夜明け・祈り
夜明けが静かだ
静かだから落ち着く 世界を独り占めしたよう
静かだからさびしい 世界に独りだけ残されたよう
きのうの次に今日が来た
今日と出会えたよろこび
今日背負うであろう重荷への不安
よろこびと不安が心の中で縒(よ)りあい
やがて一本の祈りの糸をつむぎ出す
しずかな夜明けのまんなかで
●ご訪問ありがとうございます。
五時から六時の間に目が覚めます。外はまだ暗く、ほんとうに静かな時です。蒲団から出て今日を始めるまでの一時間ほど、聖書を読み、語られる言葉に励まされ、あるいは問いをなげかけ、心の弱さを告白して過ごします。祈りなくしてわたしの一日は始まりません。