大井恒行/針は今夜かがやくことがあるだろうか

2017-06-30 19:27:12 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
大井恒行/覚悟なき死のおびただし核の冬     /集団的などてすめろぎのぞまず夏 処方薬減らし飲み継ぎ半夏生/青萄 霧降の滝入口駐車場で、大阪から来たという3人の70歳代おばちゃん連に会った。まず福島に行きそこからレンタカーを使って観光しているという。 滝はすぐそばなのに、歩きたくないのだという。それなのに「この近くでチャチャッと見れるとこない?」と、テーマパークに来た人みた . . . 本文を読む
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宇多喜代子/朧夜の戦車は蹲るかたち

2017-06-28 19:38:00 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
人あまた鬼籍に入れし春日かな/青萄 . . . 本文を読む
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和田順子/群るる鴨群れざる鷺に池一つ

2017-06-26 20:04:48 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
あかつきの死しびれるほどの春眠/青萄 . . . 本文を読む
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田山康子/ぜいたくは素敵だ絹のごとき古酒

2017-06-25 20:18:44 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
「白靴」といえば❔イメージでは三鬼とか草城かなぁ、なんて想像します🎵間違っているかもしれませんが(笑) コアジサイを堪能した日は、頻りにホトトギスが鳴いていました。 白靴や三鬼のように老紳士/青萄 . . . 本文を読む
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伊藤伊那男/停まるたび蛙の声を飯田線

2017-06-21 17:32:03 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
九鬼あきゑ/師の魂か泰山木の花ひらく      /句座あらばけふも来てゐる蟇 浅井陽子/校庭の巣箱を覗く参観日 髙田正子/雀より大きな頭梅雨茸 新緑の出口入口禁猟区/青萄 . . . 本文を読む
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佐藤文香/手紙即愛の時代の燕かな

2017-06-15 21:16:13 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
武田和郎/先頭を行く一団が青嵐 塩見恵介/晴れた日の海のさびしさ三鬼の忌 田中亜美/抽象となるまでパセリ刻みけり いなさ亦酒乱の父になり来たる/青萄 . . . 本文を読む
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寺井谷子/一突きで男倒れん大西日

2017-06-09 22:31:02 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
野澤節子/われ病めり今宵一匹の蜘蛛も宥さず 佐藤鬼房/やませ来るいたちのやうにしなやかに 藺草慶子/夜の底を突き上げて花吹雪けり 水黒く押し出されゐる芒種かな/青萄 . . . 本文を読む
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藺草慶子/空に向く蛇口が一つ囀れる

2017-06-06 20:45:45 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
鳥居真里子/母と書けば母の消えゆく花うつぎ 岸本尚毅/夜の花のその枝長し雲に沿ふ 片山由美子/囀や孔雀は檻の中の鳥 中原道夫/先端にいのちのもがく捕蟲網 星野高士/夜桜や少し賑ふ離れの間 山下知津子/落椿いくつか寄せてある日暮 イワガラミ イワガラミの開花 仏法僧京都に島津製作所/青萄 . . . 本文を読む
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正木ゆう子/出アフリカ後たつた六万年目の夏

2017-06-03 13:06:20 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
正木ゆう子/愛しさは振り向く牛の口に草      /牛たちのそののち知らず再び夏      /鷹渡るつばさの上も下も空 花ミモザ落暉へもどす鳥の群/優空(=青萄) . . . 本文を読む
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矢本大雪/ゼフィルスをはらむ真冬のポストかな

2017-06-01 19:58:24 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
松永千秋/ナイフ研ぐかすかに青を零す指 矢本大雪/冷や飯に月のぬけがらそして間奏     /吹雪呼ぶ切手を舐めてもらうため 大いなるうろんを過ぎて亀鳴けり/青萄 . . . 本文を読む
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