題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

047:辞書

2006-01-01 | 041-050の歌
「047:辞書」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

047:辞書(エクセレント安田) (風流三昧)
調べ物昭和時代は辞書を引く今の時代はパソで検索

047:辞書(美山小助) (小助の和歌)
春風に 辞書のページ はらはらと 流れ行きたる 机の上で

047:辞書(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
春日暮れ分厚い辞書を枕にて淡き夢みん古代(いにしえ)人の

047:辞書(はこべ) (梅の咲くころから)
辞書にないそんな言葉を作り出す できたらいいな歌詠みびとは

047:辞書(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
難しき「題」前にしてひと夜さを辞書に対かへり沈黙を背に

047:辞書 行方祐美 (やまとことのは)
答辞書くわれに日射しを遮りてくれたる背に今会いたくて

047:辞書(みずき) (空)
辞書のせた荷台を満たす月光の海を泳ぐや楊貴妃・サロメ

047:辞書(しゃっくり) (春雨じゃ)
窮すれば電子辞書開け検索しさらに棚より取り出し引きぬ

047:辞書(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
<鬱>引きし辞書の<鬱金(ウコン)>と記す見て鬱勃と湧くターメリックの黄

047:辞書(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
久々に辞書広げれば若き日にラインを引きし単語のありぬ

047:辞書 (All my loving ♪)
聖域のごとくまひるを静もれり書店の隅の辞書コーナーは

047:辞書(丹羽まゆみ)再投稿 (All my loving ♪)
聖域のごとくまひるを静もれり書店の隅の辞書コーナーは

047:辞書(aruka) (外灯都市)
もうなにも知りたくもない人が読む小さな辞書をきみはつくった

047:辞書(紫女) (クロッカスの歌)
蔦の窓文学愛す少年の独語の辞書に泳ぐ葉の影

047:辞書(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
いつしゆんに応ふる電子辞書をして賢き母をよそほひてをり

047:辞書(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
電子辞書ポチリ押すのは楽だけど私は紙をめくっていたい

047:辞書(まつしま) (心の空)
新しい言の葉拾うトキメキを辞書のページに捲る嬉しさ

047:辞書(謎彦) (ジャポン玉)
「不可能」をこすり破(や)りたる袖珍の辞書にこよひは「朕」ひとつ咲く

047:辞書(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
裏向きに落ちてしまった花びらがあの子の辞書にはさまれるまで

047:辞書(春畑 茜) (アールグレイ日和)
「a naval port(ぐんかう)」をひらけばゆふべ辞書は閉づ皮の臙脂を灯に照らされて

047:辞書(飯田篤史) (ひこうき雲)
そらのいろ はるのあなたのやさしさもそのさみしさも辞書にはなくて

047:辞書 (新井蜜) (暗黒星雲)
辞書を引き贋海亀を調べたら英語はMock Turtleらしい

047:辞書 新津康 (NOTHING WORKS)
「我輩の辞書に不可能という文字はない」それを他人に課すな。...

047:辞書(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
この語彙の使い方はどうだっけ辞書のごとくに母に尋ねる

047:辞書(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
我輩の 辞書になんたら 言う前に 探せよ早く 使いたいんだ

047:辞書(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
まだ霧のかかったような希望 でも辞書にはとうに載ってる希望

047:辞書(本原隆) (それについて)
カバンにはノートパソコン1冊の時代になった辞書より軽い

047:辞書(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
本能に従ってみただけ我慢するなんてこの辞書にないから

047:辞書(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
ひだまりの中では堅い顔もせず眼鏡を換えて辞書を繰る祖父

047:辞書(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
古本屋に漢語の辞書の多くあり高校終えて用済みなのか

047:辞書(暮夜 宴) (青い蝶)
辞書にない言葉を話す少女らの若さこぼれる夜のコンビニ

047:辞書(川内青泉) (青泉の部屋)
辞書引きで指先冷たきもがまんしてノートに記す雪の夜過ぎる

047:辞書(Yosh) (★光に向かって★)
「我が辞書に不可能という文字、あらざるなり」 「死」という文字がありて候

047:辞書(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
辞書すらもケータイ、ゲームに入ってるこぼれおちてく苦学のこころ

047:辞書(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
見渡せば 電子辞書が 目にはいる 私一人が 紙の辞書かも

047:辞書(水都 歩) (水都blog)
歳経れば徐々に言の葉散り行きて我が手に馴染む辞書手放せず

047:辞書(ハナ) (象の求愛ダンス)
眠れない夜が嫌いじゃない君のいついつまでもめくられる辞書

047:辞書(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
 ことはこと  辞書の出来合い  おあつらえ  うらの声もて  届くか否か

047:辞書 (翔子)  (花こみち)
迷いきた言葉乱舞の真夜中は辞書も戦で「愛」が刃物に

047:辞書(西宮えり) (aglio-e-olio)
泣かないですむ方法がこの辞書の表面積分保たれている

047:辞書(夜さり) (夕さり夜さり)
万巻の書は得がたいが一冊の辞書なら食へる喰へよ わかもの

047:辞書(花夢) (花夢)
恋という言葉の意味に違和感が残る 辞書には頼りきれない!

047:辞書(ドール) (花物語)
辞書を引くケーキにつづるクリームのhappy birthdayのスペルを確認

047:辞書(秋野道子) (気まぐれ通信)
めくってもめくってもない英単語 辞書の背中に独和と書かれ

047:辞書 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
ひとつまたひとつ慣用句が増えて辞書登録をする日曜日

047:辞書(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
辞書を引く忘れてた字を思い出す次の日もまた同じことする

047:辞書(原田 町) (カトレア日記)
くずし字の用例辞書に満ちている惣百姓の願いの声が

047:辞書 (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
あかさたな独りで辞書をひいているからこそ楽しくはまやらわ音

047:辞書(スガユウコ) (ココロに花を)
これは何 ? 言葉の意味を親に聞く経てまた今日も辞書に訊ねる

047:辞書(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
色褪せていくチケットは半券が残ったままで辞書に挟まれ

047:辞書(野良ゆうき) (野良犬的)
辞書にない言葉で話すタンポポを辞書にはさんで押し花にした

047:辞書(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
何事も心をこめてささやけばセンセイの辞書に「嘘」の字はない

047:辞書(みゆ) (*** ことばあそび ***)
辞書繰れば「あかさたなは・・・」と呟いて調べるはずの語句を忘れる

047:辞書 (桔梗の独白)
真新しい辞書を開けばまだ知らぬ外国に足踏み入れるよう

047:辞書(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
真新しい辞書を開けばまだ知らぬ外国に足踏み入れるよう

047:辞書(斉藤そよ) (つれづれつづり)
霧氷林 その潔白にたへかねて詩はちりぢりに辞書に子宮に

047:辞書(みなとけいじ) (海馬)
わが辞書に安全といふ文字は無くいちばん安き切り身あがなふ

047:辞書(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
図書館の辞書をめくれば欄外に不思議な空へと続く落書き

047:辞書(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
オオバコの相撲は嫌い2歳から僕の辞書には(勝)が抜けている

047:辞書(素人屋) (素人屋雑貨店)
辞書を引くたび初めての季語に会う 言葉優しい国に生まれた

047辞書(クロエ) (90%の幸福)
思いがけず「酔生夢死」との言葉みて辞書のかたすみに宇宙は軋む 

047:辞書 (寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・お互いの心の辞書の更新ができず諍い背を向けて寝る

047:辞書(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
少しずつ言葉の定義が食ひ違ふあなたの辞書と私の辞書と

047:辞書(小早川忠義) (ただよし)
咄嗟には意の汲み取れずやすやすと辞書検索へ至らしむるなり

047:辞書(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
宇宙語の辞書をひらけば真っ黒なページの中に僕を見つける

047:辞書 (みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
携帯の辞書機能に御先祖を呼び出してみるプラットホーム

047:辞書 (小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
いつからか夜ごと新芽が生えてきて辞書に根ざしてゆくゆびのさき

047:辞書(みあ) (言の葉たち)
クローバーの栞になって辞書をひくあなたの指を待っていたいの

047:辞書(笹井宏之) (【些細】)
雨のことばかりがのっている辞書を六月のひなたに置いてみる

047:辞書 (紫峯) (時空の扉)
ある夜の想い生ましむパソコンの辞書検索の手軽さ旨し...

047:辞書(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
意味なんて書かれていない逆引きの辞書にしずかな海をみつけて

047:辞書(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
我が息子、父・辞書・酒に頼らずに、煉獄未来、サヴァイバルせよ  

047:辞書(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
IME辞書に単語の登録を 雨降野、不逢恋、奈津彦

047:辞書(美里和香慧) (     Popん?TANKA)
遥かなる恋人へ(ふみふみ かしこ) ぶあつい辞書かひとこと、のよう

047:辞書(やな) (やなさんの基地)
辞書になど載ってない人 腕のなか夜空を光らせる愛しい人

047:辞書(kitten) (kitten song)
燃え上がる辞書は言葉を焔にする美しく不吉な夕暮

047:辞書(あんぐ) (あんぐの短歌)
短歌語の誤変換多し ゲイツさん短歌用辞書作ってくれぬか

047:辞書(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
「不可能」はあるけど「無理」とふ言の葉は 我の辞書にはあるまじきかな...

047:辞書(わかば) (わかばのうた)
胸の中の辞書から消せぬ弱虫な言葉があって家出しました

047:辞書 (ス芸紙一重?)
辞書に在る 「恋」の意味にそぐわない あたしは現在何をしてるの?

047:辞書(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
繕ひし表紙の布もいろ褪せぬ卒寿の女(ひと)の愛用の辞書

047:辞書(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
悲しみの文字がない辞書だきしめて時がたつのをまっていました

047:辞書(goldfish) (月と金魚鉢)
きみの胸に触れるそのたび強くなる翼 眠りにつこうとする辞書

047:辞書(鈴雨) (鈴雨日記)
英単語覚えたページかしゃかしゃと丸めては伸ばす受験生の辞書

047:辞書 (方舟) (方舟)
電子辞書遍く亘り本棚の百科事典の出番少なし

047:辞書(智理北杜) (智理北杜)
「辞書のとおり答えられるか?」出来ぬから毎時忘れず持ってくるのさ...

047:辞書(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
叶うなら呪文授けよ!貴様らを辞書の見出しに封じ込めんと

047:辞書(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
叶うなら呪文授けよ!貴様らを辞書の見出しに封じ込めんと

047:辞書(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
我の貸しぬ英語の辞書を教室の机に置いて転校をせり

047:辞書(るくれ) (とっても単純なこと)
本棚にはいつでも辞書を母として生きてるわたしをわかって下さい

047:辞書(振戸りく) (夢のまた夢)
辞書曰く「字をひく書なり」と教えられ 英語の授業の乾いた笑い

047:辞書(凛) (臥薪嘗胆)
苦しかった受験勉強ともにした辞書も今ではほこりにまみれ

047:辞書(はるな 東) (菜の花の道)
バッグから電子辞書だす一席の彼女は黄色いスーツを着ていた

047:辞書(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
我が辞書に誇りをもって輝くは君に誓いし愛の言の葉...

047:辞書(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
辞書という宝箱より見つけ出す 言の葉の意味 知ることの意味

047:辞書(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
電子辞書貸しては借りてまた貸して大人にされた英語科高校

047:辞書(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
「瓦斯灯」と「ガスト」の違いもわからないあなたの辞書は全部ひらがな

047:辞書(なまねこ) (路地裏稼業)
きみの名を記した辞書の一頁破いて折った船を浮かべて

047:辞書 (きじとら猫) (きじとら小部屋)
一冊の辞書を片手に明日からお城の塔に幽閉される

047:辞書(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
 言い訳も辞書引くように信じようそう思ってみる洗濯日和

047:辞書(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
辞書順に並べばとなりの席なのに阿弥陀が好きな教師のせいで

047:辞書(やすまる) (やすまる)
辞書にない蕾を君に届けようこの朝生まれた泣き声まみれの

047:辞書(星桔梗) (風船がわれるまで)
バラバラの辞書の字面は教えない 君の答えが此処にあること

047:辞書 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
きまぐれにケータイ辞書の顔文字を選ぶ なにかがさびしく笑う

047:辞書(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
道端で摘んだ四葉のクローバー辞書に挟んだ二十歳の午後に

047:辞書 (お気楽堂) (楽歌三昧)
もう既にインターネット依存症辞書を引くにもYahooを開く

047:辞書(あおゆき) (メソトリウム)
春の野に置いた辞書から発芽する意味きらきらとわたしへ伸びる

047:辞書(碓井和綴) (雨歩日記)
傷ついて傷つき傷つき次の恋。闘う前にその辞書で眠れ

047:辞書(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
もうなにも持ってはいないこうやって辞書を抱えて横になります

047:辞書(日下智世) (万美愛任叶結実)
愛用の辞書は父からのプレゼント四年二組と幼き我の字。

047:辞書(ぱぴこ) (テクテク)
授業中辞書をめくっている君の指に巻きつく言葉いくつか

047:辞書(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
日当たりがいいから置き忘れた辞書が窓でちいさなつぼみをつける

047:辞書(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
立ち会うとかわってしまうらしいです辞書をはなさず持ってたひとも

047:辞書(村上きわみ) (北緯43度)
胸に置く辞書のくらやみやさしくていつかあなたも泣くのでしょうね

047:辞書(折口弘) (はっちんずBLOG)
辞書にしか載ってないような歌言葉 しがみついてるあなたの震え

047:辞書(みち。) (虹色アドレナリン。)
投稿歌をトラックバックできないため、ブログにてご確認ください。

047:辞書(ひらそる) (*ひねもすもずく*)
子の辞書は単語数個が並んでてカタコトカタコト吾を操る

047辞書(帯一 鐘信) (361℃)
さようなら 辞書の間に鰹節挟んで閉じる くじはポッケに

047:辞書(市川周) (ミルミルを飲みながら)
鵙・鴗・鶇 西の空には 鵯・鴴・鶸 辞書から逃げたよめない小鳥

047:辞書(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
青い目の美女をおとすとやさ男愛の言葉も辞書を片手に

047:辞書(村上はじめ) (spidyな日々)
君からの返事につまり開く辞書でも探してる言葉はなくて

047:辞書(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
でも、辞書できみのすべてが分かるなら傷口開くみたいにめくる

047:辞書(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
この辞書をどれだけ繰ってもみつからぬ言葉が僕の気持ちなんです

047:辞書(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
たましひを抜かれたるかに色あはく辞書に眠れる言の葉の群れ

047:辞書(幸くみこ) (そこそこがんばる)
古い辞書 裏表紙には母の字でいくつも書かれた私の名前

047:辞書(小雪) (朱紗)
パソコンも 辞書にも載らず 困ること たまにあるのよ どうすりゃいいの

047:辞書(濱田花香) (紅葵爽♪)
手に慣れし、あの懐かしき辞書たるハ 故郷別れともに離れて

047:辞書(村本希理子) (きりころじっく)
指先をキーに遊ばす電子辞書ふれえぬ森は燃やしてしまへ

047:辞書(岩井聡) (North Marine Drive)
辞書を引く今の今まで握りしめ続けた小石 もう朝の色

047:辞書(そばえ) (日照雨)
初秋の辞書を引くとき思い出すやわらかな雨がふっていたこと

047:辞書 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
アツいとかどうでもいいとかウザいとか私の辞書に載ってはいない

047: 辞書 (佐田やよい) (言の波紋)
潮の香を探し続ける一人旅あなたの辞書を抱きしめ眠る

047:辞書(くろ) (鎌倉日記)
古井戸をのぞきこむごと厚き辞書めくる手やまぬひぐらしの廊

047:辞書(小太郎) (ねこのにくきゅう)
かたことの言の葉ぼくら持ちよって埋もらせてゆく明日色の辞書

047:辞書(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
古い辞書から落ちてきた平らなすみれと七つのわたし

047:辞書 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
「温もり」の意味を分かってから辞書を一度もひかず冬を過ごして

047:辞書(内田誠) (その言葉の行方)
赤線が引かれた辞書を丁寧にあなたをつくる言葉を探す

047:辞書(癒々) (Romantic irony)
「あんな字は辞書でも引かなきゃ書けないよ」が鍵でほどける昼間のミステリ

047:辞書(今泉洋子) (sironeko)
幾万の語彙うちに秘め梨一個の重さに満たぬ電子辞書は

047:辞書(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
こんな夜は辞書を枕におやすみを 使い道など私の勝手

047:辞書(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
電子辞書いっせいに引く言の葉の同じ答えがなぜかさみしい

047:辞書(彼方) (心を種として)
辞書を引く指の速さに恋をした 君も知ってて演じていたね?

047:辞書(理宇) (±雑記蝶)
辞書を買う数だけ捨てると思えぬがドウシテ人は賢くならない?

047:辞書 (砺波湊) (となみ☆みなと)
辞書にない言葉ばかりを並べてる 冬の食卓に頬杖ついて

047:辞書(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
電子辞書次から次へと関連語ジャンプ続けてまるでサーフィン...

047:辞書(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
電子辞書をカナ入力にしてくれとじっちゃんが来るたびに鳴る床

047:辞書(夢眠) (夢眠・日々綴り)
駄目息子おまけに親まで背負い込み私の辞書は「忍」(にん)のみ記載

047:辞書(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
眠らせる書庫で見つけた辞書だから耕すようにひらいてしまう

047:辞書(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
わからない言葉だからと辞書めくるきみの検索ワードは「信頼」

047:辞書(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
上下巻ジャガージュン市監修の珍笛辞書をamazonで買う

047:辞書(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
仏和辞書の薄い頁をめくるとき。あなたの指が風を生むとき

046:辞書(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
無人島に暮らすとしたら持って行く星座の本と国語の辞書を

047:辞書(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
死と恩の昵懇に諾(うべな)ふこの夜わが辞書編みし声を辿れり

047:辞書(ことら) (ことらのことのは)
食卓に辞書を出すなと恋人に叱られてゐる可愛いひとよ

047:辞書 (如月綾) (お気に召すまま)
君の名を辞書で引いてはまたひとつ君をわかったような気になる

047:辞書 (わたつみいさな。) (乱切りくじら)
このまんま愛でいくなら絶対に辞書に載らない言葉で抱いて

047:辞書(黒田康之) (今日の、おUTA)
驕るとは辞書を引くこと懐にあらぬ言葉で歌を詠むこと

047:辞書(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
その辞書の赤い表紙にマジックで「ばか」って書いて笑ってやった

047:辞書(堀 はんな) (たん たん 短歌)
秋の日にふと取り出した古き辞書ページ捲れば花栞落つ...

047:辞書(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
ジーニアス英和辞典をシュレッダーにばりばりかけて輝く夜を

047:辞書(もりたともこ) (短歌、すきです。)
初秋(はつあき)か晩夏か分からず長月の迷う心で厚い辞書繰る

047:辞書(つきしろ) (halcyon days)
ずぶぬれの辞書を手に取り歩き出す。先の見えない冬の空へと。

047:辞書(萌香) (空の青さをみつめていても)
  もう何も言わなくていい辞書にない言葉で君を抱きしめるから

047:辞書(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
薄すぎる辞書読み捨てていく人に次の列車は事故で遅れた

047:辞書(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
ゆずられた英和辞書など使いこなせない あなたは自分勝手で

047:辞書(Harry) (四月なかなか)
マッカーシズム、マットに沈む、マルキシズム 逆引き辞書にならぶ言葉ら

047:辞書(みずすまし) (水紋)
 その昔 辞書を片手に文書くも 今はパソコン打つ音のみか

047:辞書(透明) (limerence)
愛だとか恋だとかいうページ避け辞書に挟んでおくクローバー

047:辞書(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
そこだけがあかるく見えし「明日」ありて静かに辞書を閉ぢぬる深夜

047:辞書 (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
靴下も辞書も片付けないままの床に寝転びメールを送る

047:辞書(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
分らない漢字を見つけ辞書を引く 虫眼鏡出し大きくしてる

047:辞書(みにごん)再投稿 (MINI'S LIFE blog)
ありったけ辞書を集めてシュレッダーにばりばりかけて輝く夜を

047:辞書(shall3) (山歩き録)
辞書を引き ヤマメとヒラメ なんて嘘 手に取る事も 減りまくりなり

047:辞書(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
古書月光に天文の辞書あがなふも人偏ひしめく陋巷に在り

047:辞書(ヒジリ) (*tRIGger.)
ひとの膝つかまえといて言うことにゃ「辞書よりマシ」な枕だそうで

047:辞書(フワコ) (きくとわたし)
小学生仕様の辞書の欄外のクイズが気になり宿題進まず

047:辞書(和良珠子) (the strange of stranger)
許されて傍らに置く母の辞書、革の手袋、六文銭ひとつ  

047:辞書(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
本当を伝えるために辞書になど書かれていない言葉がほしい

047:辞書(まほし) (うた・たね)
エアメールは書きかけのままその辞書で翼のように眠っています

047:辞書(内田かおり) (題詠2006深い海から)
温もりを伝える小さな掌と濡れた瞳が今日の辞書です

047:辞書(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
辞書引いて一度で覚えられる単語 何度引いても忘れる単語

047:辞書(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
しろき腋みせつつ辞書を引きいだす少女ありたり書架の谷間に

047:辞書(ゆづ) (透明ランドセル)
一ヶ月たったらあなたはひとりきり辞書で私の名前をひいてる

047:辞書 (象と空)
辞書をひくもう三十年も使ってきた表紙の破れた辞書に家の霊

047:辞書(けこ) (あきのうた声)
埃着た辞書には父の少年の日の手蹟(て)残れり 角々として 

047:辞書(夢麿) (夢幻泡影)
辞書を持ち家を飛び出す世界には知らないことが多すぎるから

047:辞書。  (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
なめらかに動かす足ゆび見とれてる けどられぬよう弄ぶ辞書

047:辞書(pig_pearl) (ブタに真珠)
きっとない 君の辞書には きっとない 不可能不実 臨機応変

047:辞書(浅葱) (空耳の森*番外地)
何年も使い込まれた辞書からは君の香りがほの立ちのぼる

047:辞書(究峰) (思い浮かぶがままに)
パソコンで文を書くとき難しき語彙を辞書無しで楽々使う...

047:辞書(minto) (@100@)
青々と言葉の森の辞書の中 まだ出会はない君がゐるはず

047:辞書 (2006R57577)
右下にパラパラまんがを手描きした辞書をめくって元気を出そう

047:辞書(ベティ) (Betty's second Bar)
擦り切れた辞書の表紙を温めて子猫まどろむ蜜いろの夢

047:辞書(近藤かすみ)  (気まぐれ徒然かすみ草)
『辞書を読む愉楽』を語る本のうへ猫は優雅に跨ぎてゆけり (柳瀬尚紀 角川書店)

047:辞書 (nine) (songs)
1ページ1ページずつ辞書を裂く言葉を全部食べさせてやる

047:辞書(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
<辞書にない言語は禁止>思春期の息子にくだす断食の刑

047:辞書(春村蓬) (風見鶏)
いつどこでなにが解るかわからない 肌身離さず持つ電子辞書

047:辞書 (のんちゃんの衣裳部屋裏)
歳時記を辞書と信じて引く人が我に向いて怒り出したり

047:辞書(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
はれやかに山積みされた辞書たちの季節は過ぎて待つだけの秋...

047:辞書(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
じいちゃんにもらった辞書はヤマザキの食パンみたい 耳が焦げてる

047:辞書(星川郁乃) (Air Station)
恋人はあまり似てないひとがいい辞書にならんだ言葉のような

047:辞書(長岡秋生) (廊下に座る)
恋人が辞書を貸し合う図書室に秋の光がひろがってゆく

047:辞書(平岡ゆめ) (le petit cahier)
辞書にない言葉を君と探しつつ萌芽しきれぬ感情に酔う

047:辞書(千) (Mille et une nuits)
調べんと開くページを読み込みて辞書を楽しむ余暇ありし頃

047:辞書(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
美しい言葉はそこになかったろう?辞書をまくらにおやすみなさい

047:辞書(久野はすみ) (月の融点)
再販の夢はやぶれて在庫なし夢占い師の書きし夢辞書

047 辞書(文月万里) (Kagerou つれづれ)
ことさらに難しき文字を使いたく 繰る辞書に己が無知を恥じおり