鎌田実の野球教室

元トラ戦士が分かりやすく指導!

投手のフィールディング4

2009-10-01 21:25:23 | 少年野球
投手ゴロ→二塁送球

 投手ゴロから二塁送球で四苦八苦しているのは、投手前のバント処理とD.P(ダブルプレー)だろう。

 特に投手前のバント処理、二塁送球は苦しそうだ。中1諸君にとっては、小学生時代と比べると塁間が5メートル近く長くなり、スローイングの力がまだついていない時期だからこのプレーがしんどいようだ。

 私のチームのKBAの投手フィールディングを見ても、投手と捕手の中間点に前進して振り向きざまに二塁送球を強く、正確に投げられる選手はなかなか出てこない。

 このプレーは前進して捕球、「半回転してヒザをまげたままの低い送球姿勢で前足を二塁方向に正しく向ける」足の向きが大事である。

 これができれば八割方はコントロールOKだが、なかなかこの形ができない。慌てて足が向かないまま、突っ立って投げようとする。ボールが届かない。逸れる…。

 そこで中1のときは、捕手近くまで前進して捕球した打球に対してはワンバウンド送球をやらせている。この方が力もいらず、モーションが早くできるからだ。

 投手左前方向、投手正面前方向、投手右前方向から二塁送球は、捕球と送球姿勢を正して慌てず正確さを重視して繰り返し練習していこう。