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大森第一小学校第40期卒業生同期会

卒業して幾星霜、さあ懐かしい面々と再会し、浮世の憂さも忘れて、思い出話に花を咲かせよう!

つぶやきの部屋137

2025-03-22 20:00:00 | Weblog

「出っ歯?」

2000年度の発掘調査により鳥取県鳥取市青谷(あおや)町の青谷上寺地遺跡
(約1800年前の弥生時代後期の遺構)で出土した人骨から3人の弥生人が復顔
されました。
最初に復顔されたのは30歳前後の男性で、見出し画像の左上側にあるものが
それで、2021年10月に公開されました。
次は10代前半の少年で、見出し画像の左下側にあるものがそれで、2022年4月
に復顔に着手。公開日は未確認m(__)m。
そして今年の3月10日に公開されたのが、画像の真ん中にある30代~40代位の
女性。

正面からだと分かり難いので、その右脇に横顔を挙げておきましたが、少々
出っ歯。

いずれも出土した人骨の他にその核DNA分析で得た情報に基づいて復顔された
とのこと。
 核DNAは全ての生命体で遺伝情報を担う分子として知られており、人体では
 赤血球などの例外を除くほぼ全ての細胞で見られる。

今回の成人女性の場合には、以下のような情報が得られた。
・髪は直毛
・二重まぶた
・眉毛が濃い
・肌は明るい色調
・ほくろができにくい
・虹彩の色は暗色系

出っ歯は遺伝情報からではなく、以下のような経緯から。
復顔を行ったのは3例ともに県立青谷かみじち史跡公園の課長補佐浜田竜彦氏
で、女性と判明していたものの、頭蓋骨には鼻から下の骨が無かったために、
復顔が出来ずにいた。それでも何とかしたいと、5000以上保存されている骨の
中からジグソーパズルのようにして接合する骨を探した。そしてやっとのこと
で接合するものを見つけ出すことができた。

このときに見つけ出した骨のDNAを調べたのか否かは不明なんだよね。
 どうしても女性の復顔をと、小さめの頭蓋骨で作業に取り掛かったていたら、
 それと並行して行っていたDNA分析で男性と判明(それが10代前半の少年)。

功を焦ったわけじゃないだろうけど、万が一それを怠ったとしたら、ちょっと
違う顔になったかも知れない。

おまけ)
名前が公募されるらしい。
既に成人男性には青谷上寺朗(あおやかみじろう)、少年には青谷来渡(あおや
らいと)と名が付いている。
僕は今回の成人女性には青谷弥生(あおややよい)と名付けたい。3月公開だし。


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