1955年生のあれこれ

人生50年を過ぎても、その好奇心旺盛な性格で、いろいろ綴っていきます。

派遣労働に思う

2008年12月07日 19時43分25秒 | Weblog
昨今、自動車メーカーはじめとして、
製造業界での派遣労働者が契約途中で解雇されることが
大きな社会問題として取り上げられています。

中高年の地方出身者が、地元企業リストラされて、
家族を残して職を派遣労働に求めた結果、
契約打ち切りによる解雇という現実が報道されています。

派遣労働の賃金は、
手取り13万円、4万円の食費と家賃と光熱費、残りを家族に仕送り。
そんな生活だったにもかかわらず、
職を失い収入が打ち切られ、社宅も出なければならない。

求人広告を見て、
「45歳までか、、、」
「時給750円か、、、」
とさらに厳しい現実を、報道する。

100年来の大不況を実感する。

しかし、数年前に報道された派遣社員達を忘れない。
彼ら、彼女達は、
「自分のやりたいことが見つからないので」
「会社に束縛されずに自分の時間を持ちたいため」
派遣社員を自ら選択していた。
そして、契約期間が過ぎると、辞めていった。
彼ら、彼女達のほとんどが、海外旅行へ出かけて行った。
欧米はもちろん、エジプトやバリ島、果ては南極。

会社側は契約期間を延長していた。
契約は更新されるが、派遣されてくる人間は変わっていた。

その彼らも契約期間内で辞めていった。
更新後に派遣されてきた人間は、彼ら彼女達だった。
「前に仕事覚えているし」
「人間関係も分かっているので」
派遣会社は、登録している彼ら彼女達を派遣してきた。
会社側は、それでも受け入れざるを得なかった。

「これが、これからの生き方でもあり、
産業界も、こういった生き方を理解し、
業務体制を見直す時期にきている」と
某有名キャスターはテレビ画面の向こうで力説していた。

この風潮に乗っていた君たち。
自分の考えが甘かったことを徹底して知るがよい!

君たちが定時に退社しても社員は残業していたし、
君たちがパリの三ツ星レストランで食事をしていた時に、
社員は500円弁当を食べていたし、
君たちがニューヨークでミュージカルを見ていた時、
社員は満員電車に揺られて文庫本を読んでいた。

そうやって積み重ねてきた社員ですら、リストラされている。
最初に解雇されても仕方ないでしょ。
是非、あの時の彼ら彼女達を追跡した番組を作ってほしいものです。

家を買うことⅥ

2008年12月07日 10時24分28秒 | Weblog
眺望は大事です。

自宅からは、富士山が見えます。
冬のこの時期から、雪冠の富士山がとてもきれいに見えます。

今、こうして朝、カーテンを開けて見える富士山は、
朝日を浴びて本当に神々しい感じがします。
朝のテレビ番組で、東京から見える富士山が映像に映ると、
ベランダに出て、「俺は肉眼で富士山を見てる」と悦に入っています。

また、元旦に見る富士山は、空気が澄み、格別な姿で目の前に現れます。

時々、年末年始を海外で過ごしますが、
帰国して、閉じ込めた空気を入れ替えようと、
カーテンと窓を開け放った時に見える富士山は、
「おかえり」と優しく微笑んでくれているようにも感じます。

目を転じると、MM21のランドマークタワーが遠くに見えます。
夜は、その光は幻想的でもあります。

夏の花火大会の花火は、頭だけが見えますが、
曇天だと、その花火の光が雲に映り、これまた何とも言えない世界を創ります。

四季の移り変わりを感じることが出る、ほどほどの自然が見え、
その自然の最高峰である富士山と、
人工の最高峰であるランドマークタワーを望めるという
この眺望は、住まう人の様々な感性を刺激してくれます。

富士山が見えること。これは家を買う決め手となったひとつでした。