1955年生のあれこれ

人生50年を過ぎても、その好奇心旺盛な性格で、いろいろ綴っていきます。

レコード大賞に思う

2008年12月31日 05時00分16秒 | Weblog
50年ですか・・・。
もの心ついた時から、大晦日はレコード大賞に紅白でした。

昨夜は、ある状況のため
画面を見ずに音だけ聞いていたのですが、
水原弘をはじめとした歴代の受賞歌手や曲の名前が
次々と思い出されました。
そして歌えました。

昭和30年代の歌は、
リアルタイムで歌っていたことはないのですが、
間違いなく歌えています。
懐かしい時代にタイムスリップする曲もありますが、
昭和60年代も思い出していました。
社会人になって接待の機会が多く、20も30も年上の方達に合わせるために
ピアノのあるクラブで歌ったことを懐かしく思っていました。

カラオケが登場してからは、
さらに拍車がかかり
今月の新譜にチャレンジし続け、
軍歌・演歌・GS・ジャニーズ、男・女、日本語・英語、
問わずに、どのような状況、場面にでも対応できる術を身につけたものです。

近年はTVドラマ曲が多く、
Kのonly human(「一リットルの涙」主題歌)を必ず一曲目に入れています。

昨夜は画面も見ずに、その曲名と歌手名を言い当てていたので、
同席していた息子は、「知らねぇー!」「初めて聞いた!」を連発していました。

最近、物覚えが悪くて年を感じていましたが、
こんなにも多くのことを覚えていたのでは、
新しい知識は入る余地がないのだったのですね。

大賞はEXILEでした。おめでとう。

年末に思う

2008年12月28日 23時10分55秒 | Weblog
年末、2日おきに「忘年会」と称する飲み会がありました。
パーティのような多くの人達が集まることもありましたが、
3人から4人単位での集まりが多く、
前半は、「頑張って」だったのですが、
後半は、「よかったね」でした。
後半の人達の方が深いお付合いをしてきたようになりました。
なぜなら、なかなか良い報告ができなかったことが一番の理由でした。
昨日が、最後の飲み会でしたが、
もう20数年のお付合いしている3人と集まったのです。

彼らとは、本当に最後の最後まで心配していてくれて、
相手もなかなか連絡することに遠慮がちになり、
結果、決まってからの「忘年会」日程スケジュール調整になったのです。

もちろん、同じようにスケジュール調整したのですが、
日程合わず、来春に持ち越した方々も数名いらっしゃいます。

本当に、いろいろな人達に支えられているのだと、
あらためて感じています。

そして、今年の最後の最後は、
カミサンと息子、それに新たな家族になる娘さんとです。

忙しい

2008年12月26日 23時26分43秒 | Weblog
「忙」という字は、
心を亡くすという文字で成り立っている。と習いました。
時間に追われてしまっては、こころが貧しくなります。と諭されました。
他人を気遣い、他人に思いやりを持ちましょう。と教えられました。
だから、心にゆとりを持った日常を心がけよう。と謳われました。

今日一日、本当に忙しかった。
考える余裕すらなく、業務に、時間に追われました。

ニュースでは、今日もまた失職の話で溢れていました。

今は、心が亡くなっても、
忙しいことを幸せに感じます。

昨日、ペット葬儀社が取りにきました。

2008年12月25日 07時06分25秒 | Weblog
ペットオフというらしいです。
こんなに悲しいものなのでしょうか?
ある人曰く、
親より子供が先立つと同等の悲しみ度合いだそうです。

我家の一員は、
我家の歴史を全て知っていると思います。
家族のだれもが、
彼の前では秘密はなかったと思います。
他の家族に秘密のことも、彼の前では告白し、
秘密の電話をし、秘密の動きをしていたことでしょう。

そして、彼は天国へ。

就職が決まるのを待っていたかのように
急速に体力が落ちて行きました。

彼がいたからこそ、
この1年間厳しい就職活動を戦いぬけたと思います。

ひとりで、PCに向かい、
人材エージェントから不採用のメールを受信し、
ひとりで、郵便を見て、
送り返されてきた履歴書を手にしていた。

その時に傍らにいてくれたのが彼でした。

本当の悲しさを見せたのは、彼の前だけでした。

履歴書の数は20枚以上に及んでいます。
もちろん応募した社数は50社を超えています。
もっと多くの方達も入ると思いますが、結構しんどいです。
そして、こんな苦しんでいる姿はだれも知りません。

それでも、頑張ろうと思い続けてこれたのも、
彼と、この秘密を共有していたからだと思います。

今、心より感謝しています。
そして愛していました。
ありがとう。


「イノセント ラブ」最終回

2008年12月24日 07時36分53秒 | Weblog
録画が3本溜まっていたので、一気に見ました。

うーん、、、
脚本がね。浅野妙子、ちょっと不調?
月9も前回のキムタクがこけたんで、これでもこけて
キムタクショックのショックアブソーバー的ドラマ?

隠された真実って?
途中で完全ネタばれ状態。
父親に虐待されていたことは初めに分かったし、
両親を殺したのもお兄さんだし、
8話目で堀北がナイフ持っていたけど、母親の件を考えると
即分かる話でした。
事件の謎解きドラマではないので、このレベルで抑えたのかもしれませんね。

イノセントラブがテーマでした。
人間は生きること。
一生懸命生きていれば、愛に出会える。
と、いうことなんでしょうね。
死んだお父さんだけが悪者でしたね。

北川悠仁、頑張りました。
でも、お遊戯の域を脱することなく終了してしまいました。
良い人を演じてきた草薙剛との違いは、
裏切られた時のような感情を抑えられない、
感情が爆発しているシーンが弱い。
寝室で暴れるシーンや部屋に閉じ込められるシーンなどで、
いい人のまま、なんですよね。
次回は、いい人と思っていたら頭脳明晰な悪人だった。ってな役を見てみたい。

福島誠治、髪切って体当たりしていました。
妹思いの兄さん役、よく出ていました。
今後も頑張って下さい。

堀北真希、キミはまだまだウェディングドレスは似合わないね。
篤姫の和宮は、若くしての嫁入りだったのでピッタリだったのかな。
恋に悩み、愛って何?と葛藤している姿がまだまだ似合う。
北川をよくリードしていました。
女優として一段ステップアップできたような気がしますよ。

来年からは瑛太が主演です。
篤姫つながりですね。
期待してます。

電車の乗り方

2008年12月22日 23時21分32秒 | Weblog
本日、またまた東京で飲む機会があり、
出かけました。
夜10時の下り電車って、混んでます。
意外と混んでました。

ところが、ホームに入ってくる電車を
窓から覗くと、奥のほうは、
まだ吊革が空いている状態でした。

そうだよな、記憶の中ですが、
この終電前の時間帯って、意外と空いていたよな。
と思い返し、
ドアが開き、乗り込みました。

ところが、出入り口のスペースに固まって動かない人々がいるのです。
電車に乗り込もうとする時、
まずは出入り口の左右で踏ん張っている人に、行く手を阻まれます。
電車のドア2枚分のスペースで乗り込もうとしますが、
踏ん張っている彼らによって、実際の幅の2/3ほどになってしまい、
まず渋滞を招きます。

それから、奥へ入ろうとすると、
その入口で吊革に掴まって、踏ん張っている人がいます。
彼らは例外なく、カバンを背負っていて、
背中合わせに、そのカバンで奥への道を塞いでいるのです。

無理やりに通過しようとすると、
そのカバンが引っかかり、容易には進めません。
それでも、何とか奥へ侵入できると、
かなりのスペースが空いています。
おかげで本をゆったりと読むスペースが出来上がっていました。

しかし、彼らのブロックで、各駅から乗車してくる人達は、
本当にラッシュアワーのように圧縮された世界を耐えているのです。

ある駅に到着する前にブレーキがかかり急停車しました。
当然、乗客達は左右に大きく揺れました。

その時、あの背中にしょったカバンで
行く手を塞いでいた2人が、目の前につんのめって来たのです。

その時、彼らの手にしていた物は就職情報誌でした。

キミ達を採用する企業って、、、。
採用する側になって、あらためて感じた電車の中のできごとでした。

派遣労働に思うⅣ

2008年12月21日 22時40分22秒 | Weblog
昨夜、日本テレビ系「恋のから騒ぎ」を見てしまった。
正確に言うと、7時から日テレのチャンネルのままだったために目に入った。

はっきり言いますが、
「恋のから騒ぎ」は見ません。
好き嫌いという範疇ではなく、
女の本音なんか知りたくもなく、
知らないから女性との付き合いがドキドキするわけだと考えているからです。
まぁ、そんなことは別にして。

さんまとフリーターだという女との会話。
「仕事は?」
「フリーターっていうかバイト」
「正社員にならへんのか?」
「自由な時間がいい。自分でシフト組めるから」

前にも言いましたが、
数年に派遣法が改正されてから、
「自由に自分の生活を楽しむ」ために
「働き方も自由に」とい風潮が高まり、
それに乗って、バイトや派遣といったポジショニングを選択した人達がいた。
彼らは、今「契約打ち切り」に合っているかどうか知りませんが、
“自由”な職業選択の中で、“自由”に雇用を打ち切ったのです。

「恋のから騒ぎ」の彼女が、
仕事を解雇された時、
アナタは声を大にして
「税金を使って救済するべきだ」と言えますか?

「流星の絆」最終回

2008年12月20日 12時16分26秒 | Weblog
【注意】原作読んでいない人は、ネタバレがあります。

ドラマ途中で原作を読むという、あまりないパターンでした。

犯人を追い詰めるラストは原作と異なっていましたね。
「死んで決着つけるなんて、勝手だ」と功一(二宮)に叫ばせました。
原作に対し、ほんの少し違和感があったのは、まさにここです。
原作の柏原の最後は、ちょっといただけない。
犯罪者が、その罪の重さに長年耐えて真実が明らかになった時に
この世から消えるっていうのは、
誰からも手の届かない世界への逃避であると思う。
その点、ドラマの柏原(三浦友和)は、“かっこつけ”の男を演じ、“かっこよく”犯罪を告白し、“かっこよく”土下座したけど、
「生き続けろ」と功一に言われてニヤッとするシーンは圧巻でした。
この屋上シーンは少し長生きがしましたけど
あえて原作と異なるラストシーンを設定したことで
時間を割かざるを得なかったと解釈しています。

三浦友和は、
いい人だけど実は悪い奴、でも悪さに理由があるってな役柄にピッタリですね。
「薔薇のない花屋」での医院長役が記憶に新しいです。

長男・功一役の二宮和也、次男・泰輔役の錦戸亮、妹・静奈役の戸田恵梨香、
3者3役で良かった。
長男らしいし、次男らしいし。
血のつながらない妹を思う気持ちは、
功一が柏原に向って
「なぜ、母ちゃんまで殺した。父ちゃんは母ちゃんが大好きだった」
と叫ぶシーンに全ての思いが詰まっていた。
「シーを守る」 そうだよな。

静奈役、ピッタリだったのが戸田恵梨香。
幅広くこなせる若手女優として期待してます。

要潤には「キミ犯人じゃないよね」の印象が残っていて、
シリアスなシーンに違和感を持ってしまった。
生真面目で、いいとこの息子で、世間知らずで、金持ちで、
といった設定が一緒だったこともあり、
頭の中で最後まで前作を引きずった。

中島美嘉の挿入歌「OLION」は、既に車で聴いています。
嵐の「Beautiful days」ももちろんです。

毎回見終わるとハヤシライスが食べたくなる。
ちなみに、横須賀はカレーで有名なんですけど。

「風のガーデン」最終回

2008年12月19日 14時34分12秒 | Weblog
終わりましたね。
後半の4話は泣き通しでした。
なぜ泣けるんでしょうね。

主人公の癌に冒されたということだけではありませんね。

男女、親子、兄弟、同僚、友達。
こんな人間関係が、ごく自然に描かれていて、
実は、今それらを忘れてしまっている郷愁の涙なのでしょうか。

とにかく会話がいいですよね。
倉本聡ですね。

娘の黒木メイサを追っかける、ちょっと軽い男(平野祐樹)が、
「結婚しよう。毎日、うまいハチミツ食わせてやる。だから元気な子ができる」
この論法、大好き。
「こんな高い車もらえないよ。そっか、結婚すりゃ、俺のものでも、おまえの物でもある」
いい。全ては結婚に通じる道を突っ走る。
「でも、ありがとう」と言われた彼が、
一瞬の間を置いて
「また春に来るから」って、泣けた。

伊藤蘭演じる内山看護婦長が富良野を訪ね、緒形拳の父親と話すシーンは、
優しい中に、凛とした父親の思いが出ていましたね。
死にかけている(元)恋人の男に会うためには、
「看護婦としてお役に立てる」としか言いようがないよな。
それを父親は、
「芋掘り、ご存知ですか?」
と、娘が父親の下の世話をしていることを告げる。
(元)恋人の女では、家族には勝てないよな。
全てを捨てても、と思って富良野まで来た(元)恋人の女は、
自分の今の世界へと帰るしかないよな。

家族で見取った臨終の場面。
倉本聡は、それを見せてくれなかった。
私達は視聴者で、彼らの家族ではなかったのです。

娘の黒木メイサが札幌に公演に来ていた平原綾香に押し花を渡し、
父親の死を知らせる。
過去の父親の浮気を許した?
自分も妻子ある男性と恋愛関係にあった。
だから理解できた?
いや、富良野に帰っていく黒木の姿・表情は、
複雑でした。
さすが宮本理江子演出でした。

平原綾香が、観客の前で、
「1曲だけで許して。大切な人が、死んだから」って泣く。
お客様の前では「亡くなった」でしょ、と私の常識は言う。
でも本当に悲しいから「死んじゃった」っていう心の思いだよね。
だから「そうだ、中井貴一は死んだんだ」と本当に思ってしまった。

良いドラマを見ることができた。
今日、息子が帰ってくる。