
「cutie」
と呼ぶには薹(とう)が立つ年頃(公開時29歳)でしたが、米映画『Six Days Seven Nights』
の中の彼女、アン・ヘッシュは、キュートそのものでした。
冒頭の画像は、その映画の1シーンです。嵐に巻き込まれたセスナが不時着した無人島での
ハリソン・フォード演じる機長とのちょっとエロティックな場面(滝つぼの中で蛇がパンツ
の中に入ってきて硬直した彼女。この後、機長がパンツの中に手を突っ込んで取り除く)。
そのキュートだったアン・ヘッシュが、この8月5日、ロサンゼルスで交通事故を起こし、意
識不明の重体となっていたのですが、12日に脳死と判定され、合法的に死亡(カリフォルニ
ア州では法的に死亡とされる)が確認されるに至りました。まだ53歳だというのに…。
その事故ですが、アンが運転する青のミニクーパーが時速90マイル(約145キロメート
ル)で歩道を乗り越え、住宅に突っ込み炎上したそうです。
住宅は火に包まれ、救助される(1時間以上要した鎮火)まで車内に取り残されていたアン
は重度のやけどを負います。それほどの事故にも係わらず、助け出されたときのアンには意
識があって自身で起き上がったらしい。その後、救急搬送された病院で意識不明に陥ったら
しいのですが、脳死は無酸素性脳損傷によるとのことですので、にわかには信じられない。
冒頭画像の左肩に貼り付けたぐしゃぐしゃになって焼け焦げた車が事故の大きさを物語
っています。
事故の原因としては、ロサンゼルス警察が事故時のアンの体内からコカインが検出されたと
発表したことから、薬物中毒によるいわゆるラリった状態がひき起こしたと考えられていま
す。アンは薬物やアルコールへの依存症について、父親に性的虐待を受けた辛い幼少期に由
来すると明かしていたので、その可能性は多分にあります。
その事故を起こす前にも(5日正午頃)、ロサンゼルス郊外で運転していてアパートの
車庫に衝突させているそうです。そしてそのまま運転を続けて、この大事故を起こした
そうです。
で現在、アンがどのような状態でいるかですが、彼女は生前、臓器提供を望んでいたそうで、
臓器が移植可能であるか判断するため、生命維持装置に繋げられているとのこと。
波乱に富んだ短い人生でしたが、最後は彼女の望み通りに誰かの体の中で生き続けて欲しい。
合掌。
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