対馬康子/手袋の五指恍惚と広げおく

2017-12-30 21:35:17 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
年の夜の瞽女(ごぜ)にさしだす米こさぐ/青萄 . . . 本文を読む
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対馬康子/いつもかすかな鳥のかたちをして氷る

2017-12-26 18:44:51 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
全電源停止林檎ころげ出る/青萄 〈対馬康子先生の選評〉現代社会の一断面が見える。家だけでなく町中の、いや世界中の電源が停止した闇に、一個の赤い林檎が転がって来るというシュール。 . . . 本文を読む
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杉山久子/深海魚うつくしく煮て十二月

2017-12-25 20:45:32 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
換気孔連打する風鳥渡る/青萄 〈杉山久子先生の選評〉連打という言葉に、激しい音も伴う風の強さが出ています。空にはその風の中を渡ってくる鳥たち。生きてゆくもののエネルギーを感じさせる句です。 . . . 本文を読む
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庄田宏文/剥製は咆哮のさま冬の星

2017-12-23 20:43:44 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
炭つぐや一人と遺影でもかぞく/青萄 . . . 本文を読む
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夏井いつき/おそろしきこと言ひにゆく十二月

2017-12-22 19:26:06 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
鹿柵をへだて根のくに霧の鹿/青萄 . . . 本文を読む
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金子 敦/葱提げてピアノ奏者の帰りけり

2017-12-19 21:18:58 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
赤かぶら白のかぶらもキウと鳴く/青萄(再掲) . . . 本文を読む
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広渡敬雄/石鹸に文字の手触り十二月

2017-12-17 22:04:40 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
優駿のなぎわたる眼や霜の朝/青萄(再掲) . . . 本文を読む
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有馬朗人/古日記あの時か我が関ヶ原

2017-12-16 20:44:21 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
生姜湯の微妙に溶けぬものも呑む/青萄(再掲) . . . 本文を読む
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保坂リエ/師走来る世に厄介なこと多し

2017-12-15 22:30:12 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
しし鍋の果ててあらわになる荒野/青萄(再掲) . . . 本文を読む
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長嶺千晶/地獄絵図見て新蕎麦を啜るなり

2017-12-14 19:39:54 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
乾風(あなじ)吹く大魔神のごとアボジ坐す/青萄(再掲) (オマケ) . . . 本文を読む
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岩岡中正/冬川の音立ててゐるひとところ

2017-12-10 20:22:26 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
水涸れておらぬか不孝の子であるか/青萄 . . . 本文を読む
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杉山久子/竜の玉こぼれ太古の空の色

2017-12-08 19:44:14 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
コスモスは揺れているだけ笑いヨガ/青萄 . . . 本文を読む
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加藤秋邨/藷粥や父とよばれて飢ゑしめき

2017-12-07 21:32:42 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
馬搬するこの世の朝の息白し/青萄 . . . 本文を読む
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有馬朗人/千本の氷柱の中にめざめけり

2017-12-06 20:35:13 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
あそこにはぼくのシクラメンがあります/青萄 . . . 本文を読む
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仲 寒蝉/高原に幕引くごとく秋の蝶

2017-12-05 20:06:56 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
生きるとは目玉大きく赤とんぼ/青萄 . . . 本文を読む
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