1955年生のあれこれ

人生50年を過ぎても、その好奇心旺盛な性格で、いろいろ綴っていきます。

ドラマ最終回 NHK

2008年12月15日 11時24分30秒 | Weblog
「篤姫」
宮崎あおい(崎の字違いますが、許して下さい)、良かったですね。
昨夜は大河ドラマ定例の1年間振り返りでしたが、
於一、篤姫、天璋院を演じ分けていたことがよく分かります。
於一の好奇心旺盛で天真爛漫なお嬢様、
篤姫の初々しくも使命を帯びた芯の強いお姫様、
天璋院の重厚で指導力と情勢分析力を備えた女性。
衣装や化粧で作られたものではなく、
宮崎あおいが本当に、於一、篤姫、天璋院という
20数年間を走り抜けた1年間だったと思います。

長塚京三・樋口可南子の父母は、いつの時代でも親が子を思う気持ちとは、
小さな小さな思いやりの積み重ねなんだと伝えてくれました。
高橋英樹は時代劇が本当に似合いますね。
100年ちょっと前の話なのに、佐々木すみ江演じた菊本の生き様は、“江戸時代”でした。

幾島演じた松坂慶子が宮崎あおいを役者として成長させたと思っています。
この二人はガチンコ勝負でしたね。
夏以降は、よく泣かせてもらいました。
後を滝本が引き継ぐわけですが、
この時の宮崎あおいに対し、稲盛いずみではちょっと荷が重かった感はあります。
和宮の堀北真希も、同様の感がありました。

中盤から後半に向けては、堺正人、高畑淳子が宮崎あおいを成長させました。

松田翔太の家茂はイメージ通りでした。
松田翔太は、社会に斜めに構えるような役が多かったですが、
真摯に真直ぐひた向きに、という言葉が似合う役も良いですね。

小朝や星由里子、若村真由美に中村メイコはさすがですね。
京都・朝廷という庶民からかけ離れた世界を作り出していました。

岩倉具視は策士だと思っていました。片岡鶴太郎、この人しかいないでしょう。
中村梅雀の新しい井伊直弼像を見ました。
あまりにも有名な坂本竜馬、玉木宏ガンバッテました。

小澤征悦の西郷も良いですが、
原田泰造の大久保は秀逸でした。ネプチューンを核にして、3人の活躍する場所が見えていますね。

瑛太は、肝付尚五郎時代が一番良かったですね。
宮崎あおいが成長したのに比べ、薩摩藩家老小松帯刀にはなりきれなかった。
原田夏希のお琴とのゆりとりは面白かったですが。

また来年、妻夫木聡の成長に期待しましょう。

「七瀬ふたたび」
原作も前回作も知らず、真っ白な状態で観ました。
録画していたので一気に見ました。
木曜8時って、何か他チャンネルを観ていることが多かったのかな。

蓮佛美紗子は、もうちょっと演技を勉強したほうがいいかな。
静から動へ瞬間に表情を変化させるシーンが多かったので、
役としては難しくなかったと思いますが、
肩の力が入っていて演技するぞという雰囲気が前面に出ていました。
そのため、動の激しさが消し飛んでしまうほど静が熱を帯びてしまっていました。
眼力のある女優さんなので、自然に振舞っているだけで存在感はあると思う。
次回作に期待してます。