ディープインパクト@まこっさん

まこっさんの心の叫び(ハーツクライ)をどうぞ。

JCから有馬記念へ

2006-12-05 | POGと競馬
第26回ジャパンカップ。

招待競走にもかかわらず
外国からの遠征馬はわずか2頭。
しかし名牝ウィジャボードが来てくれた。

2冠を制したが菊花賞では破れたメイショウサムソン。

シンガポールで男を上げた道営の星コスモバルク。

繰り上がりとはいえ3歳で女王杯を制したフサイチパンドラ。

ここにディープインパクトとハーツクライが加わって
近年稀に見る豪華メンバーだ。

競馬先進国の証であるパート1国への昇格が発表され
パート2国として最後のJC。

フランスでの問題もあり
背水の陣といった感じの悲壮感漂うディープインパクト陣営。

なぜこの時期にと思われた
ハーツクライ陣営の「ノド鳴り」の発表。

なんだか穏やかではない雰囲気も漂う。

レースを振り返ってみよう。

いつも通りゆっくりスタートを切るディープインパクト。
予想通りハーツクライは先行集団の中。

コスモバルクがスローペースでレースを引っ張る。

ウィジャボードとディープインパクトは
最後方で悠然と構える。

折り合いもついている。
後は「いつも通り」できるかどうかだけ。

淡々とレースが進み
早くも3コーナーを過ぎて4コーナーに向かう。

来た!

ディープインパクトの「光速のまくり」だ。
一瞬で前を行くウィジャボードを置き去りにした。

グリーンチャンネルのカメラワークのせいか
初めてターフビジョンがついた年(1984年)
秋の天皇賞でミスターシービーが
同じようにまくっていった時の
地鳴りのような歓声が聞けなかったのは残念だ。

直線に入るところでハーツクライ様子がおかしい。
やっぱりノド鳴りか・・・。
下がっていく一方だ。こんな馬ではないはずなのに。

ディープインパクトのほうに眼を転じると
後はダービーのリプレイを見ているかのよう。

うっぷんを晴らすかのようにというのは人間の考えること。
ディープインパクトは、
ただただ気持ち良さそうに、楽しそうに走っていた。

ゴールでの着差は2馬身。

もっと突き放すのを見たかった人は多いだろう。

でもスローの上がりだけの競馬で
ひとまくりで大外をまわって2馬身差だ。
上がりの時計は33秒5。
しかもG1の中のG1、ジャパンカップだ。

それでも「それ以上」を期待してしまう
ディープインパクトは特別な馬なのだろう。

喜ぶというより、ホッとした表情の豊Jk。

さぁあと英雄の走りは残すところ有馬記念のみ。
有終の美を飾ってほしい。

どうやら有馬記念当日の最終レース終了後
引退式を行うようだ。

クリスマスイブ・・・。

なんと奇跡的に?奥さまから遠征の許可が出た。

しっかりと最後の飛翔を眼に焼き付けてこよう。