題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

050:萌

2006-01-01 | 041-050の歌
「050:萌」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

お疲れさまです。残りはちょうどあと半分です!

050:萌(エクセレント安田) (風流三昧)
メイド萌えアキバカルチャー眼鏡っ子我も欲しいぞ専属メイド

050:萌(美山小助) (小助の和歌)
若草が 萌ゆる牧場に 日が出ずる 霞がかかり 朝露甘し

050:萌(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
萌え出ずる草の臥所に寝転べば蒼き香強く我れを抱ける

050:萌(はこべ) (梅の咲くころから)
萌え渡る蘖の芽のうすみどり夢の再び大空にまで

050:萌(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
萌え出づる恋ひごころなど失ひてわれ七十の齢辿りつ

050:萌 行方祐美 (やまとことのは)
萌芽というスペイン料理屋ある町に鳴りいる川を今朝ふり返り

050:萠(しゃっくり) (春雨じゃ)
多肉にも萌え立つ季や紅蕾つけて十日目咲くを見張りぬ

050:萌(みずき) (空)
眉けむるダリアの雨はくるるんと萌ゆる球根あをく息吹かす

050:萌(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
山間(やまあい)に列車入ればそれぞれに異なる色の若葉が萌える

050:萌(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
春さりて萌ゆる想ひのあらばあれ乱るるこころ歌に咲かせむ

050:萌 (丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
廃線の線路に萌ゆるつくしんぼたどればそこにある春の空

050:萌(aruka) (外灯都市)
灰色の草原が萌え ガスマスクをしたピエロの群れが旅立つ

050:萌(紫女) (クロッカスの歌)
幾千の花萌出づる地雷原幼子思はば紛争憎き

050:萌(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
草も木も萌え立つ春のやさしさに手を合はせつつタラの芽を食む

050:萌(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
永遠に萌黄でいてと願うのよテレビの向こう素敵な彼に

050:萌(まつしま) (心の空)
春愁の影は押し花見つめてる朝(あした)にはもう萌え出る若葉

050:萌(謎彦) (ジャポン玉)
萌(きざ)しつつ落つる葉もあれ蝉もあれドミソくづしの第一主題

050:萌(春畑 茜) (アールグレイ日和)
萌黎(はうれい)も萌隷(はうれい)も無き広辞苑第四版をゆふぐれに閉づ

050:萌(飯田篤史) (ひこうき雲)
手をつなぐあなたのはるの陽だまりにやさしい花がやさしく萌えて

050:萌 (新井蜜) (暗黒星雲)
萌葱色の一重が包む人妻の丸いお尻をじっと見る亀

050:萌 新津康 (NOTHING WORKS)
緑は萌え、君は違う名字になる。誰も知らずに終わった恋。...

050:萌(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
萌ちゃんの 実年齢は 三十路です サバをよみよみ 22歳だ

050:萌(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
速足で駆け出したいという欲がひそやかに萌ゆ八月の朝

050:萌(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
なんとなく外出すれば暖かい緑が萌える春が来ている

050:萌(本原隆) (それについて)
大好きとはっきり声に出せるよう「萌え」や「おたく」は嫌いでいいや

050:萌(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
生え萌ゆる芝生の上を駆けてゆく選手を包むカクテルライト

050:萌(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
萌やせない想いもあって雲ばかり24枚収めたフィルム

050:萌(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
萌えという感応文化広まってあれやこれやのおたく一億

050:萌(暮夜 宴) (青い蝶)
春だから(そんな理由でいいのなら)手足の爪を萌葱に染める

050:萌(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
あさつゆの耀(かがよ)う芝に長ながともぐら萌え出でし土山のかげ

050:萌(川内青泉) (青泉の部屋)
早朝に鴬鳴きて心地よし洗濯乾く萌え出る春

050:萌(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
緑萌えカップルは皆公園にアキバ少年メイド喫茶に

050:萌(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
春来れば新緑の芽が萌えいずる 暖かな日にそれを眺めて

050:萌(水都 歩) (水都blog)
根雪溶け陽炎揺るる草原は今まさに春青草萌ゆる

050:萌(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
 萌えるのは  女体のパーツ  なんですが  「ドン・タッチ・ミィ」が  嬉しくなくて

050:萌(ハナ) (象の求愛ダンス)
アスパラのひどく困った緑色ワインなくても萌えてあげるよ

050:萌(Yosh) (★光に向かって★)
萌えという錯覚空間 おとこ集う 認めてくれると騙されに行く

050:萌 (翔子)   (花こみち)
下萌えの土手の片隅すみれ咲く燃える紫紺に溺れゆきたし

050:萌(夜さり) (夕さり夜さり)
青葉の笛・萌葱匂(もえぎにほひ)を忘れねば胸にとほ鳴る須磨の海風

050:萌(西宮えり) (aglio-e-olio)
傘立ての隅に萌んだじゃがいものすずしさ いつかわたしも産む人

050:萌(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
芽吹く春草萌える夏枯れる秋何も無い冬何も無い我

050:萌(ドール) (花物語)
萌え出ずる緑を少しずつ重ね描かれてゆく北国の春

050:萌 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
萌え出づるさみどり空を押し上げて嬉しうれしとふくらんでゆく

050:萌(秋野道子) (気まぐれ通信)
萌黄色した半袖のセーターを母に選べばはつなつの街

050:萌(スガユウコ) (ココロに花を)
萌ゆるもの心の奥に兆すれば育たぬように摘み取る弱さ

050:萌(原田 町) (カトレア日記)
一の谷萌黄匂いの鎧きて討たれし武者の碑ひとつ

050:萌(花夢) (花夢)
立ち止まることはしないで 萌黄色の春のコートで 恋 も忘れて

050:萌(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
淡く萌え始めるこころ他愛無い会話している気づかれぬよう

050:萌(みゆ) (*** ことばあそび ***)
草原も新入社員も萌黄色 心うきうき鼻歌混じり

050;萌(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
はじめてのメガネの君にやや萌えてそっと横目で一秒見つめた

050:萌 (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
流れてく萌黄色 五月 新緑と蒼穹織りなす奇跡の景色

050:萌(野良ゆうき) (野良犬的)
ファンシーな扉の先の空間で萌えて咲くのはモノクロの花

050:萌(みなとけいじ) (海馬)
萌え尽くすさ庭のみどりしんしんとガスメーターの円盤めぐる

050:萌 (斉藤そよ) (つれづれつづり)
雪渓に憧れながら裾野からいま萌えいづる春の陽炎

050:萌(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
神様がそでを返せば風薫り下萌えのおとめりめりと春

050萌(クロエ) (90%の幸福)
みどり萌え一足飛びで駆け上がるA4出口にひかりは溢れ 

050:萌(素人屋) (素人屋雑貨店)
萌え上がる言い争いも耕そう 光のように種蒔きましょう

050:萌 (寺田 ゆたか)    (素浪人Joeのスローライフ)
・草萌えず斑(はだら)の雪の残りたる宗谷丘陵に動くもの見ず

050:萌(小早川忠義) (ただよし)
少年の隠し通せる何かより草木の萌ゆる季の来るべし

050:萌(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
その声に萌える誰かがいることは(やむなく百歩譲って)わかる

050:萌(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
新しい時代に街が呼応して若葉のように萌える言の葉

050:萌 (みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
草萌へて黄金の落ちば竹の秋 老いも若きもひろげる弁当

050:萌(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
白樺の若葉が萌える五月末 一番乗りの燕が戻る

050:萌 (小軌みつき)   (小軌みつき-つれづれ日和-)
閉館のライムライトにめをとじて鷺沢萌に遭って来ました

050:萌 (みあ) (言の葉たち)
萌える野でシロツメクサをちぎるとき命の糸がからまってくる

050:萌(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
うらにわの日はいつまでも明るくて萌える崩れるたんぽぽのくに

050:萌(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
「ブーランコ、ワンワンコワイ、カーシャンモー」ちっちゃな声に詩歌の萌し

050:萌 (紫峯) (時空の扉)
廃校の花壇の跡に萌えいでし大和菫の微かに香る...

050:萌(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
あの日には未だ冬枯れの夏椿 悔悛を強ひ いま萌へ光る  

050:萌(やな) (やなさんの基地)
夜の道あなたと行きたい道端に萌える菫の花に触れつつ

050:萌(kitten) (kitten song)
萌える野へと逃げましょう世界・それはあまりにも不気味だから

050:萌(あんぐ) (あんぐの短歌)
君知るや沸々と萌える吾が思い 春の一日今日も暮れんとす

050:萌 (     Popん?TANKA)
売る男のあふれる街ははかなくて春は萌しと薔薇の鎖に

050:萌(笹井宏之) (【些細】)
ぜつぼうが萌葱色していることにどうしてだれも気づかないんだ

050:萌(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
萌えいづる春は去り行き 茂りたる夏が私の街に来たりぬ...

050:萌(わかば) (わかばのうた)
優しくてきっと萌葱色だろうとあなたの腕は それが本音です

050:萌(栗凛) (ス芸紙一重?)
萌え出ずる 春は過ぎ去り 燃え滾る 球児の似合う夏の訪れ

050:萌(goldfish) (月と金魚鉢)
「大好きなお菓子はね」という先生が少年に見えた萌しの夕方

050:萌(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
夕闇に萌えてバラバラ秋葉原 夢のつづきをメイド喫茶で

050:萌(鈴雨) (鈴雨日記)
ゆりのきの芽を枯葉色に護る殻 破られてこそ 萌黄いろ立つ

050:萌(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
 朝露の畑に萌え出てさみどりのアスパラガスは空をゆび差す

050:〓 (方舟)
名を知らぬ野花の萌えて彩れば散歩の路を遠廻りして楽しむ

050:萌(智理北杜) (智理北杜)
明日萌の里へ誘うSLは今年限りで廃止となりぬ...

050:萌(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
憎しみの萌芽、貴様の冗舌に拳かためる理性はあるぜ。

050:萌(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
萌えいづるわらび・ぜんまい、早春のダンスはさかさの音符のかたち

050:萌(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
悩みゐる同僚の受け持つ学級に萌葱色の髪の女生徒をりぬ

050:萌(るくれ) (とっても単純なこと)
草萌える野に来てわたしの服だとかかばんの中身まで触れてください

050:萌(振戸りく) (夢のまた夢)
戸袋に居候するヒヨドリの鳴き声がする 夜明けの萌し

050:萌 (菜の花の道)
薬王とふ菩薩がおわすことすらも知らずに萌ゆる草を摘みゐし

050:萌(凛) (臥薪嘗胆)
青空が梅雨の終わりを告げるから多分もうすぐ緑が萌える

050:萌(はるな 東)再投稿 (菜の花の道)
薬王とふ菩薩がおわすことすらも知らずに萌ゆる草を摘みゐし

050:萌(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
「萌えるって、どんな感じを言うんじゃ?」と祖父が聞くのでコスプレ披露

050:萌(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
この山の萌ゆる姿を来年も迎えられるか君と一緒に...

050:萌(なまねこ) (路地裏稼業)
はりかえた芝生は萌えてきみどりの打ち寄せる波ふみしめてゆく

050:萌(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
 肩に当て萌黄の浴衣良く似合い今母になり子の兵児帯と

050:萌(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
「萌え」なる語 流行り広まり定着し載ってみるべし広辞苑にも

050:萌(やすまる) (やすまる)
萌え出せば大きな鎌を振りぬいて根こそぎ刈り取れはじまりの夜

050:萌(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
萌えという言葉があってよかったと語る男のメガネの汚れ

050:萌(星桔梗) (風船がわれるまで)
萌え出ずる若葉目指したドライブの癒しは君と森林浴で

050:萌 (お気楽堂) (楽歌三昧)
草萌の野原で春に満たされて冬の涙は脱ぎ捨てて行く

050:萌(碓井和綴) (雨歩日記)
枯れる日の来るからこそに“萌”に萌えプラスチックの春は終わるか

050:萌(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
萌黄色の草むらを超え川岸に立てば高まる君への思い

050:萌(きじとら猫) (きじとら小部屋)
やわらかな色で心を染めてゆく水彩絵の具「浅葱」と「萌葱」

050:萌(あおゆき) (メソトリウム)
くすりゆびからめた先の夏、秋、冬 浅黄萌黄にふるえる背なよ

050:萌(日下智世) (万美愛任叶結実)
細長い坂道登れば見えてくる萌黄色した異人館。

050:萌(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
永田萌とても流行った高校のときにわたしは髪をショートに

050:萌(折口弘) (はっちんずBLOG)
萌ちゃんが大きくなって「萌え」の意味知るようになる思春期遥か

050:萌(ぱぴこ) (テクテク)
彼曰くやたら萌え萌え多用する奴ほど萌えを解っていない

050:萌(村上きわみ) (北緯43度)
どれくらい流れただろうあえかなるものを萌してやまぬ地上に

050:萌(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
なんだっていいとわかっているけれど萌黄の紐を探してしまう

050:萌(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
はじけだす萌芽のほしをふみしめて 私はなにを歌えるでしょう

050萌(帯一 鐘信) (361℃)
 谷間へとこぼしながらも飲み干して腰にあてた手はんなりと萌え

050:萌(村上はじめ) (spidyな日々)
お互いに萌えるところがある だからつかず離れず適度な距離で

050:萌(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
いもうとを仮想敵国とみなして萌黄の帯をことさら憎む

050:萌(小雪) (朱紗)
萌えの人 おたく文化の 秋葉原 活気に満ちた 夢物語

050:萌(市川周) (ミルミルを飲みながら)
萌えいづる季節もすぎた屋上でUFOがキャッチしそこねた熊

050:萌(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
春めいた山はやわらか萌えに萌え色めく風になでられる宵

050:萌 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
ハジマリのトキメキだけをコレクション萌えつきるまで埋めつくすまで

050:萌(幸くみこ) (そこそこがんばる)
「萌えぇ」って長いトンネル笑み浮かべ競歩の姿勢でゆくのに似てる

50:萌(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
流行の「萌」の意味さえ知らぬ我 時代遅れか 次元相違か

050:萌(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
萌えー!萌えー! からだの奥のほの暗いスイッチを押すひとに抱かれたい

050:萌(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
海からの風を受けとめ黙々と留萌の丘で風車が回る

050:萌(濱田花香) (紅葵爽♪)
浜ニ やと防風の花、萌萌て 夏の夕日も燃々(もえもえ)輝(かが)く

050:萌(みち。) (虹色アドレナリン。)
ゼツボウと呼ばれた場所でひっそりと萌え出すいのち それがキボウだ

050: 萌 (佐田やよい) (言の波紋)
萌えだした春の香りにつつまれて指が孤独をさがしはじめる

050:萌(岩井聡) (North Marine Drive)
炎昼にふと萌す風ヨブの息「お前」と書かれた獣園の檻

050:萌(村本希理子) (きりころじっく)
消えてゆく虹を見送る あなたの胸の萌えわたる野へ

050:萌(小太郎) (ねこのにくきゅう)
吐く息も萌えてるだろう森林で生かされること解いてみる春

050:萌(小太郎) (ねこのにくきゅう)
吐く息も萌えてるだろう森林で生かされること解いてみる春

050:萌(小太郎) (ねこのにくきゅう)
吐く息も萌えてるだろう森林で生かされること解いてみる春

050:萌(内田誠) (その言葉の行方)
真ん中に根を張り終えた寂しさに萌える小さな水色の花

050:萌(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
このせかいにほんとの幕がおりたあと萌える野にある草きれにして

050:萌(今泉洋子) (sironeko)
杳(とほ)き夜に萌葱の色の柄杓より流れ出したる北の七星

050:萌(彼方) (心を種として)
笛持ちて萌黄匂の鎧着た武士思うとき湧く感覚が「萌え」

050:萌(そばえ) (日照雨)
まだ少し萌黄のにおいさせながらかけ出している伯母がかけてる

050:萌(理宇) (±雑記蝶)
萌えという言葉ばかりを聞き過ぎて何を視たってあんまり萌えない。

050:萌 (砺波湊) (となみ☆みなと)
フランスの古城訪ない掛け軸を見せられており「侘び寂び萌え」の ルビ:訪=おと

050:萌(癒々) (Romantic irony)
"カノジョ"INガラスケースにその胸を焦がしもしないで萌えるのでしょう

050:萌 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
この爪に挟まった庭の土の奥 萌え出た言葉 君へのゴメン

050:萌(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
「萌え」という言葉を好きになれぬままうっとりと見るポリゴンの風

050:萌(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
ありえない世界に萌えて助けるよ僕は僕らの友達だもの

050:萌(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
きみが立つ紅萌ゆる丘の上届かないわけないと手伸ばす

050:萌(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
萌葱色の表紙破れし今やつと綴り始める決意の薄墨

050:萌(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
花ひらく萌しを摘んで雨を待つ(死ねない高さのベランダにいる)

050:萌(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
萌え出ずる芽をいとおしく眺むるは春なり 夏の草いきれではなし...

050:萌(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
萌え死ねばいいんじゃないの浜渡浩満(26歳/忍者)

050:萌(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
萌木立つ山里めぐり放浪(さすらい)の歌びと真似て海へもゆかむ

050:萌(ことら) (ことらのことのは)
萌え出づる光を迎へ真白なる背筋を伸ばす春の灯台

050:萌(黒田康之) (今日の、おUTA)
萌という言葉が流行るこの夏に大岡昇平書棚に飾る

050:萌(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
これは恋・愛・萌・憧れ どれだってかまわないけどあなたが好きだ

050:萌 (わたつみいさな。) (乱切りくじら)
ジーパンのほつれた裾にひっかけた萌える季節と萌えた季節と

050:萌(夢眠) (夢眠・日々綴り)
萌え萎えて最後の恋とあの時期(ころ)はメールの中で終わってよかった

050:萌(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
 木々の芽のもえる公園手を繋ぎ黙して歩くリハビリ夫婦

050:萌(如月綾) (お気に召すまま)
あの時に彼女が着ていたワンピース 春とは萌黄色のイメージ

050:萌(堀 はんな) (たん たん 短歌)
まんまるく刈り込まれたる街路樹に花と見まごう紅き芽が萌ゆ...

050:萌(つきしろ) (halcyon days)
六月の雨がやんでた日曜日 萌みはじめる真っ赤な何か

050:萌(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
草萌えて線路は母の近道に 人だけが人を名乗る今では

050:萌(もりたともこ) (短歌、すきです。)
とりとめもなく薔薇をみる萌えている若き力にため息をつく

050:萌(Harry) (四月なかなか)
いつしらに姿を変へし秋葉原電器の街から萌えの聖地に

050:萌(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
若草が萌えるはらっぱ一帯に海洋深層水をぶちまく

50:萌(みずすまし) (水紋)
 草萌ゆる春の野辺にて若菜摘む 君がかたわら 我も続かむ

050:萌(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
捧げ銃(つつ) 空を仰ぎし銃口に萌(きざ)せよ緑そののち花を

050:萌(萌香) (空の青さをみつめていても)
  萌香が好きそう囁いた唇で彼女の頬に口づける君

050:萌(透明) (limerence)
萌える香と書きモカという名を持った彼女を思い出させるコーヒー

050:萌(くろ) (鎌倉日記)
つり革にもたれてをりし萌やしつ子の白シャツがゆるとくづほれてゆく

050:萌(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
アイドルもいつかは萌の時期を過ぎ 普通の人になっていくのか

050:萌(shall3) (山歩き録)
夏過ぎて 減りたる色よ 萌黄色 若き葉に葉に 命みなぎる

050:萌(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
乳房萌ゆるがごとき少女よオリーヴの油の壜に愁ひあつめて

050:萌(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
二次元に萌える私を好きだって言わない方がいい花は散る

050:萌(ヒジリ) (*tRIGger.)
旅立ちはバスストップでおねがいね ポケットの手と萌葱の朝と

050:萌(フワコ) (きくとわたし)
甘夏の下萌日毎に勢いを増しおりこれも春爛漫かな

050:萌(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
季節など知らないはずの水槽に忘れることなく萌えだす緑

050:〓 (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
わが町の萌芽園とう花屋にてふうせんかずらの鉢植えに会う

050:萌 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
咲き誇る花より下の奥深くひそかな白こそ萌えると使う

050:萌(まほし) (うた・たね)
March march march、ステップ踏んで萌えあがる、みどり、はらっぱ、はしるつまさき

050:萌(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
萌え出ずる若草たちに囲まれて寝転べば ほら、空に落ちてく

050:萌(和良珠子) (the strange of stranger)
春が来ればかなしい形に萌えるでしょう両手ひろげて落ちたそのまま

050:萌(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
萌え萌えでござりますがな、などといふアチャコのあらば楽しからむを

050:萌(ゆづ) (透明ランドセル)
言葉とかいらない(ただ手をつなぎましょう)萌ゆる草木のにおいの中で

050:萌 (象と空)
池袋悲鳴を聞いて飛び出せば悪の萌芽のガチョウ蔓延る

050:萌(けこ) (あきのうた声)
蕨萌ゆる山野に祖母はこの春も籠背負いゆく からだなけれど

050:萌(夢麿) (夢幻泡影)
今日もまた朝日の中を駆け抜ける萌葱色したシャツを羽織って

050:萌。   (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
新緑の萌え出づるころ あの場所で交わした約束覚えてますか?

050:萌(pig_pearl) (ブタに真珠)
ちょー萌える 萌えるよ萌え萌え お尻ちゃん ふりふり歩く 君に萌え萌え

050:萌(浅葱) (空耳の森*番外地)
来年も花咲くためにのびのびと力蓄え葉桜の萌ゆ

050:萌(究峰) (思い浮かぶがままに)
ゆらゆらと萌ゆる想ひのときにあり眠れぬ夜の妄想に似て...

050:萌 杉山理紀 (2006R57577)
同じ気持ちになんてなれない 失望を覆い隠して萌え出る草木

050:萌(ベティ) (Betty's second Bar)
少年の父が遊んだ日々のまま留萌漁港は夕焼けの凪

050:萌(近藤かすみ)  (気まぐれ徒然かすみ草)
五十代の女は強し『魂萌え!』の高畑淳子の笑はぬ面輪 (桐野夏生 毎日新聞社)

050:萌(minto) (@100@)
萌え出づる季節がくれば歌が湧き空に届けと草木は奏で

050:萌 (nine) (songs)
欲望と願望そろりと流し込みキミの形を満たせば 萌えて

050:萌(春村蓬) (風見鶏)
戦争を知らずに生きて春ごとに萌ゆる草見き散るさくら見き

050:萌(内田かおり) (題詠2006深い海から)
初めての遠足は春天めざす若葉の中に萌える笑顔で

050:萌(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
「萌子さん」とつぶやく時「も」から「え」に移るぎこちなさ「こ」への安らぎ

050:萌(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
昨今のゆとり教育に萌え出づるものを育ててゆくというのか

050:萌(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
あぶなげないのち萌せばまだ遠い春がにわかに待たれはじめる...

050:萌(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
新しい本を開けばインクから萌え出る匂い親ゆび染める

050:萌(星川郁乃) (Air Station)
ユニクロのコーディネートにおおこれは萌葱襲ね、と笑ったりして

050:萌(平岡ゆめ) (le petit cahier)
「へえ、萌えーっ!ていうんだ、成程ね」いつの時代も苦笑する大人

050:萌(千) (Mille et une nuits)
生命の営み体現するごとく草萌え出づる春ぞ妖しき

050:萌(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
ポスターが剥がれて垂れる水曜日萌えないゴミは今日じゃありません

050:萌(久野はすみ) (月の融点)
いろにいろ重ねてゆけば知るだろう萌葱色とはかなしい音色

050 萌(文月万里) (Kagerou つれづれ)
若草の萌えいづる野に出逢いたる 大君を待ちて老いし郎女