2016年8月11日。
廬山温泉 旧マヘボ(馬赫坡)社を探訪し、モーナ・ルダオとかセデック・バレに関する物などを見終え、セデック族に関する小物を購入した私達は甥っ子の提言も有り、お茶屋さんで休憩する事にした。
店に入る。

甥っ子が中国語で「すいません、ちょっとだけお茶飲ませて貰いますか?」と尋ねたら「どうぞ、どうぞ」と。

小さな湯呑みでお茶を飲むが、お茶がなくなったら直ぐさまお茶を注いでくれる。
飲みながら、お茶に癒される私達。
甥っ子は中国で住んで居るので、暑い時に熱いお茶を飲むのって逆に良いんですよねぇとの事。
暑い時に熱いのを飲む。逆にさっぱりするのが分かった様な気がする(*^_^*)
日本から来た事を話すと、店主の知人が愛知県にいてたとの事。
愛知県の事を「アイツーシェン」と言うので、中国語ぺらぺらな甥っ子も「?」の状態。
北京語での愛知県はたぶんだが、「アイチーシェン」だった事もあるので、甥っ子もすぐに分からなかったみたいだ。
私が店主に名古屋の中国語を意味する「ミングーウー」ってな事を言うと、それで確約したみたいだ。
中国語ペラペラな甥っ子と、店主が中国語で話すが、私には一切分からない。
何杯も何杯もお茶を注いでくれる事に対し、なんか申し訳なく思い、
甥っ子に言って貰う、「今まで飲んだ分だけでも、幾らか払います」と、
すると、お金はいらない、客人にお茶を出してお金を貰うなんて出来ない!ってな事を言いながらも、お茶を注いでくれる店主。
またまた、のんびりとした時間が過ぎた時、甥っ子に聞いて貰う事に。
「ここ(廬山温泉)の人達はどれぐらいの割合でセデック族の方々ですか?」と聞いて貰った。
すると店主は殆どの方々がセデック族に関連する人達だ、貴方の隣に座っている人もセデック族の末裔だよ!との事。
ええーーっ!!(マスオさん風に)
目が飛び出る程にビックリした私は、セデック族の方と逢ったら一緒に写真を撮りたいのが今回のミッション。
そのミッションをクリアーするために、事前に勉強した中国語をその方に言ってみた。
「チンウェン、イーチー ジャオシャン クォーイーマ?(清問、一起照相、可以(口馬))一緒に写真いいですか?」と、
すると、ゴニョゴニョと中国語を話してその場を去った。
何を話していたんや?と甥っ子に聞くと、今からセデック族の刀とかを持って来るとの事。
ええーーっ!!(ごきげんよう風に言うたら、パート2!!)
数分後、セデック族として使っていた刀と籠を持って来てくれた。
刀。

メチャクチャ重い。
ずっしり感がハンパない。
そんな刀をまた違う人が来て、錆びたこの刀を抜こうとするのだが、スルッと抜けない。
周りに居てる人達も、急に刀が抜き出たら恐いので、牽制気味。(みんななかなかビビッてた)
錆びた刀を抜いた本人は、周りの人達がビビッているの事に関しては、何のお構いなし。

今度、これを私が身につけてセデック族の末裔と一緒に写真を撮ることとなった。

いつもこのブログで「しまじろう」を使って顔を隠す私は、今回、セデック・バレバージョンで。
若きモーナ・ルダオバージョン。
そして、甥っ子からセデック族の刀をメインに撮りましょうってな事で、身体を少し斜めにする。

今回は壮年のモーナ・ルダオバージョン(林慶台:リンチンタイさん:現牧師)
籠と刀を撮影。

あと、一緒に写真撮った方と甥っ子が話したのを後で聞いたのだが、
セデック語は要所要所で単語で使うとの事。
いいよ!の「可以」をセデック語では「インニー」って言うのだが、こんなセデック語と中国語とが混じりながら話すとの事。
ここで、私は「いいよ!」のセデック語「インニー!」を習得。
(ちなみに、私は日本人ですをセデック語で言うと、「ヤクー、タナトゥヌ!」です、ハイ)
こんな経験、ちょっとやそっとでおまへんで!笑
何にせよ、大、大、大満足な私と興奮気味の甥っ子。
こんなエライ経験させて貰った事もあり、お茶も何杯も貰ったので、何か買う事にした。

紅茶を購入。
今回、甥っ子を気持ち良く台湾に行かせてくれた長姉、義兄へのお土産として。
強烈な経験をした私達。
店の時計を見たら12時55分頃。
そろそろ出なくてはと思って店を出る。
店を出て、甥っ子が自分のスマホの時計を見ると12時59分!!!!
サンチュン!やばいですよ!バス出発しますよ!!との事で、走る!
その店の時計が5分遅れだったのだ!
13:00発のバスに乗ったのは12:59のギリギリ。
運賃先払いなのだが、500元の札しか無く、小銭が無い為、後で払って下さい運転手に言われ、バス出発。
(乗客は私達2人だけ)
無事にバスに乗り、ホッとしながらも、セデック族の方との撮影、そして刀を見た興奮がバスに乗っても持続していた私でありました。
-つづく-