題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

032:上海

2006-01-02 | 031-040の歌
「032:上海」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

032:上海(美山小助) (小助の和歌)
戦前の 面影残す 上海に 憧れ抱く 誰いようとも

032:上海(エクセレント安田) (風流三昧)
中華街美味しいお店見つけたわ!上海風の五目炒飯

032:上海(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
夕まぐれ上海帰りと噂の女にせめて会いたやあの窓越しに

032:上海(はこべ) (梅の咲くころから)
上海の灯かりなつかし遠き日に 三年過ごしし記憶は彼方

032:上海(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
「上海の花売り娘」往年の美声豊かに岡晴夫氏の

032:上海 行方祐美 (やまとことのは)
上海の星を数えて目が覚める明日アトランタへ飛び立つ夜は

032:上海(みずき) (空)
つうと舞ふ上海がへりの黒蝶のガラス瓶より幽けきアリア

032:上海(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
上海にぜひぜひ来よと言ひくれし留学生の癌に仆れり

032:上海(かのこ) (短歌*かのこ流)
魂と熱意を持った人のいる 誰も知らない上海の街

032:上海(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
上海のネオン滲ませ冬に立つどこにもゆけぬ脚のなき虹

032:上海(しゃっくり) (春雨じゃ)
上海は商い易き街らしく知人は郷を捨て移り住み

032:上海(aruka) (外灯都市)
上海で世界のネジを巻いていた機械男の少年時代

032:上海(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
一千年前は海であったとう都市を「上海」と名付けた国よ

032:上海(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
金色に醸せる紹興酒(シャオシンチュウ)のかげ発酵しえぬ歴史 上海

032:上海(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
上海に生まれしという人もいて古き仲間の宴続きぬ

032:上海(謎彦) (ジャポン玉)
ゆくりかに総身の露をふるはせて「庁安保上海」のバス発つ

032:上海(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
上海は蟹くらいしか知りません 優雅な響きだと思うけど

032:上海(紫女) (クロッカスの歌)
別府湾沿いの道路を加速して熱唱してをりなぜか上海

032:上海(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
欲望を覚えた猿の眼の色にどこか似ている上海月夜

032:上海(まつしま) (心の空)
上海の発音の語尾からみえる夜景はいつも瞬いており

032:上海(春畑 茜) (アールグレイ日和)
上海の芝に降り出す午後の雨いまロスタイム三分が果つ

032:上海(まつしま)再投稿 (心の空)
上海を音読すればその音色 近くて遠い異国を慕い

032:上海(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
上海にニューヨークにソウルにも行ってみたな病よ癒えろ

032:上海 新津康 (NOTHING WORKS)
思い出すのは上海。橋も舟もない川のように。ノスタルジア。...

032:上海 (新井蜜) (暗黒星雲)
上海で食べた海亀スープには砂が混ざってじゃりじゃりしてた

032:上海(暮夜 宴) (青い蝶)
ああ空にトロンボーンは木霊して上海バンスキングのような

032:上海(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
東京タワーからは見えない新月の夜でも赤い上海の空

032:上海(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
村上市上海府 日本海へと沈む夕日の撮影適地

032:上海(飯田篤史) (ひこうき雲)
きみはいまやさしく海の上海のひかりにゆれるやさしさの上

032:上海(本原隆) (それについて)
上海の道にパンダが歩いてて今ビルの角曲がったところ

032:上海(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
上海雑技団の空中回転おちてくるからきみと手をぎゅっとつないで

032:上海(ハナ) (象の求愛ダンス)
上海でストッキングを捨てましたただそれだけで歴史が動く

032:上海 (翔子)  (花こみち)
生ジャズが溢れる上海あの租界同じ曲聴く昔物語  

032:上海(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
ワタリガニ いつの間にやら たわむれる さすが上海 ごめん妄想

032:上海(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
上海のホテルで交わした約束も、タヒチの寝床を埋めた花も

032:上海(鈴雨) (鈴雨日記)
上海を旅したことはなけれどもその名の響きなぜに懐かし

032:上海(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
上海に農民工ら出稼ぎす夜汽車に乗りて故郷のために

033:上海 (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
上海のネオンの海で星になる練習今日も泡風呂でする

032:上海(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
上海の 蟹は美味いと 聞くけれど それだけのために 行きたくはない

032:上海(ドール) (花物語)
雲の上海の底まで君はもう行って来たんだね 詠まれゆく歌

032:上海(Yosh) (★光に向かって★)
上海に東京大阪大都会 人集まれど 心は鬼畜

032:上海(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
 ふらり旅  上海フェリーに  さらわれて  ぽとり日落ちて  百万ボルト

032:上海(水都 歩) (水都blog)
上海の娘も空を見るだろうこの満月に想い託して

032:上海(川内青泉) (青泉の部屋)
困難な殺人事件の解決後上海帰りのリル歌う父

032:上海(西宮えり) (aglio-e-olio)
象牙色のゲストルームのほほえみを上海蟹も並んで見ていた

032:上海(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
七番目の天国までの階段は上海蟹に占拠されたり

032:上海 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
上海の女(ひと)の面の無愛想 土埃たて自転車でゆく

032:上海(スガユウコ) (ココロに花を)
上海をふるさとに持つアミンという清らかなるを知っていますか?

032:上海(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
異国とは我が身近くにあるのかも 上海という響きに思う

032:上海(原田 町) (カトレア日記)
上海の租界で羽振り良かったとひとつ話の伯父の晩年

032:上海(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
重すぎる頭は君の膝の上海辺のふたりエデンにワープ

032:上海(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
上海のタワーで交わす契約はアジアを変える世界が動く

032:上海(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
踏むことはない上海という地名 響きは軽くそして哀しい

032:上海(花夢) (花夢)
お願いをかなえるという上海のアクセサリーなぜ買ったんだっけ

032:上海(小雪) (朱紗)
長崎で上海料理舌鼓母と娘の仲良し旅行

032:上海(みゆ) (*** ことばあそび ***)
「ニイハオ」とチャイナドレスに髪編めば俄かに誰もが上海淑女

032:上海(夜さり) (夕さり夜さり)
上海蟹が生態系を壊すとふたとへていへば漢にかも似る

032:上海(夜さり) (夕さり夜さり)
上海蟹が生態系を壊すとふたとへていへば漢にかも似る

032:上海(野良ゆうき) (野良犬的)
路地裏に少年の居て上海のそらは四角い夢のすて場所

032:上海(素人屋) (素人屋雑貨店)
君と観た「上海バンスキング」 ストーリー、キャスト、君を・・・憶えていない

032:上海(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
これ以上海月の呼吸見ていてはだめだひみつもほどけてしまう

032:上海(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
人間は不可解なもの山の上海の中まで苦労して行く

032:上海(みなとけいじ) (海馬)
上海の真昼の月を眺むれば去年(こぞ)押捺の指紋のごとし

032:上海(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
囚われの桜散り初め夢を見る低く身の上海燕(うみつばめ)飛び

032:上海(紫峯) (時空の扉)
美しき麗人にも似て上海は幻のごと遥かなりけり...

032:上海(kitten) (kitten song)
夜の舗道に立てば上海の風が頬を打つ引き裂かれた恋

032:上海(秋野道子) (気まぐれ通信)
小説のたとえば『処方箋』にある上海蟹の卵を思う

032:上海(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
上海の地から流れて辿り着く雲が降らせる今日の粉雪

032:上海(斉藤そよ) (つれづれつづり)
似合わないことばこぼれて手拭いでぬぐえばしみる上海ブルー

032:上海 (MINI\'S LIFE blog)
上海に渡ったきりで帰れずにいるのだきっとあのカナリアは

032:上海(みにごん)再投稿 (MINI\'S LIFE blog)
上海に渡ったきりで帰れずにいるのだきっとあのカナリアは

032:上海(yasubow) (忘れえぬ人々)
ガーパイク喰らう鬼人の手土産と繻子(さてん)に包まれよ上海蟹

032:上海(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
輪になって皆下を向きもぞもぞと上海蟹をすする沈黙

032:上海 (佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
上海帰りのリルを見かけたキャバレーにアルトサックス聞きし夏の夜(昔、「上海帰りのリル」という歌がはやった) 

032:上海 (水紋)
 波の上海の上にてたゆたうと漂い眠る星降る夜は

032:上海(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
利用価値できみを測った雲の上海の中まで連れ戻される

032:上海(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
上海の夜のキラキラ、見たことはないけどああいうキラキラを見よう

032:上海(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
上海に想いをはせる蟹たちは甲羅を脱いで使命を果たす

032:上海 (みあ) (言の葉たち)
赤い靴はいて行きます。あの人が待ってる上海 ヒッチハイクで

032:上海 (菜の花の道)
上海を語るあなたが眩しくて恋歌ひとつ口ずさむ夜

032:上海(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
老いることやめし男はあくがれぬ上海帰りのリルをさがして

032:上海 方舟 (方舟)
上海の高層ホテルの窓に映る夜景に中国繁栄を見る

032:上海(小原英滋) (過去と現実)
しらしらと風の無き日に上海風ピリ辛ラーメン食ふごとき生

032:上海(やすまる) (やすまる)
微笑んで投げあう言葉は届かずに上海冷茶で手ゆびを滌ぐ

032:上海(はるな 東)再投稿 (菜の花の道)
上海を語るあなたが眩しくて恋歌ひとつ口ずさむ夜

032:上海(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
青龍はフランス租界を抜けて行き上海電視台(タワー)に赤い満月

032:上海 (みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
魂魄がとけあふやうな上海の雨に切り込み深きスリット

032:上海(振戸りく) (夢のまた夢)
怪しげな出店が並ぶ上海の虹橋空港好きだったのに

032:上海(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
遠き日のとおい記憶をいろどった上海娘のあのかろやかさ

032:上海 (佐田やよい) (言の波紋)
泣きながら真っ赤なかさをとばしたの上海行きの船の上から

032上海(クロエ) (90%の幸福)
感傷の端切れとともに飛行機は水に浮かべた都市上海へ  

032:上海 (ユメハ) (夢見堂)
このままじゃラチがあかない思いきり高飛びしよう上海にでも

032:上海 (寺田 ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・ほろ酔えば友は唄えり 語尾かすれ呟くような上海ブルース

032:上海(くろ) (鎌倉日記)
手に星をのせてくれたり上海のおすそわけなる八角茴香(スターアニス)を

032:上海(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
秋上海白酒(パイチュー)の酔い足元を バントの川風確執を溶く  

032:上海(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
反日の思想の翳に負の遺産あるやも知れず上海事変

032:上海(笹井宏之) (【些細】)
上海でいちばんうつくしいという不動産屋へ参りましょうか

032:上海(小早川忠義) (ただよし)
一昨日は上海にありし雨雲よ乾ききりたる東京濡らせ

032:上海(栗凛) (ス芸紙一重?)
永遠と思える距離の上海で お元気ですか?今のあなたは

032:上海 (     Popん?TANKA)
ぎんいろにつつまれてゆく上海はなきだすひとみミスティー・ブルー

032:上海(凛) (臥薪嘗胆)
強烈な夏のうねりに飛び込もう上海ハニーのリズムにのって

032:上海(ことら) (ことらのことのは)
夕暮れの石畳行く靴先に上海ブギの響き潤めり

032:上海(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
上海の闇のまほらを恋ひしがる身ぬちの水をなだめて眠る

032:上海(きじとら猫) (きじとら小部屋)
水底の青に染まってしまいたい私の頭上海猫が啼く

032:上海(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
明るさにかざしてしまう右の手の指の隙間に見える上海

032:上海(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
ミツバチがあふれてましたララミファソ♪上海ゆきの汽船のなかは

032:上海(あおゆき) (メソトリウム)
上海に来てしまったね来ちゃったね恋はいつでも共謀罪だね

032:上海(あおゆき) (メソトリウム)
上海に来てしまったね来ちゃったね恋はいつでも共謀罪だね

032:上海(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
上海の上あたりでしょう 燃やされた手紙は空にたどりつけずに

032:上海 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
五月闇空を流れる楽聖も微笑みそうな上海ムーン

032:上海 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
五月闇空を流れる楽聖も微笑みそうな上海ムーン

032:上海(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
上海に茶を飲みゐたるなつかしさ未生以前の街をゆくめり

032:上海(村上きわみ) (北緯43度)
十文字にいましめられて上海の蟹はどんなにかさびしかろ

32:上海(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
消えかけの命は走る 雲の上海の底まで見極めるため

032:上海(村上はじめ) (spidyな日々)
北京ベルリンダブリンリベリアと廻ったので次は上海に行こう

032:上海 (虹色アドレナリン。)
上海のあたりでだれか死んでいて東京湾に降るような星

032:上海(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
功名を立てんと夫勇ましくいざ出張ぞ妖しき上海

032:上海(あんぐ) (あんぐの短歌)
上海語あちこち飛び交う歌舞伎町 ここは中国?韓国?日本?

032:上海(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
上海の高層ビルの記述されし教科書を捨て退学する君

032:上海(やな) (やなさんの基地)
一発屋の坊主初日に徹夜して上海旅行はふらふらでした

032:上海(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
上海に夢中な君にコーヒーをいれてあげましょ豆から挽いて...

032:上海(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
花ひらく睡蓮のごと眠りからゆるりと目覚む上海酒店(ホテルシャンハイ)

032:上海(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
いつか吾を浚ひて来たれ 情熱と頽廃の街 この上海へ...

032:上海(智理北杜) (智理北杜)
映画より舞台の吉田日出子がいい 「上海バンスキング」に思う...

032:上海(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
踊り子に恋した祖父が眠る黒御影に注ぐ上海ハイボール

032:上海(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
上海の虹橋に吹く西風はジャンボジェットをゆったり飛ばす

032:上海(癒々) (Romantic irony)
定刻に帰る僕には上海に焼きもち焼きの恋人が居る

032:上海(わかば) (わかばのうた)
上海に恋したもぐら少し泣いてだけど一途にそこへ行くから

032:上海(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
上海に渡って幾代はらからは闇の仕手屋と舞う公海上

032:上海(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
上海バンスキングの舞台観る 日出子の声と顔と姿を

032:上海(村本希理子) (きりころじっく)
始めからこんなの 捨てたのではなく バラードの上海が見えるよ

032:上海(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
不自由な体になった祖母だけの自由な脳内上海ネオン

032:上海(goldfish) (月と金魚鉢)
そらの上海のおもてを翔けているときの言葉が出てこないんだよ

032:上海(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
上海も板門店も読めないの? ニュースキャスター失格ですね 

032:上海(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
憶えたことすべて忘れて想像でうろつくかもねいつか上海

032:上海(今泉洋子) (sironeko)
黄昏の上海軒に夏さりて燕(つばくら)の巣の三(み)つ四(よ)つと増ゆ

032:上海(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
背の高い女の人が歩き方知って南の上海へ行く

032:上海(市川周) (ミルミルを飲みながら)
戯れに海底ケーブルきざみつつ上海蟹は故郷をめざす

032:上海(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
遊覧船はじめてだろう香ばしい腕にからまる上海少年

032:上海(るくれ) (とっても単純なこと)
ちがうちがう優しいことばも上海もあなたといるために欲しいんだってば

032:上海(ぱぴこ) (テクテク)
メールにて届く上海 液晶が四千年の瞬きをする

032:上海 (夢眠・日々綴り)
鼻歌で上海ハニーテンポずれ気分だけでもリズムに乗って

032:上海(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
何処にあるかも知らぬまま口ずさむ「上海ハニー」の響き軽やか

032:上海(ヒジリ) (*tRIGger.)
上海とプリントされたTシャツと笑いあうよ晴れた日ハレルヤ

032:上海 (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
ジャズの香と二胡の艶に濡れてゆく「上海Red」を聴きし夕暮れ

032:上海(理宇) (±雑記蝶)
同じ色を視て歩いて雲の上海の中では靴が沈んで

032:上海(なまねこ) (路地裏稼業)
梅の花と書いてめいふぁという女 魔都上海に咲いた徒花

032:上海 (GakiDay's TANKA)
上海のあなたに宛てた封筒が世田谷の私に届いています

032:上海(濱田花香) (紅葵爽♪)
海男。散りし魂、上海(うわうみ)を静(しず)と昇りて願ひ沈めす

032:上海 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
龍奄という茶を買った 上海へいつか行こうとおしゃべりするため

032:上海(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
前世なる誰の記憶か夢にきて藍青の月上海の恋

032:上海(幸くみこ) (そこそこがんばる)
上海に行くんだ蟹をつかまえに 徹夜の朝の僕らのテンション

032:上海(路喜) (水陸両用)
上海の眠り琥珀色艶やかに桂花陳酒の匂う蠱惑

032:上海(そばえ) (日照雨)
上海のあの小姐(シャオチエ)に会いにいくペットボトルに降る半夏雨

032:上海 (お気楽堂) (楽歌三昧)
もし一度海外旅行するとして選択肢には上海はない

032:上海 (風船がわれるまで)
上海は遠き街にて成らぬ歌 頭廻るは懐メロとカニ

032:上海 (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
紹興酒には砂糖を入れる。上海に帰ったおとこに教わったんだ。

032:上海 (万美愛任叶結実)
上海の着物で歌うユーミンに日中友好また我も願う。

032: 上海 (ひらそる) (*ひねもすもずく*)
猫ねむる木の上海から運ばれる潮騒しずかに夜をさざめく

032:上海(碓井和綴) (雨歩日記)
土の上海の中へと移りたしタイムカードに頼る臆病

032:上海(本田あや) (明晃晃)
前髪をおろした君と初めてで手で梳き歌う上海ベイベ

032:上海 (砺波湊) (となみ☆みなと)
上海の小路小路でそのむかし レキシカズラの花は開けり

032:上海(内田誠) (その言葉の行方)
どこからも星の見えな上海の不安な夜がいそぐ暁

032:上海(内田誠)/再投稿 (その言葉の行方)
どこからも星の見えない上海の不安な夜がいそぐ暁

032:上海 (yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
帆となりて波に興ずるきみの上海ひたひたと編みたる夏詩(うた)

032:上海(折口弘) (はっちんずBLOG)
上海の曲芸団の少年の目にどう映る日本の我ら

032上海(帯一 鐘信) (361℃)
 顔をたて上海ヒゲを大切な人へ送ると義理の約束

032:上海(長岡秋生) (廊下に座る)
あのことが上海風だったのね 茶(ティー)を飲みながら現れるゆめ

032:上海(長岡秋生) (廊下に座る)
あのことが上海風だったのね 茶(ティー)を飲みながら現れるゆめ

032:上海(黒田康之) (今日の、おUTA)
上海よ!長江逆流する夜に亡者となりし人と行き交ふ

032:上海(あめあがり) (あおいかいだん)
雲の上海広がると言うならばこの世界こそ水底の宮

032:上海(岩井聡) (North Marine Drive)
馴染めない俚諺のように縛られた蟹など見ればそこが上海

032:上海(つきしろ) (halcyon days)
上海の摩天樓から落ちしゆゑ、背廣姿の蝙蝠男。

032:上海 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
上海でネオンをくぐる故郷には靴も履けない甥を背負って

032:上海(小太郎) (ねこのにくきゅう)
そんな事どうでも良いのに蟹達は上海出だけを持て囃される

032:上海(夢麿) (夢幻泡影)
上海の街が眠りにつく頃に必ず君に会いに行くから

032:上海 (酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
口ずさむ「上海がえりのリル・リル」遠き日みつめ墓標の父へ

032:上海(和良珠子) (the strange of stranger)
上海の薬を指に弄びつつ「原色夜蛾図鑑」をめくる

032:上海(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
黄砂混ぜ上海炒飯二輪車で恥骨粉砕ロングで愚弄

032:上海(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
上つ海と呼びたる昔の上海びとの海を誇れる心を思う...

032:上海 (如月綾) (お気に召すまま)
少しくらいかまってくれてもいいじゃない 上海ばかりやってないでさ

032:上海(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
延長戦の後に破れて裏町の上海飯店が黄昏れる

032:上海(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
バニー部の歴代部長が集結し上海蟹と決闘をせり

032:上海(もりたともこ) (短歌、すきです。)
上海の熱を孕(はら)んだ風が吹く 夕暮れてなお冷めることなく

032:上海(彼方) (心を種として)
天と地を接ぐ上海のテレビ塔 国と民との野望のごとく

032:上海(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
たしか月の余齢で鮭が泳ぐころ上海動物園は雨

032:上海(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
上海に一度は行ってみたいけど 飛行機怖い主人と私

032:上海(新谷休呆) (新谷休呆の短歌の部屋)
上海が固有名詞である限り上海知らずに歌は作れず

032:上海(萌香) (空の青さをみつめていても)
  上海の空がどれだけ蒼くとも繋がりようのない遠い空

032:上海(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
亜熱帯性高気圧近づいて酔ってもいいわ「上海ハニー」

032:上海(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
排他的経済水域脱出は雨天決行上海日和

32:上海 (蝉の声)
紺と銀の青海波の上海豚跳ぶ図柄が目を惹く大振袖展

032:上海(堀 はんな) (たん たん 短歌)
旅の途中気になる友に上海のホテルで書いた絵葉書送る...

32:上海 あいっち (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
上海に会いたいひとはいないから海の風など思っておりぬ

032:上海 (わたつみいさな。) (乱切りくじら)
上海に決めた理由もあやふやで …花びら千切る占いがすき

032:上海(toshie) (題詠100首blog)
街角の旅行会社のポスターの上海蟹をしばらく見て行く

032:上海。  (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
雲の上海の下をと広がるは 在るか無きかのフロンティア

032:上海(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
上海となまえについた小さな蛾みどりの木の葉にひっそりと白

032:上海(Harry) (四月なかなか)
かくれたるふぐの名所の日間賀島上海(うはみ)の宿にタコ飯を食ぶ

032:上海(透明) (limerence)
濃密な薫り漂う上海の路地裏で鳴く仔猫の肋

032:上海(内田かおり) (題詠2006深い海から)
水遊びプール遊びの夏休みその上海でも焼けた笑顔で

032:上海(pig_oearl) (ブタに真珠)
上海と 聞けば脳裏に 小籠包(しょうろんぽう) 湯気の向こうに 友の笑顔

032:上海(shall3) (山歩き録)
上海に 香港ペキン 敦煌と 行きたき所 多し中国

032:上海(フワコ) (きくとわたし)
上海の猫にも耳打ちしてあげたい"ホッカイドウイマシャケタベホウダイ"

032:上海(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
上海に堕ちゆくといふ幻影のかぐはしかりし頃の祖父(おほちち)

032:上海(浅井あばり) (ギンガムクロス)
黄水晶(シトリン)の内に眠れば反意語を拒んでひとり上海少年

032:上海(まほし) (うた・たね)
「上海の夜景がみたい」という君の吐息に羽田の流星ひかる

032:上海 (保井香) (パパは乳牛屋)
上海のことは何にも知らないが口ずさんでる上海ハニー

032:上海(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
上海ってどんなとこだろ一生に一度行けるかな、行けるかな。

032:上海(鳴井有葉) (そのための日記)
上海に帰りたいなとつぶやいて涙をぬぐう深夜高速

032:上海(究峰) (思い浮かぶがままに)
上海は権力闘争の蔓延りて栄華盛衰今も同じく...

032:上海 (象と空)
今日もまた賑やかに暮れる上海は老酒飲もう踊りに行こう

032:上海(けこ) (あきのうた声)
空の上海の果てまで心飛ばす Google Earthの如く自在に

032:上海(ゆづ) (透明ランドセル)
暗闇にたゆたう船の上海の中に棲まう算段をしよう

032:上海 (赤い椅子)
上海の現地ガイドはピンヒールのサンダルの音けたたましく来る

032:上海 (nine) (songs)
欄干の上海へ行くって高らかに 髪乱す風 飛べると思った

032:上海(ベティ) (Betty's second Bar)
食後には会話もないと気付かされ上海蟹の甲羅をつつく

032:上海(minto) (@100@)
懐かしいやうな気がしてもう一度歩いてみたい上海がある

032:上海(浅葱) (空耳の森*番外地)
その街のことなど知らねど上海の蟹と思えば無言幸福

032:上海(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
丘の上海上の森をくだりきて『サツキとメイの家』へ帰らむ

032:上海 (香山凛志) (東京パピヨン)
上海からメールが届いている匂い 夜、受信箱ひらかなくても

032:上海(平岡ゆめ) (le petit cahier)
まだ知らぬ上海蟹の味わいを議論しているような一日

032:上海 杉山理紀 (2006R57577)
衣擦れ、ざわめき、あかるい迷路、早口な英雄たちを越えて上海

032:上海(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
熟年のあれやこれやを一気飲み『上海口福案内』に酔ふ (長塚奈央/文・写真 六耀社)

032:上海(千) (Mille et une nuits)
上海の摩天楼の裏にあると聞く時の止まれる古き町並み

032:上海(春村蓬) (風見鶏)
ありふれた家族であるがしみじみと地上海上路上天上

032:上海(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
まっぷるで上海を行くとりどりの色があふれるページをくって...

032:上海(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
上海の水瓶の月に隠した鍵忘れかけてた明日の記憶

032:上海(夢眠) (夢眠・日々綴り)
鼻歌で上海ハニーテンポずれ気分だけでもリズムに乗って

032:上海(田咲碕) (いたずらっこ)
見えますか 上海・東京・ワシントン<光>地球は白かったのだ

032:上海(田咲碕)再投稿 (いたずらっこ)
見えますか 上海・東京・ワシントン<光>地球は白かったのだ!

032:上海(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
上海の飾り窓からこぼれでる倦怠感のように発熱

032:上海(星川郁乃) (Air Station)
上海の美紀へのメール未返信のままの日付は8・15

032:上海(久野はすみ) (月の融点)
上海へ 奮うこころを押さえつつ博品館の前に立ちにき

032:上海(椎名時慈) (ワレ短(壊れ短歌))
ご先祖の記憶が残る なぜかしら上海の街歩いたような

032 上海 (文月万里) (Kagerou つれづれ)
人の名は日本語読みで街の名は シャンハイ(上海)と読む我等の矛盾