久々にテンプレートを変えてと。
夏へ向かうんで、ちょいと涼しげに、気宇壮大に。
前の記事の文字色まではいじれないので、適当にお願いします。
少し前、勤め先で人身事故があった。
いちおう全国規模の会社だ。
対応に関東地区のいちばんのお偉いさんがやって来るという。
ふ~ん、どんなヤツだろう?
来て何をするんだろう?
お迎えにあたって、山梨支店のお偉いさんがやったことは、大掃除だ!
女子社員が雑巾とモップで、すみからすみまでピカピカに磨き上げる。
景観上問題なゴミ、ガラクタ、モノ、ヒト、は撤去される。
天皇陛下でも来そうな勢いだ。
恒例の「監査」の時より入念に、ピカピカ作業はつづいた。
その関東一のアホ大名のお顔を拝みたかったが、貧乏人にヒマはないのでお外へGo!
事故の当事者が、あきらかな人権侵害を受けているというのに、
まずは体裁を整えるのさ・・・・・・。
オリンパスをクビにされたマイケル・ウッドフォードは言う。
「かばい合う、隠微な仲良しクラブが諸悪の根源だ。この国をダメにしている」 と。
お前に言われたくない! との声も多数聞こえるが、
ここはちょいと耳をかたむけよう。
彼は10代の頃、ソニーのウォークマンや日産のチェリーを見て興奮したそうだ。
完璧な製品、美的センス、類例のない技術レベル、ディティールや品質へのこだわり、
工場労働者の世界に例を見ない優秀さ、などなど、日本への賛美を惜しまない。
んんんんがぁ、工場労働者の優秀さに比べると、経営陣はたいしたことない と。
営業・総務・管理部門は官僚的で、なかにはどうしようもないのがいた とも言う。
そんなこんなで、
かつては品質世界一だった日本車が、
今やドイツ車に抜かれ、フランス車に追いつかれ、アメ車も復活している。
電気製品では、ソニーもパナソニックも、サムスンを筆頭に韓国勢にやられっぱなしだ。
※ そーいえば、今日たまたま駐車しているシトロエンを見たが、カッコよかったこと。
「この国の問題はごまかしではない。ごまかしにどう取り組むかなんだ。
オリンパスへの強制捜査だって、始動は遅く、すぐに終わった。
本社捜索の日だって、みんな事前に知っていた。
巨大銀行がすべて裏で操り、かばい合いの仲良しクラブがゴルフに興じている。」
「問題はこの国の制度に起因するというより、もっと深いところにある。
日本人は仕方ないと思ってしまっている。 あきらめている。」
あきらめている・・・・・・か。
クビになったイギリス人の腹いせ、捨てぜりふとゴミ箱に捨てようか。
でも他の外人さんによる耳の痛い発言もある・・・
「日本人はまじめな国民だと思っていたが、
決められたことや、、小さな事柄においては実に生真面目に対応するが、
困難を伴う事柄を最後まで一生懸命考えるということに関しては、むしろ不真面目ではないか。
ちょっと脅されると、しょうがないとあきらめ、厄介なことや根の深い事柄には、面倒くさいと、
考えること自体をやめてしまう・・・・・・」
おっと、ここにも「あきらめる」という言葉が出てきた。
そして、原発は再び動き出そうとしている。