Nikon1 J1 + 1Nikkor 18.5mm F/1.8
50mm(換算)という焦点距離で撮った写真を並べてみると、それは写真を撮った時の撮り手をトレースしていくドキュメンタリーになる。
撮り手がその時時に
・何を見て
・何を感じて
・何を選択したのか
ということが、一枚一枚の写真の中に写って、流れとなる。
広角レンズでは写真の主役は被写体だ。
望遠レンズでも主役は被写体だ。当たり前のことなのだが。
ところがこれが標準レンズになると、写真の主役が撮り手に移ってくる。
撮り手の意志が、写真に写る。
これが標準レンズの特別な魅力なのかな、と思う。
50mmで撮った写真を並べてみていると、その時の自分を追体験しているような、不思議な感覚がある。