週刊なんとか

考えたことを放り出すためのブログです。

不完全性定理

2013-05-31 21:15:42 | 社会科
ゲーテルの不完全性定理という理論がある。
科学者(とりわけ数学者にとって)は憂鬱な発見で、
どのくらい憂鬱かというと、発見者のゲーテルが引きこもりになって
とうとう死んじゃうくらい憂鬱な発見だった。

ものすごく簡単に言うと
「ある理論があったとして、それが正しいということを証明することは出来ない」
という理論である。

つまり、
なにか言ったとしても、
それを「間違っている」と証明することは出来ても
(矛盾や反証を上げれば良い)、
それを「正しい」と証明することは出来ない。

この定理により、科学者は、永遠に
「これが正解」という理論を持つことができなくなった。
科学者の夢を永遠に打ち砕いた定理だ。

だが、われわれ工学者は違う。
これは「進歩の無限性」を言う定理だ。

すなわち、いくら「もう限界だ」と言っても、
それを証明することは出来ない。

つまり、我々は限界を知ることが出来ない。
現在我々が知っている知識や理論で、
(これから我々が知ることになる知識すべても)
我々の進歩の限界を示せる知識や理論は一つもない。

我々には、常に進歩する可能性が残されていて、
それは決して閉ざされることはない。
なんと明るい定理ではないかな。


ディスプレイの簡易キャリブレーション

2013-05-31 21:14:07 | カメラ
実際にまだやってみていないので、どの程度上手くいくかわからないが、
簡易的にディスプレイのカラーキャリブレーションをする方法を考えてみた。

1. 色見本みたいなカラーサンプルをプリンターで印刷する。
  (これ自体は精密な色精度は特に必要ない)
2. カメラ、カラーサンプル、白い紙を持って太陽光下へ行く。
3. まず、白い紙でマニュアルでホワイトバランスをとる。
4. つづいて、そのホワイトバランスでカラーサンプルを撮る。
5. カメラで撮った画像をPCに取り込み、表示する。
6. 表示された画像と手元のカラーサンプルを見比べ、
色味が一致するように調整する。
(この作業は、部屋の電灯を付けずに
太陽光下で行なう必要がある)

コントラストとブライトネスについては、、別途モニターキャリブレーションのページを参考にやったらいいだろう。

どの程度正確かはなんとも言えないが、やらないよりは全然マシだろう。


もうひとつ考えた。
1. 正確なグレーの画像ファイルを作ってディスプレイ上に表示する。
2. それをデジカメで撮る。
(ホワイトバランスは太陽光下で白い紙を使ってとったものを使用。
あるいは簡易的に「太陽光」を使用)
3. 撮った画像をPCに取り込み、フォトショップ等で
カラーバランスを確認する。
4. それをもとにディスプレイを調整する。(青が強かったら、青を下げるわけだ)
5. 色味が合うまで、これをくりかえす。

これって市販のディスプレイキャリブレーション用装置に(たぶん)近い原理だ。
色味はこの方が正確に出るかもしれない。



ディスプレイの色温度

2013-05-31 21:09:51 | カメラ
どうも厄介な問題に気づいてしまったような・・・

太陽光の色温度は5000K~6500Kで、それに対して
PCの一般的なディスプレイは、調整しないと9300Kらしい。
かなり青っぽくなるわけだ。

理由はよく分からないが、蛍光灯下の色味に合わせたかったのかもしれない。画面上で白を表示すると、蛍光灯下の白い紙に近い色味になる。
ディスプレイを6500Kにすると、かなり赤味がかる。オフィスは蛍光灯下なのにディスプレイだけ太陽光下にあるような感じだ。

問題は、デジタルカメラだ。

デジタルカメラの画像って、PCの画面で見て色味ピッタリだと思わない?

デジタルカメラって、PCやTVの高い色温度に合わせているのかもしれない。
(特にパナソニックとか、赤み強いよね)
しかし、そのまま印刷すると色がずれているから、プリンターで印刷するときに補正する。

カメラでずれた色味で撮る
→ずれたモニターで見る(見かけ上ピッタリ)
→プリント時にもう一度ずらす(見かけ上ピッタリ)

ということか・・・

雑誌の比較テストなどではNikonは青みが強いと言われることが多いのだが、Nikonが正解なのかもしれない。
正解なんだろう多分。



デジカメの選び方

2013-05-22 15:07:17 | カメラ
デジカメの選び方だが・・・

1. ヨドバシカメラみたいな、できるだけ巨大なカメラ売り場に行く。
2. 片っぱしから触ってみる。
3. これいいな、と思ったやつを買う。

これでいいぞ。
案外、これで間違わない。

同じようなスペックでもデジカメは
結構当たり外れがある。
「撮れた写真が綺麗なのかと思ったら、
液晶が綺麗なだけだった」
みたいなカメラも無いことはないが、
基本的にぱっと見液晶で綺麗に見えるカメラは
良いカメラだ。

あと、操作性とかレスポンスとか、
持った感じとか、
ズームした時の画質とか、
スペックではわからない部分が結構ある。

こないだJoshinのコンデジ売り場に行ったが、
ほとんどのコンデジは駄目だった!
(小型化と高ズームの影響でレンズが悪い)
逆に言うと、探せばなかには良い奴があるよ。
(それが型落ちで安かったりするし)


NIKON P330

2013-05-22 15:05:20 | カメラ
Nikon Coolpix P310がP330にモデルチェンジ。
本体の大きさそのままに、
センサーサイズを1/2.3から1/1.7に変更してきた。

あら、これでセンサーサイズが大きくなって言う事なしね。
貯金しなきゃ。

とはいかない。

このクラスの代表機種は、現行Canon Powershot S110だが、
「ポケットサイズコンデジに1/1.7センサーとズームレンズ」
という組み合わせは、
レンズが負ける
という組み合わせなのだ。

P310が良いカメラだったのは、1/2.3サイズのセンサーに
「良いレンズ」を合わせたからだった。
ところがセンサーを1/1.7にすると、「良いレンズ」は
あのサイズに入らない。
レンズの質を妥協しなければならなくなる。
(1/1.7サイズで良いレンズをつけると、いわゆる
高級コンデジクラスの大きさになるわけだ)

実際ネット上に上がるサンプルや作例を見ても、
高級コンデジのような「良いレンズを使ってます」的な
余裕は見当たらない。
(まあ、良いレンズ使ってないんだからしょうがない)

1/2.3センサーだけど良いレンズのP310か、
1/1.7センサーだけど良いレンズではないP330か、
どちらか好みで選ぶべきだと思う。