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一人暮らし男の食生活!

13年はパリを最後に海外に行きません。来年イタリア?サンフランシスコ?ピッツバーグ?

世界と人間 思うままに

2007年07月02日 | 読書
前回の地球の哲学と同じで難しい内容が多かったです。

でも、こっちの方が柔らかいかな?新聞に連載されているコラムを纏めたものだそうで2,3ページで読み終わるようなものが多かったです。


なかでも良かったのが


1つの新興宗教の信者になる事は、1つの政党に入党するように、自らの判断を捨て、教団あるいは教祖の判断を自己の判断とすることである。それは基本的に思弁を放棄し、ある集団の判断に自己を委ねる安易な生き方なのである。


おおおお!凄い!と思って思わず何度も読み返しました。

この部分だけね(笑)

うーん。正直難しすぎですわ。

その他、「全て借り物である」と言う認識が面白かった。

命だけが自分のもので体の組織や骨格だって自然界からの借り物。自分のものに何でもしようと思うから考え方が貧相に成る。
江戸時代とかなんて皆で共有するのが当たり前だった。
稲作が始まってから自分のものと他人のものと言う認識が出来てしまった・・・ってのも僕にとっては新鮮な考え方です。


次は南の島に取り残された少年達が幾多の困難を乗り越えて成長する子供向けの冒険小説を読みたいです。

って言うか、もう読み始めています。

地球の哲学

2007年06月25日 | 読書
梅原猛さんと松井孝典さんの共著です。

・・・ゴメンナサイ。分かりませんでした(笑)

いや~スミマセン。

例えば「恐怖を感じないのは恐怖を感じるだけの知性が無いから」ってのと似ていますが

僕は文学とか哲学とかが駄目なんです。意味が分からない。

もちろん文学とかは多少読んだことがありますがピンと来ないです。

多分後何十年かして、僕の心が今よりも何倍かに膨らんだら多少は何か感じるところがあるのでしょうが今の僕はパープリンです。

いや本当に意味が分かりませんでした。スミマセン。

梅原先生の本は「道徳の時間」に感銘を受けたのですがね。

スミマセン。


久し振りに宇宙人が地球にせめて来るような子供向け海外SF小説が読みたいです(笑)

強く生きる心

2007年06月21日 | 読書
梅原猛さんと瀬戸内寂聴さんの対談形式の本です。

梅原さんは去年出会って(本にね)感銘を受けて瀬戸内さんは、これから勉強したい女史なので思わず手にとってしまいました。

・・・。意外な本です。僕が勉強不足なだけでしょうが「性」に纏わる話がいっぱい出てきます。驚きました。

お二人の過去については僕は殆ど興味が無いのですが前半部分は随分お二人の生い立ちについて書かれていました。

後半にかけて宗教の話が盛り上がります。でも僕は無神論者ですから猛烈に刺激を受けるような事はありませんでした。
「自分が神になっちゃ駄目。神にならない程度が自由で良い」ってのは説得力がありますね。

彼らが語り合う色々な人物について僕は殆ど知らなかったのですが多少の興味がわきます。

僕の知らない偉大な人が多く居るようです。もっと勉強しなきゃ。

イタリアの缶詰

2007年06月15日 | 読書
本をいっぱい読んでいる僕です。

最近ニューヨークに傾倒しすぎているので、ここいらで久し振りにイタリアにかぶれてみようかと中身も確かめずに借りてきちゃいました。

イタリアの文化、生活、人間模様をショートショート形式で描いています。

作者の内田洋子さんはイタリア在住歴があるのか素晴らしい臨場感です。

素敵な話もブラックな話も美しい情景も楽しめます。

面白い本でした。

私の取材ノート

2007年06月14日 | 読書
・・・今朝も早くに起きました。朝練しようかと・・・。雨でしたからヤメマシタ。

予定通り風呂掃除はしましたよ。うん。





今回読んだのはジャーナリスト有田芳生さんの取材ノートです。

画像がありませんでしたから写真は無し(野球の写真を貼ろうかな?)

冒頭に描かれている例のカルト教団との死闘が迫力有りました。

まぁ当事者が命の危険を感じながらも真実と戦うわけですから。凄いですね。

後半は氏の傾倒しておられる歌手のあの人とかあの人とかとのエピソードが中心です。

その辺は・・・あまり僕は思い入れを感じませんでした。

調べてみると、あの教団とか・・・あっちの教団とかとの戦いがドキュメンタリーになって様々な出版物で市販されているようです。

僕は当時TVで見るだけ新聞で読むだけでしたからインサイドレポートとしてそれらの本を読んでみようかと思い始めました。

勉強、勉強。

言うんじゃなかった

2007年06月09日 | 読書
内舘牧子さんの対談集です。タイトルが面白いので借りてみました。

内容とは関係の無いタイトルでしたけどね(笑)

岡田武史さん、旭鷲山昇さん、イチローさん、小泉純一郎さん、葉月里緒菜さん、秋山仁さん・・・・面白い話でした。

ひとりだけ栄養学の先生が僕の理解できない理論を展開しておられて難しかったです。(牛乳って体に悪いの?ご飯と味噌汁は今の3倍食べておかずは三分の一にへらすの?

全体的には当たり障りの無い対談集と言う感じでした。僕は誰と対談したいかな?


・・・・・。

・・・居ない。

例えば誰か著名人と対談させていただく機会を得ても、絶対に腹を割って喋ってくれないだろうし(仮に僕が著名人だとしても)

外人さんなら喋ってくれるかな?
こちらがストレートにモノを言っても決して嫉まれないだろうし。
遠慮をしない遠慮をされないって関係で対等に喋ってもらえそうじゃないですか。

!!

アントン・ウィッキーさん。僕と対談しませんか?(嘘)

逆に「derra!さんと対談したい」って言われる人になりたい。・・・それは、それでイヤかなぁ(汗)

じゃあ外国人記者クラブで記者会見って形で(笑)

日本人の敵は「日本人」だ

2007年06月07日 | 読書
久し振りに読み応えのある本に出合えました。面白かったです。

小さな正義と大きな正義の違いが面白かったです。
弱者を必ずしも助けなくて良い論理が面白いです。
日本の教育の問題点も独自(なのか?)の考えで「ふーん」と思いました。
日本のアジア外交の批判が鋭くて興味が深まりました。
日本の歴史教育が中途半端で宜しくないってのも面白く読めました。
民族の思考様式は言語とかその文法によって変わってくるってのも面白い説です。
宗教をズバズバ斬りまくって痛快でした。カルト教団だけでなくメジャーもケチョンケチョンに斬りまくってて読んでいて気持ちが良い!

逆に疑問を持ったのは

日本は国連に金だけを・・・ってのは言いすぎ?
少子化が暴走族を生み出したってのも言いすぎ?
言葉狩りの辺りは何だかピンと来なかった。
実名を出して何人かを批判するのは面白かった。一意見として十分に論じておられました。僕はそこで名指しされた方を知りませんが・・・
テレビの批判で「阪神大震災の時に報道せずに助けろよ」ってのも批判しすぎかもしれません。


何れにせよ、様々な角度から物事を見つめるって視線を読んでいる僕が貰ったような気がします。色々な考え方が世の中に有ってその中から取捨選択をする。その中から感動を覚える。批判をする。共感をする。自分の考えを持つ。自分らしく活きるってのが本を読む理由のひとつなのかなぁ・・・

なんて漠然と思ってしまいました。

やっぱり本を読むのって良い事なんじゃないかな?

これからも沢山読みたいです。

大学生の頃は本を読みたいのではなく・・・本を「読むような人」になりたくて買っては来るけど読まないって不健康なことをしておりました。
フォーサイスの「イコン」は発売と同時に購入したけど読まずに持ち歩いただけ。上巻はかろうじてよんだけど下巻は無くした(笑)

そういう状態から確実に一歩前進したと実感しています。

命の使い方

2007年05月29日 | 読書
前にも書きましたっけ?落合信彦さんは「狼たちへの伝言」って本で衝撃を受けたことがあります。

丁度大学生の頃で「若い奴等への猛烈な激!叱咤激励!!」を猛烈なインパクトで受け止めたことがあります。

・・・今はどんな大人になっているだろう?ドキドキ。

で、今回は「命の・・・」ですが「狼たち・・」と同じような話が被っていました。もう一回熱い激を貰った感じです。

ただ、いつもの落合節のなかに「(笑)」が多用されていて困惑しました。

(笑)なんか使うなよ~!汚いくらいの激励を、ガツンと来るような勇気をくれよ~!誤解を招くような表現を和らげる為にって使い方ではなくて

たとえば3行のうちに3回くらい出てくるんです。閉口です。どうしたんでしょう?女子高生のメールじゃあるまい。

でも(以下引用)

生きて行くって事は傷付くことなんだ。傷付く事によって、人間は大きくなっていくんだから傷つくことを恐れて、どうやって生きて行くというんだ。

ですよ。こうこなくっちゃ!



その他読んだ本
「100%放送中」東海テレビの磯野アナの本。業界の裏話は面白く感じませんでした。でも、幼少期の思い出は楽しく読むことが出来ました。ま、近所の親父の生い立ちを聞いても楽しめるでしょうが。

「日本問題外論」
国際社会の中で日本はアイデンティティを失っている・・・とかを期待したら違っていました。コンピューターの話。ネットの話。それなりに面白かったですが完全に内容が今、僕の頭にありません(笑)

なんだか一気に3冊読んだって気がします。

まだ読み足りない僕は今日も4冊借りてきました。レビューはそのうちに。

ダニエル先生 ヤマガタ体験記

2007年05月20日 | 読書
同じく芸能活動もされているダニエル・カールさんの著書です。
コレは凄く面白かったです。

もともと外人好きで外国の文化の好きな僕ですから異世界の話を読んだり知ったりして「へー、そうかぁ・・・」って驚くのが好きです。
で、今回は逆のパターンで外人さんが日本にやってきてカルチャーギャップを感じる話を読んだわけですね。

話の前半はクスクスと笑える内容です。田舎のヤマガタに赴任してきた英語教師としての活躍や苦労を興味深く紹介しています。非常に楽しいです。

でも、この本の優れているところは後半に有りました。面白おかしいエピソードだけではなく日本人に対する直球的な批判(と、僕は感じてしまいました)がズバッと来るのです。ドキッとします。

以下、一寸だけ引用します。



アメリカでは男女関係のことについて指摘を受けることがなかった僕としてはビックリしたというか、かなり戸惑ってしまった。誰と付き合おうが人の知ったことでは無いだろう。自分が気に入ったと思う相手がまずいと他人に指摘されるなんて失礼千万な話だ。(中略)男女の付き合いに関しては、結婚してもいいけど、デートしちゃあいけないという雰囲気があるように思える。デートすると言うのは結婚が決まってからか、結婚発表する直前のような行動と言う考え方が強い。アメリカ人とは全く違う。

引っ込み思案で、凄く大人しい生徒が多かった。話したいこと、言いたいことがいっぱい有るのになかなか授業中には言えない。大人しいから教えやすいと言う先生も居たが、僕は大人しすぎてかえってやりづらかった。
教育と言うのは基本的に授業を面白くしてあげるのが一番。授業中に色々とゲームをしたりして、子供達と遊んでいるように見えたかもしれないけど、そこから生徒達を学習に導いてあげられる。

生徒一人ひとりの個性を大事にして、それぞれの意見、主張を尊重していくと言う事は当たり前の時代だ。アメリカと言う個人主義の社会から来た僕がヤマガタで教えるときにも当然大事にしていたことだ。(中略)日本では個人個人の能力を底上げすると言うよりも、グループ全体のレベルをアップさせようとしている。そこが日本の教育制度の1つの特徴だ。グループ全体のレベルをアップさせようとすると生徒全員に対して平均的なレベルの授業しか出来ないのは明白だ。同じ内容のものを一方的に教えていくしかない。


以上です。

日本の教育は暗記。教育は事なかれ主義。アメリカも少しは暗記しなければならないけど大切なのは「何故か?どうしてか?」を考えさせる教育なんだそうです。
そこにある生徒の答えは1つではない!突拍子も無い答えでも良い。今まで無かった新しい切り口で自分なりの意見を持つことが大切なんだそうです。

ウチの上司もこの本を読まんかしら?と少しだけ思ってしまいます。

いやー良い本に出合えました。非常に充実した内容です。

写真を検索したら文庫本のしか出てこなくて敢えてアップしていません。

自転車旅行主義

2007年05月20日 | 読書
香山リカさんの本を読んだのです。

・・・ぜんぜん付いて行けませんでした。何じゃコリャ?って感じです。僕には。

一応彼女は芸能活動もされているんですよね。よく知りませんが精神医学のお医者さんでもあるんですよね。こちらもよく知りません。

ランドナーでワーッと漕ぐ事はしておられるらしいです。文章で分かります。でも話の大半は何なのか全然伝わってきませんでした。

「自転車のスピードを上げるためには嫌なことを思い出すことが一番だ。そう言えば・・・」とかって過去の話が始まるのです。
詩的だったり哲学的だったり・・・難しすぎました。男の僕には(笑)

と言うのも、女性のストッキングが伝線した話なんて・・・。

何だか2日くらいで読み終わってしまいました。面白くて貪欲にページをめくったわけではありませんが。

現在は絶版なのか写真が出てきませんのでアップいたしません。

半落ち

2007年05月14日 | 読書
いやー短い作品ですね。

もっと内容が深いかと思ったら意外とサラーっと終わっちゃう。

妻殺しの警察官が自首してくるところから物語は始まります。

記者や検事たちが彼が自首する直前の空白の2日間の謎を追う・・・と言うストーリーです。

最後の最後で謎が解けるのですが

猛烈な感動はしませんでした。僕の期待が大きかったのかな?

世間では絶賛されていますね。

映画もヒットしたとか・・・僕が読む本は大抵映画化されているなぁ。

たまには映画化されていない本でも読もうかしら?

穴 HOLES

2007年04月21日 | 読書
ルイス・サッカーの子供向け小説・・・ですが無茶無茶面白かったです。

強制収容所に無実の罪で連れて来られた弱弱主人公。

彼の仲間、彼の敵、彼の家族、彼のご先祖・・・色々なつながりが楽しめます。

延々と穴を掘り続けるだけのストーリーかと思ったら違うのです。

大冒険が待っているのです。

主人公と一緒に冒険をしている気持ちになります。

現代と大昔の話とが上手いことリンクしていてストーリーに奥行きがあります。

一気に読んでしまう不思議な魅力を持っている本です。

こういう本に出合えて幸せです。

映画化されているようですが

シガニー・ウィーバーが所長をしているんだ・・・イメージピッタリ!!

映画版も見たいです。

T.R.Y

2007年04月17日 | 読書
もっと面白いかと思っていました。

伊沢修の各国を股に掛けたペテン冒険劇。面白そうな話です。

それぞれの冒険が小さいかなぁ?

舞台が狭いかなぁ?実質、中国と日本だけですよね。

裏切られ感、裏切り感が楽しいのは最初だけで慣れてきてしまってオチが読める「あ、これも芝居だな」って。

もっと細かく描写して(ロシアの件とかシンガポールの件とか冒頭で少しだけ触れるフランスの件とか)くれるとか、思い切ってもっと短い作品にするとか・・・と思います。

史実と絡めて物語が展開するのは好きなのですが、それも申し分程度でした。

映画は見たことがあるのですが、アレよりは面白かったです。映画は全て中途半端でした。

救いは登場人物たちが魅力的に描かれていることです。

横溝正史ミステリー大賞受賞作品で世間では絶賛されていますが・・・。

「荒ぶる」復活

2007年04月03日 | 読書
はっきり言って僕はラグビーのことは分かりません。

この本の後半は殆どがラグビーの作戦解説なので全くチンプンカンプン。

でも前半は面白かったです。

指導者の条件

自分の形を持つこと

枝葉は、もとより幹を太くせよ。

これらが読んでいて気持ちよかったです。

・・・ま、借りて読んでいるだけですから全く問題ないけど

もしもお金を払って読むのなら物足りないと思っちゃうかもしれません。



僕は、すでに次の本を読み始めています。読書大好き!!

レディ・ジョーカー

2007年03月28日 | 読書
映画を見たときは全然面白いと思いませんでした。

でも、原作は面白かったです。

鬱憤、抑圧、ネガティブ・・・これらが濃縮されています。

何とも言えないマイナスの人生が幾重にも重なって起こす完全犯罪。

大企業の社長、検察、警察、犯人グループ・・・これらの目線で淡々とストーリーを追っています。

誘拐の時は犯人側からの目線が一切無いので・・・一寸卑怯だなぁ(笑)

読み終わってから気がつきましたが、この作品はあの事件を丸々追っかけている内容ですね。

細かいところを含めて物凄く似ている。まるでドキュメンタリーです。

読み応えがありました。

前回読んだ「ゲームの名は誘拐」と併せて完全誘拐モノが続いています。

・・・何だか誘拐したくなった(嘘)




長編をじっくり読んだので、今読んでいる本は簡単な本です。

多分、あと2、3日で読み終わります。