1955年生のあれこれ

人生50年を過ぎても、その好奇心旺盛な性格で、いろいろ綴っていきます。

喫煙と禁煙と停煙

2008年12月02日 13時31分08秒 | Weblog
高校時代にタバコを吸ったことがなく、
周囲が吸っている場にいても、タバコに手を出したことはありませんでした。
浪人して大学に合格し、友人達と飲んだ時、
この時が初めて外で飲酒し、生まれて初めて喫煙した日です。
19歳の時だったので、やはり未成年喫煙でした。

元々、気管支が弱かったという点もあるが、喫煙すると記憶力が落ちると考えていました。
だから、大学合格して、解禁したのです。

理由は、大学生活を楽しむ手段のひとつが喫煙だったと考えていました。
喫茶店でサークル仲間と喫煙しながら談笑する。
タバコ片手に麻雀する。
映画館を出る時にタバコに火をつける。
彼女と海岸線に落ちる夕日を見ながらタバコを吸う。
憧れだったんです。

社会人になって、3、4年後から、
毎年、ある願掛けのために1ヶ月ほど禁煙するのを習慣にしました。
パイポ片手に、仕事中でもガムを手放せず、“忍”を貫くのです。
酒の席が一番辛いので、なるべく誘いを断るようにしていました。
この地獄の苦しみが功を奏すのか、毎年願いは叶っていました。
そして禁煙解禁の一服は、まさに“頭の中が飛んでしまう”感覚に襲われます。
これが堪らなく至福の時で,この感覚を味わいたいがために地獄に耐えられたのです。
それから10数年間は、この習慣を続けながら、
1.5箱/日のペースで吸い続けました。

でも、結婚で賃貸ながら自分城を持つと、自宅では吸わず、
子供ができると子供と一緒の時は吸いませんでした。
勝手なものです。

このタバコも十数年前に中断しています。
禁煙ではなく、停止なのです。
それは、本人に止めたという実感がないからなのです。

ある時、居酒屋でマイルドセブンがなかったため、
代わりにマイルドライトを吸ったのですが、
これが不味かった。
今でも、口の奥にその記憶が残っているのです。
体調が悪かったことも不味くした要因のひとつだと思います。

それから何となくタバコを買うタイミングがなく、
ある時「タバコ止めたんですか?」と問いかけられて、
暫く吸っていないことに気がついたのです。

ですから、いつの日の出来事か鮮明に記憶していないし、
禁煙ではなく停止つまり停煙なので、
健康診断等で、タバコ止めてから何年ですか?という問いにも
正確な年数は答えられないのです。

先日の高校同窓会では、数人がタバコを吸い、
帰宅してからタバコ臭いことに閉口しました。

死ぬ間際に、停煙を停止したいと考えている今日この頃です。