珠に雑誌コーナーを歩くと読みたくなる本に出会える。
そこで 見つけた本、
「高慢と偏見」 ジェイン・オースティン著・・・NHKテキスト
イギリスでは、オースティン没後200年を記念して
新10ポンド紙幣が発行されるとか。
夏目漱石や樋口一葉並みの人気の作家らしい。
この本は恋愛小説、会話を通しての心理描写が上手い。
・・・この本であらすじを追ったばかりだが。
漱石も彼女について「文学論」で、感想を綴っている。
イギリス上流社会での、したたかな恋愛事情がよく分かる。
若い頃、ある雑誌のツアーで、アイルランドでホームステイして
別れ際のプレゼントがこの本だった。
ダブリン郊外のフィン家に,1週間程お世話になった。
民泊を起点に、語学の学校に通ったり、ツアーの仲間たちと
北アイルランドの国境まで、ヒッチハイクをしたり、
三省堂の辞書作りの仲間とは連絡を取り合ったものだ。
なんて思い出しながら、
フィン夫人のプレゼントの意味が分かるような気がした。