週刊なんとか

考えたことを放り出すためのブログです。

ミラーレスのアートフィルターの話

2018-04-05 19:13:34 | カメラ


オリンパスのPENシリーズで一世を風靡したアートフィルター機能って、一体何だったのだろう、と考えてみる話。

フィルターだったら、コンデジでもかけられるし、撮った後にPC上でもかけられるし、今どきならスマホでもかけられる。

重要なのは、カメラ自体がきちんとしたクオリティのカメラだったことではないかと思う。
作品レベルの写真が撮れる上質なカメラだからこそ、その写真にフィルターをかけることで作品レベルの写真が仕上がる。

コンデジやスマホではもともとの写真が作品レベルにならないために、フィルターをかけてもおもちゃの範疇にとどまる。

それならば、ミラーレスのフィルター機能は、これからも重要な機能として残り続けることになるだろう。



nikon1シリーズ回顧(解雇ではない)

2018-04-05 08:04:38 | Nikon1
僕の子供には、走り回り、遊び回っている最中の写真がいっぱいある。
僕の子供のイベント関連は、動画と写真が両方綺麗に残っている。
僕の家族の集合写真には、目をつぶっている人はいない。
どれもnikon1のおかげだ。いくら感謝してもし足りない。

だが、nikon1シリーズはいよいよ正式に終了するようです。
なので、今日の話題はnikon1というシリーズの敗因分析です。


一つ目の敗因。
J1は明確なデザイン思想があって機能が絞り込まれていた。
J5は年を経てデザインの焦点がボケている。
J1は子供やイベントをサクサク撮れる、楽しいカメラだったのだが、発売当時、J1のコンセプトは市場に伝わらなかったし、nikonも途中から伝えるのをあきらめて、単なる小型ミラーレスという位置づけにしてしまった。
(J5の製品ページを見ると、特徴として「ボケる」とか書いてある。ミラーレスで一番ボケないカメラなのに!)
初代のユニークな魅力を市場に伝えて伸ばすことが出来ず、単にミラーレス市場のローエンドモデルに落ち着いてしまった。J5がJ1に比べレスポンスがむしろ悪化しているのは本当に最悪だ。


二つ目の敗因。スマホの普及によって、昨今のミラーレスの存在意義は画質になっている。nikon1の一番苦手な。
連写の中から良い写真を自動でカメラが選んでくれるスマートフォトセレクターも、素晴らしい機能だったが、今どきならとにかく連写して全部保存したほうが早い気がする。
nikonは、nikon1をコンデジと一眼レフの中間に位置づけて出発したわけだが、スマホによってコンデジが飲み込まれ、nikon1もついでに飲み込まれてしまったようだ。


最後に三つ目。J3〜J4とV2〜V3は画質的にひどかった。nikon1が見放された直接にして最大の原因だと思う。悪いものを作った報い。


つれつれ色々書いてみると、僕もこの際、他のマウントに乗り換えるべきだったかもしれない、という気になってきた・・・
でも、最初に書いたようにnikon1にはたくさんの感謝があるので、もう少し付き合うことにしたいと思う。


nikon1 J5

2018-04-05 07:59:48 | Nikon1

nikon1 J5を買った。
いよいよ生産終了になったようなので(つまり、1Nikkorマウントが終了ということか)、手に入るうちに買っておいた。
nikon1にこだわる必要もなかったのだが、新しいマウントとレンズを買い直すのもお金がかかるしなぁ、ということで。

以下はJ5の印象。

・筐体が小さくなりすぎて、持った時バランスが悪い。
・シャッターを切ったあとの再生レスポンスが悪い。
 シャッターを切ったあと撮った写真を表示中、キャンセルが出来なくなった。
・可動液晶は便利だが、壊れるか不安。
・スポーツモードの連写が使いやすい。
・連写した写真をまとめて連続再生できる機能が便利。
・特上の場所にMenuボタンが有るのも、
 いい場所にWifi専用ボタンが有るのもおかしい。
・レンズを繰り出すと本体電源が入り、レンズをしまうと電源が切れた!
電源スイッチ不要。
・顔認識精度は相変わらず感心しない。
 (nikonの伝統だが)

とりあえずJ1を使い慣れているので、J5には違和感が多いが、
馴れたら今までと変わずに使えそう。

J1は使った人にしかその魅力が伝わらないカメラだったが、J5にいたっては使った人にすら魅力が伝わらない感じがする。もう単純にね、若くてハツラツとしたものが感じられないよ。nikon1シリーズの終末モデルにふさわしいといえばふさわしいのだか。