1955年生のあれこれ

人生50年を過ぎても、その好奇心旺盛な性格で、いろいろ綴っていきます。

高校の寮に喫煙室

2008年12月01日 17時15分03秒 | Weblog
本日の朝日新聞
「高校の寮に喫煙室」
http://www.asahi.com/national/update/1201/NGY200812010011.html
この学校、不登校生徒支援のため95年に開校した全寮制の高校だそうで、
生徒の3割が喫煙している実態に、
「山に隠れて喫煙されれば山火事の危険がある」として
禁煙指導室という名称の喫煙室を設けたということ。

過日、神奈川の高校入試で、
容姿に問題があると認めた受験合格者を不合格にしていたという問題がありました。
この学校は退学者が多く、地域住民からも問題視されていたのが、
この入試方法を採ってから、
退学者も減り、地域住民からも「良くなった」という声があがっていた。
後日、更迭された校長への職場復帰嘆願運動が起こったと報じられていました。

どちらも、現状改善をする方法として、不法行為が選択されたという点
どちらも、「他に方法がなかった」としている点
どちらも、中止している点
そして、入試問題の件は賛否両論となり、この喫煙の件も賛否分かれるのではと思う。

こう考えています。

未成年の喫煙は法律違反です。
3割の生徒が喫煙していた。
全寮制ですよね。どこでタバコを調達していたのですか?
自由に外出できたのですか?
タバコ所持を見つけたら、連帯責任として1ヶ月間の外出禁止にすれば、
禁煙効果があったと思うのですが、いかがでしょう。
野球部の生徒が喫煙問題で、対外試合禁止になったりするのから比べれば、
健康的なのですから良い方法だと思いますが。

何故、喫煙者を注意できなかったのですか?
「教育の現場を知らないから」と聞きます。
一般社会では、部下の不正・失敗は厳しく注意します。
注意できない人間は管理職になれません。
注意できないのならば、教師という職業を辞めればいい。
教育と違う業種を選択すればいい。

まさか、喫煙指導室で一緒に喫煙していた。
なんてことはないですよね。
どの学校でも手におえなかった不登校の生徒から
「話のわかる先生だ。今まで、俺達のことを真剣に聞いてくれた先生はいなかった」
などという手に乗っていて、
「これが教育だ」なんて悦に浸っていた。
なんてことはないですよね。

不登校といっても“いじめ”や様々な事由があるでしょう。
一般高校とは違った大変さもあるでしょう。
ただ、はっきり言って「甘い」
喫煙は不法行為だ。
それによって、山火事が起きれば罪は重くなる。
それを徹底的に叩き込む。
そして、喫煙しないように監視を徹底する。
それしかない。

教師も職業である以上、
徹底さが重要なのです。

このような判断をした、学校長以下教員全員に猛省を望みたい。