
笑顔が可愛い、とてもフレンドリーな女性である。遠くからでも、私の姿を見つけると、走って追いついてくる。ときには、私の車が駐車場に入るのが見えたから、と、コースの途中で待っていてくれたりもする人。
いつものウォーキングで、顔見知りになったKさんの話である。私より数歳年下なのだが、お孫さんが二人いて。二人目が昨年12月に生まれたばかりなのだ。
歩きながら、お孫さんの話がよく出る。11月頃には、予定日を過ぎているのに、なかなか生まれない、などと心配していたのだった。
また、彼女が不満なのは、お嫁さんのお母さんが、今回の出産の面倒を見に来てくれていることらしい。
最初の時は私が見てやって、今回も私が見てやるつもりだったのに…。やっぱり実のお母さんのほうが良いんだわね~!などと、こぼしている。
まぁまぁ、よろしいじゃないですか。向こうのお母さんは遠方で、孫にも会える時が少ないのだから、こんな時にはお譲りして、お頼みしたらいいのよ。あなたも、その方が楽できるでしょ。これからはいつでも近くに住んでいるお孫さんたちと遊べるのだから、今ぐらいは、辛抱なさいな。
彼女にそう言えば、しぶしぶ頷いているが、心からは納得していないお顔。私も、孫などはもった事がないのに、偉そうに意見したりしているのが、自分でも可笑しい。
1月に入って会った時、最近は何しているのが一番楽しいの?なんて聞いてみた。私は、いつも、聞くのが趣味なのかもしれない。彼女のことは、いろいろとよく知っているのに、私のことは、ほとんど話していないのだ。アンフェアかな?(笑)
彼女はこう言った。
私が楽しいのは、孫に可愛い洋服を選んで、買ってあげる時。あと、ボランティアでお年寄りにお弁当の配達をしてあげること。
へぇ~、一人暮らしのお年寄りにお弁当を配るの?作って、配達ね。どういう理由で始めたの?
母がず~っと老人病院に入っていて、もう、今は何も分からないような感じで、それでも生きているけれど。母が本当に可哀相で。あんなになっても、生きていなくちゃならないのかって…。母にデキナイ分、ほかのお年寄りに何かしてあげたいと思って。。。
ふ~ん、偉いね~。どうやってボランティアに申し込んだの?
市の広報で募集していたの。それで、自分で申し込んだの。もう、何年もやっているわ。あなたもやらない?楽しいから~。あはは。
…私は、こんなにささやかな楽しみで、幸せを感じている人がいることに、少し感動していた。
彼女は、毎朝早くに夫と息子にお弁当を作って送り出し、自分はパートに行って立ち通しで働き、帰りにここ(ダム湖)に寄ってウォーキングをして、終わると急いで家に帰って晩御飯の支度をし、家族に食べさせて。
たまの休みに、孫の洋服を買ったり、ボランティアをして、それで充分に「幸せ」だと言っているのだ。
私は、たくさん、彼女を褒めてあげた。”ホメ殺し”になるくらい褒めても、悪くないと思った。そんなことぐらいしか、私にできることはない。おかげで、彼女は気分良く、明るい笑顔で帰って行ってくれた。
面倒がらずに、いろいろな人といろいろなお話をしてみるのが、私にはたいへん必要なことだと思っている。
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それで充分ボランテアになっています。
相手も安心するのでしょう。
お時間があったら、市役所の受付の横に座って、訪ねてきた人の話を聞いてあげてください。
たぶん、用件を忘れて世間話に花が咲くでしょう。
この時期の花は貴重です。
「ウバザクラ」や「ウバユリ」などとはいいません。
きれいな「オトメツバキ」でしょうね。
人の心を明るくすることは楽しいことです。
最近忙しくて、訪問時間が遅れがちになってきました。
ごめんなさいね。
出張が多くて、ゆっくりコメントを残す時間がなくて…でも、いつも記事だけでも読みに来てますからね~
そして、ポチも!
トーコさんみたいな方は老若男女問わず必要なんだと思います。
人間話しをすることで、心が軽くなることある。
Kさんにとってトーコさんは、何でも話せる大事な人なんですね
トーコさんの、それとは全然意味が違うのですが、
我が家の息子が、先日、真新しいフードつきのジャンパーを着ていて小雨に降られて小走りに、駅を目前にした所で、「この傘をどうぞ、私の家はこの近くですから。。。!」と言って淡い花柄の傘を差し出してくれたのですが、そのまま何の連絡もできないし、傘を返す事もできずにいます。何だったのかな?と言う疑問だけが残っています。もしかしてジャンパーが濡れるといけないと、気を利かせてくれたのかな?(笑)
スレンダーなトーコさんの胸の内には、沢山の思い出が詰まっていてやっぱり、トーコさんって素敵な女性なんだわ!と思ってしまいます。
駅で別れた人って高校生の時のお話のお方とは、また違う人ですか?(笑)素敵なトーコさんの事だから。。。ネ!
独り占めしないで、ちょっと私にも分けてね!
私にも八代亜紀を可愛くしたような笑顔の素敵なフレンドリーな年上の友人がいて、彼女と話しているととても気分良くなるのです。トーコさんと同じように、聞き上手話し上手な先輩で、気が付けば、ついつい私ばかり話しています。今度は聞き上手になろうと思いますが、またまた自分ばかりが話してしまうのだろうか?
彼女は、お孫さんが遠く、関東に居ますから諦めていて、本を読んだり、美味しいお料理の作り方を研究したり、自分の教養を高める事ばかりを頑張っています。
何でも話せる友達っていいですね!
あはは。もっと褒めろって?
…なんという大胆なご発言を
そう「にしおかすみこ」は、アナタしかありえない!
奇跡のように素敵なチョイスでした!顔がハッキリしないのが、さらに美人度を上げている!もう、誰にもモンクは言わせないワ~~!
。。。こんなもんでどうでしょう
”さらに褒めろ”のコメント、怖いです、いえ、ありがとうございました
世の中には人の話が聞ける人と聞けない人がいる。
たぶん後者の方が多い。
そして、自分の話を聞いてもらいたい人も多い。
トーコさんみたいな人が増えるといいね
「オトメツバキ」ですか。それは、キレイなのですか?まさか、ドライフラワーじゃないでしょうね
過分なおほめのお言葉、痛み入ります。
悩みがないのが悩み、とおっしゃる山小屋さんのお話、今度じっくりと聞きましょうか。えへへ
お話しして、その人が顔をパ~ッと明るくして、元気になってくれると、こちらも元気をいただけます。心が通じたかなぁと思うとき、私はとても幸せを感じます。
お優しいコメント、ありがとうございました
あちこちと移動がたいへんですね。kenさんは、ご丈夫だから、心配していませんけれど…
リラさんが写真をコピーされるそうですけれど、私もお願いしようかと。壁紙にネ!大丈夫でしょうか~?
どなたにもお優しいkenさん、ありがとうございました
あはは。そうでもないですよ。
展望のない愚痴と、悪口、陰口は聞かないです。それを、どうしたら良くできるだろうか、という話はむろん別ですよ。
あと、話がくどい人は、困りますね。いつまでたっても、堂々巡り。こういう人は、人の話もほとんど聞きませんから~(笑)
あくまで、考えながらヒカエメに話す人なら、私だって、なんとか力になりたいと思います。
何事も、そうだねそうだねと、一緒になってただ共感するだけでは、進歩も向上もありません。耳が痛いことだって、少しは言ってもいいんじゃないかしら?
私なんか、耳に痛いことばかり言う友人しか、いません。叱られたり突っ込まれるから、怖くって、うっかり愚痴も言えやしない。あはは。
友人は大事だというコメント、ありがとうございました