1955年生のあれこれ

人生50年を過ぎても、その好奇心旺盛な性格で、いろいろ綴っていきます。

「流星の絆」最終回

2008年12月20日 12時16分26秒 | Weblog
【注意】原作読んでいない人は、ネタバレがあります。

ドラマ途中で原作を読むという、あまりないパターンでした。

犯人を追い詰めるラストは原作と異なっていましたね。
「死んで決着つけるなんて、勝手だ」と功一(二宮)に叫ばせました。
原作に対し、ほんの少し違和感があったのは、まさにここです。
原作の柏原の最後は、ちょっといただけない。
犯罪者が、その罪の重さに長年耐えて真実が明らかになった時に
この世から消えるっていうのは、
誰からも手の届かない世界への逃避であると思う。
その点、ドラマの柏原(三浦友和)は、“かっこつけ”の男を演じ、“かっこよく”犯罪を告白し、“かっこよく”土下座したけど、
「生き続けろ」と功一に言われてニヤッとするシーンは圧巻でした。
この屋上シーンは少し長生きがしましたけど
あえて原作と異なるラストシーンを設定したことで
時間を割かざるを得なかったと解釈しています。

三浦友和は、
いい人だけど実は悪い奴、でも悪さに理由があるってな役柄にピッタリですね。
「薔薇のない花屋」での医院長役が記憶に新しいです。

長男・功一役の二宮和也、次男・泰輔役の錦戸亮、妹・静奈役の戸田恵梨香、
3者3役で良かった。
長男らしいし、次男らしいし。
血のつながらない妹を思う気持ちは、
功一が柏原に向って
「なぜ、母ちゃんまで殺した。父ちゃんは母ちゃんが大好きだった」
と叫ぶシーンに全ての思いが詰まっていた。
「シーを守る」 そうだよな。

静奈役、ピッタリだったのが戸田恵梨香。
幅広くこなせる若手女優として期待してます。

要潤には「キミ犯人じゃないよね」の印象が残っていて、
シリアスなシーンに違和感を持ってしまった。
生真面目で、いいとこの息子で、世間知らずで、金持ちで、
といった設定が一緒だったこともあり、
頭の中で最後まで前作を引きずった。

中島美嘉の挿入歌「OLION」は、既に車で聴いています。
嵐の「Beautiful days」ももちろんです。

毎回見終わるとハヤシライスが食べたくなる。
ちなみに、横須賀はカレーで有名なんですけど。