1955年生のあれこれ

人生50年を過ぎても、その好奇心旺盛な性格で、いろいろ綴っていきます。

ワークシェアリング

2009年01月09日 06時46分41秒 | Weblog
10人で100台作っていたけど、
50台の生産減になったので、
5人減らす。
ではなくて、10人で50台を生産する。
だから給与が半分。

このワークシェアリングの考えに、
業界の賀詞交換会等で取材を受けた企業トップは概ね前向きな発言だった。
まぁ企業としては痛くも痒くもないし、
「雇用確保」という点では世間に顔向けできる。
しかし、本音は違うと思う。

この考え方は、人間が歯車のごとく、同一能力を有しているという前提で成り立ったている。

10人のうち4人が14台/人の生産能力を持っていれば
4人分の給与で50台生産力を維持できる。
本当はこの時期、能力の差に応じて生産効率を上げたい考えているはず。

そして、もっと言えば労働者側が納得するか。
どこの自動車メーカーの労組でも構わないので、
正社員の労働を減らし、もちろん給与もリンクして減らし、
その分を契約が切られた派遣労働者とワークシェアをする試みに挑んで欲しい。

さらには、どこぞの役場では、残業代分を別の労働者に回すことをしているそうだ。
ちんたらと、残業代を稼いでいた役場の役人達が
残業しないように“しっかり”働いている姿が見えるようだ。
さらに、その残業代を道路補修工事の労働者給与に当てているというケースを紹介していた。
レポーター「誰でも、直ぐできる仕事なんですか?」
役人「はい、機械がやってくれますので、誰でもできます」
おい、おい!じゃ、今までそんな簡単な仕事を
高給取りの役人がやっていたのか?
税金返せ!