前略、大宮 ホームスタジアムが要求するものが、そのまま選手やクラブのレベルになるのであれば

一部の方や友人から、「お前の意見は過激だ」というご指摘がありました。まあ、そうかもしれませんね。ドゥドゥに関してなど、私の意見に反対意見が多数来たので。ちょっと書いてみます。

ドゥドゥは要りません。ここまで批判が来ても、自分の見方を変えようとは今の処思いません。なぜなら、大宮アルディージャをなめているからです。言いすぎかもしれませんが、「タカリ」かもしれませんし。

トンベンセとの契約内容がどうなのか？は詳しくありません。そして選んだのはまさしく大宮アルディージャ側の事なんで、買い手であるアルディージャ側に落ち度がありますね。しかしそれは過去の話しで蒸し返してもしかたない。

ただプロとしてどんな条件であろうと、大宮でプレーすると決めたドゥドゥが長期の観光気分なのは、歴然の事です。

彼は試合全体を見えてます。パスもしっかり出せます。１ＶＳ１で勝負に勝てる事も出来ます。昨日の試合でも１ＶＳ１で勝負したらチャンスが出来た場面はいっぱいありました。しかしそれをしない。できないではなく、意図的に「手を抜いた」のです。前回も書きましたが、あれだけのパススピードで正確に受け手に出せるわけですから、スキルは高いはず。

そして自分がゲームコントロールも出来たはずなんです。しかし何故、手を抜くのか？その真意はわかりません。
そこで鈴木淳監督の手腕やマネージメントが問われるわけですが、いまだ強権は使わないみたいですね。なら、末梢するべきなんです。


何故ブラジル人とわざわざ契約するのか？契約金以外に、選手家族の費用まで賄ってまで、来てほしいのか？
それは日本人選手以上の期待をしているからですよね。ようするに投資です。別に日本人でもいいのなら、日本人の方がいいわけです。言葉の問題をクリアしているだけで、かなりのアドバンテージです。

日本人以上の待遇をしてもらいながら、それに胡坐をかく。それはけしからんとしか言えないわけですよ。

海外のスタジアムとかですと、「助っ人」として契約してきた選手への評価って、凄く厳しいわけです。それは期待の裏返しでもあるのですが、まずクラブが低迷すると「助っ人」外国人が非難の対象になります。

その態度は、試合中にスタジアム各方面から出る場合もあります。現地に行かれた方たちなら、みなさんおわかりですよね？

ユース出の選手には、温かい目で見るが。「外」から来たものには冷たい、しかしどこか期待したいという気持ちが行ったり来たりしているわけですね。ドゥドゥも例外ではなく、期待する。

ただ彼は、大宮アルディージャという環境に甘えている。

昔書いたかもしれませんが、選手の意識を高めるのも、強くするのも、弱くするのも、脆くするのも、ホームスタジアムの空気が関係するように思います。

つまりホームスタジアムで自分たちを応援している観衆が、どれだけのレベルと質を求めているのか？によって、選手が出す才能が決まってしまうのです。

昨日、ドゥドゥが交代してゴール裏を横切る時、彼は拍手してしました。場合によってはゴール裏の一部からの声援に応えただけかもしれない。
あの光景に私はがっかりだし、あのくらいのプレーでドゥドゥに「お疲れさま」的賛辞をしてはいけないと思うのです。だから甘える。

一概に海外と比べてもしかたないのですが、あれが別の地であれば、ドゥドゥへの非難や罵声はもっと凄い処もあったでしょう。ドゥドゥ自身だってブラジルだったら、もっとひどい事言われている場面でしょう。差別発言はいけませんが、世界ではもっと厳しい環境ってあるんです。

しかし賛辞の対応。応援したり、賛辞したかった方は自分の気持ちをストレートに伝えたかっただけかもしれませんが、
私としてはもっと厳しい目で接してほしいと思うんですよね～。
ドゥドゥやマトや、まあそれ以外の選手もですが、あのパフォーマンスでスタジアム全体が拍手的であれば、選手たちは、昨日以上を目指す事はないですよね。

これくらいのプレーや結果でも、別に批判や非難や怒りやかっがりがないんだなって。今列挙した言葉は、全て期待した裏返しとして出てくる感情ですね。だから昨日のような試合後には、こういう感情が出て当然なんですが。それをどう表現するか？がスタジアム全体の意思表示になるんです。

ごめんなさい。話を戻します。
ようするに、ホームスタジアムで観衆が求める事が高くないと、選手たちの意識を変えることは難しいという事です。
試合に対して応援する側も、要求度を高くする事。そのためにサポートする事。いいプレーには賛辞だし、相手選手にはプレーさせにくくする方策を考えるし、とにかく大宮アルディージャが勝つためにする方策を全てやるんです、スタジアムで、現在進行形で。

それが同時に試合の隅々に関心を向けて、試合を観るという事でもあるだろうし、同時にアルディージャに対しての注文も多くなるという事にもつながります。ようするに「舌を肥えさせる」という事なんですが、そういう観衆が増える事を望みます。それが必然とアルディージャへ厳しめに捉える結果になろうとも、「ぬるい」よりはいいと思うわけです。

私は目が肥えた観衆ではないですが、あの程度の試合内容で「胡坐をかいてもいい」と思う選手を、作りたくないと思っているんです。アルディージャの観衆は、ぬるいとか、ほんわかとか、言われます。それも自由という意見がありますが、それではタイトルどころか、今よりビッグクラブになるのは遅れると思います。。。

存続するだけが目的の、フットボールクラブなのか？ただサッカーを喜ぶだけのクラブでいいのか？

なんか家族的なサポとも評されますが、それだけで「強いクラブ」にはなれるのでしょうか？
「人柄がいい人」はドゥドゥだけでいいです。「いい人だけのスタジアム」では、上昇するクラブにはなれません。
停滞はあるが、発展はありません。

ホームスタジアムが求める質、ホームスタジアムが求めるレベル、それが問われている現状でもあると思います。

みなさんが求めるアルディージャのレベルって、なんですか～？
その根本があって、初めて応援としてスタジアム来る意味があると思います。何をサッカーで望み、何を選手たちに要求するのか？その要求度が、そのまま選手のレベルも決めてしまう。その要求自身が、クラブのレベルを決めてしまうのです。（なんか選挙が、有権者自身のレベルを表すみたいなネタになってしまった。。。）

私は強くなるアルディージャをこれからも求めますし、「だってアルディージャだもん」という空気を変えたいと思います。
よってドゥドゥのように、甘えた選手は求めません。ドゥドゥが悔しく、みんなから応援されたいのであれば、プレーで示してください。私を黙らせるプレーをしてください。それがブラジルから来た最低限の義務だと思います。