前略、大宮 どうすりゃいいのさあ？ラファエル抜きで。ラファエル来るまで耐えるのか？

私は清水エスパルス戦現地に行けず、某所でテレビ観戦になってしまったのです。

なんというか。。。不運なゴールというより、どんな形であれ、決めたエスパルスの選手を褒めるべきでしょう。
ともに２ゴールとも。

しかしそれに負けず劣らず、坪内のゴールには元気をもらいました。実際にその後、エスパルスが
パニック状態になり、それを察したのか長谷川監督はピッチ近くまで立ち上がったわけですから。

そんな事を回顧しても、負けは負け。勝ち点を得られなかった。
シュートを放たないとか、攻められないとか、理由をあげたら切りがないですね。


まだエスパルス戦の録画を見てません。それよりも、ラファエルがいた時の
セレッソ大阪戦を見ました。ラファエルがいた試合と、今のチーム状態との比較を再確認したかったのです。
本当にラファエルがいないとこのチームはダメなのか？

正直、そうかもしれませんね。。。ラファエルは得点もしましたが、一番は「人と人をつなぐ役割」をしてました。
もしくは「ポジションとポジションをつなぐ役割」ですね。最後列から最前列までが間延びしそうな時に、ボールキープして
時間を作ったり、サイドに追いやられてもボールキープしてボールの逃げ場を作ったり。

気の利いたプレーが多かったのです。スカパー的にはフランサみたい、でしょうか。

地味でしたけど、チームのバランスを取ってくれていたんです。チーム内の潤滑油というのか、柔軟性をもたらしていた存在です。

その彼がいきなりいなくなると、硬直した感じなんです。


しなやかさ、がない。


ボールを前線に入れても受ける方は、そこから展開できない。キープはしても、ボールを動かす事ができない。
ボールが相手ＤＦたちから逃げられないんです。


全てはラファエルから戦術がスタートしていただけに、ラファエル以外のみんなは、

「思考の受け手」になってしまっている。一部、主税がチームに柔軟性を与えようとしていたが、
負担が多すぎたために、怪我をしたかもしれないし。

思考が受け手、もしくは「もらい手」としてシーズンを始めてしまったために、
この現状を打開しようと思うと、個人で打開しようと思考が走り出す。。。
点が点のまま、線にならない。。。


そこでここ数試合、ラファエル以外のＦＷに得点を取れ～と叱咤激励をしても、なかなか
すぐに結果が出るはずでもない。（本当は出さないといけないと思うが、、、）

しかしＦＷだけに負担を負わせても問題だし。もう一度、よかった時の録画を見て、改善案を話し合うべきではないだろうか？


基本的なミスが多すぎるのも、焦りからだろうし。思考停止状態でパニックなっているここ数試合も、焦りからだろうと思う。
張監督も選手たちに自信を失うな、というメッセージをマスコミ通じて訴える。

確かにそうだ。自信を失う事が一番ダメージが大きい。降格したクラブのメンバーは、どこか自信を失くしたのかもしれないし。
凹んではいけない時期に、凹んでしまって時間切れになったかもしれないし。


そういう意味では、今シーズン約１/4が終了したこの時期は、「耐える」にはギリギリのタイミングだと思う。
「まだ負けてもいい」よりは「もう負けられない」という気持ちで、中断まで行ってほしいのが、私の本心。


あまりに攻めるオプションが少ないため、私には「こうすればいい」という提案すらできない状態です。そう言っても
精神論で「勝てよ」では、大日本帝国陸軍ですからね。

こうなりゃ、ラファエルが帰って来るまで、カウンターありきでいきますか？まさに耐えるのです。
勝つよりは、負けないサッカーをする。


張監督に対して思うのは、ラファエルがいないにもかかわらず、そしてラファエルの代わりを現有ＦＷはしなくていいよ、と
言っているにもかかわらず、どこかで求めているような感じです。藤田や石原や市川や渡部たちにラファエルの分身を求めているような感じがします。
選手たちもその呪縛を自ら張っているように思うのは、気のせいでしょうか。

ラファエルのキープ力をもし求めるなら、金久保をラファエルの位置に置くのは無謀でしょうか？
彼のキープする技術は高いと思う。まあラファエルは身長も高く足も長い。フィジカルの強みもあったからの
キープ力かもしれませんが、足元の巧みさでチームをコントロールしていたのであれば、金久保ＦＷは面白いと思いますが、
どうでしょうか？


と、まあ。無謀論を展開しているわけですが。厳しい現状のなかで、やりくりしている張監督の立場もわかります。
でも負ければ、張監督が責任を引き受けるのも当然なわけですから。また同時に私たちは張監督に
試合中の指揮命令系統を委ねるしかないわけですから。
是非とも、次節は勝利してほしいと思うばかりです。