1955年生のあれこれ

人生50年を過ぎても、その好奇心旺盛な性格で、いろいろ綴っていきます。

今日は太平洋戦争が始まった日

2008年12月08日 11時15分08秒 | Weblog
1941年12月8日。
67年前の今日、ハワイ真珠湾への攻撃とマレー半島への上陸が行われた。
ところが、どのテレビ・新聞も報道されていない。

過去には、毎年と言っていいほどに映画「トラ!トラ!トラ」がテレビ放映されていた。
宣戦布告の文章を手渡す時間が遅れ、
ハワイ真珠湾攻撃は「宣戦布告前のだまし討ち」であったと米英は非難し、
国民の対日戦意を鼓舞した。
山村聡演じる山本五十六が、真珠湾攻撃の戦果報告を聞いた後に、
「空母はいなかった」「宣戦布告の前だった」
ことを危惧して、この映画はエンディングを迎える。

しかし、近年では日本の暗号を米国は正確に解読していたという公文書が公開され、
真珠湾攻撃も事前に察知し、空母を非難させていた。
といった説まである。

マスコミの中では、
昨日のザ・スクープSP(テレビ朝日)で唯一、この真珠湾攻撃に触れていた。
アメリカは、1941年7月に日本への先制爆撃を計画し、
当時のルーズベルト大統領は、この作戦を承認していた。というものだった。
http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/

長野智子が
アメリカが真珠湾攻撃で日本を批判することはおかしい。
といったコメントを声高に発する横で、
鳥越俊太郎が、
「これが戦争なんです」とコメントした。

ちなみに、児島襄著「ヒットラーの戦い」では、
イギリス首相チャーチルは、ドイツ空軍のイギリス爆撃を知っていながら警戒警報を出さなかった記述があります。
なぜなら、イギリスがドイツの暗号を解読しているという事実を
ドイツ側に知られたくなかった。というのが理由です。

いつも犠牲になるのは国民なんです。
そして、それは今でも変わっていないようです。

こうして、
「今日12月8日は何の日?」
「エーッ、わかんない」
という人が増えていくんだろうなぁ。

ちなみに
某大学受験で「盧溝橋事件は何年何月何日」という世界史の問題があった。
答えられなく、父にそれを言うと
昭和12年(1937年)7月7日と明確な答えが返ってきた。
この年、父は4歳だった。

1941年の真珠湾も
1945年の終戦も、
私はまだこの世に存在していない。
語り継げる自信もなく、やはり風化していくのだろうか?