週刊なんとか

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高画素クラブ 2

2018-05-31 22:13:37 | カメラ
続きです。

高画素クラブの利点と弱点
弱点はもちろん、描写力。描写力=画素ピッチ。APS-C機だって、画素数を半分にすれば描写力はフルサイズと同じだけ出るのが理屈だ(フルサイズの写真を1/2サイズにクロップした写真が出てくる)。
APS-C機が2400万画素に上がって高画素クラブ入りした時期と、「描写力ではAPS-Cではフルサイズに見劣りするのでフルサイズに移行しよう」ムーブメントがアマチュアの中で急激に起こった時期が同時期なのは、偶然ではない。

一方で高画素クラブの利点は高画素であることに尽きる。たとえば、集合写真や、子供が遠くで遊んでいる写真を取ったとする。高画素機であれば、写真を拡大することで、小さく写った人物の表情をみることができる。これには最低でも1600万画素くらいほしいところだ。
それなので、一つのカメラで何でも撮るアマチュア、特に、最高画質よりも「写っている」ことが重要な記録写真や家族写真を取る人にとっては、高画素はとても意義があるものだ。写りについては割り切った上で使えば、幸せになれる。
あと、全体がハイキーっぽく明るく仕上がるので、レタッチしないでネット上に貼り付けても写真がキレイに見えるという利点はある。




提言
もういい加減、メーカーは白状して啓蒙してほしい。描写力と画素数はトレードオフだと。
この説明ができるのはキヤノンしかない。キヤノンが言えばカメラライターは昔から常識だったように記事に書く。キヤノンが言わなければ書かない。それが鉄則である。

そして、それぞれの良さを説明した上で、ユーザーがどちらを選ぶか選択できるようにしたらどうですか。APS-C機だったら2400万画素機と1800万画素機を用意する。
製品サイトには、「xxx万画素」の表記の横に、「画素ピッチxxμm」と書く。センサーサイズの大きいカメラにとってはわかりやすい売りになる。

・・いや、もしかしてキヤノンは、マイクロフォーサーズが高画素に落ち込んで転落しているのを静観している最中なのだろうか。
そんなことしてグズグズしてると、またニコンがやけくそに高画素なカメラを突然発表したりして、市場が壊滅するぞ。

次回、最終回。適当な技術的考察をするよ!

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