団塊ジュニアの徒然日記

団塊ジュニア世代のとある男の日記です。

書籍 商売で大事なことは全部セブンイレブンで学んだ を読んで

2006-12-04 21:55:08 | 本・WEB
この本は、元SEで、セブンイレブンでスーパーバイザーで活躍し、
現在はコンサルタントを行っている岩本 浩治さんが書いたコンビニ業界で
セブンイレブンがなぜ1番なのかが本当によく分かる本です。

これを読んだ後は、
セブンイレブンに行ったとき、なぜここにこの商品があるのか、
商品の並び、什器などにどのような意味があるのかを探すようになりました。


気に入った点を抜粋すると

・セブンイレブンというとPOSシステムがすごいと紹介されますが
このシステムは、セブンイレブンにとって真に重要なものではなく、
セブンイレブンの魂ともいうべき「単品管理」のツールでしかないのです。

あくまで主役は単品管理なのです。

・POSのデータはあくまで過去のデータであり、
それに頼っては、時代の変化には対応できません。
あくまで、将来を予想して立てた仮説が合っていたかを検証するためのツールであるのです。

セブンイレブンのPOSシステムでは、廃棄金額は軽視されていて、
それよりも欠品している時間帯を強調して表示しています。
つまり、廃棄ロスより機会損失ロスのほうが10倍大きいと考えているからです。

・また、セブンイレブンの商品アイテムは2500アイテムです。
他のコンビニは3000アイテムですので、
この数字だけ見るとセブンイレブンのほうが品揃えが悪い気がします。

しかし、お客さんから見ると、セブンイレブンのほうが、商品がいっぱいあるように見えます。

それは、ほしい商品で満たされているから、そのように見えるのです。

というようなセブンイレブンの「単品管理」の考え方が、
本当にわかりやすく心を込めて書いてあります。

小売業に関わっていない人でも、ぜひ一度読んでもらいたいと思える良書です。

商売で大事なことは全部セブン‐イレブンで学んだ

商業界

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