段ボールWatcher

段ボールを中心とした情報整理ブログ

BHS上海 将来的にはコルゲータも 中国事業

2006-02-09 23:47:59 | 段ボールについて

( H17年4月27日:板紙段ボール新聞 )

独・BHSは3月31日、BHS上海(巨新哲社長)の工場オープニングセレモニーを開いた。日本からの25名を含む400名が出席、現地段メーカーから「BHSが中国で機械造りすることに期待している」との声が寄せられた。
 BHS上海の規模は土地6万平方メートル、第1期工事として1万平方メートルの工場を新設した。従業員97名。投資額は日本円で約10億円。
 昨年9月から段ロールとスプライサを造り始めているが、段ロールは評価の高いタングステンカーバイド溶射。クロームメッキと同程度の金額で約2倍の寿命があることから、すでに50セット(再研磨、クロームメッキ含む)納めた。「鋼材はドイツから輸入し、ドイツ人技術者が技術指導した。年内に100セット、将来的には150セットが目標、ターゲットは当面中国国内のみ」(BHS日本法人・小島伸夫代表)という。
 スプライサは150、200、250メートル対応の3機種、60台を製造し、中国を中心に世界各国へ出荷した。中国に進出している日系段メーカーからも5台受注、引き合いも増えている。
 中国での事業が順調な滑り出しを見せたことから、BHSでは06年に工場を2倍の2万平方メートルに広げ、08年には更に4万平方メートルまで拡張する計画だ。投資額は日本円で40億円に達するが、小島代表は「中国では250メートルぐらいまでのコルゲータを製造する予定。価格は輸入機と比べかなり割安」と話す。