシックリくると思います~。


ウィッスル・テストの続編を!

2007年01月21日 | DVD評
クラッシュ特集の『レコードコレクターズ』誌
の広告記事によると、
最近の東京タワーの蝋人形館がとんでもないことになっている様子。

自分はジャーマン・プログレに関しては
初級~中級未満と思っているのだが、
その程度のレベルでは聞いたことすらない
アーティストの蝋人形が増えているようだ。

何者かわからない人形が何体あったか、
一度出口調査されてはいかがでしょうか…

さて同誌のピーター・バラカン氏の連載は、
BBC「ジ・オールド・グレイ・ウィッスル・テスト」放送時の回想。
さすがね~。
ハンブル・パイのスティーヴ・マリオットの熱演に
感動したとかなんだけど、
私はキモくて一回しか観てない…(vol.3に収録)

ウィッスル・テストのDVDは3本とも、おととしに入手。
BBCならではのセレクションの素晴らしさにおののいたものです。
個人的ハイライトは(以下勝手なタイトル)…

●アンディ・パートリッジの動きが妙な初期XTC (vol.1)
●エドガー・ウィンターの怪演 (vol.1)

●超若いケヴィン・エアーズがキュートすぎる‘May I ?’ (vol.2)
●ゲイリー・ムーアとフィル・ライノットの後ろでコージーが…
 今では故人だらけセッション (vol.2)
●ロニー・モントローズがこんなにステキとは (vol.2)

●プログレ・バンドは見た目じゃないとわかっていても
 この時のエイドリアン・ブリューだけは… (vol.3)

続編出たら、スターレス高嶋じゃないけど
全部「買います!」だわ…



自分を憐れんだよ…

2006年12月14日 | DVD評
今日はJ.L.ゴダール監督の
映画『Sympathy For The Devil』('70 輸入盤DVD)を鑑賞。
(最近になって『ワン・プラス・ワン』の原題で字幕付きが
 発売されたのでちょっと恨んでいる。)

ストーンズの名曲「悪魔を憐れむ歌」がスタジオで出来上がっていく
ドキュメンタリーと並行して、
ゴダールらしい政治色のあるシュールなショートストーリーが
数話進行するというクセモノ映画。

映画ファンでストーンズが好きな人にはもってこいだけど、
ただストーンズが好きな人にはツラい一本。

曲の原始的な状態でのセッションから始まり、
ビルがマラカス、キースがベース、ブライアンがアコギ
という割り当て。
ミックはタバコふかしながらで、
カジュアルというかちょっとレイジーな感じもする。
ま、むちゃくちゃカッコいいけど

キーボードの音が明るくて変だなとかツッコむうちに、
だんだんと私たちが知るあの名曲の輪郭が形作られる。
結構感慨深い。

輸入盤のため挿入されるショートストーリーの
ヒアリングを頑張ってみるが、眠気を催す。
(ゴダールだから字幕があっても同じかも。)
ていうか、マジで寝てしまった。
ああ、学生時代に腐るほど練習した
ギターソロらしいフレーズが聞こえて来たな…と思ったあたりで。

目を覚ましたら、憐れむ歌はすっかり完成していた。 
名盤『ベガーズ・バンケット』収録のテイクになっていた…
うう…

 また週末見直すか。

年越しはロックDVDで

2006年12月10日 | DVD評
週末はまたしても●ワレコ徘徊。
年末にどのDVDを大人買いするか視察。

デヴィッド・バイロン時代のユーライア・ヒープのライブ。
サンタナ&ウェイン・ショーターのライブ。
遅ればせながら、メタリカ『真実の瞬間』…
ジョーリンがプリティーなレインボー後期(『ファイナル・カッツ』)、
くらいか。(もう充分やろ!)

廉価版(¥1,500)で出ているDVDシリーズ、
『ヒストリー・オブ・ロックンロール』はvol.4とvol.5が
大人の年越しにはイイと思います。

vol.4「ギター・ヒーローズ」「華麗なる’70年代」は
いにしえのロックファンにとってはネタだらけで、笑いながら観れます。
vol.5「パンク-ロックの破壊と再生」は
パンク史についてかなり私の無知な部分を補ってくれました。

そしてエイジア大阪公演、チケット入手。
端の端だけど、まあまあいい席。
安心したせいか、夜から発熱。

 明らかに体力落ちてるな…

ライブではなるべく牛を背負いたい

2006年11月05日 | DVD評
連休最終日。
朝からジェスロ・タル、スレイヤー、メタリカのアルバム
CDに落とす。
来週のMSGついでの相方との交換会のためである。
ちなみに受け取りの方は、
キャプテン・ビヨンド等が予定されている。
強烈に閉じた世界だな…

日曜の夜っておとなしくシットダウンしてしまうタチなので、
相方から借りているDVDを徹底消化することにした。

まず、MSGの97'ライブについてた画像の悪いオマケライブ(00')鑑賞。
感想は以下の自問自答にて代えさせて頂きます。

画像の悪いライブ(00')のほうが興奮したのはナゼ?
→世代特有の病。最近の鮮明な映像はアラが見えてせつない。
→短髪&帽子ナシで遠目だとルドルフにも見えるから♪

MSGの3rdの曲で血圧が上がるのはナゼ?
→実はグラハム好き…否。
 グラハム仕様の無理にハイテンションな曲がツボだから。

お次はジューダスのドキュメント鑑賞へ。
『ブリティッシュ・スティール』製作秘話。
最近メタル道に入ったばかりのティーンにも
おススメできる親切な作り。いや~面白いわ。

そもそも鉄鋼の街バーミンガム出身の彼らが
労働者よ怒れ、団結せよ!という
鋼鉄神らしからぬコンセプトによって作り上げた名盤だったというのは、
以前本ブログでも『Classic Rock』誌を参考に特集したっけな。
なんでもグレン・ティプトンは製鉄所での就業経験があるとかで…。
(作業着姿とか絶対カッコいいハズ

ヘヴィー・メタルというジャンルの確立に
こういう政治的側面があるってことは
知っておかねばならんと思います。(私とてこういう心がけは最近だけど)

「牛(革)を背負わないと、服を着た気にならない」
ロブの発言はメモを取りたい気分にさせますネ。
SF小説をよく読むというロブ。
そのせいもあるのか、自分の書いた歌詞を後で見返したら
「何を言ってるのかわからない」こともあるって。
…そんなもんなんだ。

意外だったのは、
グレンのお気に入り&思い入れ曲は「ザ・レイジ」だって!!
実は私もこの変り種曲、長年好きだったんだけど
言う人もいなくてさ…
(相方に言えばよかったのかな。でもいきなり言うのも妙だしな。)

ジューダスに深入りするとなかなか戻ってこれないので、
全く別種のもので(サンタナか)きれいにリセットしてから
寝ようと思います…


ジギーはギターを弾いた

2006年09月02日 | DVD評
昨夜、夜風があまりに心地いいので
DVDでも軽く見てから寝ようかな…と思い、
トリプルポイントデーに買っておいた『ベスト・オブ・ボウイ』を見始める。
(いつも略称が多くてすいません。ボウイ=デヴィッド・ボウイです。)

ビデオクリップがメインの2枚組。
年代順ということで、80年代半ばの映画過剰出演期から収録の
2枚目から無難にスタート。
映画『ビギナーズ』&『ラビリンス』より3曲。
巨大タイプライターを背景にキメまくる姿や
魔王役でヘアーメタル状態のボウイを見てしまう。
ジュリアン・テンプル(監督)等、死語も溢れ放題で、
あわてて酒を準備。シラフじゃちょっとね…

その後は「魅中年デヴィッド」期に突入。
魅中年ぶりは本当にすばらしいが、アーティストとしては冴えない時期。
常に時代の先端を行くボウイ様が…と深夜一人でいたたまれなくなる。

が、『アースリング』('97 かなり名盤)期に突入。
「リトル・ワンダー」のプロモを初めて見る。
キャー黒い眼帯してる!
プロモ撮影時にマジに眼病を患っていたらしいのだが、
ミーハーとしては狂喜。

他には「老い」をテーマにした「サーズデイズ・チャイルド」('99)の
プロモがしんみりきた。(これはボウイの演技もすばらしくファン必見!!)
ボウイ様なりに「老い」については内的な葛藤があるんだろうけど、
年齢にかかわりなくいつだってカッコいいからファンとしては
あんまり気にしてないのが事実だ。
70歳になっても80歳になっても…ついていきます。
ジギー、ギター弾いてよ~ って。

そんなわけで、ヘンに火がついてしまった午前2時前。
このままでは寝れんので、1枚目もいってまえということに。
ツカミはBBC「ホイッスル・テスト」('72)からの3曲…

カッコよくて可愛らしくて悶絶したのがその中からの、「クイーン・ビッチ」。
一瞬この映像と心中しようかと思った…。
青いアコギが似合う!!歯並びが悪い!!
ナチュラルメイク(この時期には珍しい)がたまらん!!
ミック・ロンソンが邪魔!!(ゴメンよ…)
純粋無邪気なロッカー、デヴィッドの姿がそこにはあった…。

もう後はどんな姿を見てもただ泣くだけ。
「スターマン」の服装は妖怪人間べム状態。
「スペイス・オディティ」ではデスマスク状態。
「ヤング・アメリカン」('74)は20代後半なのにどう見ても四十路。
当時のボウイはクスリやら離婚やら破産やらで大変だったらしい。
なのにこんな黒くて洗練された音を他に先駆けて発表するなんて、
…やっぱりスゴイ。

客観的に見てもボウイの強烈なフェロモン期は30代ですな。
当時小学生だった私にも、ボウイの色気のヤバさはわかったからなあ…。
もちろん今みてもクラクラ。
曲はともかくとして、「ファッション」での妖艶さがたまらん…
かなり前に相方とやった「ブルーラグーン妄想企画」は、
80年前後のボウイだとショック死確実だな。


あかん、他のアーティストとトキメキのレベルが違うわ…
結局午前4時に失神するように就寝。
 眼帯ボウイは夢には出て来なかった…


セルジュもリプライス

2006年07月07日 | DVD評
近隣住民の「笛の音がする」
という立ち話をキャッチ。
「きれいなフルートの調べが聞こえる」
「Song For Jeffrey(※)のイントロが聞こえる」
なら即名乗り出たが、 (※ジェスロ・タル初期作品)
ガキのタテ笛と同じような扱いにちょっと心外。
犯人が特定されるまで黙っていよう。
しかし騒音問題には充分配慮してきたつもりだが…。
練習中はクソ暑いのに窓を閉め切ってるし。
(クーラーは冷え性なのでまだオフ)

さて気がつけばロック映像DVDがリプライスされ
かなり安くなっている。
泣いたものもあり、喜んだのもありで悲喜こもごも。

デヴィッド・ボウイのプロモ集(『ベスト・オブ・ボウイ』)は
だいぶ安くなったので狂喜。
初期から最近のまで網羅した二枚組。
ボウイ模索期作品の「ビギナーズ」に耐えられる自信はないが、
『ハンキー・ドリー』あたりの初期映像で泣きたいので
入手せざるをえない。
そういえば『ビギナーズ』に加えて、
映画『ラビリンス』も根性試し(何の?)でもう一度見る必要あり。
魔王役のボウイ。

セルジュ・ゲンスブールの映像集は
高い時期に買ったのでヤラレタ!という感じ。
上巻(1958-1969)は、
フランス・ギャルやブリジッド・バルドーの
プロデュースを経てスターになっていく過程を描く。
若い頃のセルジュはインタビューがともかく面白い。
一言一言が詩の一節みたいで、皮肉も攻撃的。
そしてジェーン・バーキン登場で上巻は終わる。
若い頃のバーキンはまだ自我がないというか、
人を魅了する独特の雰囲気がない。
その分「セルジュのぺット」そのものに見える。

バーキン狙いなら下巻(1970-1989)だけで充分。
名声を手に入れてやりたいことが出来たセルジュの、
アブノーマルな宇宙が炸裂。
特に「メロディ・ネルソン」。
映画仕立てのプロモなんだが、まともに見て脳をやられた。
セルジュの映像作品(映画も含めて)は微妙だ…。
シメは愛娘シャルロットとの絡み。
当時ミドルティーンのシャルロットは
いわば飲んだくれオヤジに近親相姦の歌を歌わされてるのに、
淡々と自分の置かれた状況を受け入れているように見える。
「じゃリン子チエの法則」
(だらしない親父にしっかり者の娘)か。
舞台が西成じゃなくてフランスだからおシャレなんだ。



90年代回顧乃曾

2006年06月25日 | DVD評
週末。
友人宅にてロック映像上映会。総勢4名。

90年代に青春を共にした者同士、
ミスター・ビッグ→スキッド・ロウ→メガデスの順に鑑賞。
何か会話しろよ!ってぐらい、
いい年した大人が静かに黙って見る。

まずは『ミスター・ビッグ・グレイテスト・ビデオ・ヒッツ』
デビュー当時のエリック・マーティンの可愛らしさに全員ため息。
年代順のプロモ集なのでだんだん年老いていく姿にまたため息。
「たしかミスター・ビッグが解散した頃にエリックは離婚した。
 現状はどうなってるのか!!」
てなゴシップで視聴後異常に盛り上がる。

友人Y嬢は数年前、
旦那にB'zのコンサートへ強引に連れて行かれた時に
ビリー・シーンが弾いてるので狂喜し、
背中&歯で弾く姿を目で追いまくったとか。
そのため周囲のファンとは反対方向に体を向け、
「隣の席の人と何回も正面衝突した」と。
また一人で「ビリー!!」と声援を送るので、
「そんなこと誰も言ってない」と旦那に怒られたとか。
我々世代にとってビリーは依然としてリスペクト対象である。

そして『スキッド・ロウ/ロードキル』にて、
セバスチャン・バックのガラの悪さを二時間ほど堪能。
ビデオがまわってるのを意識しているのはわかるが、
常にラリってるとしかいいようのないテンション。
全ての言葉の枕詞のように繰り返される、Fuck'n…。
革ズボンの股上が深いのも時代だ。
ロブ・ハルフォードとのDelivering The Goodsのデュエットは、
ジューダスの楽曲のレベルのあまりの高さが露に。
イギリスでのライブに駆けつけるセイソク氏の姿には、
一部友人からキャー!!と悲鳴が…。
(どういう意味かはご想像にお任せします)

シメは『メガデス/ビデオ・ヒッツ』。
なぜムステインは顔をひき歪めて歌うのか(左右非対称)、
また関東で開催される
メガデスとスレイヤー出演のフェスに行くべきか、討論。
皆平日はフツーに会社員やら主婦やらをやっている、
恐るべき一般市民たちである。

タイツ・ファッションの先駆者

2006年05月31日 | DVD評
先日も書いたが、
大人の楽器習得はあらゆる点で困難である。
血と汗と涙(アル・クーパー)であり、
ナッシング・イズ・イージー(ジェスロ・タル)である。
そんなことは最初からわかってたけど、
もう後がないからやるしかない。
近所のガキに「ヘンな笛の音が聞こえる~」と指摘されるまでに、
なんとか上達せねば。
まあでも二ヶ月目にして、篳篥(東儀秀樹がよく吹くやつ)状態
→虚無僧ぐらいには進化できた。

私をフルーティストへといざなった心の師である
イアン・アンダーソンが何か示唆してくれるかと思い、
ジェスロ・タル結成25周年に作成された
ドキュメント&貴重映像集 A New Day Yesterdayを視聴。
あの『パッション・プレイ』のプロモから
歴代メンバーの登場まで、
かなりコレクターズアイテム的内容である。

TV系映像の中には、口パクのみならず空フルートも!!
70年代のイアンはステージ全般で「顔芸」がものすごいが、
ここでは口パクにヤケを起こしてか、
放送禁止寸前の表情を見せる。

『吟遊詩人』の頃のステージでの中世ファッションも
やりすぎっていうくらい強烈。
股間(もちろんタイツの上)になんかカブせてるんだけど…
ブラックモアズ・ナイトはまだまだ手ぬるいと思えた。
存在そのものも、ステージ衣装も
なんだかケン・ラッセルの映画見てるみたい。
イギリス系美的センスが通底してるってことか。

ちなみにイアンがHR/HM界における
タイツファッションの先駆であることは、
全てのメタルファンは知っておかねばならない
重要事項である。
イアン・アンダーソン→ピート・ウェイ(UFO)
 →スティーブ・ハリス(メイデン)→その他諸々…

さて、ヒストリー・オブ・ジェスロ・タルは
フルート教則DVDとしても非常に参考になった。
師に倣い、高音域のビブラートを強化しよう。